2016年4月開講
〜Making Art Different-アートを変えよう、違った角度で見てみよう〜
開講16年目の現代アートの学校MAD
想像力を押し広げる新プログラム!
アートの学びは楽しく実験的であるべき、と思いませんか?
MADは2001年よりAITが開講している現代アートの学校で、常に現代アートをめぐるユニークな学びを提供し、アート界で活躍する修了生を多く輩出してきました。
2016年はレクチャールームを一新し、キュレーションやアートシーンなどを学ぶ4つの専門的な「コース」と、ドリンクを楽しみながら参加できる22の入門的なレクチャー+交流の場「サークル」を開講します。さらに、国内外で活躍するゲストによる特別講座「MAD World」も開催されます。現代アートの国際的な議論はもちろん、それと密接な関係にある近代美術や映像、音楽、食などの多様な表現分野まで、講師や仲間と深掘りできるプログラムを多数ご用意しています。
アートの知識がある人も今まで馴染みのなかった人も、刺激に満ちたディスカッションやレクチャー、作品鑑賞を通じて、MADにしかない知の探検をしてみませんか。
MAD2016のここが新しくなります!
-革新的なプログラム:「コース」では、全く新しい切り口で考える近・現代美術史から最新のアートシーンまでを、多彩な講師陣がレクチャー。
-創造力に限界はない!:「サークル」では、アートだけでなく映像や音楽を扱う回も。ドリンクを楽しみながら誰もが気軽に発言できます。
-レクチャールームをリニューアル :デザイン事務所・POINTによるオーダーメイドのモジュール式家具で変幻自在の空間に!
-グローバルな学び:「MAD World」では、国際的に活躍する専門家から直接学べるほか、2016年はHong Kong Art Schoolとの初提携による講座も。
少人数でしっかり学べる「コース」
●New!『ペア・ルック』〜14組のアーティストから新たな美術史を紡ぎだす〜
●New!『キュレーショニズム』〜キュレーションの一歩先を考える〜
●New!『アート・シーンズ』〜傑作は生まれるもの?つくられるもの?〜
●『ディスコースのラボ』〜アートを自分の言葉に落とし込む〜
New! さまざまな表現を巡る社交場「サークル」
●『スタート・シリーズ』〜まずはここから。現代アート超入門〜
●『ニュース・ナイト』〜最新のアート・ニュースやレビューから世界のアート動向をつかむ〜
●『フィルム&ミュージック・クラブ』〜選び抜かれた映像や音楽を観賞し語る〜
●『エキセントリック・ナレッジ』〜神秘的な概念や歴史の中に埋もれた知を発掘する〜
●『English Jam』〜英語でダイレクトにアートの話題に触れる〜
New! 世界のアートに触れる「MAD World」
●Decoding Curatorship- Lecture Series on the Essential Core of Curatorship
Lecturers: Mr. Fumio Nanjo, Dr. Roger McDonald, Ms. Fiona Wong
Venue: Hong Kong Art School main campus
無料のオンライン講座「FREE MAD」(公開中)
署名な欧米出身の批評家や美術史家4名が編纂し英国で出版された、1900年から約100年の美術史を紹介する書籍を日本語でわかりやすく解説。MADでの学びの補足として、あるいは展覧会へ行く前の予習におすすめです。
[MAD2016 概要]
開講期間:2016年4-12月
日時:平日夜7-9時
場所:AITルーム(東京・代官山)ほか
主催:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
プログラム・ディレクター:ロジャー・マクドナルド(AIT副理事/フェンバーガーハウス ディレクター)
<<2016年1月下旬に詳細を発表・お申し込み受付開始(予定)!
開講に先駆け無料体験やお得な受講料割引も!>>
>>> English
MAD WORLDが新しくスタート。
アートの学びをよりグローバルに、よりダイレクトに。
アート+多様な専門分野をつなぐ1Day講座
MAD WORLD with NODE
NODE (ベルリン)よりペルラ・モンテロンゴ氏を迎えて
英語で学ぶ、一日限りのセミナー+ワークショップ
日時:2015年12月12日(土)13:00-16:30/会場:BankART1929 2階
◯ セミナー「アートの思考術:アーティストの頭の中を探検しよう」
◯ ワークショップ「陸の航海術研究所へようこそ:想像で遊ぶ、アートのフィクショナルな活用法」
Node Innovators Program 2015, Image courtesy of Node Center.
ワークショップの写真レポートはこちら>>
この度、AITでは、世界のメインストリームからオルタナティヴなアートシーンまで、AITが注目する専門家を講師に迎え、彼らの実践や経験をダイレクトに学ぶMAD WORLDをスタートします。MAD WORLDは、不定期に開講される短期講座で、レクチャーやワークショップ形式により、英語で行われます。
第一回目となる「MAD WORLD with NODE」は、ドイツのベルリンより、キュレーターに向けた実験的な教育プログラムを実施するノード・センター・フォー・キュラトリアル・スタディーズ(The Node Center for Curatorial Studies)<以下、NODE>のディレクターで、日本初滞在となるペルラ・モンテロンゴ氏を迎え、1日限りのセミナーとワークショップを開講します。
NODEは、2010年にベルリンで設立され、キュレーターを対象としたレジデンス・プログラムを開始しました。キュレーションの多角的なアプローチの紹介や、既存の教育モデルとは異なる先鋭的なプログラムやプラットホームを創出しています。NODEには、思想家や作り手などのゲストを招き、アートの思考と異分野をつなげる「イノベーター・プログラム」と、世界のどこにいても受講可能でインタラクティブな「オンライン・プラットフォーム」の二つがあります。
当日のセミナーとワークショップは、「日産アートアワード2015:7名のファイナリストによる新作展」の展覧会会場のBankARTにて、実際の作品を鑑賞しながら進めていきます。アートの新たな捉え方や感じ方、解釈の方法を考える入門編となりますので、専門用語の知識などは必要ありません。モンテロンゴ氏のナビゲートにより、意見交換に挑戦したり、身体感覚で作品を感じることにより、英語でのアートの思考実験を楽しんでみませんか。
>>> English
AIT SLIDE TALK #33
「アーティストと教育/学びの場としてのアーティスト・イン・レジデンス」
ジェニー・ロマックス(カムデン・アーツ・センター館長、ロンドン)を迎えて
日時:2015年11月25日(水)19:00-21:00 (予約制、先着30名)
場所:代官山AITルーム *本トークは、英語のみで行われます。
左:カムデン・アーツ・センター外観 右:施設内の風景
