MAD WORLD with NODE ワークショップ
>>> English MAD WORLD with NODE
MAD WORLDが新しくスタート。
アートの学びをよりグローバルに、よりダイレクトに。
アート+多様な専門分野をつなぐ1Day講座
NODE (ベルリン)よりペルラ・モンテロンゴ氏を迎えて
英語で学ぶ、一日限りのセミナー+ワークショップ
日時:2015年12月12日(土)13:00-16:30/会場:BankART1929 2階
◯ セミナー「アートの思考術:アーティストの頭の中を探検しよう」
◯ ワークショップ「陸の航海術研究所へようこそ:想像で遊ぶ、アートのフィクショナルな活用法」
Node Innovators Program 2015, Image courtesy of Node Center.
ワークショップの写真レポートはこちら>>
この度、AITでは、世界のメインストリームからオルタナティヴなアートシーンまで、AITが注目する専門家を講師に迎え、彼らの実践や経験をダイレクトに学ぶMAD WORLDをスタートします。MAD WORLDは、不定期に開講される短期講座で、レクチャーやワークショップ形式により、英語で行われます。
第一回目となる「MAD WORLD with NODE」は、ドイツのベルリンより、キュレーターに向けた実験的な教育プログラムを実施するノード・センター・フォー・キュラトリアル・スタディーズ(The Node Center for Curatorial Studies)<以下、NODE>のディレクターで、日本初滞在となるペルラ・モンテロンゴ氏を迎え、1日限りのセミナーとワークショップを開講します。
NODEは、2010年にベルリンで設立され、キュレーターを対象としたレジデンス・プログラムを開始しました。キュレーションの多角的なアプローチの紹介や、既存の教育モデルとは異なる先鋭的なプログラムやプラットホームを創出しています。NODEには、思想家や作り手などのゲストを招き、アートの思考と異分野をつなげる「イノベーター・プログラム」と、世界のどこにいても受講可能でインタラクティブな「オンライン・プラットフォーム」の二つがあります。
当日のセミナーとワークショップは、「日産アートアワード2015:7名のファイナリストによる新作展」の展覧会会場のBankARTにて、実際の作品を鑑賞しながら進めていきます。アートの新たな捉え方や感じ方、解釈の方法を考える入門編となりますので、専門用語の知識などは必要ありません。モンテロンゴ氏のナビゲートにより、意見交換に挑戦したり、身体感覚で作品を感じることにより、英語でのアートの思考実験を楽しんでみませんか。
[ 概要 ]
日時:2015年12月12日(土)13:00-16:30 *セミナーとワークショップの間に30分の休憩あり
会場:BankART1929 2階(〒231-0002 神奈川県横浜市中区海岸通3丁目9)[MAP]
主催:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
講師:ペルラ・モンテロンゴ氏(NODE ディレクター)
定員:15名(要予約、先着順)
受講料:[初回限定価格] 一般 4,500円(税別)、学生・ベースメンバー4,000円(税別) *お茶とお菓子付き
[ 講座名 ]
●セミナー「アートの思考術:アーティストの頭の中を探検しよう」
時間:13:00-14:00
●ワークショップ「陸の航海術研究所へようこそ:想像で遊ぶ、アートのフィクショナルな活用法」
時間:14:30-16:30
[ 対象 ]
アートの学びが未経験な方でも、アーティストの考えを知りたい、アートを違った視点で眺めてみたい方、想像力で遊んでみたい方ならどなたでも歓迎です!
[ お申込み方法 ]
こちらをクリックし、
mad@a-i-t.net宛てに、タイトルを「MAD WORLD with NODE参加希望」とし、お名前(ふりがな)、ご連絡先を明記したお申込メールをお送りください。
追って、AITよりお振込先等をお知らせします。(@を半角にして、お使いください)
お申込締切:2015年12月4日(金) 12月10日(木)*延長しました
<カリキュラム>
13:00-14:00 ◇ セミナー
「アートの思考術:アーティストの頭の中を探検しよう」
L:Design thinking workshop at Node Innovator's Program, 2015. Image courtesy of Sabine De Schutter.
