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「ART IN THE OFFICE2020」オンラインスペシャルトーク

2/25(木)「一杯のイカから地球の営みを想像すること」
日程:2021年2月25日(木)18:00 -19:00
場所:オンライン(Zoom)
スピーカー:宮内裕賀(本プログラム受賞アーティスト)、成相肇(東京ステーションギャラリー学芸員)




2008年から毎年継続しているART IN THE OFFICE。昨年はこのプログラムも、コロナ禍において大きな影響を受けながらも、オンラインを活用しつつ実施しました。今回初の試みとしまして、多くの方にアーティストに触れ、受賞作品をご覧いただける機会として、オンライントークイベントを開催します。

トークでは、東京のマネックスオフィスと成相氏、鹿児島の宮内氏とをつなぎ、現在、マネックスオフィス内に展示されている作品について紹介するとともに、海生軟体動物である「イカ」を15年以上描き続けている制作の根本にある思考や表現方法について伺います。 「イカの視点で世界をとらえることとは?」「一貫したイカへのこだわりがある宮内氏の強みとは?」など、今回審査員として本プログラムに関わった成相氏との対話を通して、自らを「イカ画家」と名乗る宮内氏のユニークな作品をさまざまな切り口から深堀りします。

宮内氏の活動に興味がある方はもちろん、アーティストの思考を通して現代アートを学びたい方、またオフィス空間に作品を展示することや、企業とアートの関係に関心のある方にもオススメです。
みなさまのご参加お待ちしております。

<概要>
日程:2021年2月25日(木)
時間:18:00-19:00(17:45より入室可)
場所:オンライン(Zoomウェビナー)
スピーカー:宮内裕賀(本プログラム受賞アーティスト)、成相肇(東京ステーションギャラリー学芸員)
モデレーター:塩見有子(NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]理事長)
定員:100名(要事前申込・先着順)
料金:無料
主催:マネックスグループ株式会社
協力:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]

▽ご予約はこちら (Peatix)

2021-2- 3

アクティヴィズムとしての写真表現 ー ザネレ・ムホリを紐解く

テート・モダン美術館キュレーターによるオンライン特別講座を開講!アーティスト ザネレ・ムホリの表現に迫る

第13回恵比寿映像祭 YEBIZO MEETS 地域連携プログラム
2/13(土)「アクティヴィズムとしての写真表現 ー ザネレ・ムホリを紐解く」
ゲスト|中森 康文(テート・モダン インターナショナル・アート写真部門シニア・キュレーター)
日時|2021年2月13日(土) 19:00 - 20:30

*1週間のアーカイヴ視聴付き *本イベント参加費の収益の一部は、LGBTQIA+コミュニティ支援に寄付されます


Somnyama Ngonyama, 2012 - ongoing
Gelatin silver prints, installation photographs, Zanele Muholi, Tate Modern
Photograph: Yasufumi Nakamori


AITでは、第13回 恵比寿映像祭地域連携企画として、Total Arts Studies スペシャルトーク「アクティヴィズムとしての写真表現 - ザネレ・ムホリを紐解く」をオンラインで開催します。

映像文化の創造と紹介・体験の場「恵比寿映像祭」は、年に一度、恵比寿の街を舞台に展示や上映、ライヴ・イヴェント、トーク・セッションなどを複合的に行う映像とアートの国際フェスティヴァルです。AITはこれまで、本祭のガイドツアーや関連イベント企画に協力しています。13回目を迎える今回のテーマは「映像の気持ち(E-MOTION GRAPHICS)」。見る人の感情を動かす映像やイメージの力に着目し、改めて映像の歴史や時代とともに変遷してきたメディアと、私たちの関係性について考えます。

AITでは、こうしたテーマに基づき、世界的な現代アートの発信地として知られるロンドンのテート・モダンで展覧会を開催しているヴィジュアル・アクティヴィスト、ザネレ・ムホリについて、その表現に迫る特別トークを、テート・モダン美術館 シニア・キュレーター中森康文氏を招いて2月13日(土)に行います。(2021年1月現在は展覧会クローズ中)

2021-1-21

「Total Arts Studies 2020」アーカイヴ配信・販売のお知らせ



初の試みとしてオンラインでの開催となった「Total Arts Studies2020」は、おかげさまで無事に全プログラムが終了し、幅広い層の方たちとともに、気候危機や精神的ケアと芸術というテーマを通して、私たちが生きる「今」について考えることができました。
また、アーカイヴ視聴について、見逃し配信や再度開催を希望するお問い合わせを多数頂き、大変感謝しております。ありがとうございます!
つきましては、一部のレクチャーのアーカイヴ(録画映像)を改めてpeatixにてチケット販売いたします。

《販売期間:2020年12月18日(金)〜2021年1月11日(月・祝)まで》
*ご参加いただいた受講生のみなさんは、継続してpeatixの「イベント視聴ページ」より引き続き視聴が可能です。

ぜひこの冬、これからのアートの役割についてじっくり学んでみてはいかがでしょうか。
みなさまのご参加お待ちしております。

2020-12-17

現代アートの教育プログラム「Total Arts Studies 2020」のお知らせ

好評につき一部、アーカイヴ配信決定!《販売期間:2020年12月18日(金)〜2021年1月11日(月・祝)まで》
詳しくはこちら>>


aitlearning

● これまでとこれからの方向性
AITは、現代アートに興味がある誰もが学び、対話し、思考するプラットフォームとなる場を目指して、2001年に立ち上げた非営利団体です。今では考えられませんが、「エデュケーション」や「アーティスト・イン・レジデンス」、あるいは「プラットフォーム」や「コレクティヴ」という言葉は、当時はまだ聞き慣れない言葉でした。そのような中、現代アートが学べる学校「MAD(Making Art Different)」を立ち上げ、海外からアーティストやキュレーターを受け入れる態勢を整えるなど、率先して新しい場や仕組みを創出してきました。

立ち上げから20年目を迎えようとするとき、私たちが生きる「今」は、はかり知れない危機的な環境問題や緊急性が高い社会的課題など、複雑で困難な状況を一人一人が考えざるを得ない時代を迎えていることに気づきます。特に、地球規模で進行する気候変動は、現実的かつ即時的な影響をともなう事態を生み出し、近い未来、人類はもちろん、地球上の全ての生命が前代未聞の気候や環境の変化の中で生きることを余儀なくされるといわれています。AITはこれから、社会の持続可能性や公正さ、そしてその陰で拡大する不均衡の時代において、芸術が果たすべき役割と未来について思考し、対話を深める場づくりに活動の軸足を移していきます。

● 新しく始まるAIT のスタディ・プログラム
この度AITでは、芸術がより複雑で感覚的で、これからの時代を生きぬく想像力を養う「装置」として捉える教育を、社会にいる誰もが触れることのできるプラットフォームを目指し、芸術家、社会学者、多様なゲストを招いた新たな教育プログラムを、2021年度から実施します。

コロナ禍によりさらに表出化した格差や分断、また近年の大雨や猛暑など自然災害が予見する深刻な気候危機により精神的不安が広がる中、芸術がどのような機能をもたらすか、あるいは装置となって私たちを助けうるのでしょうか。

本年度は、トライアルとして、長野県佐久市と東京を結び、来たるべき困難な時代を見据え、より広い視野で社会を考えるためのオンラインレクチャーを開講するほか、AITが2016年より取り組む、困難を抱える子どもや若者たちとアーティストを繋ぐ学びのプロジェクト「dear Me」の関連講座として、芸術の考えを通じて社会的課題に向き合い、福祉とアートの協働について学ぶオンライン・ワークショップを開講します。

常識にとらわれない思考の発見、また、アートの意味を拡張させ、アートと社会をめぐる活発な議論と対話の場を創出しながら「ホリスティック(よりよく生きる)」のアイディアの種をみなさんと一緒に発見していきます。


[ 概要 ]
開催月:2020年10月-12月
時間:平日19:00-20:30 / 土曜日13:00-14:30(1.5時間)
会場:オンライン(AIT Zoom ルーム)
講師:ロジャー・マクドナルド(AIT、フェンバーガーハウス館長)、堀内奈穂子(AIT、dear Me ディレクター)、エスター・フォセン(フィフス・シーズン ディレクター、キュレーター)、三原聡一郎(アーティスト)
定員:各10名〜100名
受講料:各 1,000円〜1,500円(税別)
申し込み方法:下記、注意事項を必ずお読みいただき、各レクチャーページからお申し込みください。*お申し込みは、外部サイト(Peatix)になります


★ 受講者特典 ★
Total Arts Studies 2020 Thank you Online Party 開催! *要予約 先着100名
プログラム終了後に、ご参加されたみなさんとの交流を広げるオンラインパーティを開催します。講師やスタッフと直接話したい方はぜひご参加下さい!

日時:12月17日(木)19:00-20:30(予定)
場所:オンライン(AIT Zoom ルーム)
定員:100名(先着順)
申込み・参加方法:本プログラムお申し込み時に、参加の有無をお知らせください。当日のAIT zoom URLは、別途AITからメールでご案内します。

2020-9-29

UBIA ゼミ

好評につきアーカイヴ配信決定!《販売期間:2020年12月18日(金)〜2021年1月11日(月・祝)まで》
UBIOS(宇宙美術オンラインシリーズ)「静かになった美術館:パンデミックや気候危機からアートを考える」

UBIA

開講期間:2020年10月-11月 →1月11日(月・祝)までアーカイヴ配信・販売中
場所:オンライン(AIT Zoom ルーム)
時間:平日19:00-20:30(1.5時間)
定員:各100名
回数:全3回
講師:ロジャー・マクドナルド(AIT、フェンバーガーハウス館長)
受講料:各 1,000円(税別)
特典:【受講生限定】Total Arts Studies 2020 Thank you Online Party!(12/17予定)の参加



[ 講師プロフィール ]
ロジャー・マクドナルド(AIT、フェンバーガーハウス館長)
東京生まれ。イギリスで教育を受ける。学士では、国際政治学。修士では、神秘宗教学(禅やサイケデリック文化研究)。博士号では、『アウトサイダー・アート』(1972年)の執筆者ロジャー・カーディナルに師事し美術史を学ぶ。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして活動。「横浜トリエンナーレ2001」アシスタント・キュレーター、第一回「シンガポール・ビエンナーレ 2006」キュレーターを務める。2003年より国内外の美術大学にて非常勤講師として教鞭をとる。長野県佐久市に移住後、2013年に実験的なハウスミュージアム「フェンバーガーハウス」をオープン、館長を務める。また、国内初の英国式「チャトニー」(チャツネ)を生産・販売している。興味は美術史、絵画、変性意識状態、オーディオ鑑賞、踊り、山。AIT設立メンバーの一人。https://www.fenbergerhouse.com




2020-9-29

dear Me ゼミ

好評につきアーカイヴ配信決定!《販売期間:2020年12月18日(金)〜2021年1月11日(月・祝)まで》*Workshop For Children 4「アーティストと考える科学と生活の教室」を除く
見えるものと見えないものからアートとココロを考えるオンラインシリーズ
多様な当事者とアートの学び・体験を考察する


dearMe

開講期間:2020年10月-12月 →一部、1月11日(月・祝)までアーカイヴ配信・販売中
時間:平日19:00-20:30 / 土曜日13:00-14:30(1.5時間)
場所:オンライン(AIT Zoom ルーム)
定員:各10名〜40名
回数:全4回(レクチャー3回、ワークショップ1回)
講師:堀内奈穂子(AIT、dear Me ディレクター)、エスター・フォセン(フィフス・シーズン ディレクター、キュレーター)、三原聡一郎(アーティスト)
受講料:各1,000円〜1,500円(税別)
特典:【受講生限定】Total Arts Studies 2020 Thank you Online Party! (12/17予定)の参加



[ 本プログラム講師・モデレーター プロフィール ]

堀内 奈穂子(AIT、dear Me ディレクター)
エジンバラ・カレッジ・オブ・アート現代美術論修士課程修了。2008年より、AITにてレジデンス・プログラムや展覧会、シンポジウム、企業プログラムの企画に携わる。ドクメンタ12マガジンズ・プロジェクト「メトロノーム11号 何をなすべきか?東京」(2007)アシスタント・キュレーター、「Home Again」(原美術館、2012)アソシエイト・キュレーターを務める。国際交流基金主催による「Shuffling Space」展(タイ、2015) キュレーター、「Invisible Energy」(ST PAUL St Gallery、ニュージーランド、2015)共同キュレーター。アーカスプロジェクト (2013) 、パラダイスエア(2015、2016)、京都府アーティスト・イン・レジデンス事業「大京都in舞鶴」(2017)のゲストキュレーターを務める。 2016年より、AITの新たなプロジェクトとして、複雑な環境下にある子どもたちとアーティストをつなぐ「dear Me」プロジェクトを開始。アートや福祉の考えを通した講座やワークショップ、シンポジウムを企画する。




2020-9-29

AIT Free Online Learning



Hello, and I hope you are staying well in body and spirit.

今、COVID-19によって世界が大きく混乱しています。
特に、社会距離拡大戦略 [ social distancing ] によって人と直接会ったり、ワークショップを共有することがますます難しくなっています。そこで今日は、AITがこれまで手掛けたさまざまなオンラインコンテンツを、いつでもどこからでもアクセス頂けるよう、わかりやすくまとめてご紹介します。

なお、MAD2020/2021は内容を刷新して、秋以降の開講を予定しています。詳細が決まり次第、このメールニュースやSNSでお知らせいたします。

今のような状況の中、アートは頼もしい「友だち」になれます。不安や恐怖を少しほぐしてくれたり、この厳しい状況を開かれた想像力で「見る」ことを手助けしてくれます。今、世界中の人たちが今同じ「ふね」に乗ってつながり、いろいろな形で乗り越えようとしています。

わたしたち、AITから発信できるほんの少しのアートのリソースを、ご興味に合わせてどうぞ楽しんでください。

Please enjoy and use freely. Look after yourself and one another as best you can.


2020-3-26

第12回恵比寿映像祭「時間を想像する」を巡るガイドツアー開催

専門的な視点で読み解くツアー、中国語で行うツアーほか、ゲストやAITが会場をご案内します

第12回恵比寿映像祭「時間を想像する」を巡るガイドツアー開催!

日時|2020年 2月11日(火・祝)、2月13日(木)、2月16日(日)、2月20日(木)、2月23日(日・祝)*計6回
会場|東京都写真美術館 全フロア

参加無料、各回先着15名 ※詳細は各ガイドツアー概要をご参照ください


左:スタン・ダグラス《ドッペルゲンガー》2019 ©Stan Douglas Courtesy the artist, Victoria Miro and David Zwirner
右:小森はるか+瀬尾夏美《二重のまち/交代地のうたを編む》2019   Photo: Tomomi Morita



映像文化の創造と紹介・体験の場「恵比寿映像祭」は、年に一度、恵比寿の街を舞台に展示や上映、ライヴ・イヴェント、トーク・セッションなどを複合的に行う映像とアートの国際フェスティヴァルです。12回目を迎える今回のテーマは「時間を想像する|The Imagination of Time」。誰にとっても身近であり、同時に解き明かされていない「時間」について、アートや映像表現から想像することで映像の本質に迫り、改めて現在を考察していきます。

展示では、映画・ヴィデオ・写真・演劇など領域横断的に活動するスタン・ダグラス(カナダ)、2019年ヴェネツィア・ビエンナーレ韓国館代表のナム・ファヨンほか、国内外の気鋭のアーティストが多数参加します。また、東北を拠点に人々のことばや風景を記録し続け近年活動が注目されるアート・デュオ、小森はるか+瀬尾夏美(日本)、世界各地の映画祭で高く評価される実験映像作家ベン・リヴァース(イギリス)が展示と上映に出品します。

ベルリンを拠点とする美術家で映画作家、ニナ・フィッシャー&マロアン・エル・ザニによる1960年のローマ・オリンピックで、裸足で石畳のアッピア街道を駆け抜けたエチオピアのマラソンランナー、アベベ・ビキラの軌跡をたどるフィクションとドキュメンタリーを横断する映像作品や、リアルタイムと連動して人が掃除をしながら時計の針を動かすマーティン・バース(オランダ)の映像作品、生涯のほとんどを木にぶらさがって過ごすナマケモノの時間を捉えたベン・リヴァースの映像作品。時間の記録―ドキュメンタリーの新しい可能性や、人間以外の存在にとっての時間の表現、SFが描いてきた時間などの視点から構成される展示では、そのほか多数の作品が紹介されます。 それらの、さまざまな映像表現を通して時間の流れや私たちの未来について想像してみましょう。

ガイドツアーでは、メイン会場の東京都写真美術館で、作品や見どころをご案内します。ガイドツアーはいずれも参加無料ですので、恵比寿映像祭は初めてという方や、テーマについてもう少し深く知りたいという方はぜひご参加ください。
(各ガイドツアーでは、全作品ではなく、ナビゲーターがピックアップしたいくつかの作品を鑑賞します)


2020-1-14

オルタナティヴ・アートスクール・(チラシ)フェア vol.1 + レクチャー「オルタナティヴをつくるホリスティックな教育」、ラウンドテーブル

日時:3月8日(金)18:30-22:00 、 3月9日(土)11:00-16:00
会場:代官山AITルーム [MAP]
*参加無料(フードとドリンクは有料)、予約不要、入退場自由
*但し、3/9のレクチャーおよびラウンドテーブルのみ有料・要予約(一般1,000円、学生/MAD修了生 800円)





この度AITでは、昨年に引き続き、現代アートの学校MAD(Making Art Different)をはじめ、先駆的で実験的なアートの学びの場を提供している国内外の団体の協力を得て「オルタナティヴ・アートスクール・(チラシ)フェア vol.1」を開催します。

昨年の「オルタナティヴ・アートスクール・(チラシ)フェア vol.0」では、国内外から28団体のアートスクールの情報が一堂に集まる貴重な機会となりました。協力団体や参加者との交流を通じて、アートを通じた学びの場は美術を学ぶための専門教育から美術による総合的な教育まで多様な解釈が見えてきました。

第2回目では、美術批評であり女子美術大学教授の杉田敦氏と、MADプログラム・ディレクターのロジャー・マクドナルドとともに、「オルタナティヴをつくるホリスティックな教育」をテーマにした、レクチャーほか、アーティストの梅津庸一氏と滝沢達史氏、またインディペンデント・キュレーターの青木彬氏を迎えて、美術教育の可能性と課題について語り合うラウンドテーブルを開催します(有料 / 要事前予約)。

また、アートスクールのチラシやウェブサイトを来場者が自由に閲覧できるコーナーを設置するほか、参加団体がそれぞれの活動を紹介するオープンマイクを行います(無料 / 予約不要)。
タイムテーブルなど詳細は以下をご覧ください。

これからアートを学んでみたい方、自分にあったスクールを探している方、新たな学びに関心のある方は、この機会にぜひご参加ください。

2019-2-18

「YEBIZO MEETS」地域発信プロジェクト:フェスティヴァルを自分の言葉で伝えよう、書くヒントを見つける90分

「YEBIZO MEETS」 地域発信プロジェクト
フェスティヴァルを自分の言葉で伝えよう、書くヒントを見つける90分
日時:2019年2月23日(土)14:00-15:30
会場:東京都写真美術館1Fスタジオ(恵比寿)
※会場は代官山AITではありません、ご注意ください。

AITでは、第11回恵比寿映像祭の地域連携特別イベント「YEBIZO MEETS」地域発信プロジェクトの一環として、現代アートの学校MADで「ディスコースのラボ」を4年間担当したライターのアンドリュー・マークル氏を講師にむかえるレクチャーを開催します。鑑賞した作品や展示について「書く」ためのヒントや、自分なりの視点をつかむ手がかりを聞いた後、展示会場を観覧します。
アートについて自分の言葉にして発信することに挑戦してみたい方へおすすめです。



「フェスティヴァルを自分の言葉で伝えよう、書くヒントを見つける90分」


  photo by Yukiko Koshima

2019-1-29

第11回恵比寿映像祭「トランスポジション 変わる術」ガイドツアー開催!

1. 社会学者の専門的な視点で読み解くツアー、やさしい日本語で行うツアーほか、ゲストやAITスタッフが会場をご案内します
「第11回恵比寿映像祭 トランスポジション 変わる術」を巡るガイドツアー開催

日時:2月11日(月・祝)15:00 - 16:30、2月17日(日)11:30 - 13:00 / 15:00 - 16:30、
   2月20日(水)18:30 - 19:30、2月24日(日)11:30 - 13:00 *計5回
会場:第11回恵比寿映像祭会場(東京都写真美術館ほか)

参加無料、各回先着15名 ※詳細は各ガイドツアー概要をご参照ください


左:第11回恵比寿映像祭チラシ
右:ミハイル・カリキス《とくべつな抗議活動》2018 コミッショナー:Whitechapel Gallery, FVU, MIMA


2月8日(金)より15日間開催される「第11回恵比寿映像祭」は、恵比寿の街を舞台に展示や上映、ライブ、シンポジウム、レクチャーなどを複合的に行うアートと映像のフェスティヴァルです。今年は「トランスポジション 変わる術 The Art of Transposition」をテーマに時空や異文化、世代間、身体、視点など様々な切り口から社会を見つめたり、置き換えたりして今の時代を読み解いていきます。
大人の世界の矛盾を子どもたちが鋭く見つめて抗議行動をする作品を制作したミハイル・カリキスや、アマゾン奥地の先住民たちとの交流の中で現代の価値観を揺るがされるような体験を記録したルイーズ・ボツカイほか、国内外から76名の気鋭のアーティスト・ゲストの作品が展示・上映されます。

ガイドツアーでは、メイン会場の東京都写真美術館を中心に、エデュケーターや社会学者が作品や見どころをご案内します。今回は、初となる「やさしい日本語」で巡るツアーも開催。手話通訳つきのツアーも設け、様々な方が一緒に楽しめるようになりました。ガイドツアーはいずれも参加無料ですので、恵比寿映像祭は初めてという方や、テーマについてもう少し深く知りたいという方はぜひご参加ください。


2019-1-28

dear Meフェス!越境するアートとフクシから考える、子どもとわたしの豊かな学びの場

越境するアートとフクシから考える、子どもとわたしの豊かな学びの場
日時:9月22日(土)13:00-17:30
会場:ヒルサイドプラザ(東京都渋谷区猿楽町29-10)

*入場無料 *シンポジウム要予約
*車椅子でお越しの方は、会場にエレベーターがございます。そのほか、サポートが必要な方は、スタッフまでお声がけください。

「dear Meフェス!」チラシイメージ drawing byひらのりょう (FOGHORN)

AITは、2016年より「dear Me」プロジェクトを開始し、アートの思考や表現を軸に、さまざまな環境にある子どもたちや若者、アーティスト、大人をつなぐプログラムを創出してきました。AITが開講する現代アートの学校MAD(Making Art Different=アートを変えよう、違った角度で見てみよう)や、国内外からのアーティストやキュレーターとの関係性から生まれたネットワークを活用し、子どもたちとアーティストをつなぐワークショップや作品制作、美術館訪問、学びの回路をつくってきました。そうした活動の紹介と、アートとフクシの議論を多様な人と深める目的として、アートの思考と創造的なフクシを交差させ、子どもたち、そして未来の学びの場を想像する「dear Meフェス!」を開催します。

20世紀の美術の歴史を振り返ると、さまざまな人々と「より良く生きる」ための試みが、特にアーティストたちによる実験的な生活の場づくりや社会変革を通して実践されてきました。近年、美術館やアートスペースにおいても、多様な人々に向けた鑑賞プログラムや、医療や福祉の視点を取り入れた展覧会や取り組みも増えています。そうした中、現在において、アートとフクシの協働とはどのような意味を持つのでしょうか。また、そこからはどのような知識を生み出し、新たな経験を育むことできるのでしょうか。

当日は、アーティストや子どもたちが制作した作品やグッズ、これまで行ったワークショップの記録などを紹介する「展示と屋台」のコーナー、子どもたちと身近な疑問について考察する「子どもといっしょにてつがくセッション」、アーティストや美術館のキュレーター、福祉の専門家を招いた「シンポジウム」を通して、アートと子ども、フクシの心地良い場を一緒に想像します。

2018-7-26

この春、アートに触れよう!AITからお知らせ



MAD2018

▼ 現代アートの学校MAD ▼
2018年度新プログラム発表!受講生募集中!









dearMe

▼子どもとフクシとアートのラボ▼
アーティストと子どもが協働する
プロジェクト「dear Me」から学ぶ

アートと子どもと福祉を取り巻く新しい可能性
受講生募集中!









RABA

▼RADIO RABATOKYO▼
AIT(東京)とL'appartement 22(モロッコ)を繋ぐ
実験的なアートラジオ
プログラム配信中

2018-3-20

オルタナティヴ・アートスクール・(チラシ)フェア vol.0


〜 国内外のオルタナティヴ・アートスクールから見えてくる「新しいアートの学び」〜
日時:3月17日(土)13:00-21:00 *16:00〜 / 19:00〜 ミニ・トークあり
会場:AITルーム(代官山) [MAP]
*参加無料、予約不要、入退場自由
*イベント当日、会場は混み合う場合がございます。あらかじめご了承ください。





この度AITは、現代アートの学校MAD(Making Art Different)をはじめとし、先駆的なアートの学びの場を提供している国内外の団体の協力を得て、おそらく日本初となる1日のみの「オルタナティヴ・アートスクール・(チラシ)フェア vol.0」を開催します。

アートがますます複雑でグローバルになる中で、近年はアートを学ぶ場のあり方も問われています。そもそも、アートは美術大学あるいは総合大学で学ぶべきなのでしょうか?あるいは、大学における教育とは異なる方法で、アートを学ぶことが可能だとすると、どのようなアプローチがあるのでしょうか。

当日は、20団体以上のスクール情報が閲覧できるチラシや映像による展示を行うほか、これからのアートの学びを考えるミニ・トークも実施します。
トークでは、18年間続くアートの教育プログラムMADのプログラムディレクターを務めるロジャー・マクドナルドがモデレーターとなり、表現を通じて子どもたちの自由な学びの場をつくる「dear Meプロジェクト」に関わる堀内奈穂子より、拡張するアートと社会の関係について聞くほか、インディペンデント・キュレーターの青木彬氏は自身の経験をもとに学びを通じて人々が集う場の創造性について、そして映像コレクティヴを実践している中里龍造氏は、DIYでつくる学びの現場について話をします。
こうしたトークを通じて、私たちがいま、どのようなアートの知識を求めているのか考察します。アートの学びにおけるさまざまなアプローチを巡るトークは、今起きているアートスクールの変化について考えるきっかけになるでしょう。

多様化するアートスクールの情報が一堂に会する初めての機会です。
これからアートを学んでみたい方、新たな学びに関心のある方、学んでみたいけれど自分にあったスクールがわからない方は、この機会にぜひご参加ください。

2018-3- 2

アートラジオ「RADIO RABATOKYO」

アートラジオ「RADIO RABATOKYO」開局!