AITは、この度、カムデン・アーツ・センター館長のジェニー・ロマックス氏を迎えて、AITスライドトーク #33を開催します。ロンドンの歴史あるカムデン・アーツ・センターを25年間に渡り率いてきたロマックス氏は、アーティストや彼らの考え方を尊重し、地域のコミュニティーに根ざしながら、国際的な展覧会やレジデンス・プログラム、教育プロジェクトを手がけてきたことで高い評価を得ています。英国を代表するターナー賞の審査員を務めたこともあり、今年は、AITが企画・運営事務局を務めている「日産アートアワード2015」の審査員の一人でもあります。
カムデン・アーツ・センターによるレジデンス・プログラムは、教育と密接な関わりをもちながら展開されています。教育におけるアーティストの役割、あるいは、学びがレジデンス・プログラムとどのような関係を持ちうるかについて、一時間ほど英語でお話を伺ったあと、議論を会場に開いて、質疑応答や意見交換をする予定です。
(逐次通訳はつきませんが、多少の英語の聞き取りができる方であれば大丈夫です。また、ご質問を日本語で受け付け、逐次通訳することも可能です)
お飲み物をご用意して、みなさんのお越しをお待ちしています。
AIT
ファイナリスト7名による新作展:未来に駆け出す現代美術のアーティストたち
左上から:秋山さやか 撮影:Hideto NAGATSUKA、久門剛史、石田尚志、岩崎貴宏 Photo: Ichiro Mishima
左下から:ミヤギフトシ Photo: Chris Kang、毛利悠子 Photo: Naoko Maeda、米田知子 ©Tomi Räisänen、日産アートアワード2015ロゴ
日産アートアワードは、隔年で開催される現代美術のアワードで、日本人アーティストの国内外での活躍をサポートし、次世代へと続く日本の文化発展に貢献することを目的に、2013年にスタートしました。(AITは、「日産アートアワード2015」の企画・運営事務局として関わっています。)年齢を問わず、現代社会を瑞々しい感性で鋭く見抜き、特に過去2年間の活躍が目覚ましかったアーティストに贈られます。
本展は、キュレーターやアートスペース・NPO運営者10名が推薦した、33名のアーティストの中から、国際審査委員による書類審査を経て選出されたファイナリスト7名、秋山さやか、久門剛史、石田尚志、岩崎貴宏、ミヤギフトシ、毛利悠子、米田知子による新作展です。
会期中には、国際審査委員による最終審査が行われ、グランプリ受賞者1名が決定します。グランプリ受賞者には賞金に加えて、第二回目からの新たな取り組みとして、ロンドンの歴史あるアートセンター「カムデン・アーツ・センター」で、2ヶ月間にわたるロンドン滞在の機会を提供し、さらなる飛躍の契機を創出します。また、来場者の投票により選出されるオーディエンス賞も設立。より多くの人々に参加いただくことで、ファイナリストの活動を応援します。
本展では、日産アートアワードに向けて新たに制作されたインスタレーション、彫刻、映像、写真など、多岐に渡る表現が初めて披露されます。ぜひ、ファイナリストたちの作品を通して、日本の現代美術の今をご体感ください。
*グランプリ受賞者とオーディエンス賞の詳細は、11月25日に、日産アートアワードの公式サイトにて発表します。
AITが企画・運営事務局をつとめる「日産アートアワード2015」の運営スタッフ(受付・監視/ガイドツアー)を募集中です。
国内外で活躍するアーティストやキュレーターの生の声を聞き、今のアートの動向を知ることができる現場で、スタッフとともに新しい経験を積んでみませんか?
みなさまのご応募、お待ちしております。
「日産アートアワード2015」とは
「人々の生活を豊かに」というビジョンのもと、日産自動車株式会社は、現代美術における優れた日本人アーティストの活動を支援するため、2013年に日産アートアワードを開始しました。本年は、5月にイタリア・ヴェネチアで「日産アートアワード2015」の第一次選考を行い、世界を拠点に活動する美術関係者5名からなる審査委員会により、33名の候補者から、7名のアーティストをファイナリストとして選出しました(秋山さやか、石田尚志、岩崎貴宏、久門剛史、ミヤギフトシ、毛利悠子、米田知子)。ファイナリストによる新作の展覧会は、11月14日(土)から横浜のBankART Studio NYKにて開かれ、11月24日(火)の最終審査会でグランプリが決定します。
<展覧会概要>
「日産アートアワード2015」ファイナリスト7名による新作展
会期:2015年11月14日(土)〜12月27日(日)
時間:11:00-19:00(無休 / 11月24日(火)は、イベント開催のため一般入場ができません)
会場:BankART Studio NYK 2F(神奈川県横浜市中区海岸通3-9)
主催:日産自動車株式会社
企画・運営協力:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
協力:カムデン・アーツ・センター
展覧会協力:BankART1929、エプソン販売株式会社、ライトアンドリヒト株式会社
展覧会後援:横浜市
公式サイト:http://www.nissan-global.com/JP/CITIZENSHIP/NAA/
「日産アートアワード2015」 運営スタッフ募集要項
(1)受付・監視スタッフ
業務内容:受付および案内、来場者の安全確保と作品保護を目的とした会場全体の監視、開閉場の準備
募集人数:約20〜30名 *応募多数の場合、選考あり
期間:11月14日(土)〜12月27日(日)
時給:1,000円(交通費込)
時間(シフト交替制):
A. 10:30-19:30(8時間勤務/昼食休憩あり)
B. 10:30-15:30(5時間勤務/休憩あり)
C. 14:30-19:30(5時間勤務/休憩あり)
* 他の時間帯をご希望の際はご相談ください。(最低5時間以上)
応募条件:
・事前研修日(11月12日、13日、26日、28日)のうち1日、研修に参加できる方。
・現代美術に興味があり、責任感を持って取り組める方。
・8時間勤務(上記シフトA)が可能な方、会期中4日以上の出勤が可能な方を優先します。簡単な英会話が出来る方も歓迎します。
(2)ガイドツアースタッフ
業務内容:作品への理解を深め、展覧会を更に楽しんでいただくためのガイド業務
募集人数:若干名 *応募多数の場合、選考あり
月日:11月28日、12月5日、12日、19日、26日(全日程土曜日)
時間:12:30-14:00(ガイドツアー実施 13:00-13:45)
謝礼:1回5,000円(交通費込)
応募条件:
・事前研修日(11月14日、21日)のうち1日、研修に参加できる方。
・ 現代美術のある程度の知識があり、責任感を持って取り組める方。
・複数日の出勤が可能な方を優先します。
*受付・監視スタッフとして複数日の出勤が可能な方の中から、事前のシフト作成補助と会期中の連絡をまとめるスタッフリーダーを同時募集します。事前に数回の打合せを行います(謝礼別途)。ご興味ある方は、応募理由にその旨お書き添えください。
>>> English
AITでは、2015年2月にロンドンのカムデン・アーツ・センターよりジーナ・ブエンフェルド氏を東京に招へいし、アーティスト・イン・レジデンスをはじめさまざまな活動を行う7つの美術団体とともに、《アートセンター》の今日における意味と役割を話し合うラウンドテーブル・フォーラム「IN AND OUT OF THE SCENE - アートが息づく場の内と外」を開催しました。
