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2月21日(土)「回る世界の静止点で」ー舞踏、能、コンテンポラリー・ダンス、現代陶芸を繋ぐ 1日限りのイベント


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[2月21日(土)開催!ロンドンのカムデン・アーツ・センター オーガナイザーによる企画]
"回る世界の静止点で"
ー 舞踏、能、コンテンポラリー・ダンス、現代陶芸を繋ぐ 1日限りのイベント
Simon Martin_AITtokyo
日時:2015年2月21日(土)15 : 30 - 21 : 00 (開場15:00)
会場:SHIBAURA HOUSE(東京都港区)
定員:50名 *先着順 *入退場自由 *予約不要
参加費:無料 *このイベントは終了いたしました。沢山のご来場ありがとうございました。


ジーナ・ブエンフェルドとAITによる、今回のイベントの記録をまとめたタブロイド版冊子PDF(日本語・英語)を下記に公開しています。

タブロイド冊子をみる


(PDF)デザイン:岡田味佳(Fruitsmachine)




この度AITは、ロンドンのカムデン・アーツ・センターより、オーガナイザーのジーナ・ブエンフェルド氏を迎え、一日限りのパフォーマンス+上映+ディスカッションイベント『At the still point of the turning world... 回る世界の静止点で』を、2月21日(土) にSHIBAURA HOUSE (建築設計:妹島和世建築設計事務所)にて開催します。ブエンフェルド氏は、AITのキュレーター・イン・レジデンス(研究者のためのレジデンス) により、平成26年度 文化庁 文化芸術の海外発信拠点形成事業の助成で2月末まで東京に滞在します。

ブエンフェルド氏が所属するカムデン・アーツ・センターは、1960年代に設立されて以来、野心的かつ優れた展覧会を数多く企画してきたほか、質の高いプログラムを提供していることでも知られる、世界屈指のアート・センターです。施設内にはギャラリーやスタジオ、工房などを兼ね備え、近年は特に現代陶芸の分野で活動するアーティストを招聘し、発表の機会を作るレジデンス・プログラムを継続して行っています。

昨年9月に東京に滞在し、約2週間のリサーチ活動とトークを行ったブエンフェルド氏は、その際に得た構想を元に、彼女が以前より興味を持ち、研究を続けているテーマである「能」や「舞踏」そして「陶芸」など、日本の伝統芸能の影響がいかにしてコンテンポラリー・ダンスの身体表現や現代陶芸の新たな形態へと受け継がれて変化していったかを、2部構成のイベントにて考察します。

オープニングのトークではAITのアーティスト・イン・レジデンスで東京に滞在中のジェシー・ワイン(イギリス)とキャロライン・アシャントル(フランス)を迎え、現代陶芸の表現やそれに伴う身体性について考えます。2人の作品も、会場にて展示予定です。

ライブ・パフォーマンスでは、イギリスより来日するミルドレッド・ランボー(フランス)を迎え、陶芸粘土を使用した実験的なパフォーマンスを行うほか、映像上映では、伝説の振付家として知られるトリシャ・ブラウン(アメリカ)や、'ドクメンタX' や '横浜トリエンナーレ2011' など多くの国際展に参加したヨアヒム・コースター(デンマーク)、サイモン・マーティン(イギリス)、スリワナ・スポーン(ニュージーランド)ほか多くの気鋭作家による短編映像作品を上映します。

こうした表現や作品をとおして、肉体や踊りが持つ、感覚や精神の解放や永遠性 ー ブエンフェルド氏がタイトルに引用したイギリスの詩人・劇作家である T.S. エリオットの言葉を引用するならば「回る世界の静止点」にある、過去や現在、未来という時間的概念を超えた瞬間に潜む輝きを見つけてみませんか。
皆様のお越しを心よりお待ちしています。



[概要]

タイトル:At the still point of the turning world... 回る世界の静止点で
日時:2015年2月21日(土)15:30-21:00(開場15:00/2部構成)
会場:SHIBAURA HOUSE(東京都港区芝浦3-15-4)[アクセス]
参加費:無料 *ドリンク代は有料
定員:50名 (予約不要/先着順 /入退場自由)
共催:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ [ AIT/エイト]
カムデン・アーツ・センター
助成:平成26年度 文化庁 文化芸術の海外発信拠点形成事業
特別協力:ブリティッシュ・カウンシル
協力:SHIBAURA HOUSE
企画:ジーナ・ブエンフェルド(カムデン・アーツ・センター)