公開ライブ・ストリーミング
日時:2018年3月2日(金)18:30-19:30(開場18:00)
会場:SodaCCO 1F 東京都渋谷区代官山町9-10
最寄駅:東急東横線 代官山駅より徒歩10分
入場:無料(ドリンクは有料)、途中入退場自由、要約通訳あり
主催:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
助成:平成29年度 文化庁 アーティスト・イン・レジデンス活動支援事業

Live Streaming
[Public Broadcast]
Date: Friday, March 2nd, 2018 / 18:30-19:30(Door opens 18:00)
Place: SodaCCO 9-10 Daikanyamacho, Shibuya, Tokyo 150-0034
Admission: Free (except drinks), Free re-entry
Organize: Arts Initiative Tokyo
Support: Agency for Cultural Affairs Government of Japan in the fiscal 2017



RADIO RABATOKYO ロゴ、Special Thanks to R22

RADIO RABATOKYOは、NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ [AIT/エイト] と、モロッコの首都ラバトの実験的なアートスペースL'appartement 22とのパートナーシップにより開局する実験的なアートラジオです。L'appartement 22の推薦を受けて東京に滞在し、制作やリサーチを行ったアーティストのサラ・オウハッドウ(フランス在住)と、キュレーターのナタリア・ヴァレンシア(メキシコ在住)の活動をはじめ、東京とラバトからさまざまなアートプログラムをお届けします。

L'appartement 22とAITのパートナーシップは、AITが2010年に同アートスペースの創立者であるキュレーターのアブデラ・カルムを招へいし関係性を発展させ、共同プロジェクトとして可視化するという目的で生まれました。
時間や場所に制約されず発信/アクセスが出来るラジオは、世界中でアクティヴィストやアーティストに積極的に活用されています。近年、国際展や各国のオルタナティヴ・スペースでもラジオプログラムが立ち上げられるなど、ラジオは表現者の声や活動を交差させる軽やかで身近な発信手段となっています。RADIO RABATOKYOでも、東京在住のアーティストでRadio Kosatenを主宰するジョン・パイレーツ(フィリピン出身)の協力のもと、オンラインラジオを通して、サラ・オウハッドウとナタリア・ヴァレンシアの日本でのリサーチやインタビュー、L'appartement 22や各国のアートスペースのラジオ局との対談、公開ライブ・ストリーミング、また、AITが関心を持つアーティストをゲストに迎えて作品を紹介します。日本語、英語、アーティストの母国語など、多言語で発信し、東京の代官山AITルームから世界に実験的なプログラムを届けます。今後は、オウハドゥとヴァレンシアの日本でのリサーチ音声やインタビュー、AITとL'appartement 22との対話、また、AITが関心を持つ国内外で活躍するアーティストによる作品などを紹介します。

3月2日の公開ライブ・ストリーミングでは、モロッコと日本をインターネットで繋ぎ、AIT、滞在アーティスト、キュレーター、アブデラ・カルムをはじめとするL'appartement 22のゲストを交えて「住処(すみか)」をテーマにトークを繰り広げます。来場の皆さんや会場の様子も一緒にライブ発信しますので、是非、ライブ・ストリーミングをリアルタイムで楽しんでみたい方はご参加ください。(遠方でもライブ・ストリーミングにてお楽しみ頂けます)

今すぐブックマーク!「RADIO RABATOKYO」
今後も不定期にアーティストやキュレーターによるプログラムをお届けします。
どうぞお楽しみに。




R22 in Gwangju, South Korea / Abdellah Karroum (left) interviewing Okwui Enwezor, Artistic Director, at the Gwangju Biennial 2008


[配信プログラム / Radio Programs]

What's Up? Conversations
L'appartement 22とAITがアート談義を繰り広げます。
By connecting with L'appartement 22, this program aims to explore art through conversations.


Interview
モロッコの工芸や伝統文化、文化人類学、自然と人間、スピリチュアリティなど、招へいアーティストやキュレーターの活動やリサーチ領域についてインタビューします。
It features interviews of invited artists and curators of topics such as Moroccan handicrafts, traditional culture, cultural anthropology, nature and human, and spirituality.


Sound Pieces
AITが関心を持つアーティストを招き、彼らの作品を紹介します。
Introduces other artists to showcase their works.


Rally in the Streets
サラ・オウハッドウとナタリア・ヴァレンシアが、東京や日本各地で繰り広げるリサーチを通して訪れた場所や出会った人との会話を公開します。
Sounds and conversations taken from Tokyo and other places of Japan during research by Sara Ouhaddou and Natalia Valencia.



AIT is happy to announce a collaborative residency and radio project with the alternative art space L'appartement 22 in Rabat, Morocco.

The partnership between AIT and L'appartement 22 began in 2010 with the residency in Tokyo of its DIrector and curator Abdellah Kharroum. L'appartement 22 has been creating a radio project online called Radio Apartment 22, and from this initiative AIT decided to work with L'appartement 22 to set up the alternative radio project RADIO RABATOKYO.

RADIO RABATOKYO will invite many guests to participate in audio discussions and projects, as well as work closely with the two residents, Sara and Natalia who will share their research in Japan.

A live radio show will be held at AIT space on March 2, and a live link established with Morocco. AIT curators, artists and curators from Morocco will discuss the topic 'Sumika', meaning 'home'. We hope to create a relaxed atmosphere in which to record the radio program and everyone is welcome to join!

"RADIO RABATOKYO"
RADIO RABATOKYO will present more contents presented by artists and curators visiting Tokyo.
Stay Tuned!



R22 Radio in the Rif Mountains, for "R22 Bruxel O'Ndra", 2010

2018-2-20

公開制作 イベント 泉太郎「Pool Moon プール・ムーン」

公開制作 泉太郎「Pool Moon プール・ムーン」
日時:2018年3月3日(土)14:00-17:00 (13:30受付開始)

会場:AITルーム(代官山)
入場:無料(ドリンクは有料)、途中入退場自由

泉太郎 パレ・ド・トーキョー(パリ)での個展
泉太郎パレ・ド・トーキョー(パリ)での個展2017年(参考図版)写真提供:Palais de Tokyo
Courtesy of Galerie GP & N Vallois, Paris and Take Ninagawa, Tokyo
Photo by André Morin


この度AITでは、映像作家、泉太郎による公開制作「POOL MOON」を代官山AITルームにて開催します。

泉太郎は、映像を主な媒体として、ドローイングやインスタレーションなど、多様な表現で観る者の意識をずらす空間を創出する作品を展開しています。昨年フランス、パレ・ド・トーキョー(パリ)で行われた個展では、パフォーマンスや映像作品を元に、動物の遠吠えが響き渡る、絵画のような展示空間を作り出し、話題を呼びました。


今回、泉は「人の膝を発掘する」かのように、撮影した人々の膝に月を見出して絵を描く公開制作イベントを行います。アーティストの目には膝や肘などの関節がどんな風に映っているのか、その謎にみなさんと共に近づけたらと思います。公開制作も体験しながら、トークで作家の話も直接聞くことができる貴重な機会です。

「膝のドローイング」対象者は、2017年5月に「メルセデス・ベンツ アート・スコープ2015-2017―漂泊する想像力」展(会場:原美術館)にて発表したインスタレーション作品、「浮き尻(遅刻の夢を見る12人以上の徘徊マニア)」に出演された方々としています。

公開制作の見学、トークへはどなたでもご参加いただけます。 皆さまのお越しをお待ちしています。

2018-2-14

「YEBIZO MEETS」地域発信トーク 視覚の果て:アーティストが見えない世界をどう描いてきたか

「YEBIZO MEETS」 地域発信トーク
視覚の果て:アーティストが見えない世界をどう描いてきたか

日時:2018年2月15日(木)18:00-19:30
会場:東京都写真美術館1Fスタジオ(恵比寿)
※会場は代官山AITではありません、ご注意ください。

AITでは、第10回恵比寿映像祭の地域連携特別イベント「YEBIZO MEETS」地域発信トークの一環として、AITが2001年より開講する、現代アートの学校MADのプログラム・ディレクター、ロジャー・マクドナルドによる第10回恵比寿映像祭のテーマを読み解くトークを、恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館にて開催します。




「視覚の果て:アーティストが見えない世界をどう描いてきたか」

写真や映像技術が生まれる遥か昔。私たちの祖先はその想像力を深い洞窟内に描いていました。同じように今日のアーティストたちも人間の目では見えないものを捉え、作品を生み出しています。宗教的、精神的、超越的なものとして語られていた感情や体験を、アーティストたちはどのようにして表現してきたのでしょうか?

「視覚の果て:アーティストが見えない世界をどう描いてきたか」では、第10回恵比寿映像祭のテーマである"インヴィジブル(見えないもの)"を読み解くとともに、ユニークな視点でアートの歴史を見ていきます。


YEBIZO MEETS チラシ表紙
  画像:YEBIZO MEETSチラシ表紙

>>>YEBIZO MEETSチラシを見る( PDF

2018-2- 8

高川和也『極点の現れ』−映像作品上映+京都舞鶴、旧日本海軍第三火薬廠リサーチ報告会



「第10回恵比寿映像祭」地域連携プログラム
高川和也『極点の現れ』 −映像作品上映+京都舞鶴、旧日本海軍第三火薬廠リサーチ報告会」

日時:2018年2月24日(土) 14:00 - 16:00 (13:30 開場)
会場:代官山AITルーム *入場無料(フード・ドリンクは有料)/ 事前予約制

Partnership event of The Yebisu International Festival for Art & Alternative Visions 2018
"Film Screening and Talk by Takagawa Kazuya"

Date and Time: Saturday, February 24, 2018. 14:00 - 16:00 (13:30 Door open)
Venue: Daikanyama AIT Room *Admission Free (Charges apply for food and drink) / Reservation required


左:旧日本海軍第三火薬廠の跡地 / 右:舞鶴、元工廠動員学徒が記した日記より


AITでは、2月24日(土)に「第10回恵比寿映像祭」地域連携プログラムの一環として、アーティスト高川和也による映像作品上映と京都の舞鶴に滞在した際のリサーチ報告会を開催します。

高川は、主に映像やテキストを中心としたインスタレーションを発表しています。その多くは、自己と他者の境界線を主題にし、誰かの経験や思考を自己に取り込むことや、内在する他者の存在について、哲学や精神医学などの思考や歴史を参照しながら制作しています。自らの心理実験とも捉えられる作品の数々からは、不可思議なアイデンティティの輪郭が映し出されます。
そうした制作の主題を軸に、様々な場所、世代、体験から生まれる他者の「絶望に耐えるための言葉」の収集をすべく、2017年9月に、AITの堀内奈穂子がゲスト・キュレーターとして参加した京都、舞鶴のアーティスト・イン・レジデンスプログラムに参加し、現地に1ヶ月間滞在しました。かつての軍港であった舞鶴は、アジア・太平洋戦争時代に国内屈指の火薬工場、旧日本海軍第三火薬廠を有し、当時は学徒動員も含め約5000人が働いていました。高川は、同地のそうした文脈に着目し、かつての学徒であった人々へのインタビューや、舞鶴空襲に関する証言を編纂した関本長三郎氏との対話を通し、極限の状態にあった人々がどのような言葉を紡ぎ出すのかリサー チを行いました。
今後、こうしたリサーチは、戦争の歴史に限らず、異なる時間や場所、また、身の回りで出会う人々へのインタビューを通して、現代における格差や差別、孤独、喪失、怒り、無力感の中から絞り出される言葉や、そうした状況に立ち向かう創造についても収集範囲を広げながら、新作へと昇華させます。 当日は、高川が舞鶴で出会った関本長三郎氏と、高川が暮らす川崎で、在日であるアイデンティティをラップを通して言葉に紡ぎ、近年は身寄りの無い高校生にラップを教えるFUNI氏を迎え、「言葉」の先に現れるものについて対談を行う他、高川が心理カウンセラーとの対話を通して自己を記録した映像作品《ASK THE SELF》の上映を行います。

一見結びつかないとも言えるラップと手記の編纂が、高川の実践や言葉の収集を通してどのように紐づけられていくのか、また、遠く感じる人々の記憶について、一緒に考えてみませんか。みなさんのご来場をお待ちしています。

2018-2- 7

「明け方の計略」展

会期:2018年1月13日(土) - 1月27日(土)
*オープニングレセプション:1月13日(土)18:00-20:00 
開廊時間:12:00 - 19:00 (月曜休廊)
*入場無料
会場:駒込倉庫(東京都豊島区駒込2-14-2)
    アクセス JR山手線・東京メトロ南北線駒込駅北口または東口より徒歩2分

★アーティスト・トーク:1月18日(木)19:00より 会場:代官山AITルーム★

「明け方の計略」展



この度、NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]は、文化庁との共催で、現代アートのグループ展「明け方の計略」を駒込倉庫で開催します。

本展に出品する6名は、いずれも今後の活躍が期待される若い世代の芸術家です。
 タイトルにある「明け方」は、街や人の姿が闇に沈み、次第にそれらの輪郭が浮かび上がってくる時間帯です。これから世に出てゆこうとしている芸術家たちは、ぼんやりとしてはっきりと見えない世界を目を凝らし手をのばして捉えようとします。それはスマホやコンピュータを頼らずに、自らの足元で起こっている変化を意識することからはじまるのかもしれません。
 本展では、それぞれのアーティストが、この不透明な時代に対して私的な関心から立ち向かい、それを解き明かそうとする試みです。その試みに賭ける彼ら彼女たちの意思と表現にご期待ください。



*本展覧会は、AITと文化庁が、次代の芸術家育成を目指して開講しているアーティスト・プラクティス 2017の一環で企画制作され、美術家の森弘治、小泉明郎、森田浩彰、キュレーターの小澤慶介、コーディネーターの杉本ひと美が1年をかけて若手アーティストを指導しています。



アーティスト・トーク開催決定!
本トークでは、2017年5月より開講したアーティスト・プラクティス2017コースを受講した6名の作家が何を学び、それをどう表現へと昇華させたかなどを含め、本展で発表している作品についてプレゼンテーションを行います。
入場無料・予約不要ですので、こちらもあわせてご参加ください。みなさまのご来場をお待ちしております。(モデレーター:小澤慶介)

日時:1月18日(木)19:00-21:00 (18:30開場)
※会場は、代官山AITルームになります。
(〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山 B403)

定員:20名
参加費:無料(予約不要、先着順)
*会場が混み合う場合、立ち見となる可能性もあります。あらかじめご了承ください。


2017-12-13

「日産アートアワード2017」展覧会・関連イベント


ファイナリスト5名による新作展:未来に駆け出す現代美術のアーティストたち
NAA2017
左上から:題府基之《無題》(Project Family より)2010年/藤井光《帝国の教育制度》2016年/石川竜一《A Grand Polyphony, ZK.013 NAHA》2013年
左下から:田村友一郎 《裏切りの海》2016年 展示風景:横浜美術館「BODY/PLAY/POLITICS」展/ 横山奈美《最初の物体》2016年 撮影:怡土鉄夫/日産アートアワードロゴ

 



日産アートアワードは、隔年で開催される現代美術のアワードで、日本人アーティストの国内外での活躍をサポートし、次世代へと続く日本の文化発展に貢献することを目的に、2013年にスタートしました。(AITは、企画・運営事務局として関わっています。)

第3回目となる今回は、日本人アーティストの活動を国内外の視点で捉えてきたキュレーターや研究者、NPOなど異なる背景を持つ10名が、それぞれ候補となるアーティスト3名をノミネートしました。その後、世界を拠点に活動する美術関係者5名からなる審査委員会により、25名の候補者から5名のファイナリストを選出しました。

 ファイナリスト
 題府基之    1985年東京都生まれ / 東京都在住
 藤井光     1976年東京都生まれ / 東京都在住
 石川竜一    1984年沖縄県生まれ / 沖縄県在住
 田村友一郎   1977年富山県生まれ / 静岡県在住
 横山奈美    1986年岐阜県生まれ / 茨城県在住


選出されたファイナリスト5名は、9月16日(土)より11月5日(日)まで横浜のBankART studio NYK にて開催される展覧会にて、新作を含む作品を発表。展覧会期間中には、グランプリ受賞のほかに、来場者からの投票により選出されるオーディエンス賞が発表されます。(詳細は9月28日、日産アートアワード公式サイトをご覧ください)
グランプリ受賞者には、賞金のほかに3ヶ月間にわたるニューヨーク滞在(協力:ISCP)の機会を提供し、さらなる飛躍の契機を創出します。

本展では、ファイナリストの作品により親しんでいただくための関連プログラムのほか、新たにファミリー向けのプログラムを開催します。(参加無料 / 一部要予約)

日産アートアワードに向けて新たに制作されたインスタレーション、映像、写真、絵画など、多岐に渡る表現が初めて披露されます。ぜひ、ファイナリストたちの作品を通して、アートが示す多様な世界のあり方をご覧ください。

みなさまのご来場お待ちしています。


2017-9- 8

アーティスト・プラクティス 2017

プロのアーティストを育成するプログラム

左:「アーティスト・プラクティス2016」チュータリングの様子 右:修了展「ゆるんだ遠近法」展示風景

近い将来、独自の制作体系を構築しながら自立的に活動をし、美術館や国際展などにおいて作品を発表してゆくアーティストの育成を目的とした10ヶ月にわたるプログラムです。すでにアーティストやキュレーターとして活動している講師や仲間のアーティストたちとの議論をつうじて、制作動機やコンセプトの組み立て、作品の強化法、展示空間への展開のしかた、また知的・人的ネットワークの形成などについてのセミナーを10回、そしてアートを異分野との関わりや社会状況との関係において考えるレクチャーを全7回受講することができます。その他、アートの現場で活動する人々の声に触れるフィールド・トリップやキュレーターやアーティストとのチュートリアルもプログラム化されています。最終的に、都内のアートスペースでの作品発表(2018年1月下旬予定/以下、修了展)を目的とします。本プログラムは、少人数制のため、選考があります。(書類審査・インタビューあり)

[ ポイント ]
・ 少人数の実践型プログラム。
・ アーティストの支援組織アーティスツ・ギルドの森弘治氏(美術家)、小泉明郎氏(美術家)、森田浩彰(美術家)そして、アートトの小澤慶介(キュレーター)が、講師としてプログラムをリードします。
・ 講師のほか、フェロー・アーティストが、受講生とともに議論や現場での展覧会制作に伴走します。
・ 講師やフェロー・アーティスト以外のキュレーターや美術家、ギャラリストなど、プロフェッショナルに出会う機会づくりをサポートするチュートリアル(1回1時間3回まで)があります。

2017年度のチューター:近藤健一(森美術館キュレーター)、藪前知子(東京都現代美術館学芸員)、山峰潤也(水戸芸術館現代美術ギャラリー学芸員)、能勢陽子(豊田市美術館キュレーター)、ロジャー・マクドナルド(AIT)、アーティスツ・ギルドの美術家ほか

・ スカラシップ制(全額あるいは一部免除)
・ 同時代の社会的課題やそれに対する研究を共有する一連のレクチャーにも参加できます。
・ 2018年1月下旬に、都内のアートスペースにての受講生による修了展を開催します。

[ 概要 ]
開講日程:2017年5月末〜2018年2月
開講場所:アートト(東京都江東区高橋7-5 酒井ビル2F
講 師:森弘治(美術家)、小泉明郎(美術家)、森田浩彰(美術家)、小澤慶介(キュレーター)ほか
対 象:個展グループ展を問わず、これまでに現代アートの領域で展覧会を行ったことがある方
定 員:6名
主 催:文化庁、 NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
制 作:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
協 力:アーティスツ・ギルド、アートト



 文化庁委託事業「平成28年度 次代の文化を創造する新進芸術家育成事業


[ 説明会 ]
「アーティスト・プラクティス2017」講師の小澤慶介が、プログラム全体の内容や受講方法について説明し、みなさんの疑問や質問にお答えします。また、当日、説明会にご参加の方には前年度の「アーティスト・プラクティス2016」修了展のカタログをプレゼントいたします。
*会場は、アートト(東京都江東区高橋7-5 酒井ビル2F)となります。代官山エイトルームではございませんので、お間違いのないようお気をつけください。


日程:2017年4月27日(木)19:30〜20:30
場所:アートト(東京都江東区高橋7-5 酒井ビル2F)
定員:20名(定員に達し次第締め切ります。)
申し込み方法:件名を「4月27日 説明会参加希望」とし、「1.氏名(ふりがな)、2.携帯番号」をartistpractice@a-i-t.netまで、お送りください。折り返し、申込受付のメールをお送りします。(@を半角にして、お使いください)


[ お申し込み方法 ]
応募要項を、以下よりダウンロードし、必要事項をご記入の上、ポートフォリオ(A4/10枚まで)をPDFデータにし、artistpractice@a-i-t.netまでメールでお送りください。

 

* 応募書類の受付はメールで行います。郵送は受付けておりませんので、ご了承ください。
* 書類審査とインタビューによる選考の上、受講生が決定されます。

 

[ 締め切り ]
2017年5月9日(火)23:59(日本時間)必着 *郵送は受付けておりませんので、ご了承ください。

[ 受講料 ]
86,400円(税込)

* 本プログラムは、文化庁との協働事業により、上記の受講料となっています。
* 受講者は、書類審査とインタビューの結果によって選考されます。
* 受講料には、外部のキュレーターやアーティストとのチュートリアル、修了展制作費(会場費、会場運営費、広報印刷費など)が含まれます。
* 受講料には、作品の材料費、制作費は、含まれません。


[ お申込後のスケジュール ]
締切日:         5月9日(火)23:59(日本時間)必着
書類選考結果通知:    5月中旬予定
インタビュー:      5月19日(金)予定
インタビュー選考結果通知:5月23日(火)予定
開講期間:        2017年5月28日(金)-2018年2月中旬予定
修了展:         2018年1月下旬予定

2017-4-13

第9回恵比寿映像祭「マルチプルな未来」を巡るガイドツアー開催!