このイベントは英語のみで行われ、約3時間に渡るディスカッションからの抜粋をまとめたタブロイド版PDF(日本語・英語)を記録として公開しています。
タブロイド冊子をみる▼
(PDF: 2.9MB)
[イントロダクション]
本ラウンドテーブルは、2014年9月にAITのレジデンス・プログラムを通じて、カムデン・アーツ・センターのエキシビション・オーガナイザー、ジーナ・ブエンフェルドを東京に招へいしたことをきっかけに開催されました。現在、多くの美術機関がハイブリッド化、そしてネットワーク化に重点を置くなか、中心を意味する「アートセンター」という用語そのものが、さまざまな意味で時代遅れに響くようにも思われます。アートの「脱中心化」に関する議論も活発に行われています。しかし、一方で、アートは常に、人が集う場所や特定のテーマ、コミュニティの中心において実践されてきたとも考えられないでしょうか。例えば、歴史的にみると1960年代の東京では、前衛芸術運動の重要なハブとしてのアートセンターが存在し、特に勅使河原宏により1958年に設立された草月アートセンターが、その役割を担っていました。その後、1980年代にはこのようなアートセンターは消散し、地理的にも分散してしまいました。今では、世界の多くの芸術都市と同様に、東京のアートシーンは非常に断片化してしまっていると考えられます。
本ラウンドテーブルにおいて、AITは相互に関連する3つの問いを提起しました。1) 私たちは今日、アートやアーティストとどのような関わりを持って活動をしているのか? 2)広義のパブリックやコミュニティとどのように協働しているのか? 3)アートセンターを「考える機械」(カムデン・アーツ・センターディレクター、ジェニー・ロマックスの言葉を引用)と考えることは可能なのか? 当日は、まず、ブエンフェルドが、カムデン・アーツ・センターの歴史的経緯と、現在における活動の概要を紹介し、その後、AIT を含む東京を拠点とする7つの自律した美術機関が議論に加わり、これまでの経験や今後の考えを共有しました。そのなかで、アーティスト・イン・レジデンスや批評的なリサーチ・ワークショップ、アーカイブの構築、アートスクール、アーティストのためのスペースなど、幅広いモデルが紹介されました。
1960年代のアートセンター全盛期を振り返ると、アートセンターの活動は、民主化や都市化、市民参加という国内政治にも組み込まれていました。この時期、イギリスでは、ジョン・バージャーの「Ways of Seeing」(1972年、BBC)という急進的なテレビ番組が放映されていました。この番組は、さまざまな意味において、アートが対話のプロセスや相互主観性、関係性として捉えられていく転換を予知していました。
アートセンターは、グローバル化する資本や情報という現代の文脈のなかでどのように捉えることができるのでしょうか。おそらく、「センター」とは、物理的な空間としてのみではなく、「中心化する」活動、つまり、静止点、時間的な集中点であるということをも指し示しているのではないでしょうか。
- ロジャー・マクドナルド (AIT)
今、全国的に起こっている安全保障法制を巡る審議とその採決に対するデモ。
NPO法人AIT(エイト)は、そのデモを視覚文化論や空間論などの観点から考えるラウンジトークを企画しました。
日本の安全保障をめぐる11の重要な法案をまとめものは、衆議院を通過し、現在参議院で議論されています。
それに関する知識や情報は、テレビや新聞をはじめ、フェイスブックやツイッターなどのメディアで人々に拡散し、大きな議論を巻き起こしています。
しかし、デモが行われている空間に一歩踏み入れてみると、そうしたメディアでは伝えられなかったさまざまなことが見えてきます。
国会議事堂の前に出向き自分の体を権力の象徴に晒すということの意味、あるいはその空間の表れと力学、またそこから得られる考えなどについて思いを巡らせます。
ちょうど国会前のデモと重なる時間帯ですが、現場と少し距離をとってデモについて考えてみたい方は、ぜひお気軽にご参加ください。
トークは、5人(予定)のスピーカーが10分ずつ「デモ」についての考えを話し、その後来場者を含めたディスカッションをする予定です。
※本トークは、現代アートの学校MAD2015「地球のアーティスト、惑星のアート」ゼミ(講師:沢山遼)の一環で企画されています。
[概要]
日時:8月7日(金)19:00-21:00
会場:代官山AITルーム(渋谷区猿楽町代官山30-8 ツインビル代官山B403)
定員:30名
参加費:無料 *事前申込不要
[スピーカー]
ゼミ生:岡田倫、荻野瑶海、松尾宇人
沢山遼(美術批評)
1982年生まれ。美術批評。主な論考に、「繋辞なき反復―高松次郎の非=命題」(『Jiro Takamatsu Critical Archive 高松次郎論集 vol.1』、ミコチバアソシエイツ、2012年)、「ポスト=メディウム・コンディションとは何か?」(『コンテンポラリー・アート・セオリー』)EOS ART BOOKS、2013年)、『クリティカル・アーカイヴ vol.2 前夜/前線 Critical Perspectives on World WarIIand Painting』(ユミコチバアソシエイツ、2014年)など。
小澤慶介(AIT)
1971年生まれ。NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]の設立に携わり、現在も教育・展覧会プログラムの企画制作を行っている。これまでに、「paradise views 楽園の果て」(2004年)などのビデオアートの展覧会のほか、「おきなわ時間美術館」(2007年)、「環境・術」(2008年)などの実験的な展覧会企画を手掛けた。また、「十和田奥入瀬芸術祭 SURVIVE この惑星の、時間旅行へ」(2013)キュレーターを経て、「そらいろユートピア」(2014)と「春を待ちながら」(2015)を十和田市現代美術館において企画した。現在、「六本木クロッシング2016展」(仮題)ゲストキュレーターを兼任している。
>>> English
AIT SLIDE TALK #32
「A-I-Rと都市 / 関係の実験室」
ポーランドのウジャドゥスキー城現代美術センターより、マリアンナ・ドブコウスカ氏を迎えて
日時:2015年7月22日(水)19:00-21:00 *要予約
場所:代官山AITルーム*本トークは、英語のみで行われます。(日本語の逐次通訳はありません)
AIT SLIDE TALK #32
"A-I-R and the City / Laboratory of relations" Talk by Marianna Dobkowska from the Center for Contemporary Art Ujazdowski Castle in Warsaw
Date and Time: Wednesday, July 22nd, 19:00-21:00
Venue: AIT Room, Daikanyama
*The talk will be held in English only.
