第12回恵比寿映像祭 YEBIZO MEETS トーク&ワークショップ
YEBIZO MEETSは、多くの人々が多様な映像表現に触れる「開かれた」機会として、映像文化を紹介・体感するプログラムです。映像祭で紹介されているジャンル横断の多彩な作品を体感するため、鑑賞の手掛かりを提供していきます。AITは下記の2つのワークショップの企画協力をしています。
1)「こどももおとなも哲学セッション!
作品をみて、感じて、いろいろな『ふしぎ』を考えよう!」
日時|2020年 2月11日(火・祝)15:00-16:30(作品鑑賞時間を含む)
会場|東京都写真美術館 1Fスタジオ
講師|山森裕毅(哲学研究者 / 大阪大学COデザインセンター特任講師 )
参加無料、定員15名 対象:小学生以上
※会場は代官山AITではありません、ご注意ください。
「時間」ってなんだろう?時間が止まると世界はどうなる?昨日の私と今日の私はちがう?こどもたちや参加者が、普段は聞けない身の回りの疑問を持ち寄りながら、哲学の考えを頼りに気軽にゆるやかに話し合う場です。ここでは、哲学研究者とこどもたちが一緒にいくつかの展示作品を見て、それぞれが思い浮かべた言葉や、見つけたハテナをみんなで自由に話し合います。正解や不正解はありません。関心のある小学生以上のお子さまはどなたでも気軽にご参加いただけます。
「dear Me フェス!- 越境するアートとフクシから考える、子どもと私の豊かな学びの場- 」より
こどもといっしょにてつがくセッション(講師:山森裕毅) 2018 Photo: Yukiko Koshima
[ 参加方法 ]
※整理券を、当日の10:00から東京都写真美術館1F総合受付にて配布します。
※開始時間の5分前までに1Fスタジオに集合してください。
2)「フェスティヴァルを自分の言葉で伝えよう!書くヒントを見つける90分 」
日時|2020年2月15日(土)11:00-12:30(作品鑑賞時間を含む)
会場|東京都写真美術館 1Fスタジオ
講師|アンドリュー・マークル(アートライター、編集者)
参加無料、定員12名
※会場は代官山AITではありません、ご注意ください。
作品を鑑賞して、感じることや考えることは一人ひとり異なります。AITの現代アートの学校MADで「ディスコースのラボ」を4年間担当したアートライターのアンドリュー・マークルをゲストにむかえ、鑑賞した作品や展示について「書く」ためのヒントや、自分なりの視点をつかむ手がかりについてお話を聞きます。その後、展示会場で、ピックアップした作品を鑑賞し、考えた言葉をきっかけにどんなことを書いてみたいか、思いを巡らせてみましょう。アートについて、自分の言葉にして発信することに挑戦してみたい方へおすすめです。
「フェスティヴァルを自分の言葉で伝えよう、書くヒントを見つける90分」(講師:アンドリュー・マークル)
第11回恵比寿映像祭「トランスポジション 変わる術」YEBIZO MEETS 地域発信プロジェクトより
Courtesy of Tokyo Photographic Art Museum Photo: ARAI Takaaki
[ 参加方法 ]
※整理券を、当日の10:00から東京都写真美術館1F総合受付にて配布します。
※開始時間の5分前までに1Fスタジオに集合してください。
※テキストの添削は行いません。テキストの抜粋を後日、広報用にご紹介させていただく場合があります。
公開制作 泉太郎「Pool Moon プール・ムーン」
日時:2018年3月3日(土)14:00-17:00 (13:30受付開始)
会場:AITルーム(代官山)
入場:無料(ドリンクは有料)、途中入退場自由
泉太郎パレ・ド・トーキョー(パリ)での個展2017年(参考図版)写真提供:Palais de Tokyo
Courtesy of Galerie GP & N Vallois, Paris and Take Ninagawa, Tokyo
Photo by André Morin
この度AITでは、映像作家、泉太郎による公開制作「POOL MOON」を代官山AITルームにて開催します。
泉太郎は、映像を主な媒体として、ドローイングやインスタレーションなど、多様な表現で観る者の意識をずらす空間を創出する作品を展開しています。昨年フランス、パレ・ド・トーキョー(パリ)で行われた個展では、パフォーマンスや映像作品を元に、動物の遠吠えが響き渡る、絵画のような展示空間を作り出し、話題を呼びました。
今回、泉は「人の膝を発掘する」かのように、撮影した人々の膝に月を見出して絵を描く公開制作イベントを行います。アーティストの目には膝や肘などの関節がどんな風に映っているのか、その謎にみなさんと共に近づけたらと思います。公開制作も体験しながら、トークで作家の話も直接聞くことができる貴重な機会です。
「膝のドローイング」対象者は、2017年5月に「メルセデス・ベンツ アート・スコープ2015-2017―漂泊する想像力」展(会場:原美術館)にて発表したインスタレーション作品、「浮き尻(遅刻の夢を見る12人以上の徘徊マニア)」に出演された方々としています。
公開制作の見学、トークへはどなたでもご参加いただけます。 皆さまのお越しをお待ちしています。