1. AITスタッフと映像祭スタッフが会場をご案内します!
「第9回恵比寿映像祭 マルチプルな未来」を巡るガイドツアー開催
期間:2017年2月11日(土・祝)- 2月26日(日)※会期中8回(うち2回は英語ツアー)
時間:11:00 - 12:30 (2/18, 26) / 11:00 - 12:00 (2/19) / 19:00 - 20:00 (2/16, 22, 23) / 13:00 - 13:30 (2/11, 25)
会場:第9回恵比寿映像祭会場 ※詳細は各ガイドツアー概要をご参照ください

参加無料、各回先着15名

左:ガブリエラ・マンガノ&シルヴァーナ・マンガノ《そこはそこにない》2015年/シングルチャンネル・ヴィデオ/作家蔵/協力:アナ・シュワルツ・ギャラリー、メルボルン
右:ズビグ・リプチンスキー《タンゴ》1980年/シングルチャンネル・ヴィデオ(オリジナル:35ミリフィルム)/作家蔵



いよいよ2017年2月10日(金)より15日間開催される、「第9回恵比寿映像祭」。年に一度、恵比寿の街を舞台に展示や上映、ライブ、シンポジウム、レクチャーなどを複合的に行うアートと映像のフェスティヴァル。第9回は「マルチプルな未来 Multiple Future」をテーマに、今、刻々と形作られている「未来」について、複製技術をともなう映像の特質と、メディア技術の発達とともに個人や社会にもたらされている変化が指し示すものについて考えます。

東京都写真美術館のリニューアルオープン後、初となる今回の恵比寿映像祭。メイン会場が再び美術館に戻ってきます。参加アーティストは、著名な美術作品の人物、ポップスターや女優に自ら扮した多くの作品で「オリジナリティの神話」へ揺さぶりをかける森村泰昌、一卵性双生児の姉妹で恊働し、身体性や動き、風景を考察する映像インスタレーションを国内外で発表しているガブリエラ・マンガノ&シルヴァーナ・マンガノ、2009年のヴェネツィア・ビエンナーレのオランダ館代表にも選ばれた、写真や映像インスタレーション作品にいくつもの視点を内在させるフィオナ・タンによる初の長編映画や、国内外の気鋭のアーティストによる作品が多数展示・上映されます。そのほか、初日から3日間は、笹本晃や、前述のガブリエラ・マンガノ&シルヴァーナ・マンガノのディレクションによるパフォーマンスも行われます。上映プログラムでは、ナンシー・D・ケイツによる、知識人、著述家、映画製作者、活動家などマルチな領域で活動したスーザン・ソンタグについてのドキュメンタリーがプレミア上映されるほか、映像祭でしか観られない作品も多数上映されます。

映像祭に合わせて、これまで地域連携プログラムで参加してきたAITが、第7回よりガイドツアーを担当。メイン会場の東京都写真美術館を中心に、それぞれの会場の作品や見どころをAITスタッフと映像祭スタッフがご案内します。今回は初めて英語ツアーも開催します。ガイドツアーは、いずれも参加無料ですので、恵比寿映像祭は初めてという方や、もう少し詳しく解説を聞いてみたいという方はぜひご参加ください。

[ガイドツアー 参加方法]
・整理券はガイドツアー実施日の午前10時から、東京都写真美術館1F総合受付にて配布。
・開始時間の5分前までに、東京都写真美術館1F総合受付前に集合してください。
 ※集合時間に遅れた場合も、そのまま進行致しますので、予めご了承ください。
 ※終了時は、その場所で解散いたします。
 ※最新情報は映像祭公式ウェブサイトをごください。
 ※ツアー1.2.3は日本語、4は英語で実施いたします。




2017-2- 7

映像作品上映会「シネマティック・プリズム」



「第9回恵比寿映像祭」地域連携プログラム
「シネマティック・プリズム」
AIT×TAKANAWA Unlimited 映像作品上映会

日時:2017年2月11日(土・祝) 、18日(土)18:00 - 21:00 (17:30 開場)
会場:代官山AITルーム *入場無料(フード・ドリンクは有料)/ 入退場自由

Partnership event of The Yebisu International Festival for Art & Alternative Visions 2017
"Cinematic Prism"
Video screening by AIT×TAKANAWA Unlimited

Date and Time: Saturday, February 11, 18, 2017. 18:00 - 21:00 (17:30 Door open)
Venue: Daikanyama AIT Room *Admission Free (Charges apply for food and drink) / Free re-entry


Image photo from TAKANAWA Unlimited


AITでは、2月11日と18日の2日間に渡り、「第9回恵比寿映像祭」地域連携プログラムの一環として、映像作品上映会「シネマティック・プリズム」を代官山AITルームで開催します。

本上映会では、レジデンス・プログラムを行うAITと、現代アートコレクターが集まり、映像作品のプライベート上映会を行うTAKANAWA Unlimitedが恊働し、美術館での鑑賞スタイルから離れ、映像作品をゆったりと最初から最後まで鑑賞します。また、鑑賞の合間には感想や意見を自由に共有することにより、国内外の気鋭アーティストによる映像作品に新たな魅力を見出そうとするものです。

2月11日は、AITが2007年から現在まで招へいしたアーティストの中から、8カ国8人のアーティストによる映像作品を上映します。レジデンス・プログラムを契機に、日本で新たに養われたアーティストの感性は、移動を越えて多層な表現を生み出しています。これまでの生活環境と経験から脱して思考や視点を屈折させ、作品に投影されるアーティストの実践は、まるでプリズムが通す一筋の光のように捉えられます。
2月18日は、TAKANAWA Unlimitedが紹介する日本人アーティストの映像作品を上映します。アーティストの手から作品が離れ、コレクターが選りすぐる視点や所有という行為を通じて、新たな解釈と発表の場を得た映像作品もまた、プリズムを通り放射状に延びてゆく光としてイメージできます。

自然と人間の関係性を眺める映像作品や、日本で働く外国人労働者の日常を映した作品、国境を越えた愛について語る作品など、扱うテーマや、アーティストの表現と独自の視点は多種多様に異なります。ここでの私たちの鑑賞行為と体験を通じ、上映の間には、感想や意見のほかにも、アーティストや作品の背景を共有しながら、のびやかな光として映像表現がまた新たな方向へと導かれてゆきます。

本上映会は入退場自由ですので、どうぞお気軽にお越しください。

2017-2- 1

「ゆるんだ遠近法」展

会期:2017年1月14日(土)-2月5日(日)
*オープニングレセプション:1月14日(土) 18:00-20:00
開廊時間:11:00-19:00 (月曜休廊)
*入場無料
会場:gallery COEXIST-TOKYO(東京都江東区木場3-18-17)

★アーティスト・トーク:1月28日(土)14:00より 会場:AITルーム(代官山)★

「ゆるんだ遠近法」展



AITは、江東区木場にあるギャラリーgallery COEXIST-TOKYOにて、若手芸術家の育成を目的に、若手アーティスト6名によるグループ展『ゆるんだ遠近法』をARTISTS' GUILDアートト/art toと協力して開催します。

本展は、人と人の関係をさぐることをテーマにした展覧会です。
年をとり気づかぬうちに少しずつ変わってきた親子、毎日ルーティンをこなす労働者とそれに疑問を抱く人、同姓同名ながらまったく違った人生を歩んだ二人、メディアに取り上げられる人とそれを受け取る人。
人がいる分だけそれらの関係は多様さを極め、その時代や社会の複雑な状況や雰囲気を映し出します。
本展のアーティストたちは、身近にいながらも見過ごすことのできない人たちと関係をとりつつ、それを作品化しています。 関係をとるということは、もしかしたら距離やコミュニケーションのしかたを調節するということ、そしてそれは終わりのない作業であるのかもしれません。
彼ら彼女たちの、人とのかかわりと距離がどのように表され、「今っぽさ」を語りだすのか、ご期待ください。


*本展覧会は、AITと文化庁が、次代の芸術家育成を目指して開講しているアーティスト・プラクティス 2016の一環で企画制作され、美術家の森弘治、小泉明郎、森田浩彰、キュレーターの小澤慶介、コーディネーターの杉本ひと美が1年をかけて若手アーティストを指導しています。



アーティスト・トーク開催決定!
本トークでは、2016年5月より開講したアーティスト・プラクティス2016コースを受講した6名の作家が何を学び、それをどう表現へと昇華させたかなどを含め、本展で発表している作品についてプレゼンテーションを行います。
入場無料・予約不要ですので、こちらもあわせてご参加ください。みなさまのご来場をお待ちしております。(モデレーター:小澤慶介)

*トーク会場は、代官山AITルームで行われますので、お間違いのないようにお願いします*

日時:2017年1月28日(土) 14:00 - 16:00 (13:30 開場)
会場:代官山AITルーム(東京都渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山 B-403) [ MAP ]
定員:30名 *イベント当日、会場は混み合う場合がございます。あらかじめご了承ください。
参加費:無料(予約不要)


2016-12-19

AIT企画協力:ぴあプレミアム会員向けプログラム"ART MEET YOU!"


ぴあプレミアム会員向けプログラム2016 with AIT
感動の「その先」にあるもの


********************************************
*受付は終了しました
KEYWORDは「経験ジャンルを広げてみよう」

現在AITでは、チケッチぴあ主催のアートプログラム「ART MEEYS YOU!」に企画・制作・運営協力をしています。

ぴあKAAT

毎月一回、アーティストやコレクターにお話を聞いたり、様々なジャンルの芸術を紹介する本や DVDをプレゼントするこのプログラム、10月は「経験ジャンルを広げてみよう」をキーワードに、現代アートの展示空間のダンス公演というコラボレーションを体験します。
公演前に見所ポイントなどをお伝えするミニレクチャーを、 公演後にはドリンクを片手に感想や想い、疑問をシェアする懇親会をご用意しました。

ダンス公演は未体験/気になっているけど観るきっかけがない/いまいち楽しみ方がわからない!という方におすすめです。

2016-9-13

アートフェア東京2016 ガイドツアー


熱気あふれる会場を一緒に楽しもう!
日程:2016年5月12日(木)〜14日(土)
時間:19:30-20:15 (5/12,13) / 10:45-11:30 (5/14)
会場:アートフェア東京2016会場(有楽町)
ナビゲーター:成相肇(東京ステーションギャラリー学芸員)、長谷川恵美子(アートコレクター)、東孝彦(アートナビゲーター)
定員:各15名


左:アートフェア東京2016 ポスター/右:アートフェア東京2015 ガイドツアーの様子 Photo by 岩下宗利


過去最多の157 ギャラリーが出展する、日本最大のアートの見本市「アートフェア東京2016」。AITでは、プログラム・パートナーとして、3つのガイドツアーを企画しました。
今年は、コレクターやキュレーターなど、アート界で活躍する専門家をナビゲーターに迎え「キュレーション」「コレクション」「鑑賞力」をテーマに、アートフェア東京の魅力を多角的に捉えます。
アートファンだけでなく、初めてアートに触れる方まで楽しめるツアーとなっています。
みなさまのご参加をお待ちしております!

2016-4-18

アーティスト・プラクティス 2016

 

プロのアーティストを育成するプログラム

左:MAD2015「アーティスト・プラクティス」チュータリングの様子 右:修了展「感性の法則」展示風景

近い将来、独自の制作体系を構築しながら自立的に活動をし、美術館や国際展などにおいて作品を発表してゆくアーティストの育成を目的とした9ヶ月にわたるプログラムです。国内外で活躍するアーティストやキュレーターとの議論をつうじて、制作動機やコンセプトの組み立て、作品の強化法、展示空間への展開のしかた、またネットワークの形成などについてのセミナーおよびディスカッションを全10回、アートを異分野との関わりや社会状況との関係において考えるレクチャーを全7回受講することができます。また、都内のアートスペースでの作品発表(2017年1月中旬予定/以下、修了展)を目的とします。本プログラムは、少人数制のため、選考があります。(書類審査・インタビューあり)

[ ポイント ]
・ 少人数の実践型プログラム。
・ アーティストの支援組織アーティスツ・ギルドの森弘治氏(美術家)、小泉明郎氏(美術家)、森田浩彰(美術家)そして、アートトの小澤慶介(キュレーター)が、講師としてプログラムをリードします。
・ 講師のほか、フェロー・アーティストが、受講生とともに議論や現場での展覧会制作に伴走します。
・ 講師やフェロー・アーティスト以外のキュレーターや美術家、ギャラリストなど、プロフェッショナルに出会う機会づくりをサポートするチュートリアル(1回1時間3回まで)があります。

2015年度のチューター:崔敬華(東京都現代美術館学芸員)、住友文彦(アーツ前橋館長)、竹久侑(水戸芸術館現代美術ギャラリー学芸員)、成相肇(東京ステーションギャラリー学芸員)、アーティスツ・ギルドの美術家ほか

・ スカラシップ制(全額あるいは一部免除)
・ 同時代の社会的課題やそれに対する研究を共有する一連のレクチャーにも参加できます。
・ 2017年1月中旬に、都内のアートスペースにての受講生による修了展を開催します。

[ 概要 ]
開講日程:2016年6月〜2017年2月 *各回、原則的に土曜日開講(月1-2回)
開講場所:アートト(東京都江東区高橋7-5 酒井ビル2F
講 師:森弘治(美術家)、小泉明郎(美術家)、森田浩彰(美術家)、小澤慶介(キュレーター)ほか
対 象:個展グループ展を問わず、これまでに現代アートの領域で展覧会を行ったことがある方
定 員:5名
主 催:文化庁、 NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
制 作:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
協 力:アーティスツ・ギルド、アートト



 文化庁委託事業「平成28年度 次代の文化を創造する新進芸術家育成事業


[ 無料説明会 ]
「アーティスト・プラクティス2016」講師の小澤慶介が、プログラム全体の内容や受講方法について説明し、みなさんの疑問や質問にお答えします。また、当日、説明会にご参加の方には前年度のMAD2015「アーティスト・プラクティス」修了展のカタログをプレゼントいたします。
*会場は、コース受講場所のアートト(東京都江東区高橋7-5 酒井ビル2F)となります。代官山エイトルームではございませんので、お間違いのないようお気をつけください。


日程:2016年4月28日(木)19:00〜20:30
場所:アートト(東京都江東区高橋7-5 酒井ビル2F)
定員:20名(定員に達し次第締め切ります。)
申し込み方法:件名を「4月28日 無料説明会参加希望」とし、「1.氏名(ふりがな)、2.携帯番号」をartistpractice@a-i-t.netまで、お送りください。折り返し、申込受付のメールをお送りします。(@を半角にして、お使いください)


[ お申し込み方法 ]
応募要項を、以下よりダウンロードし、必要事項をご記入の上、ポートフォリオ(A4/10枚まで)をPDFデータにし、artistpractice@a-i-t.netまでメールでお送りください。

 

* 応募書類の受付はメールで行います。郵送は受付けておりませんので、ご了承ください。
* 書類審査とインタビューによる選考の上、受講生が決定されます。

 

[ 締め切り ]
2016年5月10日(火)23:59(日本時間)必着 *郵送は受付けておりませんので、ご了承ください。

[ 受講料 ]
86,400円(税込)

* 本プログラムは、文化庁との協働事業により、上記の受講料となっています。
* 受講者は、書類審査とインタビューの結果によって選考されます。
* 受講料には、外部のキュレーターやアーティストとのチュートリアル、修了展制作費(会場費、会場運営費、広報印刷費など)が含まれます。
* 受講料には、作品の材料費、制作費は、含まれません。


[ お申込後のスケジュール ]
締切日:         5月10日(火)23:59(日本時間)必着
書類選考結果通知:    5月中旬予定
インタビュー:      5月23日(月)、24日(火)予定
インタビュー選考結果通知:5月下旬予定
開講期間:        2016年6月10日(金)-2017年2月中旬予定
修了展:         2017年1月中旬-下旬予定

2016-4-14

AITとはじめる現代アート・コレクション講座

「今こそ、現代アートを買う楽しみを手に入れよう」
日程:2016年4月7日(木)・21日(木)・5月12日(木)・28日(土) 全4回
時間:19:30-21:00 (4/7, 4/21) / 19:00-21:00 (5/12) / 18:00-21:00 (5/28)
会場:AITルーム(代官山)、アートフェア東京2016(有楽町)、SUNDAY(三宿)
ゲスト:吉野誠一(アート・コレクター)、島林秀行(アート・コレクター)、小山登美夫(小山登美夫ギャラリー代表)ほか
定員:20名
受講料:1)MAD受講生・修了生およびAITハウス・サポートメンバー/学生 26,000円(税別)
    2)一般 28,000円(税別) *アートフェア東京2016入場パス、懇親会費含む

左:ペギー・グッゲンハイム・コレクション(ベニス)の展示風景/右:アートフェア東京 2014会場風景 / 撮影:岩下宗利

この度、AITでは、現代アートへの関わり方の新たな提案として「現代アート・コレクション講座」を開催します。 この講座では、現代アートを買ってみたいと考えている人に向けて、最初の一歩に役立つ情報を織り交ぜながら、参加者同士でつながり、相互に情報交換しながら、未来のコレクションを充実させていくための土台づくりを目指します。

美術館やギャラリーの展覧会を見たり、地方の芸術祭に足を運ぶようになっても、実際にアート作品を買ったことがある人はほんの人握り。一方で、アートとの関わり方を、鑑賞モードから所有モードにスイッチを切り替えるだけで、作品の見方が深まり、世界がぐっと広がります。と言われても、実際に体験してみるまでは半信半疑ではないでしょうか。そして、「世界が広がる」とはどのようなことなのでしょう。アート作品は、ときに、その作り手であるアーティストの分身で、時代を映す鑑(かがみ)のようなもの。作品を所有し自身の生活に取り込むことで、アーティストのサポートはもちろん、多くの新しい「つながり」が生まれます。作品についてアーティストと直接話すことで、その考え方や感性に共感し、理解が深まるだけでなく、他のアーティストやコレクターたちとも交流が始まることもあります。一方で、好きなアート作品のある日常は、とても個人的で親密な体験です。コレクションのもつ社会性と個人性。その先にどのような世界を見つけることができるでしょうか。

講座の一環として、アートフェア東京2016にもご案内します。一人では躊躇してしまう現代アート・コレクションへの道。一緒に始めてみませんか。

2016-3- 9

第8回恵比寿映像祭ガイドツアー開催!



AITのロジャー・マクドナルド、小澤慶介がご案内します!
「第8回恵比寿映像祭」を巡るガイドツアー開催
日時:2016年2月11日(木・祝)- 2月20日(土)
※会期中6回
時間:10:30 - 12:00 (2/11, 2/13, 2/14, 2/20) / 18:30 - 20:00 (2/17, 2/18)
会場:第8回恵比寿映像祭会場
 ※詳細は各ガイドツアー概要をご参照ください
参加無料、各回先着15名


上: [参考図版]ロバート・スミスソン《マンハッタン島を周遊する浮島》2005/シングルチャンネル・ヴィデオ
下:ウォー・ピクルス・プロジェクト《ウォー・ピクルスII》2014/インスタレーション/作家蔵[参考図版]



いよいよ2016年2月11日(木・祝)より10日間開催される、「第8回恵比寿映像祭」。年に一度、展示や上映、ライブ、トークなどを複合的に行うアートと映像のフェスティヴァル。第8回は「動いている庭《Garden in Movement》」をテーマに、現代社会を日々変容していく庭ととらえ直し、さまざまな映像作品やメディア表現を通して自然のみならず、人間が生み出したテクノロジーや自動生成される都市環境、ネットワーク社会といった、現代の自然というべき事象が今日的なヴィジョンとして立ち現れます。

〈荒れ地とは、人間の力が自然の前に屈したことを示すものだった。
                  けれども違う見かたをしてみればどうだろう?〉
- ジル・クレマン著『動いている庭:谷の庭から惑星という庭へ』(みすず書房)より


昨年に引き続き、改修休館中の東京都写真美術館から恵比寿の街に飛び出して行われる恵比寿映像祭。参加アーティストは、1970年の大阪万博でペプシ館パビリオンを人工霧で覆ったプロジェクト以来、科学者やエンジニアと恊働し「霧の作品」を発表している中谷芙二子、湾岸戦争時の空爆映像が示した非人間性をきっかけに俯瞰的空撮風景に関するリサーチを重ねているジャナーン・アル=アーニ、ユタ州のグレートソルト湖で6500トンの岩、土砂、塩を使って制作された記念碑的作品《スパイラル・ジェッティ》等、ランドアートの先駆者として知られるロバート・スミスソン、昨年急逝したベルギーの映画監督シャンタル・アケルマンの追悼上映として、2014年に亡くなった母親を被写体としたビデオ・エッセイ《No Home Movie》ほか、国内外の気鋭のアーティストによる作品が多数展示・上映されます。

映像祭に合わせて、これまで地域連携プログラムで参加してきたAITが、昨年からガイドツアーを担当。恵比寿ガーデンプレイスを中心に点在するそれぞれの会場の作品や見どころをAITスタッフがご案内します。ガイドツアーは、いずれも参加無料ですので、恵比寿映像祭は初めてという方や、もう少し詳しく解説を聞いてみたいという方はぜひご参加ください。

[ガイドツアー 参加方法]
・各回開始30分前に、恵比寿映像祭のメイン会場「ザ・ガーデンホール」受付にて、整理券配布。
・開始時間の5分前までに、ザ・ガーデンホールの受付前に集合してください。
 ※集合時間に遅れた場合も、そのまま進行致しますので、予めご了承ください。
 ※終了時は、その場所で解散いたします。
 ※最新情報は映像祭公式ウェブサイトをご覧ください。
 ※本ツアーは日本語で行われます。




2016-2- 9

「日産アートアワード2015」展覧会・関連イベント


ファイナリスト7名による新作展:未来に駆け出す現代美術のアーティストたち
NAA2015
左上から:秋山さやか 撮影:Hideto NAGATSUKA、久門剛史、石田尚志、岩崎貴宏 Photo: Ichiro Mishima
左下から:ミヤギフトシ Photo: Chris Kang、毛利悠子 Photo: Naoko Maeda、米田知子 ©Tomi Räisänen、日産アートアワード2015ロゴ

 



日産アートアワードは、隔年で開催される現代美術のアワードで、日本人アーティストの国内外での活躍をサポートし、次世代へと続く日本の文化発展に貢献することを目的に、2013年にスタートしました。(AITは、「日産アートアワード2015」の企画・運営事務局として関わっています。)年齢を問わず、現代社会を瑞々しい感性で鋭く見抜き、特に過去2年間の活躍が目覚ましかったアーティストに贈られます。

本展は、キュレーターやアートスペース・NPO運営者10名が推薦した、33名のアーティストの中から、国際審査委員による書類審査を経て選出されたファイナリスト7名、秋山さやか、久門剛史、石田尚志、岩崎貴宏、ミヤギフトシ、毛利悠子、米田知子による新作展です。

会期中には、国際審査委員による最終審査が行われ、グランプリ受賞者1名が決定します。グランプリ受賞者には賞金に加えて、第二回目からの新たな取り組みとして、ロンドンの歴史あるアートセンター「カムデン・アーツ・センター」で、2ヶ月間にわたるロンドン滞在の機会を提供し、さらなる飛躍の契機を創出します。また、来場者の投票により選出されるオーディエンス賞も設立。より多くの人々に参加いただくことで、ファイナリストの活動を応援します。

本展では、日産アートアワードに向けて新たに制作されたインスタレーション、彫刻、映像、写真など、多岐に渡る表現が初めて披露されます。ぜひ、ファイナリストたちの作品を通して、日本の現代美術の今をご体感ください。

*グランプリ受賞者とオーディエンス賞の詳細は、11月25日に、日産アートアワードの公式サイトにて発表します。


2015-10- 2

「日産アートアワード2015」運営スタッフ募集

AITが企画・運営事務局をつとめる「日産アートアワード2015」の運営スタッフ(受付・監視/ガイドツアー)を募集中です。 国内外で活躍するアーティストやキュレーターの生の声を聞き、今のアートの動向を知ることができる現場で、スタッフとともに新しい経験を積んでみませんか?
みなさまのご応募、お待ちしております。

「日産アートアワード2015」とは
「人々の生活を豊かに」というビジョンのもと、日産自動車株式会社は、現代美術における優れた日本人アーティストの活動を支援するため、2013年に日産アートアワードを開始しました。本年は、5月にイタリア・ヴェネチアで「日産アートアワード2015」の第一次選考を行い、世界を拠点に活動する美術関係者5名からなる審査委員会により、33名の候補者から、7名のアーティストをファイナリストとして選出しました(秋山さやか、石田尚志、岩崎貴宏、久門剛史、ミヤギフトシ、毛利悠子、米田知子)。ファイナリストによる新作の展覧会は、11月14日(土)から横浜のBankART Studio NYKにて開かれ、11月24日(火)の最終審査会でグランプリが決定します。

<展覧会概要>
「日産アートアワード2015」ファイナリスト7名による新作展
会期:2015年11月14日(土)〜12月27日(日)
時間:11:00-19:00(無休 / 11月24日(火)は、イベント開催のため一般入場ができません)
会場:BankART Studio NYK 2F(神奈川県横浜市中区海岸通3-9)
主催:日産自動車株式会社
企画・運営協力:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
協力:カムデン・アーツ・センター
展覧会協力:BankART1929、エプソン販売株式会社、ライトアンドリヒト株式会社
展覧会後援:横浜市
公式サイト:http://www.nissan-global.com/JP/CITIZENSHIP/NAA/



「日産アートアワード2015」 運営スタッフ募集要項

(1)受付・監視スタッフ
業務内容:受付および案内、来場者の安全確保と作品保護を目的とした会場全体の監視、開閉場の準備
募集人数:約20〜30名 *応募多数の場合、選考あり
期間:11月14日(土)〜12月27日(日)
時給:1,000円(交通費込)
時間(シフト交替制):
 A. 10:30-19:30(8時間勤務/昼食休憩あり)
 B. 10:30-15:30(5時間勤務/休憩あり)
 C. 14:30-19:30(5時間勤務/休憩あり)
 * 他の時間帯をご希望の際はご相談ください。(最低5時間以上)

応募条件:
・事前研修日(11月12日、13日、26日、28日)のうち1日、研修に参加できる方。
・現代美術に興味があり、責任感を持って取り組める方。
・8時間勤務(上記シフトA)が可能な方、会期中4日以上の出勤が可能な方を優先します。簡単な英会話が出来る方も歓迎します。

(2)ガイドツアースタッフ
業務内容:作品への理解を深め、展覧会を更に楽しんでいただくためのガイド業務
募集人数:若干名 *応募多数の場合、選考あり
月日:11月28日、12月5日、12日、19日、26日(全日程土曜日)
時間:12:30-14:00(ガイドツアー実施 13:00-13:45)
謝礼:1回5,000円(交通費込)
応募条件:
・事前研修日(11月14日、21日)のうち1日、研修に参加できる方。
・ 現代美術のある程度の知識があり、責任感を持って取り組める方。
・複数日の出勤が可能な方を優先します。

*受付・監視スタッフとして複数日の出勤が可能な方の中から、事前のシフト作成補助と会期中の連絡をまとめるスタッフリーダーを同時募集します。事前に数回の打合せを行います(謝礼別途)。ご興味ある方は、応募理由にその旨お書き添えください。

2015-10- 2

MAD2015後期プログラム申込締切 8/26(水)まで延長!+ミニ無料体験レクチャー



9月からスタートするMAD後期プログラムでは、若干名空席のある一部のコースとゼミのお申込締切を8月26日(水)まで延長しました!

ジェネラル・スタディーズコースの「キュレーション」と「アート・ワールド」では、両プログラムのディレクターよりおすすめのポイントをご紹介。 また、毎回人気の、アンドリュー・マークル氏(ARTiTインターナショナル版副編集長)によるゼミ「ディスコースのラボ」にも空きが出ました!  いずれも、定員になり次第受付を終了いたしますので、お申し込みはお早めに。

レクチャーの雰囲気が少しでも気になる方や、アート界での仕事に興味のある方は、8月26日(水)と9月9日(水)に開催される無料体験レクチャーへお気軽にお越し下さい。

そして、新たにMADプログラム・ディレクターの小澤慶介による 特別ゼミ『もういちど「他者」を探して』(限定15名)の開講が決定!そのほか、一部プログラムの内容をパワーアップして開催する、秋のMADフェンバーガープログラムも充実しています。
皆さんのご参加を、心よりお待ちしています!


1.【お申込締切 8/26(水)まで延長!】
現代アートの学校MAD2015 後期コース・ゼミ

開講期間:2015年9月1日(火)-12月19日(土)
場所:代官山AITルーム


左:MAD2015ロゴ / 右:MADレクチャー風景


【若干名追加募集!】ジェネラル・スタディーズ

キュレーション  -今どきのアート、今どきのキュレーティング
講師:崔敬華(東京都現代美術館学芸員)、小澤慶介(AIT)、ロジャー・マクドナルド(AIT)

《プログラム・ディレクターのロジャー・マクドナルドより一言》
9月からキュレーションコースの後期が始まります。前期の基礎に続いて、後期ではさらに踏み込んだ内容になっています。現代におけるキュレーションとさまざまな思想や社会問題との関係、アジアの視点、1960年代以降の実験的なキュレーティングの歴史や新しい美術館の多様なかたち等についてみなさんと一緒に考えていきます。MADの特徴でもあるキュレーティングを、社会学や現代思想、最も最先端のグローバルな文脈のなかで考察していくことが魅力です。キュレーションはいま、どのような可能性を持っているのか、さまざまな多様性のなかでどこへ向かっていくのか、誰のためのものなのか。
ぜひセッションに参加して、一緒に考えてみましょう!