Top Left: "We Are Like Gardens" temporary permaculture garden, project by Juliette Delventhal and Paweł Kruk at A-I-R Laboratory, summer 2012
Photo : Michał Grochowiak, Courtesy of CCA Ujazdowski Castle, Warsaw
Top Right: Bread and pizza baking oven project of Juliette Delventhal and Paweł Kruk at A-I-R Laboratory, summer 2011, Photo: Michał Grochowiak
Courtesy of CCA Ujazdowski Castle, Warsaw
Bottom Left: Francis Thorburn "Vehicle # 11: Amphibian", moving sculpture and public event, summer 2012, Photo: Bartosz Górka
Courtesy of CCA Ujazdowski Castle, Warsaw
Bottom Right:Beginning of the soudwalk in the frames of workshop "Urban Sound Design Studio" led by Caroline Claus, Warsaw, July 2015
Photo: Bartosz Górka, Courtesy of CCA Ujazdowski Castle, Warsaw
「A-I-Rと都市 / 関係の実験室」
この度、AITでは7月22日(水)に、ポーランドよりキュレーターのマリアンナ・ドブコウスカを迎えて、英語にてAIT SLIDE TALK #32を開催いたします。ドブコウスカは、バッカーズ・ファンデーションの助成により、AITのレジデンス・プログラムにて7月末まで東京に滞在します。
ドブコウスカは現在、ワルシャワの重要な美術機関の一つである、ウジャドゥスキー城現代美術センターのアーティスト・イン・レジデンスプログラム「A-I-R Laboratory」にキュレーターとして携わっています。同センターは、13世紀に建てられた、かつてのお城だった建築を活用した大規模なアート・センターで、展示空間のほか、図書館、カフェ、オーディトリウムなど、多岐にわたる機能を持っています。「A-I-R Laboratory」は、2003年に創設され、支援基盤が整ったアーティスト・イン・レジデンスプログラムとして、毎年、30名に渡るアーティストを受け入れています。そこでは、制作はもちろん、プログラムを一つの媒介の場と捉え、リサーチに特化した実践もサポートしています。
ドブコウスカのトークでは、「A-I-R Laboratory」の活動のほか、彼女がこれまでに企画したプロジェクトについて英語で紹介します。2014年には、ワルシャワの中心部にある、社会主義リアリズムの建物の内観が残る、かつての帽子屋『ポルトス』の空間を利用し、新たなプログラムを開始しました。そこでは、建築家を招き、建物の構成や背景を調査しながら、その空間を再活性させるためのデザインも模索されています。いまでは、ポーランドの歴史にも触れる社会主義リアリズムの遺産や、美術機関の社会的責務など、活発な意見交換の場として機能しているほか、地域コミュニティとの接点としての場になっています。
ドブコウスカは東京滞在中、日本のアートにおける社会実践や、広義のコミュニティと関わる草の根的な美術機関やプログラムをリサーチする予定です。
アーティスト・イン・レジデンスを行う機関がまだ少ないといえるポーランドにおいて、国際的な情報や経験の交換が行われる「A-I-R Laboratory」は、実験的な表現が生まれる貴重な場であるといえるでしょう。当日は、彼女のプロジェクトや、それに関わるアーティストの表現について聞きながら、そこに映し出されるポーランドの歴史や社会的背景について考えます。
みなさんのお越しをお待ちしています。
**7/15(水)19:00-21:00は、同プログラムで滞在しているカンボジアからのアーティスト、ラッタナ・ヴァンディーとカニータ・ティスのトークを開催します。(逐次通訳有り)。こちらもぜひご参加ください。
AIT ARTIST TALK #67
「映像とトークで触れるカンボジアの『過去に在る、いま』」
カンボジアより、アーティストのラッタナ・ヴァンディーとカニータ・ティスを迎えて
日時:2015年7月15日(水)19:00-21:00 *要予約
AIT ARTIST TALK #67: "Today of Yesterday"
Talk and Film Screening by Rattana Vandy and Kanitha Tith from Cambodia
Date and Time: Wednesday, July 15 2015, 19:00 - 21:00
Top Left: Rattana Vandy, Looking In My Office 7, 2006 / Top Right: Rattana Vandy, Surface, France, 2011
Bottom Left: Kanitha Tith, Season of Cambodia, Transparent Studio at Bose Pacia, NYC photo courtesy: Pete Pin
Bottom Right: Kanitha Tith, "Endlessly"(2011), Photo by Heng Ravuth
「カンボジアからの気鋭のアーティストが映像とトークで語る歴史・記憶・時間」
AITでは、7月15日(水)の19:00より、カンボジアより、アーティストのラッタナ・ヴァンディーとカニータ・ティスの2人を迎え、AIT ARTIST TALK #67 を開催します。2人は現在、バッカーズ・ファンデーションの助成により、AITのレジデンス・プログラムにて東京に滞在しています。
本トークは、7月11日から25日まで、山本現代にて開催される2人の展覧会「Today of Yesterday - 過去に在る、いま」展の関連企画として開催されます。
独学で写真を学んだラッタナ・ヴァンディー(1980年生まれ)は、ジャーナリストとしての活動経験を経て、現在は主に写真や映像を制作しています。近年は、東京都現代美術館ほか国内外に巡回する「TIME OF OTHERS/他人の時間」展を始め、「dOCUMENTA(13)」などの名立たる国際展、また、本年の『Hugo Boss Asia Art Award』のファイナリストの一人にも選出されるなど、カンボジアにおける気鋭の若手作家の一人です。
最新の映像作品「MONOLOGUE《独白》」では、クメール・ルージュ統治時代に命を落とした"あなた"への語
りかけを綴り、決して歴史化されることのない時間や痛みを映し出したほか、近年は、ポル・ポト時代に焚書政策で失われた哲学書や専門書をクメール語に翻訳するプロジェクトを通して、その記憶や歴史に触れる活動を
行っています。
カニータ・ティス(1987年生まれ)は、彫刻やパフォーマンス、インスタレーションなど、多岐に渡る表現を行っています。これまでに、水着をまとった自らの身体に水と砂を浴びせ続けるパフォーマンス作品「Heavy Sand」(2012)のほか、針金の彫刻と女性の下着で構成されるインスタレーション「Season of Cambodia」(2013)などを通し、カンボジアにおける女性に向けられるステレオタイプな眼差しへの問いかけ、また、資本や権力の下で消えてゆく歴史や場所などを取り上げた作品を制作しています。
2010年には芸術活動を通じて、カンボジア女性の権利や社会的立場の向上のために貢献した女性に贈られる
『You Khin Memorial Women's Art Prize』を受賞しました。
近年、経済発展を迎えながらも、カンボジアにおける歴史や時間の多くは埋もれたままであるといえるでしょう。
当日は、二人の映像作品とトークをふまえて、アーティストが眺めるカンボジアの社会的状況、また、彼らが表現を行うにあたっての思考について耳を傾けてみませんか。みなさんのお越しをお待ちしています。
*なお、同プログラムにて、ポーランドからキュレーターのマリアンナ・ドブコウスカが7月7日から日本に滞在します。彼女のキュレーター・トークは、7月22日(水)にAITにて英語のみで開催します。
詳細は近日中にメールニュースとウェブサイトにて告知いたします。こちらもぜひご参加ください。
【お申込受付開始!】
「この夏、2つの注目国際展で、現代アートを徹底鑑賞」!
ベネチアとウィーンのビエンナーレ、美術館、建築を巡る8日間
2015年 8月29日(土)- 9月5日(土) <6泊8日>
1)MAD受講生・修了生およびAITハウス・サポートメンバー/学生 388,000円
2)一般 403,000円(税込)
最小催行人員: 10名 (定員:15名前後)
*以下の費用が別途、事前のお支払いとなります。(お一人様)
・燃油サーチャージ 27,600円 (6/1 現在・予定)/成田空港利用料 2,610円 (旅客保安サービス料込み)/
出国税など 15,000円 (概算)
上左:ベネチアの景観 / 上右:ベネチア・ビエンナーレのセントラル・パビリオン外観
下左:オーストリア名物のザッハトルテ / 下右:KUNST HAUS WIEN 外観
★───────────────────────────────────★
早期「お問合せ」割引!
このツアーに興味がある方。まずは6月29日(月)までお問い合わせください!
実際にツアーに参加するかは別として、6/29までにお名前と生年月日を預からせていただいた方、 全員の参加費を1万円割引いたします。まずはお電話かメールで、ワイルドナビゲーションまでご連絡ください!
