ヤコブ・シモンソン
ヤコブ・シモンソン/Jakob Simonson(1974年生まれ/スウェーデン出身、マルモ在住)
フィニッシュ・アカデミー・オブ・ファインアーツや、ヘルシンキ・ユニバーシティ・オブ・テクノロジーで学ぶ。Kiasma Museum of Contemporary Art(フィンランド、2006年) <やGallery Sculptor(フィンランド、2009年)等で数々の個展を開催。ヘルシンキ市やオウル市の市立美術館や、Kiasma Museum of Contemporary Art等の機関にコレクションされている。近年は環境問題をテーマにした活動も精力的に行っている。
滞在期間:〜 2011年1月5日(火)まで
助成機関:IASPIS
イベント:
スウェーデン出身のヤコブ・シモンソンは、近代の視覚のあり方を攪乱するようなペインティングやインスタレーションを制作しています。2009年にスウェーデンのランドスクローナ市立美術館で開催された「Synrand」展では、ガラス窓で囲まれた展示空間へ、ガラス窓の上半分をアルミのフィルムで覆うという介入を行いました。これにより、観る者は、フィルムに映り込んだ展示空間内部の規則的なグリッド状の構造と、フィルムで覆われていない外の風景を同時に見ることになり、質の違う二つの空間の狭間で戸惑いを覚えることになります。
Untitled (Projection) / projection canvas, wood, DVD-loop (19 min) / 2008
2010-10-19