アート・ワールド -アートとアート界への関わりかた
講師:吉本光宏(ニッセイ基礎研究所研究理事)、西川美穂子(東京都現代美術館学芸員)、島貫泰介(美術ライター/編集者)、蜷川敦子(Take Ninagawaオーナー/ディレクター)、遠藤水城(インディペンデント・キュレーター)、住吉智恵(アートプロデューサー/ライター)、塩見有子(AIT)、堀内奈穂子(AIT)

《プログラム・ディレクターの塩見有子/堀内奈穂子より一言》
アート・ワールドの後期は、9月からさらに多様なアート業界の専門家をゲスト講師にお招きし、パワーアップして始まります。前期では、アート界にはどのような役割の人たちが、今の社会をどのように捉え、問題意識をもって仕事をしているかについて、アーティストの声を出発点に考えてきました。後期では、日本のみならず国際的なアート界で新たな挑戦をし続けるゲストとともに、文化政策のゆくえやアートの現場を俯瞰し、アートとはなにかを深めつつ、自分なりの関わり方や方法論を探っていきます。展覧会訪問やゲストの実践を知り、意見交換を通して、受講生同士のネットワークを広げられるのも、このコースの特徴です。後期から初めて受講する方はもちろん、前期から続けて受講する方も、後期のレクチャーと2回のワークショップを通して、それぞれの関心や専門性をさらに掘り下げて学ぶことができます。さらに、話題の展覧会を訪問したり、普段はアクセスしづらい美術館に訪れるバスツアーも、毎回、大好評です。好きなアートを社会に届けたい、アート・ビジネスの可能性を見極めたい、将来、アートと関わりを持ち続けたいと考えている方におすすめです。

※コース受講のほかに、最少3コマから好きなレクチャーだけを選んで受講できる、ジェネラル・スタディーズ クーポンもあります。

過去のおでかけレクチャーの様子


ゼミ

ディスコースのラボ   -アートを自分の言葉で伝える
講師:アンドリュー・マークル(フリーランスライター/編集者)

もう一度、「他者」を探して NEW!
講師:小澤慶介(AIT)
☆8/31(月)までにお申し込みいただいたMAD受講生・修了生には継続割引(5%)を適用!☆


アドバンス・スタディーズ
テーマ3:アートの存在論へ  - 3.11以後から考える
講師:西谷修(立教大学文学研究科特任教授)、保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員)、小澤慶介(AIT)


[MAD2015 後期プログラム 概要]
開講期間:2015年9月1日(火)-12月19日(土)
開催時間:原則として平日午後19:00-21:00、土曜日10:30-12:30/14:00-17:15
場所:代官山AITルーム(渋谷区猿楽町代官山30-8 ツインビル代官山B403)
申込方法:オンライン申込フォームに必要事項を記入の上送信してください。折り返し、お申し込み受付メールをお送りします。


2015-8-18

アートフェア東京2015 ガイドツアー

English >>

日程:2015年3月21日(土)-3月22日(日)
会場:アートフェア東京2015会場(東京国際フォーラム 地下2階 展示ホール)
*要予約

 
アートフェア東京 2014会場風景 / 撮影:岩下宗利


古美術から現代アートまで、国内外の選りすぐりのギャラリーからアート作品を購入できるアートフェア東京。今年も本アートフェアを彩る様々なトークや独自の企画展示、パーティーなどが開催され、アートファンだけでなく、初めてアートに触れる方も楽しめる関連イベントが目白押しです。

AITでは、今年もアートフェア東京2015のエデュケーショナル・パートナーとして、コレクターやキュレーターなど、アート界で活躍する専門家をナビゲーターに迎え、「アートコレクションの醍醐味」や「アートを言葉にすること」、「ヴェネツィア・ビエンナーレ」、「東京のアートシーン」をテーマに、アートフェア東京をさまざまな角度から楽しむ4つのガイドツアーを企画しました。

本ツアーの参加者には、アートフェア東京2015の1-DAYパスポート(2,000円 *税込)をお渡ししますので、ツアー後も、自由に会場をまわることができます。日本とアジアのアートが一同に集まるアートフェア東京2015。この春、その熱気と魅力を一緒に体験してみませんか?
みなさんのお越しをお待ちしています!

2015-3- 2

第7回恵比寿映像祭ガイドツアー開催!

AITのロジャー・マクドナルド、小澤慶介、堀内奈穂子、大隈理恵、依田理花がご案内します!
「第7回恵比寿映像祭」を巡るガイドツアー開催
日時:2015年2月27日(金)〜3月8日(日)
※会期中毎日(3/2を除く)
時間:10:30 - 11:30 (2/27-3/1, 3/6-3/8) / 13:00 - 14:00 (3/3-3/5)
会場:第7回恵比寿映像祭会場
 ※詳細は各ガイドツアー概要をご参照ください
参加無料、各回先着15名

左: [参考図版]パヴェウ・アルトハメル《共同作業》2009
Courtesy of the artist, Foksal Gallery Foundation, Warsaw,
Open Art Projects, Warsaw and neugerriemschneider, Berlin
右:第7回恵比寿映像祭チラシ画像



いよいよ2015年2月27日(金)より10日間開催される、「第7回恵比寿映像祭」。年に一度、展示やライブ、トークなどを複合的に行うアートと映像のフェスティヴァルです。第7回は「惑星で会いましょう」をテーマに、さまざまな映像作品をとおして、この複層化する世界に向き合い再発見する手掛かりを探ります。

参加アーティストは、第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ(2013)など多数の国際展に参加しているパヴェウ・アルトハメル(ポーランド)や、70年代初めに結成されたヴィデオ・アート・グループ「ビデオひろば」に参加し日本におけるヴィデオ・アートのパイオニアとしても知られる中谷芙二子ほか、国内外の気鋭のアーティストによる作品が多数展示されます。

今回は、改修休館中の東京都写真美術館から街に飛び出して行われる映像祭に合わせて、これまで地域連携プログラムで参加してきたAITが、ガイドツアーを担当。恵比寿ガーデンプレイスを中心に点在するそれぞれの会場の作品や見どころをAITスタッフがご案内します。いずれも参加無料ですので、恵比寿映像祭は初めてという方や、もう少し詳しく解説を聞いてみたいという方々はぜひご参加ください。

[ガイドツアー 参加方法]
・当日10時から恵比寿映像祭のメイン会場「ザ・ガーデンホール」受付にて、整理券配布。
・開始時間の5分前までに、ザ・ガーデンホールの受付前に集合してください。
 ※集合時間に遅れた場合も、そのまま進行致しますので、予めご了承ください。
 ※終了時は、その場所で解散いたします。
 ※最新情報は映像祭公式ウェブサイトをご覧ください。
 ※本ツアーは日本語で行われます。




2015-2-25

「ある精肉店のはなし」上映会

MAD2013(後期)小澤ゼミ「アートの詩学と存在論」受講生企画
2014年11月8日(土)
上映会:14:00-15:50
ディスカッション(自由参加):16:00-17:00
会場:代官山AITルーム


チラシ画像

AITでは、11月8日(土)にドキュメンタリー映画『ある精肉店のはなし』の上映会を行います。
本上映会は、MAD2013後期の小澤ゼミ「アートの詩学と存在論」の一環で企画されたもので、ゼミで考えた自然と人間の「隔たり」にアプローチする上で企画されました。

大阪府貝塚市のある精肉店が代々家族で行っていた屠畜や地域の文化から、産業化された人間の社会と自然の関わり方について考えてみたいと思います。
先ごろ、平成26年度文化庁映画賞 文化記録映画部門大賞を受賞した本作。
上映会後には、ゼミ生とともにディスカッションを行いますので、関心のある方はぜひご参加ください。


2014-10-23

「色のないところに花が咲く」Cafe de Monk ガンジー金田氏 トーク・セッション


【MAD2014前期小澤ゼミ受講生によるトークイベント】
色のないところに花が咲く
Cafe de Monk ガンジー金田氏 トーク・セッション

日時:2014年8月31日(日)14:00〜16:00 *入場無料 *要事前申込
会場:代官山AITルーム




このたび、MAD2014小澤ゼミ「大いなる分岐とアートの存在論」の前期受講生は、被災地を不定期に巡るお坊さんの喫茶店「Cafe de Monk (カフェ・デ・モンク)」より、リーダーの金田諦應(かねたたいおう)住職(宮城県栗原市通大寺)を迎え、トークを行います。

自らを、ガンジー金田と名付けて活動する金田住職。
三年前の大地震以降、移動傾聴喫茶「Cafe de Monk」を始め、宗派や宗教を越えて集まった宗教者とともに被災地を不定期にまわり、コーヒーやケーキ、ユーモアで人々の心を癒してきました。

ガンジー金田氏は言います。
「教義や教団に宗教があるのではない」
では、どこにあるのか?
それは「現場」、「被災地であれば泥のなか」であると。

教義も教団も越えた視線で現実に向き合う姿は、芸術の「既存の規範や価値を越える」質に通じるところがあるのではないでしょうか?
現場を生きぬく技芸(アート)、カフェ・デ・モンクの活動について、ガンジー金田氏とゼミの受講生が話し合います。

2014-8-18

六本木アートカレッジ・セミナー AIT LINK LABO


ーお申込受付中ー
知るとワクワク!今から行ける、2014年のアートな旅とこぼれ話

日時:2014年8月7日 (木) 19:00-20:30
会場:アカデミーヒルズ(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)
スピーカー:中尾友子(「オズマガジン」編集部デスク)/堀内奈穂子(AITキュレーター)
※お申込の方には、森美術館で開催中の「ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界」チケットを進呈!


左:オズマガジン表紙(2013年アート特集号)/ 右:札幌国際芸術祭2014より、札幌芸術の森美術館

この度、AITは、アカデミーヒルズが主催する「六本木アートカレッジ セミナー・シリーズ(主催:アカデミーヒルズ)」にて、エイト・リンク・ラボと題したレクチャーシリーズ「知るとワクワク!今から行ける、2014年のアートな旅とこぼれ話」を企画しました。

六本木アートカレッジが2011年に始まって以来、AITは、アートとお金の関係や、美術史の200年旅行、アートの力が映し出す「世界」の姿を巡るレクチャーなど、さまざまな視点から、プログラムを企画してきました。
今年度の第一回目は、「アートな旅」をテーマにお送りします!

今年は、三年に一度のお楽しみ「ヨコハマトリエンナーレ2014」や、初の開催である「札幌国際芸術祭2014」など、国内外から注目のアート作品が集まる大規模な国際展が秋まで続きます。

本セミナーでは、こうしたアートイベントに加え、作品と一緒に季節の花々や屋外彫刻も楽しめるガーデンで有名な「ヴァンジ彫刻庭園美術館」のある「クレマチスの丘」や「アーツ前橋」などの日帰りで行けるアートスポットなど、ちょっと変わった美術館をご紹介します。 また、世界中から人が訪れ、瀬戸内海の美しい島々を巡りながら現代アートを楽しめる「ベネッセアートサイト直島」なども取り上げます。 その他、海外まで足を延ばしてみたい方に向けて、ベネチアで開催される国際展「ベネチア・ビエンナーレ」の他、おススメの美術館やアートフェアなどを、「オズマガジン」編集者の中尾友子氏と、AITキュレーターの堀内奈穂子が、こぼれ話と共にご紹介します。

旅をしながらアートと出会い、作品の背景にあるアーティストの「アイディア」や「思考」を知ることで、新たな気づきや発見があるかもしれません。
「いつか行ってみたい」を、「この秋、必ず行きたい」へ変えるきっかけづくりのために。
さあ、自分だけのアートな旅への一歩を踏み出してみませんか?

○ 取り上げるキーワード(順不同・一部) 
-ヨコハマトリエンナーレ2014(開催中?11/3まで)
-札幌国際芸術祭2014(開催中?9/28まで)
-クレマチスの丘(通年)
-アーツ前橋(通年)
-ベネッセアートサイト直島(通年)
-道後オンセナート2014(開催中?12/31まで)
-国東半島芸術祭(10/4-11/30)

2014-7-10

六本木アートカレッジ・セミナー AIT LINK LABO


【お申し込み受付中!】
六本木アートカレッジ・セミナー
エイト・リンク・ラボ/ AIT LINK LABO

・ 第1回 2014年3月5日 (水) 『2014:世界のアートを動かす、TOP25』※日程が2/19から3/5へ変更となりました
・ 第2回 2014年3月18日 (火) 『なぜ?手に負えない愛すべき芸術家たち』
講師:ロジャー・マクドナルド/小澤慶介
会場:アカデミーヒルズ(六本木)
※申込者には、森美術館で開催中の「アンディ・ウォーホル展 永遠の15分」展チケット進呈


六本木アートカレッジ2013の様子(中央:講師のロジャー・マクドナルド)

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この度、AITは六本木アートカレッジにて2つのレクチャーを開催いたします。
エイト・リンク・ラボと題したシリーズのナビゲーターをつとめるのは、キュレーターで、AITの教育プログラムMADのディレクターであるロジャー・マクドナルドと、小澤慶介です。アートの力が映し出す「世界」の姿を探り、新しいアートの楽しみ方に出会える90分の旅へでかけませんか?

○ 2月のレクチャーテーマ「世界のアートを動かす、TOP25」 

2014年における世界のアートをマッピングしてみると、何が見えてくるでしょうか?
アートは、絵画や彫刻、写真などのモノだけで存在しているのではありません。それを作る人、売買する人、学術的な価値をつける人、新しい価値創造の場づくりをする人などがさまざまに関わることで、それは、大きな運動体をなしているといってもいいでしょう。
アートバブルといわれた時代から、リーマンショックを経たいま、アートマーケットはどうなっているのか。また、経済成長が優先的に語られる世界に、アートはそれと異なる価値観を示すことができるのか。そうした状況や課題を踏まえながら、世界のアートを眺めます。

○ 3月のレクチャーテーマ「なぜ?手に負えない愛すべき芸術家たち」

過去、人生を賭して芸術を追求したアーティストたちを紹介しながら、彼ら、彼女たちが映し出す世界観と私たちの常識を比べてみましょう。
20世紀初頭、ゴミを拾い集めてきては自宅にそれを積み重ね、世界で初めてインスタレーション的な作品を作ったクルト・シュヴィッターズがいるかと思えば、アムステルダムの運河に自転車を乗りながら飛び込むパフォーマンスなどをし、果ては小さなヨットで大西洋横断を試みたバス・ヤン・アダーもいます。そうした芸術家たちは、一体、何のために、どのような風景を見たかったのでしょうか。
時に突飛とも思える行為や思考、かたちが、なぜ芸術作品とよばれるのか。それらがなぜ、私たちが生きるこの時代にとって重要な表現といえるのか。世界最古の洞窟壁画や日本にもなじみの深いアンリ・マティスなども参照しながら、私たちの気持ちを解き放ち、違う世界を見せてさえくれる芸術家たちの魅力に迫ります。

2014-3- 2

アートフェア東京2014

エデュケーショナルパートナーAIT企画協力
トークイベント、ガイドツアーのご案内

日時:2014年3月7日(金)-3月9日(日)
会場:東京国際フォーラム 地下2階 展示ホール (東京都千代田区丸の内3-5-1)
AIT企画協力トークAIT企画ガイドツアーその他

AFT2014
アートフェア東京 2014会場風景 / 撮影:岩下宗利



この度、AITでは、国内外から約150軒のギャラリーが集まり、古美術・工芸から、日本画・洋画、現代美術まで、幅広いジャンルの作品を展示販売する、日本最大のアートの見本市「アートフェア東京2014」のエデュケーショナルパートナーとして、トークイベントの企画協力、およびガイドツアーの企画を実施します。

皆様お誘い合わせの上ぜひ、ご参加下さい。


*「アートフェア東京」とは?
国内外から100以上のギャラリーが集まり、古美術・工芸から、日本画・洋画、現代美術まで、幅広いジャンルの作品数千点を展示販売する、日本最大の美術見本市。http://artfairtokyo.com/

<アートフェア東京2014開催概要>
一般公開:2014年3月7日(金)11:00-21:00
         3月8日(土)11:00-20:00
         3月9日(日)10:30-17:00
*全日入場は終了30分前まで

会場:東京国際フォーラム 地下2階 展示ホール(東京都千代田区丸の内3-5-1
入場料:1-DAYパスポート 2,000円(税込)*前売りチケット:1-DAYパスポート 1,500円(税込)
*1-DAY パスポートで一般会期中の1日に限り自由に入退場が出来ます。


2014-2-13

「第6回恵比寿映像祭」地域連携プログラム『BYOB -Bring Your Own Beamer @AIT』

"持ち寄った映像を映し出す、実験的な1DAY AITシアター"

日時:2014年2月22日(土)19:00-22:00 *20:00よりオープンマイク
会場:AITルーム(代官山) *入場無料 *予約不要

The 6th Yebisu International Festival for the Art and
Alternative Visions 2014 partnership program
"BYOB - Bring Your Own Beamer at AIT"

February 22, 7pm-10pm *An open mic session will be held from 20:00
Venue: AIT Room(Daikanyama, Tokyo) *Entrance free *No reservations required.
BYOB boston
参考画像/BYOB Boston


このたびAITでは「第6回恵比寿映像祭」地域連携プログラムの一環として、一夜限りのイベント、 『BYOB-Bring Your Own Beamer @AIT』を2014年2月22日(土) 19:00-22:00に、代官山AITルームにて行います。

映像とアートの国際フェスティバル「恵比寿映像祭」。第6回目となる今回は「トゥルー・カラーズ」をテーマに、2月7日(金)から15日間に渡り、東京都写真美術館で開催中です。

同展の関連企画となる"BYOB - Bring Your Own Beamer"は、世界各地で行われている、自由に映像を持ち寄って、会場内に映し出す一夜限りの実験的なイベントです。インターネット上でインタラクティブな作品を発表しているアーティスト、ラファエル・ローゼンダール(オランダ)により、2010年より開始されました。ローゼンダールは、2009年にAITのレジデンス・アーティストとして東京に滞在した経験も持ちます。

インターネット上に作品を展開し、仮想現実の世界が現代社会に及ぼす影響や可能性を追求するローゼンダールが考案したBYOBは、プロジェクターがあればすぐに投影できるというモバイルさと即興性、また、こうしたアイディアに賛同した誰でもが企画できることから、多くの人々に支持されています。こうした動向は、近年のテクノロジーの発展にともない、映像メディアのより自由な表現が可能になったことを示唆しているともいえるでしょう。

今回のイベントでは、漫画家や若手の映像作家、VJなどの表現者が映像作品を持ち寄り、AITルームの壁面、天井、窓などに多様な表現を映し出します。それは、さまざまな文化が交差し、共存する東京そのものの姿ともいえるでしょう。ぜひ、日常の隙間に起こるハプニングとしての一夜を体験しませんか。

20:00からのオープンマイクセッションでは、参加作家にインタビュー。映像制作におけるエピソードや作品の背景などを伺います。来日中のローゼンダールも、会場に駆けつける予定です。

天井に投影された映像を寝転がって見たり、作家との交流を楽しんだり、映像を体験するのに、ルールはいりません。皆さんのご参加をお待ちしています!

In conjunction with the "6th Yebisu International Festival for Art & Alternative Visions", AIT will host an one night event, "BYOB-Bring Your Own Beamer @ AIT", this Saturday February 22 from 7pm to 10pm.

An experimental one night event initiated by a former AIT artist in residence, Rafael Rozendaal (Netherlands), BYOB invites creators to bring their video works and freely project them in the event space.

For this event, filmmakers, video artists and VJs will present their works, projecting them onto the walls, windows, ceiling and other surfaces within the AIT room. An open mic session will be held from 8pm, and casual interviews with various participating artists will also take place.
Visitors are welcome to visit throughout the evening and experience the projected works in any way they like.

BYOB_AIT

2014-2- 7

AIT、オズマガジン、三宿のカフェSUNDAY、コラボレーションイベント KIKI写真展 特別トーク『アートと旅』


AIT、オズマガジン、三宿のカフェSUNDAYによるコラボレーションイベント
KIKI写真展 特別トーク『アートと旅』

作品とKIKIさん考案のスウィーツを楽しみながら、トークにゆっくり耳を傾けてみませんか?

日時:2014年1月23日(木)19:00-22:00 *19:30よりトーク
会場:SUNDAY Cafe Art Restaurant
(東京都世田谷区池尻2-7-12 B1F)

KIKI_PRISMA03
KIKI / PRISMA03より

この度、AITでは、「PRISMA03 / KIKI写真展」の特別トーク『アートと旅』を、三宿のカフェSUNDAYにて、2014年1月23日(木)に開催します。同展は、武蔵野美術大学で建築を学び、モデル、女優として活動するほか、山歩きや旅を通して写真制作や執筆活動を行うKIKIさんによる都内で3年ぶりとなる写真展です。フィルムの感光による偶然の色彩や、自然のなかの見えない光をとらえたPrismaシリーズをはじめ、新作も展示されます。また、会期中、カフェではKIKIさん考案のスウィーツもメニューに並び、作品と食の両方を楽しむことができます。

同展は、AITとも親交の深いアートコレクターが運営するギャラリーCAPSULEと、併設のカフェSUNDAYの両会場で開催されます。(*CAPSULEの展示は、1月12日で終了しました)
今回の特別トークは、SUNDAYに加え、毎年精力的にアート特集を組み、KIKIさんが表紙を飾るオズマガジンと、アートの旅や学びの場を創出するAITのコラボレーションにより企画されました。

当日は、美味しい食事とスウィーツを楽しみながら、KIKIさんの作品についてや、旅を通してみるさまざまな光景、行ってみたいアートイベントなどについて、KIKIさんとAITで対談します。トークの後は、ゆっくりと作品鑑賞をしたり、交流を楽しみます。

国内外の教会や建築、山で見る何気ない動植物の姿を温かな視点で切り取るKIKIさんとの時間を通して、一夜の空想の旅に共に出かけませんか。皆さんのご参加をお待ちしています!

2013-12-20

AIT+ARCUSナイト「パラレルホーム / Parallel Home」ミニ・トークとラウンジイベント

>>> English

第6回 AIT+ARCUSナイト「パラレルホーム / Parallel Home」
4カ国からのアーティストによるミニ・トークとラウンジ・イベント!

日時|12月7日(土)18:30-21:30 *19:30よりミニ・トークあり
会場|代官山AITルーム

イベントレポートは こちら (ARCUS ブログ)
Event report by ARCUS AIT ARCUS night


AIT + ARCUS Night Part 6 " Parallel Home"
Mini Talk by Artists from Germany, Mexico, India, and Italy

Date and Time: Saturday December 7th, 18:30-21:30
*Mini Talk by ARCUS+AIT artists in residence from 19:30
Venue: AIT room Daikanyama *Free Entry/No booking required

2013-11-19

11/30(土)-12/1(日)メキシコ、ドイツ、インドのアーティストに会いに行こう!アーカスプロジェクト:オープンスタジオ 

ARCUSオープンスタジオ

メキシコ、ドイツ、インドのアーティストに会いに行こう!
茨城県守谷市の小学校跡地を利用したアーティスト・イン・レジデンス・プログラム
アーカスプロジェクト:オープンスタジオのご案内


日程|2013年11月30日(土)、12月1日(日)
時間|13:00 - 19:00 両日
会場|アーカススタジオ(茨城県守谷市板戸井2418もりや学びの里内)


2013-11-14

六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト」 関連プログラム「ディスカーシブ・プラットホーム」

六本木クロッシング2013:アウト・オブ・ダウト

現在、森美術館で開催中の「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト」。
同展覧会の関連プログラム「ディスカーシブ・プラットホーム」では、会期中に、AITのほか、blanClass、CAMPなどの3つのグループが、森美術館内外にて、アートや社会について議論をする場を創出します。

さまざまなアーティストや参加者が集まり、アートについて語り合う3日間をぜひ体験してみませんか?皆さんのご参加をお待ちしています!


2013-11- 5

「十和田奥入瀬芸術祭ナイト2」開催


MAD受講生・修了生向けイベント「十和田奥入瀬芸術祭ナイト2」開催!
日時:2013年11月1日(金) 19:00 - 21:00 *事前予約不要 *入場無料
会場:代官山AITルーム
参加費:無料 ※ドリンクは有料となります

十和田奥入瀬芸術祭ナイト




9月21日に開幕した、第一回十和田奥入瀬芸術祭。
AITの小澤慶介も本芸術祭のキュレーターとして関わっています。

美術家のみならず、演出家、音楽家、小説家と多分野に渡る創り手たちが集まり、十和田市現代美術館、奥入瀬渓流近くの遊休施設、そして十和田湖の遊覧船など、十和田奥入瀬を舞台に「時」というテーマを読み解きます。

このたびAITでは、11月1日(金)の19時から、MAD受講生・修了生向けのイベント「十和田奥入瀬芸術祭ナイト2」をAITルームにて開催いたします。


<小澤慶介より一言>

MAD受講生、修了生のみなさん、こんにちは。
僕がキュレーターとして関わっている十和田奥入瀬芸術祭。
会期も半ばを過ぎ、奥入瀬渓流から十和田湖にかけての樹々は日々色づいています。

さて、受講生のみなさんから十和田奥入瀬をどのように周ったらいいのかという声が多く聞こえてくるので、AITにて「十和田奥入瀬芸術祭ナイト2」を開催します。 僕が、芸術祭の見所やおすすめスポットをスライドショー形式で紹介しますので、周り方を知りたい人、一緒に行く人を見つけたい方、あるいは行けないけれど様子が知りたい方は、来てみてはどうでしょうか。もちろん、友達の参加も歓迎です。

また、下記に東京から十和田奥入瀬に行く1泊2日のモデルルートを併せてお知らせします。これから行こうと考えている人は、参考にしてみてください。 晩秋から初冬にかけての十和田奥入瀬、少し寒いですが紅葉から初雪が美しい時節にぜひ出かけてみてください。
11月22日(金)、23日(土)、24日(日)は、僕も十和田にいるし、イベントやトークも開催されます。

では、皆さんと会えるのを楽しみにしています。

小澤慶介

2013-10-23

TARL - プロジェクト構想プログラム ー「光の蘇生」プロジェクト 第2回・第3回公開講座

【参加者募集!】Tokyo Art Research Lab (TARL)
プロジェクト構想プログラム―宮島達男氏 「光の蘇生」プロジェクトを構想する
【第2回:芸術の賞味期限―「修復」や「所有」から考える芸術の存在論】

日時:2013年8月8日(木)19:00 - 21:00(開場18:30)
〈ゲスト〉鷲田清一(せんだいメディアテーク館長/哲学者)
〈聞き手〉宮島達男(美術家)

【第3回:パブリックアートの行方―芸術と社会環境を考える】
〈日時〉2013年8月19日(月)19:00 - 21:00(開場18:30)
〈ゲスト〉北川フラム(瀬戸内国際芸術祭総合ディレクター)
〈聞き手〉宮島達男(美術家)
会場:東京文化発信プロジェクトROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14 [3331 Arts Chiyoda 3F])
料金:無料
定員:先着50名程度(事前申込可)

宮島達男「Counter Void」2003年/テレビ朝日所蔵作品

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【プロジェクト構想プログラム ー「光の蘇生」プロジェクトを構想する】


2011年の3.11直後、宮島達男氏は自ら『Counter Void』(六本木・けやき坂に常設されている光の作品)の灯を消しました。2年が過ぎ、時代に応答した技術と社会性をもって再点灯が必要であると作家は考えています。 本プログラムでは同作品の再点灯の検討を通じて、芸術作品の「所有」「継承」「蘇生」の社会的意義についてゲストとともに探り、考えていきます。

基本情報
日時 : 2013年7月 ~ 2014年3月
会場 : 東京文化発信プロジェクトROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14 [3331 Arts Chiyoda 3F])
主催 : 東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)
    特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]




2013-8- 7

開催決定!真夏のグアテマラ映画上映会+トーク!