[タイムテーブル] 
15:00 開場
15:30 - 17:00 オープニング・トーク
(キャロライン・アシャントル、ジェシー・ワイン、ジーナ・ブエンフェルド)
- ・ -・ - ・ 休憩・ - ・ -・ -
第1部 テーマ「能」
17:30 - 18:30 映像上映
- ・ -・ - ・ 休憩 ・ - ・ -・ -
第2部 テーマ「舞踏」
18:45 - 20:00 映像上映+パフォーマンス (ミルドレッド・ランボー)
20:00 - 21:00 オープン・ディスカッション ※ディスカッションは英語のみ


[参加アーティスト]
ライブ・パフォーマンス:ミルドレッド・ランボー
アーティスト・トーク:キャロライン・アシャントル、ジェシー・ワイン

映像上映(予定)
第1部 テーマ「能」約45分
さわひらき
ジェレミー・ミラー
ジェフォード・ホリガン
アースラ・メイヤー
マノン・デ・ブール
ヨアヒム・コースター

第2部 テーマ「舞踏」約45分
ミルドレッド・ランボー
サイモン・マーティン
トリシャ・ブラウン | バベット・マンゴルト
フェルナンダ・ムノズ・ニューサム、アイナ・ドクモ
スリワナ・スポーン
※上映スケジュールは変更する場合があります。


[略歴]

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ミルドレッド・ランボー (アーティスト)
ロンドンを拠点に活動するフランス出身アーティスト。舞踏とコンテンポラリー・アートの観点からの身体表現を用いながら、スカルプチャー・パフォーマンスや映像制作をはじめ、多岐に渡るメディアを網羅し、不可能性の概念やはかなさなどの象徴的なイメージを探求している。近年では、コンテンポラリー・ダンスで世界的に著名な施設「The Place」(ロンドン、イギリス)や、毎年リバプールで開催される国際パフォーマンス・フェスティヴァル「International Physical Fest」(イギリス)などでパフォーマンスを行っている。



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キャロライン・アシャントル (アーティスト)
フランスに生まれドイツで育ったアシャントルは、ロンドンを拠点に活動しているアーティスト。鍛冶工としての経験を積んだ後、イギリスに渡り、DAAD(ドイツ学術交流会)の奨学金を得て、チェルシーカレッジオブアートアンドデザイン(ロンドン芸術大学) 、ゴールドスミスカレッジ(ロンドン大学)にて芸術を学んだ。近年の主な活動に、トリノでの個展『The Present / Future Illy Prize』(2014年、カステッロ・ディ・リヴォリ現代美術館、イタリア)や、2015年5月までロンドンで開催中の『BP Spotlight: Caroline Achaintre』(2014年-2015年、テート・ブリテン、イギリス)がある。



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ジェシー・ワイン (アーティスト)
1983年生まれ、ロンドン在住。2007年にキャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツ卒業、2010年にロイヤル・カレッジ・オブ・アート修士課程修了。伝記や美術史にユーモアを交えた作品を制作している。陶芸家という肩書きを持つが、多様な分野を横断した作品制作も行う。近年は、主に粘土を使用し、その表現形式としての歴史、工芸との関係性、ヴィジュアル・アートにおける位置づけなど、その深い知識を活かした表現を行っている。そこには、形態や見せ方の問いへと繋がる、表現形式や制作プロセスへの関心がうかがえる。2014年には、BALTIC Centre for Contemporary art (イギリス)、Galerie Hussenot (パリ、フランス)、Mary Mary(スコットランド)、South London Gallery 、Limoncello、Wysing Arts Centre、Oriel Mostyn Gallery(全てイギリス)にて個展を開催したほか、2015年には、BolteLang (スイス)、Offspaceprojekt (ドイツ)で個展を開催予定。



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ジーナ・ブエンフェルド/Gina Buenfeld
(エギシビション・オーガナイザー、カムデン・アーツセンター)
ロンドンのゴールドスミス・カレッジにて修士号取得(20世紀美術史)。Emily Tsingouのギャラリー勤務後、Alison Jacques ギャラリーのプログラム・ディレクターとして様々な展覧会を企画。2009年よりカムデン・アーツ・センターのエギジビション・オーガナイザーとして、イギリスのサイモン・スターリングやジェラミー・ディラー、スウェーデンのナタリー・ユールベリのほか、20世紀の重要な作家であるピノ・パスカリやディーター・ロスなど、多くの野心的な展覧会を企画。



[CONTACT]
NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ [ AIT/エイト]
担当:依田 (AIT)
東京都渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山B-403
TEL:03-5489-7277 FAX:03-3780-0266






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Tokyo Correspondence (Camden Arts Centre website)
At the Still Point of the Turning World (Camden Arts Centre website)
不穏な時代にこそ輝く「現代陶芸」の魅力。日本の伝統文化がイギリスの現代アートに与えた影響 (CINRA.NET)


Performance by Mildred Rambaud from Camden Arts Centre on Vimeo. Video shooting by Hikaru Hongu.




       


2015-1-22