「小泉明郎ナイト!感じる作品」レポート Event report: 'Meiro Koizumi Night! Sensing artwork'
少し遅くなりましたが、本日は、昨年12月14日に開催された
真っ暗闇のミングリアス、「小泉明郎ナイト!感じる作品」の様子をご報告します。
Roppongi Crossing 2013 - Discursive Platform
Special Minglius - 'Meiro Koizumi Night! Sensing artwork'
ENGLISH FOLLOWS:
小泉明郎 / <最後の詩> / 2013年 / 2チャンネル・ビデオ・インスタレーション / 19分10秒
Meiro Koizumi / "Death Poem for a City" / 2013 / Two channel HD video installation / 19'10".
Courtesy: Annet Gelink Gallery, Amsterdam
扉を開けると、光源のない真っ暗闇の空間。
12月14日のミングリアスは、森美術館にて開催された「六本木クロッシング2013」 Discursive Platform関連企画として、アーティスト小泉明郎氏とAITの共同企画により、AIT初となる暗闇の中で行われました。
「六本木クロッシング2013」に展示された小泉氏の映像作品、<最後の詩>には、覆面を被った出演者が登場します。スクリーンの両面には、その表情が相手に「見えない」匿名性ゆえに、妄想や欲望を赤裸々に告白する覆面者の姿と、都市でさまざまな人々によって吐き出されていく声や表情が映し出されています。
今回のミングリアスでは、「見えない」中で生まれる会話を参加者の皆さんと一緒に考える空間にし、暗闇で開催することになりました。ゲストに小泉氏の作品<ビジョンの崩壊>にて、戦死する夫の役を演じた盲目の役者、川村和利氏、また、同じくアーティストで小泉氏の作品制作にも携わる高川和也氏を迎え、いつもとは一味違った、まさに特別ミングリアスとなりました。
2014-1-28