「YEBIZO MEETS」 地域連携発信 特別イベント
視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ in 恵比寿映像祭
日時:2018年2月18日(日)15:00 - 17:00[2月12日(月)正午締切]
2018年2月24日(土)11:30 - 13:30[2月18日(日)正午締切]
会場:東京都写真美術館(恵比寿)
※要事前申し込み/会場は代官山AITではありませんのでご注意ください。
AITでは、第10回恵比寿映像祭の地域連携特別イベント「YEBIZO MEETS」の一環として、「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ in 恵比寿映像祭」を会期中に2回開催します。
「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ in 恵比寿映像祭」
第10回恵比寿映像祭では、メイン会場の東京都写真美術館のほか、隣接する恵比寿ガーデンプレイス センター広場や、日仏会館で展示作品をご覧いただけます。作品解説を行うガイドツアーとは別に、メイン会場の作品を、見えない人も見える人も一緒に鑑賞します。作品の見え方、感じ方を言葉にしながら、「見えていること」「見えていないこと」、あるいは情報の受け取り方の違いについてなどを参加者同士で話し合います。
[参考写真] Photo by Nakajima Yusuke
【視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップとは】
障害の有無にかかわらず、多様な見方の人が集まり、言葉を交わしながら一緒に美術鑑賞をするワークショップです。さまざまな視点を持ち寄ることで、一人では出会えない新しい美術の楽しみを発見できるはず。誰もが気軽に美術館を訪れて、感じていることや印象、考えを自由に語り合う、そんな美術鑑賞のスタイルを目指しています。
画像:YEBIZO MEETSチラシ表紙
>>>YEBIZO MEETSチラシを見る( PDF)
>>> English
AIT SLIDE TALK #35
集中とアートについてのワークショップ「私自身の眼鏡を磨く」
日程:2017年11月24日(金)
時間:19:00 - 21:00 (18:30 開場)
会場:代官山AITルーム
*有料(1ドリンク付き)/ 要予約 / 本イベントは英語で行われます。
AIT SLIDE TALK #35
A workshop on attentional practices "Polishing the Spectacle of Myself": A Brief Introduction to the Work of ESTAR(SER)
Date: Friday, November 24, 2017
Time: 19:00-21:00 (18:30 Door open)
Venue: Daikanyama AIT Room
*All admissions with 1 drink / Booking required / English only
「私自身の眼鏡を磨く」
AITでは11月24日(金)に、来日中のESTAR(SER)のメンバーによるトーク&ワークショップイベントを開催します。ESTAR(SER)は、「第三の鳥結社」という不思議な集団について研究を重ねてきたグループです。これまでにもさまざまな国々でトークを実施し、2016年には、アメリカのロサンゼルスにある、奇妙な博物館として知られるジュラシック・テクノロジー博物館でシンポジウムを行い、そこにAITのロジャー・マクドナルドもゲストとして招待されました。こうした経緯から、今回、日本で初めてとなる彼らのトークが実現することとなりました。
さて、彼らの最新のリサーチによって、MacGinitie コレクションで11個のゴーグルが発見されました。それらは、「第三の鳥結社」によって使われていたと推測され、特殊な視覚現象が起きると考えられています。また、そのゴーグルを装着した者は軽い変性意識状態となり、「第三の鳥結社」の秘密の儀式で使われていたとも言われています。
かれらはこのゴーグルを装着し、アートの「適切な」鑑賞を行っていたのでしょうか、あるいは、集団でそれを汚してから浄化し、新たな視覚を手に入れようとしたのでしょうか?それとも、なんらかのパフォーマンスに使ったのでしょうか?これらを裏付ける証拠は、未だ少ないままです。ある研究者は、オルダス・ハックスリー(Aldous Huxley)の著書「The Art of Seeing」(1942年)とも関係があると指摘しています。
当日は、ESTAR(SER)が発表してきた様々な出版物の発表と、発見されたゴーグルを用いて「第三の鳥結社」が行ってきたであろう「運動」を体験するワークショップをおこないます。
ご参加される皆さんには、実験精神をもってお集まりいただくことをお勧めします。
ESTAR(SER): The Esthetical Society for Transcendental and Applied Realization
(「実践と超越的覚醒の美学的協会」)とは?
