- ito-hen- exhibition.vol3「present for you」
MAD2011助成金受賞企画
企画者:浅井慧
会期:5月13日(日)-26日(土)開廊時間:12:00-24:00(火曜定休)
*初日のみ18:00オープン/オープニングパーティー:19:00-24:00
会場:アトリエベムスター(展示、ライブ)、企画者宅(関連イベント)
イベントフライヤー画像
この度、AITが開講している現代アートの学校「MAD」の、2011年度の助成金受賞企画が、浅井慧氏の「–ito-hen- exhibition.vol3『present for you』」に決まり、5月13日(日)より開催されますので、受賞の発表と合わせてお知らせいたします。
2011年度のMADでは、受講者を対象に助成金制度を設け、展覧会やアートイベントの企画案を募集しました。
浅井氏の「ito-hen」とは、関心を共有しながら不定期にアートの実験をしてきたアーティストのグループです。
カフェや企画者宅など、日常的な空間で行われる今回のアートイベントは、作家が鑑賞者に対してプレゼントを送る行為によって成り立ちます。
このオルタナティブな経済活動を提案しながら、価値を分かち合う場そのものを作品化する試みは、実験的であると同時に多くの人々に開かれている点で、公共的なものと捉えることができます。また、食や音楽など多ジャンルも取り入れながらアートやアートイベントの可能性を追求しているところも評価したポイントでした。
企画立案から少しずつ歩みを進めてきた浅井氏のイベントが、いよいよ5月13日に始まります。
展示のほか、オープニングパーティやライブ演奏、浅井氏宅を訪問する「open house」などのイベントも開催されますので、みなさんぜひお出かけください。
小澤慶介
MADプログラム・ディレクター
MAD2011助成金受賞企画
– ito-hen- exhibition.vol3「present for you」 企画者:浅井慧
-ito-hen-はプレゼントをキータームにして活動を行なっているユニットです。これまで2回の展覧会では参加者どうしで作品をプレゼントしあい、その関係性に価値や意味を見いだしてきました。今回は、私たちから「あなた」である観衆にプレゼントの矢印を変えてみます。まだ見ぬ観衆に向かって、勝手に私たちがプレゼントをします。
カフェ・ギャラリーを舞台に、浅井慧は、テーブルやカウンター、トイレなどの空間に小さな草花やガラスなどを用いたプレゼントを配置し、空間を少しだけずらしたり歪めたりします。石川佳奈は小さな展示空間に自分の部屋のようなつくりあげ、ストーカーにも似た歪んだ愛情、執着によってなる作品を展開します。熊田基志は、2人の作品とも呼応しながら、BGMをつくりあげ、展示期間中、その音楽のみを鳴らします。(会期中は、別会場にて定員制の関連イベント「オープン・ハウス」もあります。)
-ito-hen-が目論む、“どこからがプレゼントで、どこからはプレゼントでなくなるのか”、 “貰い手が欲さないもの、時に拒否するようなものもプレゼントとして成立するのか”、“贈り主と貰い手がわからないプレゼントはあるのか”といったプレゼントを軸とした人間関係の実験空間にぜひお越しください。
[ 開催概要 ]
会期:5月13日(日)-26日(土)*初日のみ18:00オープン/オープニングパーティー:19:00-24:00
開廊時間:12:00-24:00 ※火曜定休
会場:アトリエベムスター(展示、ライブ会場)*一部イベントは企画者宅で行います。
主催:itohen
協力:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
イベントURL:http://itohen.jimdo.com/exhibition/present-for-you/ / Facebookページ
[アトリエベムスター]
東京都豊島区池袋4-26-11中本ビル001/tel: 03-5950-2780
アクセス:JR池袋駅北口より徒歩8分
入場料:無料
[関連イベントopen house「プレゼントの在処に招く」]
-ito-hen-ではプレゼントの交換をしてきましたが、今回のopen houseではプレゼントの今がどうあるのかを見に、個人宅を訪ねます。
そこで作品を見ながら、プレゼントをテーマをした料理を食し、飲み交わします。
開催日時:5月15日(火)、5月22日(火) いずれも18:00-20:00 ※予約制
会場:企画者宅(申込者のみにお知らせ)
定員:各回5名
参加方法:件名を「present for you」とし、お名前、連絡先(電話番号/メールアドレス)を明記の上 itohen.k@gmail.com までお申し込みください。アクセスなど、当日のご案内は参加申し込み後に連絡いたします。
参加費:¥2,000(食事と飲み物付)
※その他、無料のワークショップ、パフォーマンスが増える可能性があります。
最新情報は、こちらをご覧ください。
2012-5-10