第12回恵比寿映像祭「時間を想像する」を巡るガイドツアー開催
専門的な視点で読み解くツアー、中国語で行うツアーほか、ゲストやAITが会場をご案内します
第12回恵比寿映像祭「時間を想像する」を巡るガイドツアー開催!
日時|2020年 2月11日(火・祝)、2月13日(木)、2月16日(日)、2月20日(木)、2月23日(日・祝)*計6回
会場|東京都写真美術館 全フロア
参加無料、各回先着15名 ※詳細は各ガイドツアー概要をご参照ください
左:スタン・ダグラス《ドッペルゲンガー》2019 ©Stan Douglas Courtesy the artist, Victoria Miro and David Zwirner
右:小森はるか+瀬尾夏美《二重のまち/交代地のうたを編む》2019 Photo: Tomomi Morita
映像文化の創造と紹介・体験の場「恵比寿映像祭」は、年に一度、恵比寿の街を舞台に展示や上映、ライヴ・イヴェント、トーク・セッションなどを複合的に行う映像とアートの国際フェスティヴァルです。12回目を迎える今回のテーマは「時間を想像する|The Imagination of Time」。誰にとっても身近であり、同時に解き明かされていない「時間」について、アートや映像表現から想像することで映像の本質に迫り、改めて現在を考察していきます。
展示では、映画・ヴィデオ・写真・演劇など領域横断的に活動するスタン・ダグラス(カナダ)、2019年ヴェネツィア・ビエンナーレ韓国館代表のナム・ファヨンほか、国内外の気鋭のアーティストが多数参加します。また、東北を拠点に人々のことばや風景を記録し続け近年活動が注目されるアート・デュオ、小森はるか+瀬尾夏美(日本)、世界各地の映画祭で高く評価される実験映像作家ベン・リヴァース(イギリス)が展示と上映に出品します。
ベルリンを拠点とする美術家で映画作家、ニナ・フィッシャー&マロアン・エル・ザニによる1960年のローマ・オリンピックで、裸足で石畳のアッピア街道を駆け抜けたエチオピアのマラソンランナー、アベベ・ビキラの軌跡をたどるフィクションとドキュメンタリーを横断する映像作品や、リアルタイムと連動して人が掃除をしながら時計の針を動かすマーティン・バース(オランダ)の映像作品、生涯のほとんどを木にぶらさがって過ごすナマケモノの時間を捉えたベン・リヴァースの映像作品。時間の記録―ドキュメンタリーの新しい可能性や、人間以外の存在にとっての時間の表現、SFが描いてきた時間などの視点から構成される展示では、そのほか多数の作品が紹介されます。
それらの、さまざまな映像表現を通して時間の流れや私たちの未来について想像してみましょう。
ガイドツアーでは、メイン会場の東京都写真美術館で、作品や見どころをご案内します。ガイドツアーはいずれも参加無料ですので、恵比寿映像祭は初めてという方や、テーマについてもう少し深く知りたいという方はぜひご参加ください。
(各ガイドツアーでは、全作品ではなく、ナビゲーターがピックアップしたいくつかの作品を鑑賞します)
1) 初めてでも楽しめる!フェスティヴァルの全体像を掴もうツアー[60分/日本語]
ナビゲーター|NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ [AIT/エイト]
大隈理恵、東海林慎太郎、藤井理花、青木祥子
会場|東京都写真美術館 全フロア
日時|2020年 2月11日(火・祝)11:30 - 12:30、2月20日(木)18:30 - 19:30、2月23日(日・祝)11:30 - 12:30
フェスティヴァルを巡って、様々な表現を通じて浮かび上がる「時間を想像する」というテーマについて俯瞰的な視点でガイドいたします。初めての人もテーマと作品の関係性を理解するきっかけが掴めるよう、AITによるナビゲートで、映像表現の多様さやテーマとのつながりについて参加者とともに考えます。
ニナ・フィッシャー&マロアン・エル・ザニ《移動の自由》2017
2) 中国語で巡るガイドツアー[60分/中国語]
ナビゲーター|戴周杰(たい・しゅうき/東京都写真美術館インターン)
会場|東京都写真美術館 全フロア
日程|2020年 2月13日(木)18:30 - 19:30、2月16日(日)11:30 - 12:30
近年の年間訪日外国人数では最多となる中国。今回初の試みとして
フェスティヴァルのいくつかの作品を中国語を使ってガイドするツアーを行います。ナビゲーターは、中国出身の東京都写真美術館インターンスタッフ。
ご関心のある方はどなたでも気軽にご参加いただけます。
マーティン・バース《スウィーパーズ・クロック》2009
3) 変性意識と宇宙|時間の旅を巡るガイドツアー[60分/日本語]
ナビゲーター|ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター、AITキュレーター)
会場|東京都写真美術館 全フロア
日時|2020年 2月16日(日)15:00 - 16:00
いくつかの作家や作品に着目し、テクノロジーや自然、宇宙などさまざまな切り口から「時間を想像すること」について深く考察しながらフェスティヴァルを巡ります。近年探求をするホリスティックな観点から、もう一つの生き方や拡張する意識について、ロジャー・マクドナルドがナビゲートします。
ベン・リヴァース《いま、ついに!》2019
Courtesy of Kate MacGarry
○ 第12回恵比寿映像祭 参加作家:https://www.yebizo.com/jp/artist/
[ 各ガイドツアー 参加方法 ]
・整理券はガイドツアー実施日の10:00から、東京都写真美術館1F総合受付にて配布。
・開始時間の5分前までに、東京都写真美術館1F総合受付前に集合してください。
※集合時間に遅れた場合も、そのまま進行致しますので、予めご了承ください。
※終了時は、その場所で解散いたします。
※最新情報は映像祭公式ウェブサイトをご覧ください。
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[ 第12回恵比寿映像祭 開催概要 ]
名称:第12回恵比寿映像祭「時間を想像する」
会期:2020年2月7日(金) - 2月23日(日・祝)[15日間]〈月曜休館〉
開催時間:10:00 - 20:00 *最終日は18:00まで
会場:東京都写真美術館、日仏会館、ザ・ガーデンルーム、恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地域連携各所 ほか
料金:入場無料 ※定員制のプログラムは有料
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館・アーツカウンシル東京、日本経済新聞社
共催:サッポロ不動産開発株式会社、公益財団法人日仏会館
公式ウェブサイト http://www.yebizo.com
2020-1-14