R:Node Innovators Program 2015, Image courtesy of Node Center.
内容:アーティストが作品を構想するまでのプロセスとはどのようなものなのでしょうか。アーティストは、私たちとどのように異なる考え方を持ち、私たちが気づかない世界を見据えているのでしょうか。重層的で多角的な思考や日常への不断の問い、身体が反応する直感的感覚など、意識的・無意識的に関わらず、彼らはそうした要素をごく当たり前のように取り入れているように見えます。
NODEでは、特に神経科学や物理学などの分野から見つけた創造的なテキストをリサーチし、数々のインタビューから、アーティストの思考の共通性を探りました。ここでは、NODEが過去2ヶ月に渡り、アートや教育、神経科学、物理学、心理学など、7つのグループの専門家を招き、検証した結果をツールにしながら、アーティストの思考方法を探求します。
◯ 見ること - 多角的な視点と世界を眺める目
◯ 触れること- 直感を使い、感覚を信じること
◯ 迂回すること - 抽象的で、直線的ではない思考を養う
◯ 行動すること- ことを起こす衝動、用途やロジックに関わらず構築してみること
こうした検証結果は、その後、直感を鍛え、横断的なものの考えや感覚を養うアプリやワークショップ、オンラインのプラットホームとして転換し、発展させています。 教育や仕事など、他分野にも応用できるこうした思考術。本セミナーでは、そうしたリサーチの成果を踏まえながら、私たちがアートを考える上で手掛かりとなる思考や日常の創造的な活動、課題解決について考えます。
過去のプログラムの情報はこちら>>
休憩:14:00-14:30
14:30 - 16:30 ◇ワークショップ
「陸の航海術研究所へようこそ:想像で遊ぶ、アートのフィクショナルな活用法」
内容:このワークショップでは、アートに対する固定概念を一旦取り去って、新たな見方や解釈を考えます。まず、「アート」という概念や歴史が存在しない架空の未来を想像してみましょう。この架空の未来では、「陸の航海術研究所」が、奇妙な物体(私たちが考えるところの「アート作品」)の目的や活用法、あるいは情報について調査研究をしています。
当日は、「日産アートアワード2015:7名のファイナリストによる新作展」展のファイナリスト7名の展覧会を実際に見ながら、私たちが知っていること以外に、アートの活用法や目的、情報を探すことを試みます。
'Game Design in Artistic Research', workshop by Viktor Bedö and Perla Montelongo.
Photo courtesy of Aalborg University
[ お申込み方法 ]
こちらをクリックし、
mad@a-i-t.net宛てに、タイトルを「MAD WORLD with NODE参加希望」とし、お名前(ふりがな)、ご連絡先を明記したお申込メールをお送りください。
追って、AITよりお振込先等をお知らせします。(@を半角にして、お使いください)
お申込締切:2015年12月4日(金) 12月10日(木)*延長しました
[ 講師略歴 ]
ペルラ・モンテロンゴ
ノード・センター・オブ・キュラトリアル・スタディーズのディレクターを務める。現代アートの思考から導いた、あるいは現代アートに向けたオルタナティヴな学びの方法論を模索することに関心を持っている。2010年に、ティーチングやリサーチ、また、キュレーションの学びや現代アートの実践の実験を行う場として、ノード・センターを共同設立する。その後、恊働で取り組むキュラトリアル・レジデンスやオンライン教育プラットホーム、アートにおける革新的思考を探求するイノベーターズ・プログラムなど、ノード・センターの新たなプログラムの発展に関わる。2009年に、イベロアメリカの新進芸術家の職業化を支援する自律的な教育プログラム「ヴィジョンズ・オブ・アート」を立ち上げるまで、シウダードフアレス自治大学(UACJ)などのメキシコの大学、スペインのエスコラ・スペリオール・デ・ディッセニ(ESDi)などで教鞭をとる。
そうした活動に加え、ゲーム・デザインや横断的な思考、eラーニングなどを専門にしている。今回、AITのレジデンス・プログラムにて、初の日本滞在となる。
www.nodecenter.org
2015-11-11