プライベートかつインディペンデントな研究者のネットワーク。「第三の鳥結社」について丁寧な研究や議論を進めてきた。
>>> English
MAD WORLDが新しくスタート。
アートの学びをよりグローバルに、よりダイレクトに。
アート+多様な専門分野をつなぐ1Day講座
MAD WORLD with NODE
NODE (ベルリン)よりペルラ・モンテロンゴ氏を迎えて
英語で学ぶ、一日限りのセミナー+ワークショップ
日時:2015年12月12日(土)13:00-16:30/会場:BankART1929 2階
◯ セミナー「アートの思考術:アーティストの頭の中を探検しよう」
◯ ワークショップ「陸の航海術研究所へようこそ:想像で遊ぶ、アートのフィクショナルな活用法」
Node Innovators Program 2015, Image courtesy of Node Center.
ワークショップの写真レポートはこちら>>
この度、AITでは、世界のメインストリームからオルタナティヴなアートシーンまで、AITが注目する専門家を講師に迎え、彼らの実践や経験をダイレクトに学ぶMAD WORLDをスタートします。MAD WORLDは、不定期に開講される短期講座で、レクチャーやワークショップ形式により、英語で行われます。
第一回目となる「MAD WORLD with NODE」は、ドイツのベルリンより、キュレーターに向けた実験的な教育プログラムを実施するノード・センター・フォー・キュラトリアル・スタディーズ(The Node Center for Curatorial Studies)<以下、NODE>のディレクターで、日本初滞在となるペルラ・モンテロンゴ氏を迎え、1日限りのセミナーとワークショップを開講します。
NODEは、2010年にベルリンで設立され、キュレーターを対象としたレジデンス・プログラムを開始しました。キュレーションの多角的なアプローチの紹介や、既存の教育モデルとは異なる先鋭的なプログラムやプラットホームを創出しています。NODEには、思想家や作り手などのゲストを招き、アートの思考と異分野をつなげる「イノベーター・プログラム」と、世界のどこにいても受講可能でインタラクティブな「オンライン・プラットフォーム」の二つがあります。
当日のセミナーとワークショップは、「日産アートアワード2015:7名のファイナリストによる新作展」の展覧会会場のBankARTにて、実際の作品を鑑賞しながら進めていきます。アートの新たな捉え方や感じ方、解釈の方法を考える入門編となりますので、専門用語の知識などは必要ありません。モンテロンゴ氏のナビゲートにより、意見交換に挑戦したり、身体感覚で作品を感じることにより、英語でのアートの思考実験を楽しんでみませんか。
画像:「ゴー・ビトゥイーンズ展 - こどもを通して見る世界」チラシイメージ
「ゴー・ビトゥイーンズ展 - こどもを通して見る世界」
関連企画「子どもキャプション・ワークショップ」
2014年6月14日(日)14:00-17:00
会場:森美術館展示室内
5月31日より8月31日まで、森美術館で開催している展覧会「ゴー・ビトゥイーンズ展 - こどもを通して見る世界」の関連企画「子どもキャプション・プロジェクト」に、AITが企画協力として関わっています。
一般公募のワークショップ(下記参照)のほか、学校プログラムを開催。
一般公募ワークショップのご応募は森美術館のウェブサイトから受付中です。沢山のご応募をお待ちしています!