★───────────────────────────────────★
AIT ART TOUR 2015のvol.2では、美しい夏を迎えるベネチアとウィーンで、2つの国際展を訪れます。
AITでは、この夏、これまでのツアーでも人気の高かったベネチア・ビエンナーレと、ウィーンを訪れるツアーを企画しました。
「ベネチア・ビエンナーレ」は、1895年より開始し、最も古い歴史を持つ国際展です。
国毎の参加が特徴で、参加国が独自に行う展示のほか、総合ディレクターの企画による展覧会、また、市内各所で行われる関連企画など、 この時期は街中がアート一色に染まります。
5月9日に幕を開けた「第56回ベネチア・ビエンナーレ」は、総合ディレクターにナイジェリア出身のキュレーター、 オクウィ・エンヴェゾーを迎え「All the World's Futures(全世界の未来)」というテーマで開催されます。 歴代初となるアフリカ出身のキュレーターによる企画展では、53カ国から136人のアーティストの作品が一堂に会し、 過去、そして近年の政治社会的な背景を、インスタレーション、ペインティング、パフォーマンス、リーディング・イベントなど、 多様な表現を通して映し出します。
ツアーの後半に訪れるウィーンでは、今年初となる「ウィーン・ビエンナーレ」を訪れるほか、20世紀美術の宝庫でもある市内の美術館のほか、10カ所の美術館が立ち並ぶ「MQ」を訪問します。また、貸し切りバスでグラーツに訪れ、ヴィト・アコンチやピーター・クックが設計した 名立たる現代建築も訪問します。
現地ではそのほか、美術館のキュレーターによる解説や「ウィーン・ビエンナーレ」参加アーティストとの食事会も予定しています。 国際的に活動するアーティストとじっくりと作品について理解を深める貴重な機会です。
この夏は、ぜひ2つの国際展を比較しながら、現代アートを通して世界のいまを眺めてみませんか。
ガイドは、AITのキュレーターの堀内奈穂子が務めます。
みなさんのご参加をお待ちしております。
>>> English
The BAR (The Backers Foundation and AIT Residence Programme) vol. 8
「Today of Yesterday - 過去に在る、いま」
カンボジアからのアーティスト、ラッタナ・ヴァンディーとカニータ・ティスの新作展
会期: 2015年7月11日(土)- 7月25日(土)
時間: 11:00 - 19:00(日曜・月曜・祝日休廊)*入場無料
会場: 山本現代(白金高輪)
レセプション: 7月11日(土)18:00 - 20:00
Left: Rattana Vandy "Bomb Ponds", 2009/ Right: Kanitha Tith "Companions", 2011, Photo by Rattana Vandy
プレスリリース:Download(PDF / 1.5MB)
展覧会チラシ: Download(PDF / 3.3MB)
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Interview by ベン・デイビス
バッカーズ・ファンデーションとNPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]は、7月11日(土)から7月25日(土)まで「Today of Yesterday - 過去に在る、いま」展を白金高輪の山本現代にて開催します。本展は、海外のアーティストを東京に招へいするアーティスト・イン・レジデンス・プログラムの8回目の成果展となり、2015年はカンボジア出身の作家ラッタナ・ヴァンディーとカニータ・ティスの2名が、これまでの代表作に加え、日本で制作した新作を発表します。
ヴァンディーは、主に写真や映像を用いて、歴史や記憶に触れる作品を制作しています。独学で写真を学び、「ドクメンタ(13)」(2012年)等の国際展や、東京都現代美術館をはじめ国内外に巡回する「TIME OF OTHERS / 他人の時間」展(2015年)にも参加している気鋭の作家です。ジャーナリストとしての活動経験を持ち、これまでに、国境紛争で緊迫した状況下にあった兵士たちのささやかな日常を捉えた写真を撮影した「Preah Vihear」(2008年)や、ベトナム戦争時にアメリカ軍による爆撃でできたクレーターが現在も池のように残された場所を撮影した「Bomb Ponds」(2009年)、また、70年代のクメール・ルージュ統治時代に命を落とした"あなた"への語りかけを綴った最新映像作品「MONOLOGUE《独白》」(2015年)などを制作しています。ヴァンディーは、そういった時代の痕跡や、記憶の断片を詩的なアプローチで紡ぎ出し、個々の人間の存在や、歴史を別の角度から伝えてゆくことの意味を私たちに問いかけます。本展では「Bomb Ponds」シリーズに加え、東京で制作した新作を発表します。新作「Shadow in the Dark」では、無数の釘を使った彫刻や詩で、人間の内面に潜む感情や精神性を静かに映し出します。
ティスは、彫刻やインスタレーション、映像、パフォーマンスなど多岐に渡るメディアを用いた作品を制作しています。2010年には芸術活動を通じて、カンボジア女性の権利や社会的立場の向上のために貢献した女性に贈られる『You Khin Memorial Women's Art Prize』を受賞し注目を浴びました。2012年に行ったコミュニティ・プロジェクト「SurViVart」では、アート活動や対話の場が限られたカンボジアで、プノンペンのティスの自宅を開放し、幅広い世代の人々が集う交流の場を創出しました。細い針金を編んだ彫刻作品は、ティス自身の個人的な記憶や経験に加え、カンボジアの社会的事象から受けた影響が反映されており、それは瞑想に近いプロセスから生み出された繊細で力強いモニュメントとも言えます。本展では、日本と東南アジアの儀礼文化における "霊魂(スピリット)"への関心と、ティス自らの体験を反映させた新たな彫刻作品を新作として制作します。
近年、カンボジアを含む東南アジアにおける経済的、社会的な変化の波は急激に加速しています。一方で、その裏側にある複雑な社会情勢や歴史の忘却、そして秘められた想像力を、私たちは未だ知る機会は多くありません。時代の痕跡や、作家自身を取り囲む大きな社会構造とそこからこぼれ落ちてゆく儚いものを、現代を生きる若い作家の新たな視点で眺めてみることは、過去から続く今日という日に想いを馳せるきっかけとなりうるでしょう。
テキスト:依田理花(AIT) 英文翻訳:ベン・デイビス
【この夏は、大分がアツい!】
NPO法人 BEPPU PROJECT
ゲスト:山出淳也(別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」総合プロデューサー)
日時:2015年6月13日(土)19:00-22:00 *ミニトークあり
会場:代官山AITルーム
*参加無料、予約不要、入退場自由
*大分県産の旬の食材を使ったフードやドリンクは有料となります
左:別府現代芸術フェスティバル2015「混浴温泉世界」イメージ photo: Toshie Kusamoto/右:Oita Made サイトより
この度、AITでは、「AIT ART TOUR 2015 vol.1:大分県内の現代アートを巡る3日間」開催に先駆けて、、BEPPU PROJECT協力のもと、大分県の彩り豊かな「食」やミニトークを楽しむ初夏のミングリアス・イベントを開催します。
ミングリアスとは「混ざり合う」という意味で、AITが不定期に開催する、現代アートの学校MADの受講生やアート関係者など、現代アートに関心のある人々が気軽に交流できるアットホームなイベントです。
当日は、別府現代芸術フェスティバル2015「混浴温泉世界」総合プロデューサー山出淳也氏を迎えて、この夏開催される大分県内のアートフェスティバルやアートプロジェクトについてお話を伺うミニトークを行います。また、竹かごや日田下駄など、ものづくりに取り組む人々の想いが詰まった大分県の特産品や、柚子こしょうなど、無農薬野菜を使用したオリジナル商品をオンライン販売している「Oita Made(オオイタメイド)」より、選りすぐりのフードやドリンクをお持ちして、ここだけのスペシャルメニューをご提供します!さらに、2015年6月11日(木)より販売開始する「混浴温泉世界」の前売りチケットも販売します(関連事業の無料入場券や施設の割引・優待付き:3,500円)。
どなたでも参加できますので、この夏開催される大分県内のアートイベントの見どころやAITアートツアーについて詳しく知りたい方は、ぜひご参加ください。
みなさんのお越しを心よりお待ちしています!