>>> English

-開催決定!帰国直前イベント-
AITレジデンスアーティスト アルベルト・ロドリゲス・コジアがおくる
真夏のグアテマラ映画上映会+トーク!

日時:2013年8月4日(日)12:00-18:00 *予約不要 *映画は1本のみの鑑賞可
会場:代官山AITルーム
Guatemala_film
左上、左下:The Devil's Dreamより
右上:Marimbas from Hellより 右下:Distanceより


この度、AITのレジデンスプログラムでこの三ヶ月間東京に滞在している、アルベルト・ロドリゲス・コジア(グアテマラ)が 日本で上映するため特別に選んだ、3本のグアテマラフィルムの上映会を開催します。

「グアテマラ」ときいて、皆さんはなにを思い浮かべるでしょうか?
グアテマラの軍内の親米派と反米派、及び左派勢力などの間で行われた内戦は、1960年代から30年以上続きました。
この間、軍が反対勢力や罪のない人々を弾圧するために関与した事件において、15万人が殺害された他、4万5千人が誘拐され、行方不明となったと言われています。社会的、政治的状況が困難を極めるグアテマラでは、「文化」は評価されにくく、映画上映の機会も非常に限られているとコジアはいいます。

アーティストとしては版画やビデオ作品を手がけるコジアですが、本国では、今回上映する映画の制作者たちと協力し、「自国の歴史や、それにより現代社会が抱える問題から目をそらすべきではない」との強い意志から、数々の上映会を企画してきました。
本上映会では、3本のドキュメンタリー(またはセミドキュメンタリー)を通じて、マリンバ奏者や、内戦により生き別れとなった親子、農民等の人物像をとおして、グアテマラの歴史や社会状況に迫ります。
また、各作品を鑑賞する前に、コジア自身がその内容や歴史的文脈などを解説します。

なお、参加費の半額は、映画活動の支援として、3名の監督へ寄付されます。(通常は、AITメンバーおよびMAD受講生・修了生の割引を設定していますが、今回は適用外となります。何卒ご了承ください)

夏の日曜の午後、アットホームな空間で、フィルムや作家との触れ合いを通じて、「グアテマラ」について知ってみませんか?
休憩タイムには、アーティストと交流しながら、グアテマラの手作りスナックをお楽しみください。

ぜひ、この貴重な機会をお見逃しなく。皆さんのご参加を、お待ちしております。

※映画は、全て英語字幕での上映となります。
※トークは、逐次通訳付で行われます。
※映画は1本のみの鑑賞もできます。


2013-7-30

都会に飽きたら、十和田奥入瀬に行こう! 「十和田奥入瀬芸術祭ナイト」開催


「十和田奥入瀬芸術祭ナイト」開催
日時:8月6日(火) 19:00 - 21:30 *要事前申込 *入場無料
会場:代官山AITルーム

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Towada_Oirase2Towada_Oirase1
 写真:小山田邦哉



今年度から新たに始まる「十和田奥入瀬芸術祭」が、9月21日にいよいよオープニングを迎えます。 AITの小澤慶介がキュレーターとして関わっている本芸術祭ですが、7月2日に記者発表が行われ青写真が公開されました。

今回、会場となるのは十和田市現代美術館、奥入瀬渓流近くの遊休施設、そして十和田湖の遊覧船。 美術家のみならず、演出家、音楽家、小説家と多分野に渡る創り手たちが集まり、十和田奥入瀬を舞台に「時」というテーマを読み解きます。

そうした芸術祭の魅力を、制作秘話を交えながら、アーティスティック・ディレクターの藤浩志とキュレーターの小澤慶介が余すところなくお伝えします。

また、NPO法人AIT(エイト)では、芸術祭開催期間中にツアーを企画していますので、その概要も当日発表いたします。 十和田奥入瀬にみる芸術祭作りの流儀について知りたい方は、ぜひお集まりください!

2013-7-26

TARL - プロジェクト構想プログラム ー「光の蘇生」プロジェクトを構想する

【参加者募集!】Tokyo Art Research Lab (TARL) - プロジェクト構想プログラム
宮島達男氏 「光の蘇生」プロジェクト 第1回公開講座/キックオフ:なぜ、芸術を蘇生するのか?
日時:2013年7月11日(木)19:00 - 21:00 
会場:東京文化発信プロジェクトROOM302
料金:無料/定員:先着50名程度


「光の蘇生」プロジェクトの構想が、いよいよはじまる!

世界的に活躍している美術家、宮島達男氏の作品、『Counter Void』(六本木、けやき坂)再点灯の社会的な意義をさまざまなゲストと語り合いながら、芸術を蘇生する仕組み作りをプロジェクト化する可能性を探ります。

Miyajima_countervoid
宮島達男「Counter Void」2003年/テレビ朝日所蔵作品

「3.11」、宮島達男氏は、 自ら『Counter Void』の灯を消しました。
それは、いまだに消されたままでありながら、消費される電力エネルギーや日々更新される技術などから芸術の存在意義や保存などを考え直すきっかけを投げかけています。

第1回目は、宮島達男氏と森司 (東京アートポイント計画 ディレクター)が、プロジェクトを始めるに至った議論や今後の計画について紹介し、来場者の皆さんとともに本プロジェクトの意義について語り合います。

『Counter Void』 を再点灯させる可能性を探りながら、震災後の芸術が直面する課題について考えはじめてみたいと思っている方は、ぜひご参加ください。

基本情報
日時 : 2013年7月 ~ 2014年3月
会場 : 東京文化発信プロジェクトROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14 [3331 Arts Chiyoda 3F])
主催 : 東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)
    特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]




2013-6-24

MAD合宿in「フェンバーガー・ハウス」(全2回開催)


※2013年7月26日現在:新情報をアップしました!詳細は【速報】をご覧ください
<MAD生・修了生対象(お友達可) / 各回限定6名>
MAD合宿 in 「フェンバーガー・ハウス」
個人美術館「フェンバーガー・ハウス」オープン記念、特別合宿!(1泊2日)

第1回 2013年8月10日(土)-11日(日)
第2回 2013年10月19日(土)-20日(日)*2回ともに同じ内容です

フェンバーガー・ハウス ロゴ    同館 展示風景(部分)
左:フェンバーガー・ハウス ロゴ/右:同館 展示風景(部分)

MAD合宿でしか体験できない!7つの魅力はこちら!
1) ロジャーのキュレーションによる個人美術館「フェンバーガー・ハウス」(完全予約制)をディープなレクチャーで楽しめる
2) 限定6名、講師と参加者でアートと向き合う一泊二日
3) ガイドツアーやレクチャー、発掘現場探訪等、五感で楽しむ充実の4セッション
4) 長野の雄大や自然に囲まれ、天然温泉でリフレッシュ
5) 手作りのイギリス料理に舌鼓
6) 民芸館やカフェ等、ロジャーのおすすめご当地スポット巡りも
7) 参加者には、ハウスオリジナルのチャツネやティー・タオルを特別割引料金にてご提供



このたび、MADのプログラム・ディレクターでキュレーターであるロジャー・マクドナルドが個人美術館「フェンバーガー・ハウス」(長野県佐久市)を本格的にオープンしたことを記念して、MAD合宿 in「フェンバーガー・ハウス」特別合宿を開催します。

2011年に初めて開催し、好評を博した「MAD合宿 in 長野」。
2013年は MAD合宿 in 「フェンバーガー・ハウス」と名前を改め、さらにパワーアップした内容でお送りします。
合宿では、ハウスが普通の「家」の改装を繰り返して設立されたことを出発点としながら、4つのセッションをとおして、ハウス完成の秘密を解き明かします。これまでの仮オープンからさらに進化したハウスの全貌とその裏にあるロジャーのキュレーション・アイディアや美術館に対する考え方など、アートを巡る思考の変遷と実践を、レクチャー、散歩、音楽、食を通じて体験します。

<4つのセッション>
   ・セッション(1) ガイドツアー:「フェンバーガー・ハウス」ってなぁに?
   ・セッション(2) レクチャー:なぜ「家」で展示は行われないのか?
   ・セッション(3) フォレスト・ウォーク:静けさの中で、身体感覚を高めてみよう!
   ・セッション(4) 発掘現場探訪:アートを「埋めて」、「待つ」こと

<ハウスのコレクション>
ハウスには、フランツ・ウェストやデヴィッド・ホックニー、ピーター・マクドナルドによる現代アート作品のコレクションに加え、イギリス人の父と日本人の母を持つロジャーの「個人史」「家族史」を物語るオブジェクトや貴重な資料も数多く展示されています。 展示には固定のテーマはなく、作品にはキャプションもありません。ロジャーのレクチャーやガイドのもとで、仲間とともにフェンバーガーハウスの空間で非日常の時間を過ごすうちに、これまでとは全く違う美術館体験へと導きます。

<温泉、食、音楽も堪能>
セッションの後や自由時間には、宿泊施設「信州・望月温泉みどりの村」の天然温泉やイギリス料理を満喫。その他、夜はロジャーのセレクションによるLPレコードの音色に耳を傾けたり、 2日目はちょっと不思議なカフェや民芸館等、ご当地スポット巡りも楽しみます。

東京から新幹線で1時間。日常を離れ、長野のゆったりとした時間の中で、他にはないアート体験をしてみませんか?

<速報!>
1)8月合宿限定:合宿中に、「望月芸術祭 ミチルト」を訪れます!
佐久市望月区をアートでもり立てるべく、地元の美術講師が企画した芸術祭が初の試みとして開催されます。
望月商店街の洋品店や喫茶店を舞台に、7名のアーティストによる彫刻、絵画、写真が展示されます。
芸術祭の名前「ミチルト」は、「望月」の地名から「満月のように地域の人の心やまちが満ち足りていてほしい」との願いが込められているとか。
記念すべき第一回を、一緒に巡ってみませんか?

芸術祭のチラシはこちら!>>

2)ロジャーが望月のフリーペーパーに取材されました!
ロジャーも好きでよく訪れるというYUSHI CAFEが発行している「望月人図鑑」にロジャーが取材されました。
彼自身のバックグラウンド、望月での暮らし、美術館を立ち上げた経緯や考えに触れることで、「フェンバーガー・ハウス」の魅力を垣間みることができるでしょう。
ぜひ、ご一読ください。

インタビュー記事はこちら!>>

2013-5-31

東京アートポイント計画 キックオフ会

2013年度東京アートポイント計画アートプログラムとリサーチプログラム(TARL)を一挙紹介!
日時:2013年6月1日(土)14:00-16:00(開場13:30)
会場:東京文化発信プロジェクトROOM302
*入場無料 *予約不要


tarl
TARL「ネットワーキング・ラボvol.2」の様子


昨年度に引き続き、AITでは「東京アートポイント計画」の一環として、東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)とともに「東京事典」を開催予定です。

また、同じく東京文化発信プロジェクト室が主催する「Tokyo Art Research Lab(TARL)」の事務局としても、継続して関わることになりました。

2013年度の始動にあたり、6月1日(土)に「東京アートポイント計画」キックオフ会を開催致します。 当日は、5年目の東京アートポイント計画について、東京文化発信プロジェクト室と共催団体が取り組んでいる様々なアートプログラムと「Tokyo Art Research Lab」を中心にご紹介します。
みなさまのご参加お待ちしております。

2013-5-30

「アートフェア東京2013」ガイドツアー

【新規MAD申込者対象・限定10名】
AITスタッフと巡る!「アートフェア東京2013」ガイドツアー
*1-DAYパスポート(2,000円)付
日時:2013年3月23日(土)16:00-16:45
会場:東京国際フォーラム 展示ホール(千代田区丸の内3-5-1)
参加条件:MAD2013のコース、ゼミ、クーポン(ミニマリスト除く)にお申し込みの方


AFT2013
左:ART FAIR TOKYO LOGO 右:アートフェア東京2012 会場風景/撮影:岩下宗利 © アートフェア東京




AITは、3月22日(金)から始まる日本最大の美術見本市である「アートフェア東京2013」のエデュケーショナル・パートナーとして、各種イベントの企画に携わっています。この度、新しくMADに申し込んだ方を対象とした、特別ツアーを企画しましたので下記にご案内します。

「アートフェアー東京」では、古美術・工芸品から日本画・洋画、そして現代美術まで、時代とジャンルを超えた作品が展示・販売されます。
2013年度は、東アジアの現代アートを紹介する「ディスカバー・アジア」セクション、ファッションやジュエリー、工芸等の作品が集う「トーキョーリミテッド」セクション等、新たな試みや見所が満載です。

ガイドは、AITスタッフでMAD2013 の講師もつとめる塩見有子と堀内奈穂子。今年の「アートフェア東京」の見所を、会場を一緒に回りながらわかりやすくご案内します。参加者には「アートフェア東京2013」の1-DAYパスポート(2,000円 *税込)をお渡ししますので、当日はツアー後にも、自由に会場をまわることができます。

日本とアジアのアートが一同に集まる「アートフェア東京2013」を、AITスタッフと一緒に体験してみませんか? 定員になり次第締め切りますので、参加をご希望の方は、下記の詳細をご覧の上、お早めにお申し込みください!

なお、フェアの会期中、エイトはブースを出展する他、関連イベントの企画も行っていますので、ぜひお運びください。詳細は、こちら>>

会場で皆さんにお会いできますことを、スタッフ一同楽しみにしております。

2013-3- 8

アートフェア東京2013関連イベント

日本最大のアートフェアに行こう!エデュケーショナルパートナーAIT企画協力
トークイベント、ガイドツアー、ビデオプログラムなどのご案内

日時:3月21日(木)-3月24日(日)
会場:東京国際フォーラム 地下2階 展示ホール


AFT2013
左:アートフェア東京ロゴ 右:アートフェア東京2012 会場風景/撮影:岩下宗利 © アートフェア東京




この度AITは、「アートフェア東京2013」のエデュケーショナルパートナーとして、ブースの出展の他、トークイベント、ビデオプログラムなどを企画、開催致します。

皆様お誘い合わせの上ぜひ、ご参加下さい。


*「アートフェア東京」とは?
国内外から100以上のギャラリーが集まり、古美術・工芸から、日本画・洋画、現代美術まで、幅広いジャンルの作品数千点を展示販売する、日本最大の美術見本市。http://artfairtokyo.com/

<アートフェア東京2013開催概要>
オープニングプレビュー:3月21日(木)18:00-21:00 *招待状が必要です
一般公開:3月22日(金)11:00-21:00
     3月23日(土)11:00-20:00
     3月24日(日)10:30-17:00
*各回入場は終了30分前まで
会場:東京国際フォーラム 地下2階 展示ホール(東京都千代田区丸の内3-5-1
入場料:1-DAYパスポート 2,000円(税込)
*1-DAY パスポートで一般会期中の1日に限り自由に入退場が出来ます。



出展ブースでのイベントシンポジウム&トークガイドツアースペシャル・ビデオプログラムNIKKEI アート・プロジェクト



◆ 出展ブースでのイベント

ミニトーク開催決定!
*予約は不要ですので、直接会場へお越しください。

3月22日(金)18:00-19:00 「ヴィヴィアンとナオコのアート談義1」
美術家のヴィヴィアン佐藤氏を迎え、その多様な活動や表現についてお聞きします。ミニ・トーク(20分程度)の後は、ブースに訪れる人のオーラを見抜いて描く「オ〜ラ似顔絵」タイムもあります。
スピーカー:ヴィヴィアン佐藤(非建築家/美術家/ドラァグクイーン)、堀内奈穂子(AIT)

3月23日(土)14:00-14:30 「Talk by Rudy Tseng (Art Collector / Taipei ) and Roger McDonald (AIT) 」
台湾のアートコレクターのルディー・ツェン氏を迎え、中国、日本を含むアジアをはじめ、ヨーロッパ、アメリカまで、幅広い国々を網羅するアートコレクションの数々についてお聞きします。
スピーカー:ルディー・ツェン(曾文泉)、ロジャー・マクドナルド(AIT)

3月23日(土)19:00-20:00 「ヴィヴィアンとナオコのアート談義2」
スピーカー:ヴィヴィアン佐藤(非建築家/美術家/ドラァグクイーン)、堀内奈穂子(AIT)

3月24日(日)13:15-13:45 「Talk by Revital Gal (Inga Gallery / Israel) and Roger McDonald (AIT) 」
今年、初出展となるイスラエルのインガギャラリーよりRevital Gal氏を迎え、イスラエルの現代アート・シーンや文化をめぐる状況について、話を伺います。
スピーカー:Revital Gal(Inga Gallery)、ロジャー・マクドナルド(AIT)

3月24日(日)15:00-15:30 「アートな仕事、アートな旅」
アートの仕事の魅力とは?「アートが好き」から一歩踏み込んだ世界について、AITスタッフと、アートの現場で活躍しているスペシャルゲストを迎えてミニトークを開催します。本トークは、MADの受講を考えている方にもオススメです。
スピーカー:塩見有子(AIT)、堀内奈穂子(AIT)、ほかスペシャルゲスト予定





◆ シンポジウム&トーク

<概要>
日程:2013年3月23日(土)-3月24日(土)
会場:アートフェア東京2013内トーク・シリーズ会場
参加費:無料(アートフェア東京2013 1DAYパスポートを提示)
定員:各回100名(要事前予約。残席がある場合のみ、会場にて受付)
主催:アートフェア東京実行委員会
企画協力:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
協力:有限会社ルフトツーク

<お申込み方法>
webでのご予約は終了致しました。全てのトークは、残席僅かとなっております。
ご予約は、トーク開催の当日11時より、アートフェア東京2013会場内の「トークシリーズ会場」にてご予約を承ります。(先着順)
メールおよびお電話でのお問合せは受付けておりませんので、何卒ご了承下さい。

<プログラム内容>
1. 「アート・コレクション今昔物語」 3月23日(土)13:00-14:30(開場12:45)
芸術をコレクションするとは、社会的にどのような意味があるのでしょうか?今春、三菱一号館美術館で開催される「奇跡のクラーク・コレクション-ルノワールとフランス絵画の傑作」展において、個人のアート・コレクションが、時代と文化を超えて伝えられてゆくのを知ると、この現代からはどのようなアート・コレクションが後世に残されるのかを考えざるをえません。アートのコレクションの熟成法について考えてみましょう。

登壇者:高橋明也(三菱一号館美術館館長)、塩原将志(アート・オフィス・シオバラ代表取締役)
モデレーター:岩渕潤子(アグロスパシア株式会社取締役/AGROSPACIA編集長)

2. 「今、『アート』ではないアートが熱い!?」 3月23日(土)15:30-17:30(開場15:15)
山下清やヘンリー・ダーガーなど、その名を知っている人たちも少なくないはず。今また、日本各地で障がいをもつ人々の表現活動が注目されつつあります。美大などで専門的にアートを学んだことがない人々による表現が、私たちが慣れ親しんでいる「アート」に与えるインパクト、またそうした活動の支援のあり方やアートとして評価する方法などについて、有識者や現場で携わる方々を交え自由に話し合います。

登壇者:櫛野展正(鞆の津ミュージアムアート・ディレクター)、立花文穂(美術家/グラフィックデザイナー)、保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員)
モデレーター:ロジャー・マクドナルド(AIT)
協力:日本財団

3. 「これから一万年の私たちの創造のために」 3月24日(日)11:30-13:00(開場11:15)
地球の運動、文化の成り立ち、人類の本性や存在理由、そして幸せの意味など多くのことを考えながら、日々多くの人々が生きていると思われるこの2013年春。その中でアートがどのように私たちの意識と交流し、それらの意味を掘り下げ、また新たなインスピレーションを生み出しているのでしょうか?またそれによって、よりよき人類の集合意識をもたらし、これから先の一万年にどのように寄与していくことができるのでしょうか?3人のゲストが、世界のビジョンと創造について語り合います。

登壇者:平川典俊(美術家)、リュック・タイマンス(美術家)、千賀一生(『わの舞』主宰/作家)
モデレーター:岡部あおみ(キュレーター)
通訳:ポリーン・ボールドウィン
主催:『TODAY IS THE DAY』財団

4. 「装うこと、身に着けることの文化人類学」 3月24日(日)14:00-16:00(開場13:45)
人は、なぜ衣服やアクセサリーを身に着け、自分の身体以上の何かを表現するのでしょうか?他者との違いを趣味によって出すため?他の文化を取り入れて疑似的に生まれ変わるため?社会的なステータスや力を顕示するため?服飾や宝飾の領域では、今、私たちの身体や欲望について何が語られているのでしょうか?今どきの装いの背後にある力学をのぞいてみましょう。

登壇者:シムラブロス(美術家)、山縣良和(リトゥンアフターワーズ代表)、ニリス・ネルソン(キュレーター)
モデレーター: 椿玲子(森美術館アソシエイト・キュレーター)

*プログラムの内容は、変更する場合がございます。予めご了承下さい。


2013-2-21

第5回恵比寿映像祭「パブリックダイアリー」地域連携プログラム

「内部被ばくを生き抜く」上映会
日時:2月18日(月)19:15-21:15(開場 18:45/上映開始 19:15-)*上映時間80分
*上映後、ディスカッションの時間を設けます。
会場:代官山AITルーム


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この度AITは、第5回恵比寿映像祭の地域連携プログラムの一環として、「内部被ばくを生き抜く」の上映会を開催いたします。

もうすぐ「3.11」から2年が経ちますが、あの震災は終わったのでしょうか。放射能は、あの日、町や県を超え、確実に飛散しました。

私たちがふだん目にする映像の多くからは、震災と放射能の影は消えつつあるように見えます。
しかしながら、それとともに生きる人の心には、日々の工夫や苦悩、葛藤、喜びが深く刻まれていることでしょう。

今、原発事故後の日本で、命を守りながら前向きに生きていきたい 全ての人たちへ。
鎌仲ひとみ監督の最新ドキュメンタリー「内部被ばくを生き抜く」から、この時代を生きることについて思いを巡らせてみませんか?


◆「内部被ばくを生き抜く」とは?
原発・放射能問題について撮り続けてきた鎌仲ひとみ監督が、広島、チェルノブイリ、イラク、福島という放射能汚染地域での臨床経験が豊富な4人の医師に、「内部被ばく」にどう対処していけばいいのかを取材したドキュメンタリー。
放射能に汚染された現場では、データにはならないが確実に被害を受け苦しんでいる人々がいる。医師の他にも、福島・二本松に生き続けることを決めた一家等、今まさに進行している過酷な状況におかれている人々の声を集めた本編をとおして、私たち一人ひとりに、この問題に対する「自らの立ち位置」を見定める契機を与えてくれる。

2013-2- 4

六本木アートカレッジ・セミナー

【いよいよシリーズ最終回・参加者募集!】
六本木アートカレッジ・セミナー
第3回開催『エイト・リンク・ラボ/ AIT LINK LABO』アートだからできる、記憶の質感

日時:2013年2月7日(木) 19:00-20:30 *要事前申込
会場:アカデミーヒルズ(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)
ナビゲーター:ロジャー・マクドナルド、小澤慶介(AIT)
受講料:3,000円(税込)*申込者には「会田誠:天才でごめんなさい」展チケットを進呈


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キーワードは、「記憶」。
・取り上げるアーティストや運動など:ウジェーヌ・アジェ、フューチャリズム、クリスチャン・ボルタンスキー、比嘉豊光、マルティプリシティー、ジョルジュ・アデアグボ...

AITは、六本木アートカレッジ・セミナーにて、トークセッション「エイト・リンク・ラボ/ AIT LINK LABO」を開催します。
アートは、私たちが生きている世界をさまざまに映し出す鏡といえるでしょう。『エイト・リンク・ラボ/ AIT LINK LABO』は、今世界がどうなっているのかを、過去200年のアートをとおして眺める試みです。
2012年度は、「ミックス」「マネー」「記憶」という3つのキーワードを軸に3回のレクチャーを開催。時代を色濃く映し出す作品や伝統を打ち壊す芸術運動や展覧会などを縦横無尽に駆け巡り、アートと世界の深い関係を描き出します。各レクチャーは、アートの歴史や話題の展覧会を取り上げながら行われます。アートに関する新しい発見と楽しさに満ち溢れた90分の「エイト・ リンク・ラボ/ AIT LINK LABO」にぜひ参加してみませんか?

ナビゲーターは、キュレーターでAITの教育プログラムのディレクターのロジャー・マクドナルドと小澤慶介が務めます。

第3回目のキーワードは「記憶」。古今東西のアーティストたちは、どのように記憶や時間、場、歴史といったテーマに挑み、どのように時代の表情を描き出しているのでしょうか?スピードとテクノロジーが私たちの世界に変化を生むとすれば、記憶や想像力は私たちの人生や社会により豊かな見通しを与えてくれるとは考えられないでしょうか。
19世紀末の写真家、ウジェーヌ・アジェは抜け道や裏道を彷徨いながら撮り続けたことで、彼の時代のパリを鮮やかに表わしました。また、2000年代に入り、ミラノを拠点に活動を展開するアーティストや社会学者、経済学者などの集団「マルティプリシティー」が扱う個人の密やかで儚い記憶の集積が、意外にも今どきの社会と集合的な記憶の関係を鮮やかに映しだすこともあります。
ほかにも、クリスチャン・ボルタンスキーは「生と死」「記憶」をテーマとした作品を世界各国で発表し続けており、日本国内では香川県豊島で、人々の心臓音を恒久的に保存、聞くことができる「心臓音のアーカイブ」や、越後妻有アートトリエンナーレ2012では古着を大量に使ったインスタレーション作品「No Man's Land」で話題を呼んでいます。
本レクチャーでは、人々に共有される記憶と消えてゆく記憶の間で揺れ動くアートの姿を紹介します。

また、参加者には森美術館で開催中の「会田誠:天才でごめんなさい」展のチケットを進呈します(お一人様一枚)!
この機会に、セミナーと併せてぜひ展覧会もお楽しみください。

2013-1-20

Tokyo Art Research Lab (TARL) ネットワーキング・ラボ vol.8

今年度最後!「TARLと『三宅島大学』の活動報告/アートプロジェクトと学びの場のこれから」
日時:2013年2月3日(日)14:00-16:00(13:30受付開始)、16:00-17:00 交流会
会場:東京文化発信プロジェクトROOM302
*入場無料 *交流会あり(参加費500円)
*最終回につき、いつもより30分程度時間を延長して開催します。


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ネットワーキング・ラボvol.3の様子


第8回本年度の最終回となる「TARLネットワーキング・ラボ」は、伊豆諸島のひとつである三宅島全体を舞台に、様々な学びの場を提供する「三宅島大学」の関係者をゲストプレゼンテーターにお招きします。また、TARL事務局やリサーチャー、各講座のコーディネーターによるこれまでの振り返り報告とディスカッションも行い、アートプロジェクトと学びの場のこれからについて考えます。

交流会では、三宅島に関するケータリングを予定しています。ゲストや参加者とのコミュニケーションをお楽しみください。
みなさまのご参加、お待ちしております!

