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Färg & Blanche (フェルク&ブランシュ)

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FÄRG & BLANCHE

FÄRG & BLANCHE

FÄRG & BLANCHEは、2010年にデザイナーのフレデリック・フェルク(スウェーデン出身)とエマ・ブランシュ(フランス出身)により立ち上げられた、ストックホルムを拠点に活動しているデザインスタジオ。幅広い領域に渡る活動をしており、Gärsnäs(ヤシネス)、Zero(ゼロ)、 デザインハウスストックホルムなどの北欧家具ブランドとコラボレーションを行うと同時に、彼ら自身のコレクションや、ロンドンやミラノ、ニューヨークのギャラリーの依頼を受け、アート作品を制作している。一点モノの手作り家具を手がけるときも工業デザインを手がけるときも、彼らの実験的な姿勢は一貫している。

フレデリックとエマの想像性は、ストックホルムのセーデルマルムにある広々としたスタジオで垣間みることができる。地下のガレージに構えられたそのスタジオスペースは、ショールームでありながら、後方に十分な設備を備えた工房もあり、自由に実験を行う場としても機能している。特にテキスタイルは、オーダーメイドのような手法を用いながら、フレデリックとエマの遊び心に溢れた工夫が見られる。例えば、"Succession"シリーズの椅子には、新しいかたちを作り出すためにロープで結んでからオーブンで焼き痕を付けたテキスタイルと革が使われている。また、コレクション作品の中には、木工と縫製の手法を組み合わせた「エクストリーム・ソーイング」という、他に類をみない方法が使われている。

フレデリックは、家具工としての経験があるが、常にファッションへの強い興味を抱いてきた。エマは、芸術家であり美術教師でもある母親のもと、いつも身近にアートがある環境で生まれ育った。これらの影響は、エマとフレデリックの作品や、様々なコラボレーションから生まれた製品からも感じ取れるだろう。

エマとフレデリックが近年企画した主な展覧会に「インサイド・スカンジナビアン・デザイン」(2015年/ストックホルム・ファーニチャー・フェア2015)、「20 Designers at Biologiska」(2011年/ストックホルム・デザインウィーク2011)、「Beyond Couture」(ストックホルム・ファーニチャー・フェア) 、「The choreographed show Design Walk」(2010年)などがある。また、"RE-cover" シリーズの椅子は、ストックホルム国立美術館にも所蔵されている。

FÄRG & BLANCHEは、2013年に、ヤシネスの"Emma"シリーズの椅子が、デザイン雑誌『Sköna Hem』が主催した「ファーニチャー・オブ・ザ・イヤー2013」を受賞した。また、2014年には"Wood Tailoring"シリーズで、「form +1 Award 2014」を受賞した。



WEB: FÄRG&BLANCHE


滞在期間:2015年9月3日-11月30日まで
助成機関: IASPIS


Färg & Blanche


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2015-8-18