福士朋子「見て見て☆見ないで」作品設置1
見上げてみれば・・・改修工事中の建築。その足下を囲むのは、真っ白な仮囲いの壁。
ここはどこかと言うと、池袋の東京芸術劇場です。エイトはいま、東京文化発信プロジェクト室とともに、仮囲いの壁にアーティストの作品を施すプロジェクトを行っています。第一回目のアーティストは、福士朋子さん。福士さんは、抽象絵画などを描いていますが、それとともにマンガの形式を使い、社会的なトピックやアーティストの心情をユーモア溢れる言葉で描き出しています。
このプロジェクトでは、仮囲いによって一時的に「見えなく」なる世界を、2次元と3次元をつなくキャラクター「ラッキーちゃん」を通して、言葉とマンガの形式によって表現します。
今日を皮切りに、1~2週間ごとに順次作品を展示し、12枚の作品によって完成します。
一枚一枚丁寧に貼付けられていく作品。道路に「止まれ」と書かれている場所では、ラッキーちゃんが「止まらないの?」と聞いていたり、仮囲いの向こう側にある建物に向かって「いつまでかくしているの?」と問いかけていたり、時間を追うごとに、無表情だった仮囲いの壁が、一気にラッキーちゃんが駆け巡る異次元の世界に見えてきます。
このブログでも、作品の展示の様子を、レポートしていきます。実際に作品を見てみたい人は、ぜひ東京芸術劇場まで!
(N.H)
2011-8-29