【参加無料】参加者募集!あなたが考える「東京」を、自分の言葉で伝えてみませんか?
日時(全2日間):12月8日(土)15:30-17:30/12月17日(月)19:00-21:00
会場:代官山AITルーム *要予約 *参加無料
「東京事典」公開録画の様子
Photo by Yukiko Koshima
AITでは、「東京」をテーマとしたオンラインの映像事典「東京事典」の関連企画として、ワークショップを開催します。
2回に渡って開催するワークショップでは、参加するみなさんの「東京」像を探り、プレゼンテーションをすることを目的として行われます。
「東京」についていろいろ思いはあるけれども、要点を絞って15分にまとめてわかりやすく話すことは意外と難しいもの。そこで、本ワークショップはそのお手伝いをし、参加者のみなさんが考えるキーワードをより深めながらプレゼンテーションを豊かなものにしてゆきます。
現在、「東京」はどのようなものになりつつあるのでしょうか。100年後、この私たちの時代を振り返ったときに、人々はどのような時代、どのような社会状況、またどのような文化環境であったと認識するでしょうか。みなさんが考える「東京」に関する思考や知恵、情報、態度とともに、目の前に広がる東京を別の角度から捉えてそれを作り変えるヒントを、多くの人々に向けて発信してみませんか?
プレゼンテーションの録画は、渋谷区代官山にあるAITルームにて非公開で行う予定です。プレゼンテーションの発表形式に特定のルールはなく、PCを持ち込んでの画像や映像の使用、あるいは言葉のみなど、自由です。みなさまのご参加、お待ちしています!
ースコットランドからのアーティスト3人と即席の彫刻を制作して、展覧会をつくる2日間のワークショップー
日時:ワークショップ:2月25日(土)、2月26日(日)13:00-17:00 *逐次通訳つき
レセプション・パーティー:2月26日(日)17:00-18:00 *パーティーはどなたでも参加可能です。
会場:ヒルサイドテラスアネックスB棟(代官山)
左)Mary Redmond / Hutong noons / 2010
中央)Katy West / SHELF BRACKET CORNER SHELF & 45 SHELF BRACKET CORNER LIGHT 45 / 20cm x 17cm x 17cm / slip cast vitrified china, white glaze / 2007
右)Nick Evans / Installation view from Flesh and Bones, Liste 16, Basel / 2011
AITは、スコットランドからメアリー・レッドモンド、ケイティー・ウェスト、ニック・エヴァンス、3人のアーティストを招き、代官山のまちを一緒に歩き、そこで見つけた素材で即席の彫刻作品をつくる2日間のワークショップを開催します。
このワークショップは、身体や頭を動かして、「作品を制作する」ことや「展覧会をつくる」ことを実験しながら楽しむものです。アーティストの思考について知りたい方、作品をつくるプロセスを体験したい方、展覧会づくりに挑戦してみたい方はもちろん、アートに興味のある方なら、大人でも子どもでも参加できます!
■自分のアイディアを形にして、発表しよう!
ワークショップの1日目では、まず、アーティストが自分たちの作品や活動を紹介するミニ・トークで、みなさんと交流します。その後、一緒にまちを散策し、木の枝や葉っぱ、ダンボール、空き瓶など、面白そうな素材を探します。会場に戻ったら、いよいよ作品づくりです。見つけた素材を組み合わせて、彫刻作りを体験します。2日目は、例えば、みなさんの家にある着なくなった服や使わなくなった文房具なども持ってきて、自分なりの工夫を加えて仕上げをします!その後、作品のタイトルなども考えて、作品を展示する「キュレーション」を行います。展示が完成したら、お互いに作品の意図について説明したり、感想を述べてみましょう。最後は、2日間の成果をお祝いするオープニング・パーティーです。お友だちも呼んで、一緒に作品を鑑賞しましょう。
見慣れたように見える世界も、ちょっと違う角度から眺めてみると驚きに満ちあふれています。楽しい発想や新しい作品のアイディアは、そうした小さな発見のなかから生まれてきます。みなさんも、アーティストと一緒に過ごす2日間を通して、普段は見過ごしてしまうものや場所に目を向けて、そこから湧き出るアイディアを形にしてみませんか?
みなさんの参加をお待ちしています!