2013-1-10

追加決定!第5・6回「東京事典」公開録画

参加無料!申込受付中!
多彩なゲストが「東京」について15分間語るプレゼンテーションイベント!

日程:第5回 :2013年1月24日(木)/第6回 :2013年2月21日(木)
時間:18:30-21:00(休憩含む)
会場:代官山AITルーム *見学無料 *要事前申込
http://tokyojiten.net facebook



第5回「東京事典」公開録画風景 プレゼンター:泉太郎(美術家)Photo by Yukiko Koshima



「東京」から、わたしたちの時代や社会を考えるための映像事典。
2012年度「東京事典」プレゼンテーション公開録画の追加開催が決定しましたので、お知らせいたします。



☆ 第5回 ゲストプレゼンター(1/24)
毛利嘉孝(社会学者)
臼井隆志(アーティスト・イン・児童館 プログラム・ディレクター)
吉川晃司(Tokyo Art Research Labリサーチャー)


☆ 第6回 ゲストプレゼンター (2/21)
毛原大樹(美術家)*再録画
吉田真理子
澤田サンダー(映画監督)
佐藤慎也(建築家/日本大学理工学部建築学科准教授)



当日は、プレゼンテーションのほか、プレゼンターを交えたディスカッションを行います。また、バーも出しますので、くつろいだ雰囲気でお楽しみください。
お誘い合わせの上、ぜひご来場ください。
*本プログラムは東京アートポイント計画の一環としておこなっています。

2013-1- 4

Tokyo Art Research Lab (TARL) ネットワーキング・ラボ vol.7

「拡がるアートの現場2〜小さな場から生まれるアートを考える〜」
日時:2013年1月13日(日)14:00-15:30(13:30受付開始)
会場:東京文化発信プロジェクトROOM302
*入場無料 *交流会あり 15:30-16:30(参加費500円)


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ネットワーキング・ラボvol.5の様子


―TARLは、全11の講座からなる、アートプロジェクトを知る/実施する/研究するための「知」と「スキル」のプラットフォームです―

第7回「TARLネットワーキング・ラボ」は、「blanClass(ブランクラス)」の小林晴夫さんと、「HAGISO」の宮崎晃吉さんを迎え、小さくとも魅力的な表現の生まれる場づくりについて話し合います!

横浜の住宅街にある小さなスペースで、毎週のようにアーティストの実験的なパフォーマンスや公開インタビュー、USTREAM配信イベントなどを行っている「blanClass(ブランクラス)」。そして、台東区谷中のアパートを改装し、東京における"最小文化複合施設"を目指して2013年3月にオープンする「HAGISO」。それぞれ、表現する人たちが集まり、次の時代のアートが生まれる場となっています。
そのような場づくりのコツや具体的な活動に触れ、それぞれの可能性について語り合ってみませんか?

当日は、TARLの各講座で紹介された考えや事例などをより深く掘り下げるための伴走者「リサーチャー」による、TARLの進捗と今後の展開を参加者の皆さんへ報告。その後、ゲストによるプレゼンテーションで、それぞれのプロジェクトの内容や企画意図を把握し、参加者を交えてディスカッションを行います。交流会では、ドリンクを手に、ゲストとのコミュニケーションをお楽しみください。

みなさまのご参加、お待ちしております!

2012-12-28

AIT at SUNDAY「照屋勇賢の頭のなか:ギャラリートーク&ディナー」

日時:2013年1月13日(日)17:00-19:30
会場:CAPSULE / SUNDAY -CAFE ART RESTAURANT(東京都世田谷区池尻2-7-12)
*17:00よりトーク、18:00よりディナー *要予約
定員に達したため、お申込みの受付を締め切りました。多数のお申し込みありがとうございました。

 

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左:《Heroes - Obama》 2011、麻地に紅型染め、76x46cm ©Yuken Teruya Studio/右:カフェアートレストランSUNDAY店内風景

 

AITは、年明け最初の企画として、AIT at SUNDAY「照屋勇賢の頭のなか:ギャラリートーク&ディナー」を2013年1月13日(日)に開催します。

ニューヨークを拠点とし、世界各地でその活躍の場を広げて来た照屋勇賢。
巨大コマーシャルブランドであるマクドナルドやシャネルの紙袋を切り抜いて、袋の中に精巧な樹木が立ち現れる作品、といえば思い出す人も多 いでしょう。
最近では、基地問題や環境破壊を表現してきた紅型の作品シリーズに、オバマ大統領やウルトラマン、具志堅用高のポートレートを画面いっぱいに染め上げる「ヒーロー」も発表し、話題となっています。

その照屋勇賢の個展「Cut 'n Dry」の第二弾*が、世田谷・三宿のカフェアートレストランSUNDAY併設のギャラリーCAPSULEで開催されるのにあわせて、 日本で初公開の作品を含む新作を前に、作家のギャラリートークを行います。その後、作家を囲みながら、SUNDAYの美味しいディナーとドリンクを楽しみます。

当日は、作品を前に彼の言葉を直接聞くことで、その表現の力強さを裏付ける思考も覗きみます。少人数で、気鋭の作家と語り合うことができる特別企画です。食事の時間を作家と分かち合い、リラックスした時間のなかで、作家がアイディアを形にするプロセスにふれてみませんか。みなさまのご参加をお待ちしています。

*第一弾(前期)は、現在、同ギャラリーにて紙袋の作品シリーズ「告知-森」を展示中。
プレスリリースはこちら 照屋勇賢「Cut n'Dry」展(PDF / 152KB)

2012-12-19

Tokyo Art Research Lab (TARL) ネットワーキング・ラボ vol.6

TARLと、アートの現場をつなぐ:アーティスト・イン・児童館《Y時のはなし》へ行こう!
日時:12月2日(日)14:00-15:30(13:00開場)、懇談会15:30-
会場:練馬区 光が丘区民センター3階 多目的ホール
参加費:500円 *要予約
*特別企画のフィールドワークにつき、会場がいつもの「東京文化発信プロジェクトROOM302」とは異なりますのでご注意ください。


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左:ネットワーキング・ラボvol.2の様子 右:TARLロゴ


―TARLは、全11の講座からなる、アートプロジェクトを知る/実施する/研究するための「知」と「スキル」のプラットフォームです―

ネットワーキング・ラボ」は、TARLの講座で取り上げるアートプロジェクトに必要不可欠な「知」や「スキル」とア ートプロジェクトの現場をつなぐ回路作りを目的に、TARL事務局が毎月1回開いているオープン・デイ(誰もが参加できる場)です。

第6回は、過去のネットワーキング・ラボvol.3にて、ディレクターの臼井隆志さんをゲストに招いて話をうかがった「アーティスト・イン・児童館」の現場を見に行くフィールドワーク形式で開催します!

当日は、演劇カンパニー「快快(FAIFAI)」が、練馬区内の児童館の子供たちと共に演劇作品《Y時のはなし》を新しく制作・公演するプロジェクトの本公演。あらかじめ取材活動を行ったリサーチャー、コーディネーターと共にプロジェクトのフィナーレを目撃し、その意義についてゲストや参加者と共にディスカッションの場を持ちたいと思います。

みなさまのご参加、お待ちしております!

2012-11-28

第4回「東京事典」公開録画

参加無料!申込受付中!
多彩なゲストが「東京」について15分間語るプレゼンテーションイベント!

日時:12月13日(木)18:00-21:00(休憩含む)開始・終了時間が変更になりました。
会場:代官山AITルーム *見学無料 *要事前申込
http://tokyojiten.net facebook



左:第2回「東京事典」公開録画プレゼンター:鎌仲ひとみ(映画監督)右:第2回「東京事典」公開録画の様子   Photo by Yukiko Koshima


今、「東京」はどのようなものになりつつあるのでしょうか。
100年後、この私たちの時代を振り返ったときに、人々はどのような時代、どのような社会状況、またどのような文化環境であった と認識するでしょうか。
今年度は、10年から100年といった時間のスケールや幅広い地理的な視点で東京の今を眺めることで、わたしたちが生きる生活環境や文化を見直すきっかけを多くの人々に向けて発信しま す。

当日は、プレゼンテーションのほか、プレゼンターを交えたディスカッションを行います。また、バーも出しますので、くつろいだ雰囲気でお楽しみください。
お誘い合わせの上、ぜひご来場ください。

2012-11-10

第3回「東京事典」公開録画

参加無料!申込受付中!
多彩なゲストが「東京」について15分間語るプレゼンテーションイベント!

日時:11月15日(木)18:30-21:30(休憩含む)終了時間が 21:00に変更になりました。
会場:代官山AITルーム *見学無料 *要事前申込
http://tokyojiten.net facebook


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2012年度 第2回「東京事典」公開録画の様子  Photo by Yukiko Koshima


「東京」からわたしたちの時代や社会を考えるための映像事典。
2012年度第3回目の「東京事典」プレゼンテーション公開録画を11月15日(木)に開催します。

今回のプレゼンターは、こちらの四名。
兼松芽永(芸術の人類学/一橋大学大学院社会学研究科博士課程在籍)
管啓次郎(詩人/比較文学者)
小泉明郎(美術家)
泉太郎(美術家)
 12月13日(木)に変更になりました。



今、「東京」はどのようなものになりつつあるのでしょうか。
100年後、この私たちの時代を振り返ったときに、人々はどのような時代、どのような社会状況、またどのような文化環境であった と認識するでしょうか。
今年度は、10年から100年といった時間のスケールや幅広い地理的な視点で東京の今を眺めることで、わたしたちが生きる生活環境や文化を見直すきっかけを多くの人々に向けて発信しま す。

当日は、プレゼンテーションのほか、プレゼンターを交えたディスカッションを行います。また、バーも出しますので、くつろいだ雰囲気でお楽しみください。
お誘い合わせの上、ぜひご来場ください。

2012-11- 5

「ホームアゲイン―Japanを体験した10人のアーティスト」展 特別鑑賞会

【MAD申し込み者対象、期間限定特典】11月12月(月)まで!
MAD2012にお申し込みされた方(限定10名)を対象に、
「ホームアゲイン--Japanを体験した10人のアーティスト」展の特別鑑賞会を開催!

日時:2012年11月14日(水)18:30-20:00 *ガイドツアーは19:00から30分程度
会場:原美術館


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左:2012年9月に開催した展覧会リポーター向けガイドツアー風景
右:展覧会フライヤー


※本展の会期は11/18(日)までです。まだという方は是非、ご高覧ください。


出身国は、アジアや中東、北米や南米等7カ国。
AITのレジデンス・プログラムで東京に滞在した10名の作品が一堂に会す展覧会!
かつて私邸だった原美術館を、アーティストたちの「仮想の家(ホーム)」に見立てた展覧会の魅力をたっぷりご紹介します。

今、MAD2012の「オーディエンスコース後期」または「レクチャー・クーポン」にお申込いただいた方を対象に原美術館で開催中のホームアゲイン―Japanを体験した10人のアーティスト」展ガイドツアーへ無料招待します。
ガイドは、本展のアソシエイト・キュレーターを務めたAITの堀内奈穂子が担当します。

本展は、2007年から2011年までの過去5年間に渡り、バッカーズ/AITレジデンス・プログラムによって東京に招聘した若手アーティストのグループ展です。
インドネシア、アフガニスタン、ブラジル等7カ国から集まった彼らが、東京に滞在中に制作した作品と、帰国後に制作した新作をあわせて展示しています。
六本木でのナイトライフ、カラオケ、招き猫、地下鉄など、東京でのさまざまな発見や経験が反映された作品の数々。そこには、見知らぬ地に滞在する不安感や心細さと共に、それを新たな表現へと変えていくアーティストたちのたくましい創造力が見られます。
この夏ドイツで開催された5年に一度の国際展、dOCUMENTA13に参加したカディム・アリや、ブラジルで開催されたサンパウロビエンナーレに出展したチアゴ・ホシャ・ピッタなど、レジデンス後にさまざまな国際展やアートフェアで活躍の場を広げている彼ら。
ぜひ、彼らの表現や視点を通し、新たな「東京」の姿を発見してみませんか?

本展を見たかったけれどまだ見てない方、本メールで知って興味を持ってくださった方はふるってご参加ください!

2012-11- 1

Tokyo Art Research Lab (TARL) ネットワーキング・ラボ vol.5

演劇プロジェクト「三宅島在住アトレウス家」と新たな東京をみつける「東京事典」プロジェクトを分析解剖!
日時:11月4日(日)14:00-15:30(13:30受付開始)
会場:東京文化発信プロジェクトROOM302
*入場無料 *交流会あり 15:30-16:30(参加費500円)


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ネットワーキング・ラボvol.4の様子(ゲスト:大巻伸嗣)


―TARLは、全11の講座からなる、アートプロジェクトを知る/実施する/研究するための「知」と「スキル」のプラットフォームです―
ネットワーキング・ラボ」は、TARLの講座で取り上げるアートプロジェクトに必要不可欠な「知」や「スキル」とア ートプロジェクトの現場をつなぐ回路作りを目的に、TARL事務局が毎月1回開いているオープン・デイ(誰もが参加できる場)です。

第5回は、ギリシャ悲劇に登場する一家の物語を通して、住まいや暮らしについて考える演劇プロジェクト「三宅島在住アトレウス家」と、「東京」について、アーティストや編集者、研究者などによる映像プレゼンテーションをウェブサイトに蓄積し、「東京」の多様性や新たな「東京」をさまざまな角度から捉えるプロジェクト「東京事典」の関係者を迎え、2つのプロジェクトをめぐる思考の世界と可能性に迫ります。

当日は、TARLの各講座で紹介された考えや事例などをより深く掘り下げるための伴走者「リサーチャー」による、TARLの進捗と今後の展開を参加者の皆さんへ報告。その後、ゲストによるプレゼンテーションで、それぞれのプロジェクトの内容や企画意図を把握し、参加者を交えてディスカッションを行います。交流会では、ドリンクを手に、ゲストとのコミュニケーションをお楽しみください。

TARLの受講生や東京アートポイント計画関係者に関わらず、アートの実践の場に触れたい方なら誰でも参加できます。みなさまのご参加、お待ちしております!

2012-11- 1

現代アート公募プログラム「ART IN THE OFFICE」一般公開日のご案内

2012年度アーティスト 福士朋子氏受賞作品「take off / landing」
日程:11月13日(火)、12月11日(火) *全2回 *要予約/入場無料
時間:いずれも19:00-20:00
会場:マネックス証券株式会社 *予約制

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マネックス証券新本社ビル メインエントランス(写真右奥がプレスルーム)


*ART IN THE OFFICEは、2012年度グッドデザイン賞を受賞しました [詳細]
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この度、「ART IN THE OFFICE」にて、2012年度受賞アーティストの福士朋子氏の作品の一般公開を行いますので、ご案内します。マネックス証券株式会社(以下マネックス)が主催する本プログラムは、企業の顔ともいえるマネックスの本社オフィスのプレスルームの壁を、新々気鋭のアーティストの発表の場として提供するもので、今年で5年目となります。AITは、当初より同プログラムの運営協力を行っています。

福士は、ホワイトボードにマグネットや油性マジック等のごく一般的な素材を使い、マンガのコマ割りの構図等の要素を取り入れた作品を制作しています。受賞作品「take off / landing」では、グローバルに活躍するマネックスの企業イメージからアイディアを得て、プレスルームを空港のラウンジに見立て、飛行機や空港にまつわる全7つの作品を展示しました。なお、これらの一部の作品は、7月末に開催された、福士とマネックス社員の交流会を経て、制作されています。

マネックスは、今年の夏に本社オフィスを移転。開放感溢れる新社屋では、メインエントランスからガラス張りの壁をとおして、プレスルームが一望できるようになっており、まるで作品が来訪者を出迎えるかのようです。普段はなかなか見ることのできない、オフィス内の展示を見る貴重な機会となっていますので是非お運びください。

また、この度、本プログラムが2012年度グッドデザイン賞を「展示会・見本市」の部門で受賞いたしました!
審査委員評等の詳細はこちらよりご覧ください。

2012-10-15

MAD合宿in長野2012(全2回開催)


【MAD受講生・修了生限定!】ロジャー・マクドナルドのキュレーションによる個人美術館
「フェンバーガー・ハウス」特別プレビュー合宿(一泊二日) 

第1回 10月20日(土)-21日(日)
第2回 11月3日(土)-4日(日)*両日ともに同じ内容

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左:フェンバーガー・ハウス/右:展示風景(部分)



昨年11月にAIT初の試みとして開催しご好評をいただいた、MAD合宿in長野。
今年も10月と11月の計2回にわたり、前回とはまた違う、さらにパワーアップした内容の合宿を企画しました。

参加対象は、MADの受講生と修了生のみで、各回計6名の少人数制。
合宿のメイン会場となるのは、MADのプログラムディレクター、かつキュレーターであるロジャー・マクドナルドが、2013年春にオープンする個人美術館「フェンバーガー・ハウス」(長野県佐久市)です。
本合宿では、正式なオープンの前に、ロジャーの思索とユーモアに富んだ美術館のなかで、アートについて学び、語り合います。
長野の美しい自然、美味しい食事、そして温泉も楽しめる、スペシャルな体験が詰まった2日間です。

合宿では、フェンバーガー・ハウスの成り立ちについて、あらゆる角度からトークやディスカッションを行います。
また、全6つのセッションは、施設内の「場」を次々と変えて行われます。ここでは、AITでスライドを見ながらレクチャーを受けるのとは違う、実際にアート作品や「もの」を目の前にしながら共に語り、学び、考えることを目指します。

映像を見るだけなく、音にじっくりと耳を傾けるミニ・オーディオ・シアター、フランツ・ウェストのソファ等のアンティーク家具のある部屋、参加者の知的好奇心を刺激するライブラリー。さらに、なんと、ハウスの外のガーデンには発掘現場も!昼や夜の休憩タイムには、ベランダで澄んだ空気の中、コテージパイ等美味しいイギリスの手料理やドリンクを楽しみます。
他の誰よりも一足先に、都会を離れ、この特別な空間でじっくりアートに触れる贅沢な時間を過ごしませんか?

オープン後は、完全予約制でしか入ることのできないフェンバーガー・ハウス。
皆さんのご参加を、心よりお待ちしています!

2012-10- 5

第2回「東京事典」公開録画 開催!

見学者募集!多彩なゲストが「東京」について15分間語るプレゼンテーションイベント!
日時:10月25日(木)18:30-21:00(休憩含む)
会場:代官山AITルーム *見学無料 *事前申込
http://tokyojiten.net facebook



2011年度「東京事典」の様子  Photo by Yukiko Koshima


AITでは、「東京」をテーマとしたオンラインの映像事典「東京事典」のプレゼンテーション公開録画を9月より11月まで月に1回、代官山のAITルームにて開催しています。

「東京事典」は、2011年度から行っているプロジェクトで、東京の多様性や特徴を、国内外の美術家や研究者などが発表し、ウェブ上に蓄積することで、「東京」をさまざまな角度から表象する プロジェクトです。2011年度は、29組(一般参加:5組)のプレゼンテーションを収録し、現在、ホームページで公開しています。http://tokyojiten.net/

現在、「東京」はどのようなものになりつつあるのでしょうか。100年後、この私たちの時代を振り返ったときに、人々はどのような時代、どのような社会状況、またどのような文化環境であった と認識するでしょうか。
今年度は、10年から100年といった時間のスケールや幅広い地理的な視点で東京の今を眺めることで、わたしたちが生きる生活環境や文化を見直すきっかけを多くの人々に向けて発信しま す。

当日は、プレゼンテーションのほか、プレゼンターを交えたディスカッションを行います。また、バーも出しますので、くつろいだ雰囲気でお楽しみください。
お誘い合わせの上、ぜひご来場ください。

2012-10- 3

Tokyo Art Research Lab (TARL) ネットワーキング・ラボ vol.4

アーティスト大巻伸嗣氏を迎えて開催!
「拡がるアートの現場 〜美術館から出たアートを考える〜」

日時:10月7日(日)14:00-15:30(13:30受付開始)
会場:東京文化発信プロジェクトROOM302
*入場無料 *交流会あり 15:30-16:30(参加費500円)


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左:ネットワーキング・ラボvol.2の様子/右:TARLロゴ

 

−TARLは、全11の講座からなる、アートプロジェクトを知る/実施する/研究するための「知」と「スキル」のプラットフォームです−
ネットワーキング・ラボ」は、TARLの講座で取り上げるアートプロジェクトに必要不可欠な「知」や「スキル」とアートプロジェクトの現場をつなぐ回路作りを目的に、TARL事務局が毎月1回開いているオープン・デイ(誰もが参加できる場)です。

第4回目となる今回は、アーティストの大巻伸嗣氏を迎えて、アーティストの捉えるアートの現場のさまざまな課題をTARL講座と関連づけながら、来場者の意見や感想を交えつつ議論を深めていきます。また、TARLの各講座で紹介された考えや事例などをより深く掘り下げるための伴走者「リサーチャー」が、TARLの進捗や今後の展開を紹介します。

TARLの受講生や東京アートポイント計画関係者に関わらず、アートの実践の場に触れたい方なら誰でも参加できます。みなさまのご参加、お待ちしております!


2012-10- 2

「東京事典」から、二つのご案内

A. 聴講無料!プレゼンテーション公開録画が、いよいよ9月27日(木)から始まる。
B.「東京」について自分の考えをまとめてみよう!「東京」を考えるワークショップを開催!
 *延期になりました
会場:代官山AITルーム *要予約
参加費:A. 無料/B. 2,000円(全2回)


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2011年度「東京事典」公開録画の様子  Photo by Yukiko Koshima


A. 「東京」からわたしたちの時代や社会を考えるための映像事典、それが「東京事典」。
その本年度第一回目のプレゼンテーション公開録画を9月27日(木)に開催します。

今回のプレゼンターは、こちらの三名。
光岡寿郎(メディア研究)
神里達博(科学史)
中村美亜(芸術文化学、東京藝術大学助教)

今、「東京」はどのようなものになりつつあるのでしょうか。
サイエンステクノロジーの進化や震災は、私たちの生活環境や文化にどのような影響を与えているのでしょうか。
社会学、科学史、ジェンダー・スタディーズの領域で興味深い発言をしている三名の研究者を迎え、公開プレゼンテーションを行います。

当日は、プレゼンテーションのほか、プレゼンターを交えたディスカッションを行います。また、バーも出しますので、くつろいだ雰囲気でお楽しみください。
お誘い合わせの上、ぜひご来場ください。

2012-9-22

六本木アートカレッジ・セミナー

参加者募集!六本木でアートを学ぶ一晩の講座
第2回『エイト・リンク・ラボ/ AIT LINK LABO』アート=マネー? オリジナルと複製をめぐるマトリックス

日時:9月21日(金) 19:00-20:30
会場:アカデミーヒルズ(六本木)
*要予約 *受講料:3,000円(税込)森美術館展覧会チケット付き


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AITは、六本木アートカレッジ・セミナーにて、トークセッション「エイト・リンク・ラボ/ AIT LINK LABO:アート=マネー? オリジナルと複製をめぐるマトリックス」を開催します。

アートは、世界をさまざまに映し出す鏡。『エイト・リンク・ラボ/ AIT LINK LABO』は、今世界がどうなっているのかを、過去200年のアートをとおして眺める試みです。
2012年は、「ミックス」「マネー」「記憶」という3つのキーワードを軸に3回のレクチャーを開催(6月、9月、12月開催)。時代を色濃く映し出す作品や伝統を打ち壊す芸術運動、常軌を逸するような展覧会などを縦横無尽に駆け巡り、アートと世界の深い関係を描き出します。テーマは、シンカ(進化・深化)するアート。各レクチャーは、アートの歴史や話題の展覧会を取り上げながら行われます。新しい発見と楽しさに満ち溢れた90分のアートの旅へようこそ!ナビゲーターは、キュレーターでAITの教育プログラムのディレクターのロジャー・マクドナルドと小澤慶介が務めます。

第2回目のキーワードは「マネー」。
アート×マネー×世界規模の市場が、世界のイケているアートを生み出すのでしょうか?
マルセル・デュシャンは、20世紀のはじめに、日常生活で手に入る既製品をアートとして提示したり、複製を限定数作ってアートにつきものの「オリジナル」という考え方を疑うことで、アートの経済学を刺激しました。それからおよそ70年。 1980年代以降のマネーと市場は、アート界で圧倒的な力を持つようになりました。
今、アートはマネーと市場の手の届かない価値を示すことができるでしょうか?それとも、マネーはすべてを手に入れてしまうのでしょうか?アンディー・ウォーホルなどを訪ねながら、アートとマネーの微妙な関係に迫ります。

また、参加者には森美術館で開催中の「アラブ・エクスプレス展:アラブ美術の今を知る」のチケットを進呈します(お一人様一枚)。このお得な機会に、セミナーと併せてぜひ展覧会もお楽しみください。


【取り上げるアーティスト】マルセル・デュシャン、ピエロ・マンゾー二、アンディー・ウォーホル、リクリット・ティラバニア、サンティアゴ・シエラ、リジア・クラーク、ダミアン・ハースト...他多数!


