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「六本木アートカレッジ」に参加します!

六本木アート・カレッジ
-「自分にとっての『アート』とは何か?」を、感じ・考える、刺激的な1DAYカレッジ-

日時:11月23日(水・祝)10:00-18:30(受付開始 9:00)
会場:アカデミーヒルズ(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階



artcollege

六本木アート・カレッジ チラシ画像




この度、11月23日(水・祝)に六本木のアカデミーヒルズ内で開催される一日限りのイベント、「六本木アートカレッジ 」に、AITが参加することとなりました。本イベントは、アカデミーヒルズが主催する「六本木スクール」の一環として開催されます。 入場料は1日3,000円、全21 の講座から好きな講座を自由に選び、受けることができます。有名アーティストやキュレーターの他、アートにゆかりのある人気俳優や元スポーツ選手等、豪華な顔ぶれが講師として皆さんをお迎えします。

AITが企画する講座では、現代アートの学校MADのディレクターであるロジャー・マクドナルドと小澤慶介、スタッフの堀内奈穂子が講師を務め、また、ゲストとしてMISA SHIN GALLERY代表の辛美沙氏を迎えます。当日は、全4つ講座を開催します(内容は下記参照)。

参加者は、国立新美術館、サントリー美術館、森美術館の観覧料が割引となります。さらに、六本木ヒルズのすぐ近くの「ピラミデビル」(東京都港区六本木6-6-9) には、著名なアートギャラリー5店舗が終結しており、通常定休日のところ「六本木アートカレッジ」開催にあわせ、全ギャラリーが開廊。行ってみたいと思っていたあのギャラリーへ、本イベントを機に足を運んでみてはいかがでしょうか?

詳細は下記をご覧の上、ぜひご参加ください。皆様のお越しを心よりお待ちしています。



[ 概要 ]
日程:2011年11月23日(水・祝)
時間:10:00-18:30(受付開始 9:00)
会場:アカデミーヒルズ(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階
MADからの講師:ロジャー・マクドナルド(MADディレクター)、小澤慶介(MADディレクター)、堀内奈穂子(MAD講師)
入場料:3,000円
主催:アカデミーヒルズ
協力:六本木アート・トライアングル(国立新美術館/サントリー美術館/森美術館)
協賛:株式会社 大林組
URL:http://www.academyhills.com/school/index.html


[ お申し込み方法 ]
参加には事前予約および参加費の振込手続きが必要となります。詳細は、こちらをご確認ください。

[ AITによる講座一覧 ]
11:15-12:15「アートは、過激なイノベーション?--近現代美術入門」/講師:ロジャー・マクドナルド、小澤慶介
19世紀末のマネから20世紀のウォーホールまでの流れを、ビジネスにおける「イノベーション」をキーワードにしながら概観します。一般的に、「近現代美術の歴史」といわれているものを紹介する一方で、それに疑問を投げかけながら、創造的な活動が生み出されてきた過程を辿ります。

13:45-14:45「アンディ・ウォーホール以後:アートの価値とブランディング」/講師:辛美沙、小澤慶介
アートの価値は、何によって決められるのでしょうか。そのブランディングの手法や仕組みとは?作品を大量生産して販売したことで有名なアンディ・ウォーホールは、「唯一」であることの価値に対する問いかけをし、それまでの市場のありかたを変化させました。そのウォーホール以後について、アートの価値やブランド力の形成を考えます。

15:00-16:00「アートシーンを動かす世界の50人」/講師:ロジャー・マクドナルド、小澤慶介
世界のアート・シーンで活躍し、「キー・プレイヤー」と言われている人物50人を一挙に紹介することで、アート界の仕組みや構造を探ります。彼らの仕事やその役割、それぞれの関係について、顔写真などを交えながら、雑誌感覚で行われるレクチャーです。

16:15-17:15「アート体験と経験経済」/講師:ロジャー・マクドナルド、堀内奈穂子
現代アートには作品を「鑑賞」するだけではなく、作品の中でくつろいだり、食事を共にしたりする、からだで「体験」する参加型の作品が多くあります。この傾向は、アートがディズニーランドのようなショー・ビジネス化をしていく前触れなのでしょうか。あるいは、社会を変革させる可能性を秘めているのでしょうか。「経験経済」の考え方を手がかりに、人と人の関係に新たな価値を加えてゆくアート作品について考えます。


[ 講師紹介 ]
・辛 美沙(MISA SHIN GALLERY代表)
1990-1999年NYで画廊の運営、アートの PR&ファンドレイジングに関わる。1999年、拠点を東京に移し、アーティスト・イン・レジデンスの運営、森美術館、アートフェア東京エグゼクティブ・ディレクター等を経て、2010年11月、東京白金にギャラリーをオープン。国内外のすぐれたアーティストを紹介し、世代やジャンル、さらには政治的な観点さえも超える質の高い展覧会の開催を通じて、アートが持つ可能性を提示。著書に『アート・インダストリー: 究極のコモディティーを求めて』(美学出版、2008年)がある。

・ロジャー・マクドナルド(特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト])
1971年生まれ。ケント大学にて宗教学修士課程修了後、美術理論にて博士号を取得。199年より、インディペンデント・キュレーターとして、国内外で数々の小規模な展覧会を企画。2006年の第一回「シンガポール・ビエンナーレ2006」では、キュレーターを務めた。アートスケープ・インターナショナルに展覧会評を寄稿。女子美術大学非常勤講師、明治大学非常勤講師。AIT副ディレクター。

・小澤慶介(特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト])
1971年生まれ。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジにて現代美術理論修士課程修了。これまでに、ビデオアートのグループ展「paradiseviews 楽園の果て」(2004)や実験的な美術館プロジェクト「おきなわ時間美術館」(2007)、アートの実践をとおして環境を考える「環境・術」(2008)などの企画・制作指揮を行う。また、ヨコハマトリエンナーレ2011では展示コーディネーターを務めた。アートフェア東京アソシエイト・ディレクター。女子美術大学非常勤講師。

・堀内奈穂子(特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト])
エジンバラ・カレッジ・オブ・アート現代美術論修士課程修了。スコットランド国会議事堂での展覧会「Reversible」(2007)や、宮永愛子の個展「闇に届けた話」(2007) など、エジンバラにて展覧会を企画。ドクメンタ12マガジンズ・プロジェクト「メトロノーム11号 − 何をなすべきか? 東京」では、アシスタント・キュレーターを務めた。AITでは、「Rounds - めぐりめぐる」展(2011)や、東京文化発信プロジェクト室との共催事業「東京事典」(2011)の企画・運営を行う。

2011-10- 6