催行決定! ☆7月10日(金)まで締切を延長しました☆
*フライトの状況により、事前に締め切らせていただく場合もございますので、予めご了承ください。
魔術的な港町へ。
別府現代芸術フェスティバル2015「混浴温泉世界」を中心に大分県内の現代アートを巡る3日間
2015年7月24日(金)-26日(日)<2泊3日> *最少催行人数:12名(定員:18名前後)
1)一般 100,500円(税込)
2)MAD受講生・修了生およびAITハウス・サポートメンバー 95,500円(税込)
(代金には、航空券、宿泊費[朝食付]、バスチャーター費、ガイド代、および「混浴温泉世界」入場パスポートが含まれます。)
右:別府現代芸術フェスティバル2015「混浴温泉世界」イメージ、photo: Toshie Kusamoto
この度、AITでは、今年で3回目となる別府現代芸術フェスティバル2015「混浴温泉世界」を中心に、大分県内で新しく誕生した芸術フェスティバルやアートプロジェクトを巡るツアーをワイルド・ナビゲーションと共同企画しました。
このツアーでは、「混浴温泉世界」のほかに、昨年の国東半島芸術祭で話題を呼んだアントニー・ゴームリーや宮島達男などのサイトスペシフィックな作品や、今年4月にオープンした大分県立美術館(建築:坂茂)のほか、トイレのみを舞台・テーマにしたアートプロジェクト「おおいたトイレンナーレ」なども、AITの大隈理恵(大分出身)のナビゲートで訪れます。
豊かに湧き出る温泉と山と海に囲まれた自然の中、独自の文化を築いている別府市。7月18日(土)から開催される「混浴温泉世界」では、夕方から夜にかけて、展覧会の目玉となるツアー型のアートプロジェクトが週末のみに行われます。
ツアーの案内人に導かれ、別府の街を彷徨い、大友良英や蓮沼執太など、アーティストがそれぞれの場所や土地と対話し、生まれた作品を鑑賞する「アートゲートクルーズ」や、いつどこで何がはじまるのか全く予想のつかない「ベップ・秘密のナイトダンスツアー」を楽しみます。
日中は、仏教・神道・民間信仰が混在、神仏習合の文化が根付く地として有名な国東半島で、トレッキングとアート鑑賞を満喫します。
そのほか、吉村益信、風倉匠、磯崎新など、1960年代の前衛芸術の一翼を担ったアーティストを輩出した大分市で開催される「おおいたトイレンナーレ」を巡り、街歩きを楽しみながら「トイレ」!?で繰り広げられるアートを体験するほか、4月にオープンした坂茂氏設計の大分県立美術館にも立ち寄ります。
今回をもって一時休止が決定している別府現代芸術フェスティバル!
大分県の魅力ある土地で繰り広げられる、誰も予測できない新たなアートを一緒に体験しませんか。
みなさんのご参加をお待ちしております。
【佐久市の「食」が代官山にやってくる!】
スピーカー:ロジャー・マクドナルド(AIT/フェンバーガーハウス ディレクター)
ゲスト:柳澤 零(Maru Cafe)、Toshihiro Ueki(Tree Coffee)
日時:2015年4月11日(土)19:00-22:00 *19:45~/20:30~ ミニトークあり
会場:AITルーム(代官山)
*参加無料、予約不要、入退場自由
*佐久市の旬の食材を使ったフードやドリンクは有料となります
左:Maru Cafeプレート/右:フェンバーガーハウス内観
この度、AITのロジャー・マクドナルドが手がけるプログラム「MADフェンバーガー」の2年目の開講を記念し、長野県佐久市の「食」やミニトークを楽しむ春のミングリアス・イベントを開催します。
ミングリアスとは「混ざり合う」という意味で、AITが不定期に開催する、現代アートの学校MADの受講生やアート関係者など、現代アートに関心のある人々が気軽に交流できるアットホームなイベントです。
「MADフェンバーガー」は、レクチャーやワークショップなど、五感を使ってアートに触れる一泊二日(土日開催)のプログラムで、佐久市の緑豊かな山中にあるロジャーの個人美術館 兼 アート・ センター「フェンバーガーハウス」を中心に行われます。
当日は、今年開催するプログラムの1つ、「ホール・アース・佐久ツアー」でも訪れる、地域産のオーガニック食材を使った料理を提供するカフェレストラン「Maru Cafe」の柳澤 零さんをスペシャルゲストに迎え、佐久市の野菜をふんだんに使ったサンドイッチなど、Maru Cafe特製のフードをお楽しみいただけます!同じく「ホール・アース・佐久ツアー」で訪れる「YUSHI CAFE」のスペシャルコーヒーを東京で味わえるのは、今回だけ!長野県出身のコーヒー・マイスターのToshihiro Uekiさんにコーヒーをサーブしていただきます。
柳澤さんとロジャーによるミニトークでは、カフェの立ち上げや地域の農業、食文化や料理、そしてコミュニティーの中で暮らす意味について、また、佐久市でオルタナティブな活動をする人々の魅力をお伝えします。
また、ロジャーより、現在参加者を募集中の3つの「MADフェンバーガー」プログラムをご紹介。
そのほか、「フェンバーガーハウス」で5月から始まる高所登山と変性意識の関係をテーマとした企画展についても触れます。
美味しいものを食べてエネルギーをチャージしたい方、オルタナティブなキュレーションの実践に関心のある方、「健康に生きること」について考え、視野を広げたい方はぜひご参加ください。
当日は、「MADフェンバーガー:ヨガ・リトリート」でヨガのセッションを担当する岩崎香(AIT)も参加します。プログラムについて質問のある方はお気軽にお尋ねください。
みなさんのお越しを心よりお待ちしています!
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日程:2015年3月21日(土)-3月22日(日)
会場:アートフェア東京2015会場(東京国際フォーラム 地下2階 展示ホール)
*要予約
アートフェア東京 2014会場風景 / 撮影:岩下宗利
古美術から現代アートまで、国内外の選りすぐりのギャラリーからアート作品を購入できるアートフェア東京。今年も本アートフェアを彩る様々なトークや独自の企画展示、パーティーなどが開催され、アートファンだけでなく、初めてアートに触れる方も楽しめる関連イベントが目白押しです。
AITでは、今年もアートフェア東京2015のエデュケーショナル・パートナーとして、コレクターやキュレーターなど、アート界で活躍する専門家をナビゲーターに迎え、「アートコレクションの醍醐味」や「アートを言葉にすること」、「ヴェネツィア・ビエンナーレ」、「東京のアートシーン」をテーマに、アートフェア東京をさまざまな角度から楽しむ4つのガイドツアーを企画しました。
本ツアーの参加者には、アートフェア東京2015の1-DAYパスポート(2,000円 *税込)をお渡ししますので、ツアー後も、自由に会場をまわることができます。日本とアジアのアートが一同に集まるアートフェア東京2015。この春、その熱気と魅力を一緒に体験してみませんか?
みなさんのお越しをお待ちしています!