2012-9-14

「ホームアゲイン―Japanを体験した10人のアーティスト」展覧会リポーター募集!

9月26日(水)18:00-20:00 展覧会リポーター特別鑑賞会開催!
AITと原美術館主催の「ホームアゲイン―Japanを体験した10人のアーティスト」展の
様子をブログやSNSで伝えてみたい方を募集します



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この度、AITと原美術館が主催する展覧会「ホームアゲイン―Japanを体験した10人のアーティスト」では、ブログやSNSなどで展覧会の紹介を行うリポーターを募集します。

本展では、アーティスト・イン・レジデンス・プログラムによって、2007年から2011年に東京に滞在したアーティスト10名を招き、彼らが滞在中に制作した作品と帰国後の新作を紹介します。インドネシア、シンガポール、インド、アフガニスタン、ブラジル、アルゼンチン、アメリカなど、さまざまな国々からの集まったアーティストによる作品からは、住み慣れた場所とは異なる地に滞在することで見えてくる新たな視点や考え方が豊かに映し出されています。

リポーター用の特別鑑賞会では、ホームページやブログ、Twitter、Facebook など、日頃情報発信をしている方を展覧会にご招待し、展覧会鑑賞の体験や感想を独自の視点でご紹介いただきます。当日は、展覧会キュレーターとAITによる30分程度のガイドツアーも行います。

作品を鑑賞し、その発見や見所をテキストにしてみることで、普段とは違う展覧会体験をしてみませんか?
皆様のご参加をお待ちしております。


2012-8-24

AIT スペシャルトーク「dOCUMENTA(13)からアートの未来を考える」

【現代アートの学校MADに新規・継続申込の方は無料招待!】
日時:9月15日(土)19:00-21:00
会場:ヒルサイドテラスアネックスB棟 *要予約 *逐次通訳付き
*会場が変更になりました
スピーカー:杉田敦(美術批評/オルタナティブ・スペース、art & river bankディレクター/女子美術大学教授)、小澤慶介(NPO法人AIT)
モデレーター:堀内奈穂子(NPO法人AIT)


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左:ドクメンタ13 Fridericianum 右:宋冬(ソン・ドン)「Doing Nothing Garden」2012

 

アーティストの創造回路に触れ、会話とドリンクを楽しむ夏の夜!!
今夏、ドイツのカッセルで100日にわたって開催されているドクメンタ。
5年ごとに開催され、13回目を迎えた今回は、アートのどのような姿を映し出したのでしょうか。8つの主要な会場と、カブール、アレクサンドリア/カイロ、バンフと連動しての展示など、総勢300人以上のアーティストが参加した今回は、その膨大な作品数をどう体験するかも話題になりました。

アメリカの美術批評家Jerry Saltz(ジェリー・サルツ)はこう言っています。ドクメンタ13の75%はそれほどでもない。しかしながら25%は抗しがたい魅力がある。そこには、アートの未来像がある、と。
ディレクターのキャロライン・クリストフ=バカルギエフ(米)は、「夢見る(人)」や「退却する(人)」、「包囲された(人)」などのテーマを設定し、参加者もアーティストに限らず、文化人類学者、映画監督、小説家などまで多彩を極めています。

サルツの言葉を信じるならば、こうしたテーマや参加者による展示や作品がアートの未来を映し出しているということになります。当日は、杉田敦氏を迎え、AITの小澤慶介とともに、スライドで実際の展示風景を紹介しながら今回のドクメンタの解題を試みます。
行った人も、行けなかった人も、ともにドクメンタが提示するアートの奥深さを考えてみませんか?
9月開講MADにお申し込みの方は、本トークに無料招待しますので、このお得な機会をどうぞお見逃しなく!
みなさんのご参加をお待ちしています。


2012-8-23

Tokyo Art Research Lab (TARL) ネットワーキング・ラボ vol.2

アートの学びが、現場とつながる時間!
日時:8月5日(日)14:00-15:30(13:30受付開始)
会場:東京文化発信プロジェクトROOM302
*入場無料 *交流会あり 15:30-16:30(参加費500円)


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ネットワーキング・ラボvol.1の様子

 

TARLと、「アートアクセスあだち」や「としまアートステーション構想」をつなぐ −TARLは、全11の講座からなる、アートプロジェクトを知る/実施する/研究するための「知」と「スキル」のプラットフォームです−
ネットワーキング・ラボ」は、TARLの講座で取り上げるアートプロジェクトに必要不可欠な「知」や「スキル」とアートプロジェクトの現場をつなぐ回路作りを目的に、TARL事務局が毎月1回開いているオープン・デイ(誰もが参加できる場)です。

第2回は、足立区千住地域を舞台とする「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」、豊島区雑司が谷を拠点とする「としまアートステーション構想」のアートプロジェクトの関係者をゲストに迎えます。

当日は、TARLの各講座で紹介された考えや事例などをより深く掘り下げるための伴走者「リサーチャー」による、TARL各講座の説明と進捗レポート、今後の展開を参加者の皆さんに報告します。次に、ゲストによるプレゼンテーションで、アート・プロジェクトの実情や課題を把握します。そして、アートプロジェクトに必要な企画力や実行力、判断力などについてディスカッションし、学びと現場のさまざまな関係について議論します。

TARLの受講生や東京アートポイント計画関係者に関わらず、アートの実践の場に触れたい方なら誰でも参加できます。


2012-7-29

MAD×森美術館「アラブ・エクスプレス展」

アラブの現代アートから、アートの姿を考える
日時:8月3日(金)19:00-21:00 会場:代官山AITルーム
   8月4日(土)10:30-12:30 会場:森美術館
*要予約 *参考資料付き 


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「アラブ・エクスプレス展:アラブ美術の今を知る」展示風景 森美術館 Photo: Kioku Keizo




現在、森美術館で開催中の、アラブ美術の今を網羅的に紹介する展覧会「アラブ・エクスプレス展:アラブ美術の今を知る」。34組の作家による約80点にもおよぶ作品を通してアラブの現代アートの多様な表現を紹介する、初の展覧会となります。

このほど、NPO法人AIT(エイト)は、森美術館の協力で、「アラブ・エクスプレス展」を読み解きながら、現代アートとグローバルな政治文化状況の関係を考える特別レクチャーを開催します。宗教と政治が複雑に絡み合う状況や、紛争、女性の社会的地位、オイルマネーなど、「アラブ」の情報はマスメディアを通して、私たちの目や耳に日常的に入ってきます。しかし、いざ本展のアーティストが表わす生活環境や社会状況、歴史文化を理解しようとすると、私たちがふだん触れているイメージや言葉は表層的なものに過ぎず、そうしたステレオタイプを通してそれを眺めていることにも気づきます。

本レクチャーでは、ゲストに、本展の企画制作に関わった森美術館アソシエイト・キュレーターの近藤健一氏を迎え、マスメディアでは伝えきれないアラブの多様性や、そうした状況と現代アートのつながりだけではなく、アラブの政治文化状況と震災の余波で不安定になっている私たちの生活文化のあいだで共有できる視点や課題を紹介し、受講生の皆さんとディスカッションをしながら、自分の視点で本展の作品の数々を捉え直すことを試みます。

アラブとアラブ美術を解体したあとに浮かび上がるアートの姿、そしてそれが私たちに問いかけるものを考えてみませんか。


2012-7-10

六本木アートカレッジ・セミナー

第1回『エイト・リンク・ラボ/ AIT LINK LABO』アートはミックスジュース:展覧会は何でもあり!?
日時:6月22日 (金) 19:00-20:30
会場:アカデミーヒルズ(六本木)
*要予約 *受講料:3,000円(税込)森美術館展覧会チケット付き


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AITは、六本木アートカレッジ・セミナーにて、トークセッション「エイト・リンク・ラボ/ AIT LINK LABO:アートはミックスジュース:展覧会は何でもあり!?」を開催します。

アートは、世界をさまざまに映し出す鏡。『エイト・リンク・ラボ/ AIT LINK LABO』は、今世界がどうなっているのかを、過去200年のアートをとおして眺める試みです。
2012年は、「ミックス」「マネー」「記憶」という3つのキーワードを軸に3回のレクチャーを開催(6月、9月、12月開催)。時代を色濃く映し出す作品や伝統を打ち壊す芸術運動、常軌を逸するような展覧会などを縦横無尽に駆け巡り、アートと世界の深い関係を描き出します。テーマは、シンカ(進化・深化)するアート。各レクチャーは、アートの歴史や話題の展覧会を取り上げながら行われます。新しい発見と楽しさに満ち溢れた90分のアートの旅へようこそ!ナビゲーターは、キュレーターでAITの教育プログラムのディレクターのロジャー・マクドナルドと小澤慶介が務めます。

第一回目のキーワードは「ミックス」。アート、デザイン、ファッション、建築、グラフィティを掛けあわせると何が生まれるでしょう? さまざまな表現のジャンルがあるなかで、ギャラリーや美術館で見られるものだけがキュレーション(展覧会制作)とは言えない時代になってきました。ファッション界とコラボレーションをする村上隆がいたり、毎年夏に世界的に有名な建築家が手掛ける実験的な仮設建築カフェを開くサーペンタインギャラリー(ロンドン)があったり、アートは他ジャンルの表現と混ざり合うことで、新たな地平を切り開いています。なんでもありの現代。キュレーターはこの状況をどう料理するのでしょうか?

また、参加者には森美術館で6月16日(土)より開催の「アラブ・エクスプレス展:アラブ美術の今を知る」のチケットを進呈!(お一人様一枚) このお得な機会に、セミナーと併せてぜひ展覧会もお楽しみください。


【取り上げるアーティストや運動など】アンリ・マティス、バウハウス、ブリジット・ライリー、ウィリアム・モリス、村上隆、アンドレア・ジッテル、バンクシー...


2012-6-14

Tokyo Art Research Lab 2012「オープンディスカッション」

TARL(タール)って何だ?アートプロジェクトを仕切るコツって何だ?
日時:6月17日(日)14:00-15:30
会場:東京文化発信プロジェクトROOM302(千代田区)
*入場無料(事前申込不要)*交流会あり 15:30-16:30(参加費500円)


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知識、知恵、体力、コミュニケーション力を磨いてアートのプロになるための講座が今年も始動! この度AITは、東京都および東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)が主催する「Tokyo Art Research Lab 2012」の事務局をつとめることになりました。 プログラムがスタートするにあたり、オープンディスカッションを6月17日(日)に開催しますので、お知らせいたします。

TARLは、アートの知識を持ち、アーティストやキュレーターなどの専門家、あるいは地域の人々とコミュニケーションを図り、予期せぬ出来事が起こりうる現場で臨機応変に対応することのできる人材の育成を目的として2010年からはじまりました。3年目となる2012年度は、基礎知識から、プロジェクトの企画立案、管理運営、アートと人をつなげる方法、そして記録を残す方法まで11の講座を開講。実践に必要な「知」や「スキル」をみなさんと共有し、その「ネットワーキング」にも取り組んでいきます。

このオープンディスカッションでは、講座を担当するコーディネーターらをゲストに迎え、新しくなったTARLの全容を明らかにしながら、講座の特長を紹介し、来場者のみなさんとともに来たるべきアートプロジェクトのかたちについて意見を交換します。

アートプロジェクトのこれからに関心をお持ちの方は、ぜひご参加ください!


2012-6-11

デンマークのインテリアブランド、ボーコンセプト(新宿店・南青山店)にてトーク開催!

「60分でわかる、現代アートのA to Z」
日時:6月13日(水)18:30-21:00 会場:ボーコンセプト新宿店

「2012、アートの旅へ出かけよう!」
日時:6月14日(木)18:30-21:00 会場:ボーコンセプト南青山店


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この度、AITのロジャー・マクドナルドと小澤慶介が、創業60周年を迎えるデンマークのインテリアブランド ボーコンセプトにて、現代アートについてのトークを開催します。ボーコンセプトは、アーバンデザインのソファやダイニングテーブルの家具のみならず、トータルなインテリア提案として、気軽にインテリアのアクセントになるアート作品を展開しています。ぜひ、この機会に素敵なインテリア空間で現代アートが解き放つ斬新な世界観に触れてみませんか?


2012-6- 1

エリック・ヴァン・デル・ヴァイデ新刊「THIS IS NOT MY WIFE」

AITレジデンスアーティスト、 エリック・ヴァン・デル・ヴァイデの出版記念
ローンチ・パーティーとフェアのご案内

会期:5月29日(火)-6月3日(日)
会場:ブックストアUtrecht(南青山)


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新刊「THIS IS NOT MY WIFE」表紙



この度、2011年春にAITのレジデンスプログラムにて東京に滞在したオランダ出身アーティスト、エリック・ヴァン・デル・ヴァイデによる新刊「THIS IS NOT MY WIFE」(Rollo Press and 4478zine)の出版記念パーティーおよびフェアが開催されますので、お知らせいたします。

現在、ブラジル在住であるオランダ人アーティスト、エリック・ヴァン・デル・ヴァイデは、自身のレーベル4478zineを通して、これまで25タイトル以上の作品集を出版してきました。その他、ROMA Publications、Rollo Press、Edition TaubeやKaugummi Booksなど、ヨーロッパを中心に様々な出版社から作品集も発表しています。
新刊「THIS IS NOT MY WIFE」は、カメラに向かってポーズをとる作家の妻を撮り続けた、とてもパーソナルな写真シリーズで、2009年の「THIS IS NOT MY SON」(Rollo Press and 4478zine)の続編となります。妻へ、母へ、愛する人へ...刻々と変化を遂げる身近な被写体とアーティストの関係をさぐります。あわせて、「Bonsai」(4478zine, 2011)、「Nelore」 (4478zine, 2012)、「Foto.zine nr.4 series with collaborations by Takashi Homma、Erik Kessels a.o. (4478zine, 2011)、Deer Park (Ed. Taube, 2010)」など、過去出版作品もあわせて販売いたします。

昨年春に東京を訪れ、積極的にリサーチ活動を行っていたヴァン・デル・ヴァイデでしたが、3月11日の震災後、レジデンスを中断しブラジルへ帰国しました。現在、残りのレジデンス期間を過ごすため、6月10日まで再来日しています。

6月2日(土)の17:00からはローンチ・パーティーが開催されますので、お誘い合わせの上ぜひお運びください。


2012-5-31

- ito-hen- exhibition.vol3「present for you」

MAD2011助成金受賞企画
企画者:浅井慧
会期:5月13日(日)-26日(土)開廊時間:12:00-24:00(火曜定休)
*初日のみ18:00オープン/オープニングパーティー:19:00-24:00
会場:アトリエベムスター(展示、ライブ)、企画者宅(関連イベント)
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この度、AITが開講している現代アートの学校「MAD」の、2011年度の助成金受賞企画が、浅井慧氏の「–ito-hen- exhibition.vol3『present for you』」に決まり、5月13日(日)より開催されますので、受賞の発表と合わせてお知らせいたします。
2011年度のMADでは、受講者を対象に助成金制度を設け、展覧会やアートイベントの企画案を募集しました。
浅井氏の「ito-hen」とは、関心を共有しながら不定期にアートの実験をしてきたアーティストのグループです。
カフェや企画者宅など、日常的な空間で行われる今回のアートイベントは、作家が鑑賞者に対してプレゼントを送る行為によって成り立ちます。
このオルタナティブな経済活動を提案しながら、価値を分かち合う場そのものを作品化する試みは、実験的であると同時に多くの人々に開かれている点で、公共的なものと捉えることができます。また、食や音楽など多ジャンルも取り入れながらアートやアートイベントの可能性を追求しているところも評価したポイントでした。
企画立案から少しずつ歩みを進めてきた浅井氏のイベントが、いよいよ5月13日に始まります。
展示のほか、オープニングパーティやライブ演奏、浅井氏宅を訪問する「open house」などのイベントも開催されますので、みなさんぜひお出かけください。

小澤慶介
MADプログラム・ディレクター

2012-5-10

Human Rights Watch チャリティ・現代アート・オークション

hrw logo ANNUAL DINNER Art Auction Tokyo 2012


NPO法人アーツ イニシアティヴ トウキョウ [AIT/エイト]は、国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ (Human Rights Watch) のチャリティ・現代アート・オークションに協力しています。本オークションは、世界で人権を守るための活動をするヒューマン・ライツ・ウォッチへの寄付を目的としています。オークションには、ヒューマン・ライツ・ウォッチの活動に賛同したアーティストたちが、今回のために特別に選定した、素晴らしい作品13点(価格帯5万?60万円程)が出品されます。アーティストたちの多彩な表現にふれる貴重なひとときをご一緒することができましたら幸いです。つきましては、本オークションにご来場賜りますよう、ご案内申し上げます。

Human Rights Watch
チャリティ・ディナー & 現代アートオークション東京 2012

www.hrwj.org/cd12.html

2012年5月29日 (火)


6:30 PM カクテル & サイレント・オークション
7:00 PM ディナー & ライブ・オークション

ホテルオークラ東京 別館 アスコットホール
港区虎ノ門2-10-4


チケット代: お1人様5万円(コースディナー込み)
* 但し、うち3万5千円分は寄付金として、税控除の対象となります。
* ドレスコードはビジネス又はカクテルでお願い致します。

 

クレジットカードによるご購入 / Purchase by credit card

buy tables and tickets

銀行振込によるご購入 / Purchase by bank transfer


三菱東京UFJ銀行 神保町支店(013)普通口座 0114377
公益財団法人 日本ヒューマン・ライツ・ウォッチ協会

* 銀行振込の際には、吉岡利代 riyo.yoshioka@hrw.org 又は、03-5282-5160 あてに、ご氏名、振込み金額、テーブル/チケットの数、ご連絡先をお知らせ下さいませ。

2012-4-27

アートイベント「MAGI NIGH(まじない)」

大分と東京で音楽とアートを楽しむ4日間!アートイベント「MAGI NIGH(まじない)」
日時:4月17日(火)15:00-20:00 会場:南の風山荘(大分・湯布院)
   5月5日(土)-6日(日)13:00-18:30 会場:自由学園明日館(目白)
   5月8日(火)18:00-22:00 会場:スーパー・デラックス(六本木)


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MAGI NIGH フライヤー


「MAGI NIGH Lodge」アートと食と温泉を楽しむ参加型アートイベント
日時:2012年4月17日(火)15:00-20:00  会場:南の風山荘(大分県由布市湯布院町川上
参加費:500円 *予約不要。

「Wayfinding」歩いて見つけて、まちの星座をつくるワークショップ
日時:2012年5月5日(土)、6日(日)各13:00-18:30
会場:自由学園明日館(東京都豊島区西池袋2-31-3
参加費:2,000円(中学生以下、無料) *要予約

「Ritual Exchange」イメージと音楽のコラボレーションライブ
日時:2012年5月8日(火)Open18:00 Start19:00
会場:スーパー・デラックス(東京都港区西麻布3-1-25 B1F
入場料:予約 3,000円 / 当日3,500円(ドリンク別)
出演:SOUR / How Many Daughters?(坂本美雨、U-zhaan、清水ひろたか)/ Daisuke Tnabe / 王舟


2012-4-11

Art at SUNDAY「アートを仕事にするために!」

トーク・イベント
お茶とスウィーツ、そしてアート界の話。

日時:4月7日(土)14:00-16:00
場所:SUNDAY -CAFE ART RESTAURANT(三宿)


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SUNDAY店内風景



AITは、この度トークイベント、Art at SUNDAY「アートを仕事にするために!」を開催します。

森美術館や横浜トリエンナーレ、越後妻有アートトリエンナーレなど、現代アートに触れる機会がぐっと増えたこの10年。
アート作品を扱う仕事をしたい、アーティストとともに働きたい、アートの面白さをアートファンに伝える仕事をしたいと考えている方が少しずつ増えてきているのではないでしょうか。
でも、そのために初めの一歩を踏み出すにはどうしたらいいのでしょう?
Art at SUNDAYでは、アート界の若手スペシャリストを迎え、アートを仕事にするための3つのステップを紹介します。
今は学生だけれどもいずれはアートに携わってみたい、あるいは機会があったら転職してアートの分野で自分の才能を活かしてみたいと考えている方は、ぜひご参加ください。

会場となるSUNDAYは、現代美術コレクターの自宅ようなカフェです。
アート作品が展示されている素敵な空間で、SUNDAYの美味しいお茶とスウィーツをいただきながら、ゲストのお話を伺います。

なお、2012年3月31日(土)-5月6日(日)には、SUNDAY併設のギャラリー「CAPSULE」にて、森千裕展「カラフルなヌカルミ」を開催(会期中、土日12:00-19:00のみ開場)。
イベントに参加される方は、こちらの展示もご覧いただけます。

週末の午後、アートを気軽に楽しむひとときを過ごしてみませんか?
皆さんのお越しをお待ちしています。


2012-3-31

「アートフェア東京2012」ガイドツアー

今MAD2012(ミニマリスト・クーポン除く)に申し込むと、「アートフェア東京2012」ガイドツアーにご招待
日時:4月1日(日)
会場:アートフェア東京2012(有楽町:国際フォーラム)


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アートフェア東京2011 会場風景 © アートフェア東京2011/撮影:岩下宗利


古美術・工芸品から日本画・洋画、そして現代美術まで、時代とジャンルを超えた作品が展示販売される日本最大の美術見本市「アートフェア東京2012」のエデュケーショナル・パートナーとして、会期中にガイドツアーを企画しました。

一般受付に先駆けて特別に、2012年度の現代アートの学校MADの5コースのいづれかあるいは10コマ以上のレクチャー・クーポンにお申し込みの方を対象に、「アートフェア東京2012」のガイドツアーに無料でご参加いただけます。

また、参加者には「アートフェア東京2012」の1-DAYパスポートをお渡ししますので、ツアーの後は自由に会場をまわることができます。定員になり次第締め切りますので、参加をご希望の方は、下記の詳細をご確認の上、お早めにお申し込みください!


2012-2-28

現代アート公募プログラム「ART IN THE OFFICE」選出作品一般公開イベント


【プログラム史上初!】 普段は入れない企業内の展示作品が鑑賞できる
マネックス証券主催 現代アート公募プログラム「ART IN THE OFFICE」選出作品一般公開イベント
2011年度アーティスト:渡邊トシフミ

A. 1月19日(木) 15:00-20:00:選出作品+特別展示 *19:00よりトーク開始
B. 2月1日(水) 18:00-20:00:選出作品+特別展示 *19:15よりトーク開始
会場:マネックス証券プレスルーム、その他会議室(丸の内) *入場無料 *要予約


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<左>渡邊トシフミ作品「CHARACTERS」(マネックス証券プレスルーム)/<右2点>アーティスト制作風景



この度、マネックス証券株式会社(以下、マネックス証券)が主催する現代アート公募プログラム「ART IN THE OFFICE 2011」では、選出アーティスト、渡邊トシフミの作品「CHARACTERS」の一般公開イベントを、1月19日(木)および2月1日(水)の2日間開催いたします。新進気鋭のアーティストによる平面作品を、東京丸の内にあるマネックス証券本社内のプレスルームに約1年間展示する本プログラム。作品が企業内の一室にあることから、これまでアポイントメント制のみでの公開を行っていましたが、この度、初の一般公開が実現することとなりました。エイトは、本プログラムの企画協力を行っています。

オフィスで制作をすることからアーティストと社員の交流が作品に反映されたり、プレスルームで取材が行われる度に作品が背景として写り、メディアを通して広く紹介されるなど、ビジネスとアートが出会う場となる本プログラム。第4回目の2011年度は、75組の応募の中から渡邊トシフミが選ばれ、自身の知人や空想から生まれた動物や宇宙人など、カラフルなポートレイトの水彩ドローイング245枚を壁に貼り巡らす「CHARACTERS」を完成させました。
一般公開イベントでは両日とも、選出作品をはじめ会議室を使用した特別展示、また、トークイベントも行います。1月19日には、 アートフェア東京エグゼクティブ・ディレクターの金島隆弘氏とマネックス証券代表取締役社長CEO の松本大氏との対談を予定しています。また、2月1日には、渡邊トシフミと担当スタッフが、本プログラムの運営や現場の声をお届けします。そのほか、2012年度のプログラムの開催概要を発表する予定です。

普段は入ることのできない企業内の展示作品が見られる貴重な機会に、ぜひお越しください! 皆さんのご参加を心よりお待ちしています。

2011-12-31

ビアンカ・マリア・バルメン :新作披露レセプション

AITアーティスト・イン・レジデンスプログラム
スウェーデン出身のアーティスト、ビアンカ・マリア・バルメン
「ヤマ ? トラ ? モリ(Yama-Tora-Mori)」:新作披露レセプション

日時:11月30日(月) 19:00?21:00 
 場所:代官山AITルーム
 主催:特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]

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ヤマ?トラ?モリ (Yama-Tora-Mori) / 部分(制作過程) / 2009年

アーティスト略歴】
1960年、スウェーデン生まれ。同国南部に位置するルンド市在住、カンボジアでも作品
制作にあたる。作品は、ストックホルムのモデルナ・ミュセーをはじめ、数々の機関によ
ってコレクションされているほか、「フリーズ・アートフェア」(ロンドン/2007年)では、ス
ウェーデンを代表するアートギャラリー、Galleri Magnus Karlssonより出品された。

 

AITでは、11月30日(月)の19時から21時まで、スウェーデンのIASPISの助成により
AITのアーティスト・イン・レジデンスプログラムにて東京に滞在しているアーティスト、
ビアンカ・マリア・バルメンの新作披露レセプションを開催します。

バルメンは、新聞やニュースなどで目にとまった社会問題や写真などからインスピレーション
を得て、彫刻を制作しています。幼い子供やウサギ、サル、犬などが登場する小さな世界は、
弱き者の物語を表しているようにも見えますが、そこには、バルメンが影響を受けたカンボジア
のアンコールワットや、メキシコのオルメカ文明の石仏や彫刻のように、純然と存在するものの
秘めた力も感じとることができるでしょう。

東京滞在中に、彫刻工房、日本庭園や寺院、美術館などで熱心にリサーチを行ったバルメンは、
3ヶ月という限られた期間のなかで、ブロンズの彫刻とドローイングの新作を完成させました。

11月30日(月)の新作披露レセプションでは、バルメンが日本滞在中に見た光景や体験し
た出来事が反映された新作と共に、アーティストとの語らいも気軽に楽しんでいただけます。
先月、AITにて開催されたバルメンのアーティスト・トークに参加した方はもちろん、
初来日となるアーティストの作品や制作秘話にご興味のある方は、ぜひご参加ください。
温かいお飲み物を用意して、皆さまのご来場をお待ちしています。

