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AIT SLIDE TALK #32 「A-I-Rと都市 / 関係の実験室」  

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AIT SLIDE TALK #32
「A-I-Rと都市 / 関係の実験室」
ポーランドのウジャドゥスキー城現代美術センターより、マリアンナ・ドブコウスカ氏を迎えて
日時:2015年7月22日(水)19:00-21:00
*要予約
場所:代官山AITルーム
*本トークは、英語のみで行われます。(日本語の逐次通訳はありません)

AIT SLIDE TALK #32
"A-I-R and the City / Laboratory of relations" Talk by Marianna Dobkowska from the Center for Contemporary Art Ujazdowski Castle in Warsaw
Date and Time: Wednesday, July 22nd, 19:00-21:00
Venue: AIT Room, Daikanyama
*The talk will be held in English only.
Marianna_talk
Top Left: "We Are Like Gardens" temporary permaculture garden, project by Juliette Delventhal and Paweł Kruk at A-I-R Laboratory, summer 2012 Photo : Michał Grochowiak, Courtesy of CCA Ujazdowski Castle, Warsaw
Top Right: Bread and pizza baking oven project of Juliette Delventhal and Paweł Kruk at A-I-R Laboratory, summer 2011, Photo: Michał Grochowiak Courtesy of CCA Ujazdowski Castle, Warsaw
Bottom Left: Francis Thorburn "Vehicle # 11: Amphibian", moving sculpture and public event, summer 2012, Photo: Bartosz Górka Courtesy of CCA Ujazdowski Castle, Warsaw
Bottom Right:Beginning of the soudwalk in the frames of workshop "Urban Sound Design Studio" led by Caroline Claus, Warsaw, July 2015 Photo: Bartosz Górka, Courtesy of CCA Ujazdowski Castle, Warsaw


A-I-Rと都市 / 関係の実験室


この度、AITでは7月22日(水)に、ポーランドよりキュレーターのマリアンナ・ドブコウスカを迎えて、英語にてAIT SLIDE TALK #32を開催いたします。ドブコウスカは、バッカーズ・ファンデーションの助成により、AITのレジデンス・プログラムにて7月末まで東京に滞在します。

ドブコウスカは現在、ワルシャワの重要な美術機関の一つである、ウジャドゥスキー城現代美術センターのアーティスト・イン・レジデンスプログラム「A-I-R Laboratory」にキュレーターとして携わっています。同センターは、13世紀に建てられた、かつてのお城だった建築を活用した大規模なアート・センターで、展示空間のほか、図書館、カフェ、オーディトリウムなど、多岐にわたる機能を持っています。「A-I-R Laboratory」は、2003年に創設され、支援基盤が整ったアーティスト・イン・レジデンスプログラムとして、毎年、30名に渡るアーティストを受け入れています。そこでは、制作はもちろん、プログラムを一つの媒介の場と捉え、リサーチに特化した実践もサポートしています。

ドブコウスカのトークでは、「A-I-R Laboratory」の活動のほか、彼女がこれまでに企画したプロジェクトについて英語で紹介します。2014年には、ワルシャワの中心部にある、社会主義リアリズムの建物の内観が残る、かつての帽子屋『ポルトス』の空間を利用し、新たなプログラムを開始しました。そこでは、建築家を招き、建物の構成や背景を調査しながら、その空間を再活性させるためのデザインも模索されています。いまでは、ポーランドの歴史にも触れる社会主義リアリズムの遺産や、美術機関の社会的責務など、活発な意見交換の場として機能しているほか、地域コミュニティとの接点としての場になっています。

ドブコウスカは東京滞在中、日本のアートにおける社会実践や、広義のコミュニティと関わる草の根的な美術機関やプログラムをリサーチする予定です。

アーティスト・イン・レジデンスを行う機関がまだ少ないといえるポーランドにおいて、国際的な情報や経験の交換が行われる「A-I-R Laboratory」は、実験的な表現が生まれる貴重な場であるといえるでしょう。当日は、彼女のプロジェクトや、それに関わるアーティストの表現について聞きながら、そこに映し出されるポーランドの歴史や社会的背景について考えます。
みなさんのお越しをお待ちしています。

**7/15(水)19:00-21:00は、同プログラムで滞在しているカンボジアからのアーティスト、ラッタナ・ヴァンディーとカニータ・ティスのトークを開催します。(逐次通訳有り)。こちらもぜひご参加ください。

[ 概要 ]
日時:2015年7月22日(水)19:00-21:00
場所:代官山AITルーム 渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山 B-403
主催:特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
共催:バッカーズ・ファンデーション
定員:30名(予約制)
参加費:一般1,000円、学生・ベースメンバー800円、ハウス/サポートメンバー無料
  その他:1ドリンク付き
*本トークは、英語のみで行われます。(日本語の逐次通訳はありません)

[ お申し込み方法 ]
otoiawase@a-i-t.net 宛てに、タイトルを「AIT SLIDE TALK #32参加希望」とし、お名前(ふりがな)、ご連絡先を明記したお申込メールをお送りください。(@を半角にして、お使いください)



[ キュレーターについて]
マリアンナ・ドブコウスカ
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Marianna Dobkowska

ワルシャワ大学にて美術史、クラクフのヤギェウォ大学にてキュレーションを学ぶ。現在は、ウジャドゥスキー城現代美術センターにおいて、プロジェクトやレジデンス、展覧会のキュレーターとして携わるほか、印刷物の編集やデザイン、作品制作なども行っている。これまでに、ポーランドとノルウェーのリサーチプロジェクトと展覧会「Rooted Design for Routed Living」のキュレーターを務めたほか、現在におけるレジデンス・プログラムのモデルを調査し、東ヨーロッパのレジデンスを基盤とする新たなイニシアティブづくりを促進するプロジェクト「Re-rooling Residencies」の共同マネージャーとしてプログラムとその書籍のデザイン戦略や編集に関わる。そのほか、アメリカのアーティスト、ジェシー・アーロン・グリーンの個展「The Allies」や、ウジャドゥスキー城現代美術センター周辺の公園でパーマカルチャー庭園を作ったウクライナの若手アーティストによる「Transfer and We Are Like Gardens」などの企画を手がけている。
facebook.com/air.laboratory.csw
www.csw.art.pl
www.re-tooling-residencies.org
www.design-in-residence.org






AIT SLIDE TALK #32
'A-I-R and the City / Laboratory of relations'
Talk by Marianna Dobkowska from the Center for Contemporary Art Ujazdowski Castle in Warsaw

We are pleased to be hosting Marianna Dobkowska, curator at the Center for Contemporary Art Ujazdowski Castle in Warsaw for a one month residency in Tokyo supported by The Backers Foundation.

During Dobkowska's talk she will present some of the projects she has curated and produced at Artists-In-Residence Laboratory, a residency program where she is a curator. Founded in 2003, Artists-In-Residence Laboratory is a department of the Center for Contemporary Art Ujazdowski Castle in Warsaw, one of the major institutions of contemporary art in Poland.

A-I-R Laboratory hosts up to 30 international artists a year and focuses on production and research based practices within the context of the residency treated as an artistic medium. Since 2014 the team of A-I-R Laboratory started a new program at the socrealist interior of the former hat shop Porthos in the center of Warsaw.
Invited architects gathered portfolios of the building while designing the revitalization of its interiors. Activities programmed in the space are directed to stimulate discussions: about the heritage of socialist realism and the social responsibility of the institutions of art. They are also focused on establishing new relations with local communities.

Throughout the talk, questions and comments from the audience will be welcomed.
We look forward to your attendance at this special event.


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2015-7- 9