「チェンマイ発、東京経由、オークランド」
- AIT堀内奈穂子による2つの展覧会報告と、参加アーティスト小鷹拓郎による新作上映会 -
日時:2015年3月14日(土)18:00-21:00 *19:00よりミニ・トークと上映会
会場:代官山AITルーム *入場無料 (予約不要)
左:Takuro Kotaka / How to Transform into Na Neck / 2015 / Video / 30min
右:Yoshinari Nishio / Self Select in Auckland / Installation, workshop / Dimensions Variable (Work in Situ)
AITでは、3月14日(土)に、代官山のAITルームにて、ラウンジ・イベント「ミングリアス」を開催します。
ミングリアスとは、「混ざり合う」という意味で、不定期に開催するラウンジ・イベントです。
AITのレジデンス・プログラムで東京に滞在する海外アーティストや、現代アートの学校MADの受講生、アート関係者など、現代アートに関心のある人々が集まり、音楽やドリンクを楽しみながら交流をします。
今回は、2月にAITの堀内奈穂子がタイとニュージーランドで企画した2つの展覧会の報告のほか、参加アーティストの一人である小鷹拓郎を招いてのミニ・トークと、映像作品の上映を行います。
タイのチェンマイで、タイと日本から4組のアーティストを紹介した「Shuffling Spaces」展においては、小鷹拓郎が現地に3週間滞在し、新作の映像作品『How To Transform Into Na Neck』を制作しました。
小鷹は、滞在開始後すぐに、タイでは誰もが知るお笑い芸人ナ・ネックに酷似していることを指摘されます。それを受け、ナ・ネックなる人物が、タイではどのように受け入れられているのか周辺の人々に聞き取りを開始し、人々から集めたドローイングや証言を元に、タイにおけるユーモアを探りながら、ナ・ネックへと変身を遂げていきます。
ニュージーランドのオークランドで3月27日まで開催される「Invisible Energy」展では、小泉明郎、小林エリカ、土屋信子、西尾美也、森弘治、和田昌宏の6名のアーティストの作品を紹介しています。
本展では、特に2011年3月11日の震災を契機に表出した社会構造や関係性の築き方、またそれ以前にも日常の中に存在していた集団意識やコミュニケーションの違和感について、映像作品やインスタレーション、ワークショップ、トークイベントなどを通して検証しています。
参加作家のうち、土屋信子と西尾美也は、現地に2週間滞在し、新作の制作と、ワークショップを実施しました。
当日は、2つの展覧会の経緯や裏話と、世界のあらゆる場所を放浪しながら作品を制作する小鷹の発見や創作のプロセスについて聞きながら、作品を鑑賞してみませんか。
みなさんのご参加をお待ちしています。
■Shuffling Spaces展については、こちら>>
■Invisible Energy展については、こちら>>
Facebookイベントページは、こちら>>
第7回恵比寿映像祭 地域連携プログラム
オランダよりアーティスト エロディー・ヒーリックスックを迎えて
日時:3月2日(月)19:00-21:00
会場:代官山AITルーム *要予約 *逐次通訳付き *学生・MAD受講生割引有り
Yebisu International Festival for Art & Alternative Visions 2015 Event
AIT ARTIST TALK #66 by Artist Elodie Hiryczuk from the Netherlands
Date and Time: Monday, March 2nd 2015, 19:00-21:00
Venue: AIT Room Daikanyama
*Booking required *Talk will be in English with consecutive translation
Girl Making a Model of a Landscape - Sceneries series, 2005-2007
pigment print on archival paper, 100 x 100 cm
AITでは、3月2日(月)に、第7回恵比寿映像祭地域連携プログラムの一環として、オランダからエロディー・ヒーリックスックを迎えてのアーティスト・トークを代官山AITルームにて開催します。ヒーリックスックは、オランダのMondriaan Fonds財団の助成により、AITのアーティスト・イン・レジデンスで2015年1月から4月中旬まで東京に滞在しています。
庭園の模型を作る女性や、都会に設置された大自然の写真のビルボードなど、ヒーリックスックの写真やインスタレーションは、観る者に人間と自然との関係や空間の認識方法について思考を巡らせるきっかけを与えてくれます。本トークでは、実験的な空間表現を追求する制作プロセスに迫ります。
AITのロジャー・マクドナルド、小澤慶介、堀内奈穂子、大隈理恵、依田理花がご案内します!
「第7回恵比寿映像祭」を巡るガイドツアー開催
日時:2015年2月27日(金)〜3月8日(日)※会期中毎日(3/2を除く)
時間:10:30 - 11:30 (2/27-3/1, 3/6-3/8) / 13:00 - 14:00 (3/3-3/5)
会場:第7回恵比寿映像祭会場 ※詳細は各ガイドツアー概要をご参照ください
参加無料、各回先着15名
左: [参考図版]パヴェウ・アルトハメル《共同作業》2009
Courtesy of the artist, Foksal Gallery Foundation, Warsaw,
Open Art Projects, Warsaw and neugerriemschneider, Berlin
右:第7回恵比寿映像祭チラシ画像
いよいよ2015年2月27日(金)より10日間開催される、「第7回恵比寿映像祭」。年に一度、展示やライブ、トークなどを複合的に行うアートと映像のフェスティヴァルです。第7回は「惑星で会いましょう」をテーマに、さまざまな映像作品をとおして、この複層化する世界に向き合い再発見する手掛かりを探ります。
参加アーティストは、第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ(2013)など多数の国際展に参加しているパヴェウ・アルトハメル(ポーランド)や、70年代初めに結成されたヴィデオ・アート・グループ「ビデオひろば」に参加し日本におけるヴィデオ・アートのパイオニアとしても知られる中谷芙二子ほか、国内外の気鋭のアーティストによる作品が多数展示されます。
今回は、改修休館中の東京都写真美術館から街に飛び出して行われる映像祭に合わせて、これまで地域連携プログラムで参加してきたAITが、ガイドツアーを担当。恵比寿ガーデンプレイスを中心に点在するそれぞれの会場の作品や見どころをAITスタッフがご案内します。いずれも参加無料ですので、恵比寿映像祭は初めてという方や、もう少し詳しく解説を聞いてみたいという方々はぜひご参加ください。
[ガイドツアー 参加方法]
・当日10時から恵比寿映像祭のメイン会場「ザ・ガーデンホール」受付にて、整理券配布。
・開始時間の5分前までに、ザ・ガーデンホールの受付前に集合してください。
※集合時間に遅れた場合も、そのまま進行致しますので、予めご了承ください。
※終了時は、その場所で解散いたします。
※最新情報は映像祭公式ウェブサイトをご覧ください。
※本ツアーは日本語で行われます。
AITキュレーター共同企画「Invisible Energy」展
2015年2月20日(金)- 3月27日(金)
ST PAUL St Gallery (ニュージーランド)
画像:Masahiro Wada / Stylish Flies for Housewives (still) / 2012-2013
このたび、ニュージーランドのST PAUL St Galleryで2月20日から3月27日まで開催される「Invisible Energy」展にて、AITの堀内奈穂子がの共同キュレーターとして参画しています。この企画は、AITが2013年にニュージーランドより招聘したキュレーターのVera Mey氏との交流から発展し、展覧会の開催が実現しました。
オークランド・アート・フェスティバルに合わせて開催される本展では、特に2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震後を契機に表出した社会構造や関係性の築き方、またそれ以前にも日常の中に存在していた集団意識やコミュニケーションの違和感について、日本人作家6名の映像作品やインスタレーション、ワークショップ、トークイベンなどを通して検証します。なお、本展に向け、参加アーティストの土屋信子と西尾美也が現地で滞在制作し、新作を発表します。