 

2011-11-30

ART X HUMAN RIGHTS TOKYO 2011

ART X HUMAN RIGHTS TOKYO 2011
日時:10月28日(金) 第一部 16:00〜/第二部 18:00〜


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映画「未来を写した子どもたち」より



この度、アメリカに拠点を置く人権団体、ヒューマン・ライツ・ウォッチの東京事務所が、東京恵比寿および新潟十日町の2会場にて、イベント「ART X HUMAN RIGHTS 2011」 を開催します。エイトは、東京会場でのイベントの企画協力を行っていま す。

恵比寿で開催される10月28日(金)の回は2部構成となっています。

第一部では、まず、認定NPO国際子どもセンター代表理事の甲斐田万智子氏より、主にカンボジアの子供たちが置かれている現在の状況についてお話を伺います。その後、アーティストの松本力と永岡大輔が、カンボジアのエイズ孤児のために開催したアートワークショップの活動について紹介します。

第二部では、2005年アカデミー賞ドキュメンタリー部門受賞作品「未来を写した子どもたち-BORN INTO BROTHELS」の監督ザナ・ブリスキ氏(Zana Briski)を招いて上映会を行います。本映画は、インド・カルカッタの売春宿でたくましく生きる子どもたちが、監督が開催した写真教室をとおして希望を得ていく物語を映し出しており、鑑 賞者は人間の尊厳の回復にアートが果たし得る役割について考えさられせます。上映終了後には、監督およびヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表の土井香苗氏をはじめ、豪華ゲストを交えたトークも行います。

また上記の他、松本力が、映画のなかで子ども達が撮影した写真からインスピレーションを得て作成した映像作品も展示される予定です。

ご興味のある方は、詳細をウェブサイトにてご確認の上、ぜひご参加ください。

皆様のご来場をお待ちしております。

2011-10-18

原美術館「アート・スコープ2009-2011 インヴィジブル・メモリーズ」展ガイドツアー

【先着10名】原美術館「アート・スコープ2009-2011 インヴィジブル・メモリーズ」展ガイドツアー:
制作秘話やアーティスト・イン・レジデンス等、展覧会実現までの舞台裏を知る

日時:2011年11月5日(土)11:00-13:00


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展覧会ポスター



AITが2003年から事務局をつとめる、ダイムラー・ファウンデーション ジャパンの文化・芸術支援活動「アート・スコープ」。
現在原美術館では、日本人アーティスト2人とドイツ人アーティスト2人が互いの国にアーティスト・イン・レジデンスプログラムで滞在し、その体験をもとに制作した作品を発表する展覧会が開催中です。
4人の経験は、目に見えない記憶(インヴィジブル・メモリーズ)として、原美術館という、昭和初期に邸宅として建てられた洋館という空間で、鮮やかに浮かび上がっています。

本ツアーでは、展覧会を担当した原美術館主任学芸員の方によるガイドツアーの後、AITの「アート・スコープ」プログラムの担当スタッフが、アーティストの選出、受け入れ、滞在中のサポート、そして展覧会に向けての準備など、展覧会実現までの舞台裏について話します。
こちらも、ツアーの終了後には、同美術館の美しい中庭に面したカフェで、カジュアルな懇親会を予定しています。レジデンスプログラムや、展覧会のマネージメントに興味のある方は、ぜひご参加ください。
>原美術館ウェブサイト


2011-10-11

企業のコミッション・ワークと三菱一号館美術館を巡るツアー

【先着10名】文化の中心地、丸の内。一般非公開の企業のコミッション・ワークと三菱一号館美術館を巡るツアー
日時:2011年10月25日(火)12:30-14:30


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左:マネックス証券プレスルーム/右:三菱一号館美術館


日本を代表するアートの見本市「アートフェア東京」や、数々の文化的イベントが開催される、東京丸の内。
本ツアーでは、まずオンライン証券のマネックス証券オフィス内にある一般非公開のコミッション作品を見学します。

今年で4回目の開催となる、マネックス証券主催の若手コンテンポラリー・アーティスト支援プログラム「ART IN THE OFFICE」。毎年、作品案を公募し、取材対応や会議が行われる同社のプレスルームの壁一面を彩る作品を、アーティストが滞在制作するプログラムです(AITは同プログラムの企画協力を行っています)。
ツアー当日は、今年度の選出アーティスト渡邊トシフミが制作について話をする他、同社の「ART IN THE OFFICE」の運営担当者が、企業による斬新なアート支援プログラムについて紹介します。
プレスルームは、これまでプレスの方々には公開してきましたが、一般への公開は今回が初めての機会となります。
ART IN THE OFFICEについて


次に、2010年に開館した三菱一号館美術館を訪れます。三菱一号館は、1894年、開国間もない日本政府が招聘した英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計された、三菱が東京・丸の内に建設した初めての洋風事務所建築です。建物は老朽化のため1968年に解体されましたが、40年後に、同じ地に復元、美術館としてよみがえりました。 当日は、広報担当の方より美術館自体の成り立ちや歴史について説明を聞いた後、10月13日より始まったばかりの「三菱一号館美術館コレクション トゥールーズ=ロートレック」展を鑑賞します。
ツアー後は、明治期には銀行の営業窓口として使われていた二層吹き抜けの開放感溢れる空間を活かした、館内の「Cafe´ 1894」で、他の参加者とアートについて語り合いませんか?
また、この懇親会には、現在同美術館で働いているMADの修了生が参加予定です。
三菱一号館美術館ウェブサイト


 

2011-10-11

「六本木アートカレッジ」に参加します!

六本木アート・カレッジ
-「自分にとっての『アート』とは何か?」を、感じ・考える、刺激的な1DAYカレッジ-

日時:11月23日(水・祝)10:00-18:30(受付開始 9:00)
会場:アカデミーヒルズ(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階



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六本木アート・カレッジ チラシ画像




この度、11月23日(水・祝)に六本木のアカデミーヒルズ内で開催される一日限りのイベント、「六本木アートカレッジ 」に、AITが参加することとなりました。本イベントは、アカデミーヒルズが主催する「六本木スクール」の一環として開催されます。 入場料は1日3,000円、全21 の講座から好きな講座を自由に選び、受けることができます。有名アーティストやキュレーターの他、アートにゆかりのある人気俳優や元スポーツ選手等、豪華な顔ぶれが講師として皆さんをお迎えします。

AITが企画する講座では、現代アートの学校MADのディレクターであるロジャー・マクドナルドと小澤慶介、スタッフの堀内奈穂子が講師を務め、また、ゲストとしてMISA SHIN GALLERY代表の辛美沙氏を迎えます。当日は、全4つ講座を開催します(内容は下記参照)。

参加者は、国立新美術館、サントリー美術館、森美術館の観覧料が割引となります。さらに、六本木ヒルズのすぐ近くの「ピラミデビル」(東京都港区六本木6-6-9) には、著名なアートギャラリー5店舗が終結しており、通常定休日のところ「六本木アートカレッジ」開催にあわせ、全ギャラリーが開廊。行ってみたいと思っていたあのギャラリーへ、本イベントを機に足を運んでみてはいかがでしょうか?

詳細は下記をご覧の上、ぜひご参加ください。皆様のお越しを心よりお待ちしています。



[ 概要 ]
日程:2011年11月23日(水・祝)
時間:10:00-18:30(受付開始 9:00)
会場:アカデミーヒルズ(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階
MADからの講師:ロジャー・マクドナルド(MADディレクター)、小澤慶介(MADディレクター)、堀内奈穂子(MAD講師)
入場料:3,000円
主催:アカデミーヒルズ
協力:六本木アート・トライアングル(国立新美術館/サントリー美術館/森美術館)
協賛:株式会社 大林組
URL:http://www.academyhills.com/school/index.html


[ お申し込み方法 ]
参加には事前予約および参加費の振込手続きが必要となります。詳細は、こちらをご確認ください。

2011-10- 6

MAD合宿in長野「Power in Art: アートと独裁制を考える」

*MAD受講生・修了生限定!【初回限定価格】
2011年11月19日(土)-11月20 日(日)*1泊2日


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参考画像 左から:フランシスコ・デ・ゴヤ「カルロス4世の家族」、ヨナタン・メーゼ「DER ERZRITTER LACHT IV」、アドルフ・ヒトラー、アンディ・ウォーホール「100 cans」


この度、MADでは、受講生と修了生のみを対象としたアートと自然、食を満喫する合宿を企画しました。
MADのディレクターであるロジャー・マクドナルドが生活の拠点をおいている長野県佐久市で、「Power in Art: アートと独裁制を考える」のテーマのもと、自然豊かな長野で、温泉や秋の味覚を楽しみながらアートを学べる2日間です。

合宿の目玉は、7時間におよぶレクチャーとディスカッション、そしてこの合宿のために企画したミニ展覧会です。著名なアート作品のポスターや複製、インターネットからダウンロードした画像や、ロジャーがオリジナルの作品を撮影した写真を使って、アートにおけるイメージと権力、とりわけ、プロパガンダについて考えます。 ヨーロッパにおける絵画史に目を向けると、絵画は、宮廷や特権階級の人々の権威を象徴するものとして利用されていました。
写真家のハインリッヒ・ホフマンと密に連携し、計算しつくされたポートレイトを撮影したヒトラー。20世紀で最も強力とされているプロパガンダ・キャンペーンを行い、「マス・コミュニケーション」と名付けたアメリカ大統領のフランクリン・ルーズベルトなど、2日間のレクチャーでは、権力者がどのようにイメージを利用し、権力を主張、維持していたのかを探ります。
また、ドイツ人アーティストのヨナタン・メーゼのように、こうした権力を象徴するイメージを引用することで、独自のプロジェクトを展開するアーティストなども取り上げながら、批評や書籍、作品や展覧会カタログを用いながら考えます。

2011-9-26

MAD修了生企画イベント「 The Secret Garden 」

現代アートの学校MAD2010年度 キュラトリアル・スタディーズ コース修了生企画展覧会
「 The Secret Garden 」- 下北沢の教会と駅前食品市場を舞台に繰り広げられる、"記 憶"をテーマにした1日限りのイベント -

日時:9月18日(日)12:00-21:30  *ワークショップ、一部のライブは有料

 

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イベント会場となる下北沢のカトリック世田谷教会

 

「The Secret Garden シークレット・ガーデン -記憶の鍵 Unlock The Memories-」は、AITの教育プログラムMAD(Making Art Different)の2010年度キュラトリアル・スタディーズコースの修了生2名が企画したイベントです。

街の記憶、ひとの記憶、建物やものが持つ、記憶。
一瞬が積み重なれば記憶になり、人々が記憶を共有すれば、それは歴史になります。
下北沢には、戦争の歴史を色濃く残す場所があります。米軍が残した、かまぼこ兵舎を有するカトリック世田谷教会、および、戦後の闇市の面影を今に伝える駅前食品市場が、「The Secret Garden」の舞台です。
東京にいることを忘れさせる不思議な場所は、道路予定地という顔も併せ持っています。

今回参加する作家たちは、映像、インスタレーション、アニメーション、ライブ、ワークショップ等、手法も作品の表情も様々ですが、いずれも「記憶」をキーワードに、下北沢の新たな一面を浮かび上がらせます。 当日は、キュレーターはもちろん、一部のアーティストが終日、会場にいます。またイベントも多数開催します。詳細は、ウェブサイトでご確認ください。

下北沢の過去、現在、そして未来への記憶について語らう場に、ぜひ足をお運びください。

2011-9-15

MADと行く!ヨコハマトリエンナーレ2011ツアー

【先着10名】今、現代アートの学校MADに申し込むと「ヨコハマトリエンナーレ2011」ツアーにもれなくご招待!!
日時:2011年9月3日(土) 13:00-16:00


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左図:Jun NGUYEN-HATSUSHIBA 《Breathing is Free: JAPAN, Hopes & Recovery 》 2011 Photo: Nguyen Tuan Dat / Nguyen Ton Hung Truong Courtesy the artist and Mizuma Art Gallery
右図:Ugo RONDINONE《moonrise.east.march》 2005 Photo: Ellen Page Photography, New York Courtesy the artist and Galerie Eva Presenhuber, Zürich ©the artist



■MADとヨコハマトリエンナーレ2011を回り、現代アートの歴史や見方を身につけませんか?


現代アートを学ぶには、美術史や理論を知ることも大切ですが、それと同時に展覧会に足を運んで目の前の作品について考えてみることも重要です。今、MADにお申込みいただくと、9月3日(土)に行う「ヨコハマトリエンナーレ2011ツアー」に無料でご参加いただけます。これは、通常MADで開講しているお出かけレクチャー「ピクニック」の体験版となります。1レクチャーは通常2時間ですが、本ツアーは特別に3時間となっていますので、ご参加いただく方は、1.5レクチャー分が無料で体験できることになります。

2011-8-22

展覧会「川村麻純 Mirror Portraits」

現代アートの学校MADキュレーション・プラクティス2009修了生企画展覧会
「川村 麻純  Mirror Portraits」

日時:8 月20 日(土)- 8 月31 日(水)11:00-19:00  *入場無料 *日休
オープニングレセプション:8 月20 日(土)18:00-20:00  *アーティストによるトーク 19:00〜

 

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「mirror portraits」/ Type C Print/ サイズ可変/ 2011年

 

プレスリリースはこちら Download(PDF / 5.5MB)

 

"Mirror Portraits"展は、AITが開講している現代アートの学校MAD(Making Art Different)の2009年キュレーション・プラクティスの修了生三名が企画した展覧会です。普段社会人として働く三人のキュレーターは、それぞれ全く違うバックグラウンドや視点を持っています。

三人は、AITオフィスのある「代官山」をキーワードに考え、この度、アーティストの川村麻純とともに、非常にユニークな展覧会を実現しました。これまで多くの建築写真を手がけてきた川村は、「代官山」というキーワードに対し、代官山の都市文化を形成してきた建築空間「ヒルサイドテラス」に目を向けました。

川村は、ヒルサイドテラスに関わりのある女性たちに母親についてのインタビューをし、彼女たちのポートレートを撮影しました。彼女たちが語った母との思い出は、本人とは異なる第三者の女性により語り継がれます。その物語に、鑑賞者の記憶が重なり合うとき、合わせ鏡のように、鑑賞者の様々な記憶が喚起されるでしょう。

8月20日(土)のレセプションでは、19時から、アーティストによるミニ・トークもあります。
ぜひアーティストを囲んでの作品鑑賞のひとときをお楽しみください。皆様のご来場をお待ちしています。

2011-8- 4

西尾美也のアートの実践 -ナイロビでの活動を通じて

現代アートの学校MAD修了生企画トークイベント
『西尾美也のアートの実践 -ナイロビでの活動を通じて』

日時:8月4日(木)19:00-22:00 ※参加無料/要予約
スピーカー:西尾美也(西尾美也)

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Overall Project in Nairobi 2010/Photo: Yasuyoshi Chiba



『西尾美也のアートの実践 -ナイロビでの活動を通じて』は、AITの教育プログラムMAD(Making Art Different)の2009年度キュレーション・プラクティスコースの修了生が企画したトーク・イベントです。
西尾氏は、MADのアーティスト・コースを修了後、2009年度のMADスカラシップを受賞し、受講生と意見交換を重ねながら、今回のトークの企画に関わってきました。
 
西尾氏は、これまで装いの行為(ファッション)とコミュニケーションの関係性に着目した作品制作を行い、2009年からは、東アフリカに位置するケニア共和国の首都ナイロビで、日常的な生活空間を実験場とする「ナイロビ・アートプロジェクト」を実施しています。
これまでに、ナイロビの通行人と衣服を交換する「Self Select in Nairobi」や、市民から集めた古着を解体し、巨大な蒸気機関車として再構築する「Overall Project in Nairobi」など、地域住民との創発的な関わり方を見いだしてきました。
現場に敏感に反応しながら、作品を制作する西尾氏の実験的なスタイルは、グローバリゼーションが進み、旧植民地における人々の関係性が複雑化する今、新しい関係性構築のための手掛かりとなっています。
 
本イベントは、これまで約2年間にわたりナイロビで活動してきた西尾氏に話を聞く貴重な機会となります。(西尾氏は、2011年9月から2年間、再度現地に滞在する予定です)
当日は、西尾氏が考えるアフリカと現代アートの関係性、地域や人との新たな繋がりから見るこれからの場づくりや表現について紹介します。
また、後半では、本トーク企画者の伊豫/畑木がメイン・モデレーターとなり、制作や活動について質問を投げかけながら、進めていきます。
 
アフリカとアートについて色濃く感じられる時間を、ぜひお楽しみください。
アフリカのドリンクやフードをご用意して、みなさまのご来場を心よりお待ちしております!

2011-7-31

MADと行く!アートフェア東京2011ツアー

【追加開催決定、先着15名!】ロジャーによるガイド+VIPラウンジ特別見学付(MADピクニック番外編)
「MADと行く!アートフェア東京2011ツアー」

日時:2011年7月30日(土)11:00-12:30


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左図:アートフェア東京2011 公式ロゴ  右図:アートフェア東京2010 会場風景 Photo by 岩下宗利



■現代アートの学校MADのディレクターである、ロジャー・マクドナルドと共に、アートフェアの現代アートのセクションを巡り、さらにメインスポンサーであるドイツ銀行のコレクション展示がされているVIPラウンジも特別見学します。

■MADの「ピクニック」(展覧会やコレクターの個人美術館等をMAD講師と訪れるレクチャー)の「番外編」として、通常のレクチャーよりもお得な価格でご参加いただけます。


先日ご案内した、7月28日開催の「アートフェア東京2011 オープニングプレビュー・ツアー」は、ご好評をいただき、一般の方や、MAD受講生からのお問い合わせが多数寄せられたため、この度、一般会期中にもツアーを追加開催することになりました。

ガイドは、MADのプログラムディレクターとして多くのレクチャーを担当し、美大でも非常勤講師を務めるロジャー・マクドナルドと、MAD講師であり、かつAIT主催・共催の展示やプロジェクトの企画を手がける堀内奈穂子が行ないます。ギャラリーブースを回りながら、各ギャラリーや作品について解説しますので、気軽に、そして楽しく学びながらフェアを満喫していただけます。

また、今回のツアーでは、VIPラウンジも特別にご覧いただけることとなりました。ドイツ銀行グループは、30年以上にわたって、現代美術の支援をしており、大規模なコーポレート・コレクションを有することで知られています。そのコレクションの主体となる平面作品から、日独150周年を記念して、ドイツを代表するアーティストのルプレヒト・ガイガーとヨーゼフ・ボイス、そして日本からは川俣正と野口里佳の作品がVIPラウンジに展示されます。

参加者には、入場券となる「1DAYパスポート」をお渡しします。このパスポートで、終日会場に自由に出入りすることができます。同日開催される関連イベント、トークシリーズ「ダイアローグinアート」にも無料でご参加いただけます!(要事前予約)

2011-7-15

アートフェア東京2011 オープニングプレビュー・ツアー

現代アートの学校MADに申し込んで、コレクターと一緒にアートフェア東京2011を回ろう!
「アートフェア東京2011 オープニングプレビュー・ツアー」

日時:2011年7月28日(木)19:00-20:30


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左図:アートフェア東京2011 公式ロゴ  右図:アートフェア東京2010 会場風景 Photo by 岩下宗利



国内外から130軒のギャラリーが集まり、古美術・工芸から、日本画・洋画、現代美術まで、幅広いジャンルの作品数千点を展示販売する、日本最大の美術見本市である「アートフェア東京」。

今回は、一般会期前日の「オープニングプレビュー」に行くツアーを企画しました。プレビューとは、コレクターが優先的に作品を購入したり、アート関係者が最新のマーケットのトレンドを見に来る場で、通常、一般には非公開のイベントです。

ツアーでは、コレクターの吉野誠一さんをガイドに、現代アートのセクションを巡ります。吉野さんは、2004年にMADを受講したことを機に現代アートに興味を持ち、作品をコレクションするようになりました。吉野さんのお話を聞きながら、各ギャラリーブースを回り、作品の売買の現場を肌で感じたり、ギャラリストやアーティストと話をする機会があるかもしれません。

参加者には、オープニングプレビューの入場券となる「VIPチケット」をお渡しします。このチケットで終日会場に自由に出入りすることができますので、気になった作品やブース
をもう一度見たり、他のセクションをゆっくりとお楽しみください。

2011-7- 8

横浜、長者町と黄金町のオフィス物件を巡るツアー

横浜、長者町と黄金町のオフィス物件を巡るツアー

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Architecture Planet Project(ハツネテラス)       日ノ出美術旅館 LCAMP
Photo: Yasuyuki Kasagi
2011年1月、長者町および黄金町に広がる15ほどの大小さまざまな物件がリノベーションされ、アーティストのスタジオや、建築家やデザイナーのオフィス、同人誌の発行所、また勉強会の場など、表現者のための場に変わります。

現在、入居者の募集を行っているのですが、NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
(以下AIT)はNPO法人黄金町エリアマネジメントセンターとの共同企画により、これらの物件を巡る
ツアーを11月21日(日)に開催します。
ツアーは、京浜急行の日ノ出町から始まり黄金町まで、およそ2時間半をかけて行われます。
途中、物件を実際に見ながら賃貸情報をお知らせするとともに、AITのロジャー・マクドナルドと小澤慶介によるさまざまな都市・地域における草の根的なアート活動を紹介するミニレクチャーを開催したり、
さらに参加者と関係者を交えた気軽な懇親会も行います。

来年開催される横浜トリエンナーレに合わせて自分の表現の発信地点を確保しようと考えている方、
あるいは、とにかく低予算で効率的に自分の作業空間を持ちたいと考えている方、長者町と黄金町が
さまざまな表現活動でどのように変わってゆくのかを実際に見てみたい方、今後の活動のためにまずは場所を見て考えてみようという方など、自分(たち)の表現の場とネットワークを求めている方々は、
ぜひご参加ください。
 

【概要】
名称:横浜、長者町と黄金町のオフィス物件を巡るツアー
日時:2010年11月21日(日) 13:30-16:00
*ミニ・レクチャー付き
集合時間:13:20
集合場所:日ノ出町駅改札(京浜急行)
参加費:無料
定員:20名
共催:NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター/NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
お申込締切:2010年11月19日(金)

♦NPO法人黄金町エリアマネジメントセンターについて
NPO法人黄金町エリアマネジメントセンターは、2003年に横浜市中区の初音町、黄金町、日ノ出町地域で発足した「初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会」の継続的な活動と、2008年に開催された「黄金町バザール」の成果を受けて2009年4月1日に発足しました。
当NPOでは、地域、警察、行政、企業、大学、アーティスト、経営者など、街の再生という共通のテーマに取組む人たちの橋渡しの役割を担いつつ、年に一度の「黄金町バザール」の開催の他、様々な事業を展開しています。
この度、当NPOが管理する施設の新規入居者を募集します。当NPOの活動にご賛同いただき、これからのまちづくりのために協力してくださる方の入居をお待ちしています。
詳しくは、当NPOのホームページをご参照下さい。
URL: http://www.koganecho.net/2010/11/news-release-362.html

2010-11-21

西尾美也:「Overallプロジェクトinナイロビ」 帰国報告展

西尾美也 ナイロビ・アートプロジェクト第2弾
「Overallプロジェクトinナイロビ」 帰国報告展

会期:2010年2月26日(金)-3月5日(金)※ 2月28日(日)休み
会場:AITルーム(代官山)
時間:11:00 - 18:00 
入場料金:無料
主催:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]、西尾工作所

※本展は、教育プログラムMADの「アーティスト」コース修了生をサポートする
「AITスカラシップ・プログラム」 の関連企画として開催されました。

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■ 西尾美也 プロフィール

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東京藝術大学大学院博士後期課程在籍。装いの行為とコミュニケーションの関係性に
介入し、作品制作やワークショップ、パフォーマンスなど様々な形で操作する。主な
個展に「西尾美也展」(京都服飾文化研究財団KCIギャラリー、2006)、「Self Select
in Nairobi」(RaMoMA、ケニア、2009)、グループ展に「Media_City Seoul」(ソウル市
立美術館、2006)、「日常の喜び」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2008)、「越後妻
有アートトリエンナーレ」(新潟県十日町市、2009)ほか。
http://www.yoshinarinishio.net

 

AITでは、2月26日より、西尾美也(美術家) の展覧会、「Overall プロジェクトinナイロビ」
を開催いたします。

西尾は、AITが主催する教育プログラムMAD(Making Art Different)の「アーティスト」
コースを2007年に修了した後、水戸芸術館での「日常の喜び」展(2008)や「越後妻有
アートトリエンナーレ」(2009)への出品など、国内外のさまざまな展覧会やアートイ
ベントに参加しています。本年度は、「アーティスト」コースの修了生の支援を行う
「AITスカラシップ・プログラム」を受賞しました。
 
西尾は、これまでに世界のさまざまなまちで出会った人々と衣服を交換する『Self
Select』や、数十年前の家族写真を、同じ場所、装い、メンバーで再現する『家族の
制服』など、装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目して作品制作を続けて
きました。
本展では、2009年にケニア共和国のナイロビで行った「Self Select in Nairobi」や、
それに続く今回の「Overall プロジェクトinナイロビ」など、これまでに西尾が行ってきた
国内外でのアートプロジェクトの活動記録が展示されます。
芸術によって文化背景の異なる人々の間に新しい関係を構築する実験として、地域
住民とともに行うアート・プロジェクトの、今日的意義や醍醐味に触れてみませんか?
 
2月26日のオープニング・レセプションにおけるアーティストトークでは、制作に関す
るさまざまなエピソードを交えてプロジェクトが紹介されます。西尾の個人的な営為
をとおして明らかになる「もうひとつのアフリカ」の姿にぜひご期待下さい。

■ AITスカラシップ・プログラムとは
現代アートの学校MADの「アーティスト」コースの修了生を対象に、若手アーティスト
のための新たなネットワークづくりや、発展的な創造の場を広げるための支援を行うプログラムとして開始しました。第一回目となる2009年度は、西尾美也と川村麻純の2名を選出し、MADの全レクチャーの無料受講やエイトでの展覧会開催、また、MADでキュレーションを学ぶ受講生との共同プロジェクトなど、さまざまな形態での支援を行っています。
 

2010-2-26