ニュージーランドにおいては、2004年にゴベット-ブリュスター・アート・ギャラリーにて、日本の現代美術を紹介する「メディアリーナ:コンテンポラリー・アート・フロム・ジャパン」展(グレゴリー・バーク、南條史生、 ロジャー・マクドナルドの共同キュレーション)が開催されました。本展は、そこから10年を経て立ち現れた表現や思考を紹介する場ともなります。
3月14日(土)には、本展の報告イベントをAITにて開催いたしますので、ぜひご参加ください。
詳細はこちら。
>>> English
[2月21日(土)開催!ロンドンのカムデン・アーツ・センター オーガナイザーによる企画]
"回る世界の静止点で"ー 舞踏、能、コンテンポラリー・ダンス、現代陶芸を繋ぐ 1日限りのイベント
日時:2015年2月21日(土)15 : 30 - 21 : 00 (開場15:00)
会場:SHIBAURA HOUSE(東京都港区)
定員:50名 *先着順 *入退場自由 *予約不要
参加費:無料 *このイベントは終了いたしました。沢山のご来場ありがとうございました。
ジーナ・ブエンフェルドとAITによる、今回のイベントの記録をまとめたタブロイド版冊子PDF(日本語・英語)を下記に公開しています。
タブロイド冊子をみる▼
(PDF)デザイン:岡田味佳(Fruitsmachine)
この度AITは、ロンドンのカムデン・アーツ・センターより、オーガナイザーのジーナ・ブエンフェルド氏を迎え、一日限りのパフォーマンス+上映+ディスカッションイベント『At the still point of the turning world... 回る世界の静止点で』を、2月21日(土) にSHIBAURA HOUSE (建築設計:妹島和世建築設計事務所)にて開催します。ブエンフェルド氏は、AITのキュレーター・イン・レジデンス(研究者のためのレジデンス) により、平成26年度 文化庁 文化芸術の海外発信拠点形成事業の助成で2月末まで東京に滞在します。
ブエンフェルド氏が所属するカムデン・アーツ・センターは、1960年代に設立されて以来、野心的かつ優れた展覧会を数多く企画してきたほか、質の高いプログラムを提供していることでも知られる、世界屈指のアート・センターです。施設内にはギャラリーやスタジオ、工房などを兼ね備え、近年は特に現代陶芸の分野で活動するアーティストを招聘し、発表の機会を作るレジデンス・プログラムを継続して行っています。
昨年9月に東京に滞在し、約2週間のリサーチ活動とトークを行ったブエンフェルド氏は、その際に得た構想を元に、彼女が以前より興味を持ち、研究を続けているテーマである「能」や「舞踏」そして「陶芸」など、日本の伝統芸能の影響がいかにしてコンテンポラリー・ダンスの身体表現や現代陶芸の新たな形態へと受け継がれて変化していったかを、2部構成のイベントにて考察します。
オープニングのトークではAITのアーティスト・イン・レジデンスで東京に滞在中のジェシー・ワイン(イギリス)とキャロライン・アシャントル(フランス)を迎え、現代陶芸の表現やそれに伴う身体性について考えます。2人の作品も、会場にて展示予定です。
ライブ・パフォーマンスでは、イギリスより来日するミルドレッド・ランボー(フランス)を迎え、陶芸粘土を使用した実験的なパフォーマンスを行うほか、映像上映では、伝説の振付家として知られるトリシャ・ブラウン(アメリカ)や、'ドクメンタX' や '横浜トリエンナーレ2011' など多くの国際展に参加したヨアヒム・コースター(デンマーク)、サイモン・マーティン(イギリス)、スリワナ・スポーン(ニュージーランド)ほか多くの気鋭作家による短編映像作品を上映します。
こうした表現や作品をとおして、肉体や踊りが持つ、感覚や精神の解放や永遠性 ー ブエンフェルド氏がタイトルに引用したイギリスの詩人・劇作家である T.S. エリオットの言葉を引用するならば「回る世界の静止点」にある、過去や現在、未来という時間的概念を超えた瞬間に潜む輝きを見つけてみませんか。
皆様のお越しを心よりお待ちしています。
AITキュレーター企画「Shuffling Spaces」展
2015年2月8日(日)- 2月15日(日) 11:00 - 21:00 *入場無料
Venue: Gallery Seescape (チェンマイ、タイ)
Shuffling Spaces展 チラシ
このたび、AITのキュレーター堀内奈穂子が企画した、国際交流基金主催の展覧会「Shuffling Spaces」を、チェンマイのGallery Seescapeにて開催いたします。本展は、タイと日本の作家4名によるグループ展です。
「漂流」をテーマに新作の映像作品、インスタレーション、パフォーマンスを通して、都市の新たな見方、移動、現代の社会環境を考えます。チェンマイは、1990年代には、路上やお寺、公園など、美術館以外の場所でアーティストが実験的な展示や学びの場を創出するチェンマイ・ソーシャル・インスタレーション(CMSI)の活動が行われ、オルタナティブなアート・シーンがつくられてきました。
本展では、会期中に、トークやプレゼンテーションも開催し、CMSIの活動に関わったアーティストも招くことで、現代におけるさまざまな表現、知識が交差する場の意味や文脈を、参加者とともに捉え直します。
'Shuffling Spaces' features four artists and an artists group from Thailand and Japan who will present a variety of new works including video, installation, and performance.
The works in this exhibition present different interpretations of physical and imaginary spaces, urban environments, and social situations; allowing us to consider how we can gain autonomy from modern day society.
In conjunction with the exhibition, artists will be joined by guests from academia and the general public in presenting talks relating to the theme of 'drifting'. The events will be open to the general public and will offer a platform for those in attendance to discuss the ideas that emerge from the various presentations.
2015年3月14日(土)には、本展の報告イベントをAITにて開催いたします。キュレーターによる、展覧会の開催報告ほか、参加作家の小鷹拓郎のミニ・トークと、新作映像の上映会もあります。ぜひご参加ください!
詳しくはこちら>>
ーお申込受付中ー
六本木アートカレッジ AIT LINK LABO
「2015年のアートはこうなる! ーアートシーンを斬る10の視点」
日時:2015年2月9日 (月) 19:00-20:30 *要事前申込
会場:アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49F)
スピーカー:小澤慶介(AIT)、ロジャー・マクドナルド(AIT)
この度、アカデミーヒルズが主催する「六本木アートカレッジ」にて、レクチャーシリーズ「AIT LINK LABO」の第2回講座を開催します。
刻々と変わる世界のアートシーン。
その現在地はどこにあるのでしょうか。そして、どこに向かっているのでしょうか。
海外のアートマガジンやマーケット情報、ウェブサイトから、これからのアートに影響を与えると思われる話題を選りすぐってお伝えします。
ナビゲーターは、AITの小澤慶介とロジャー・マクドナルド。
2人のキュレーターは、今年、何が来ると考えているのでしょうか。
19世紀末にはじまり今年56回目を迎えるヴェネツィア・ビエンナーレ、ますます加速しながら拡張するアジアのマーケットとアートバーゼル香港、東京オリンピックと文化の転換期など、これからのアートを占う旬なトピックにぜひご期待ください。
アートに詳しい方はもちろん、今年はアートにもっと触れたい、知らないアートの世界をちょっと覗いてみたいという方にも、わかりやすくお伝えします。
2014年度は本レクチャーが最終回となりますので、どうぞお見逃しなく!
◆ 取り上げるキーワード(順不同・一部)
- ヴェネツィア・ビエンナーレ
- オクウィ・エンヴェゾー
- アートバーゼル香港
- 東京オリンピック
- ザハ・ハディド
- ダビデ像の耐震対策 他