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アーガオによる即興のダンス・ワークショップ「日々を踊ろう|現れるものと消えゆくもの」

「アート、精神、コミュニティ in 東京 / 北海道」
AITー 時代美術館ー べてるの家による協働レジデンスプログラム 関連イベント

アーガオによる即興のダンス・ワークショップ
「日々を踊ろう|消えゆくものと、現れる記憶」

*満席のお申し込みを頂いており、現在はキャンセル待ちとなります。ご了承ください。


Kung Hei Fat Choy, 2019, photo by Chun Li, courtesy of the artist


AITでは、2月24日(月・振休)に、レジデンスプログラムで日本に滞在しているアーティストでダンサーのアーガオ(中国広州出身)による即興のダンスワークショップを、渋谷PARCO 9F「クリエイティブスタジオ GAKU」を会場に行います。 (2020年4月の「GAKU」オフィシャルオープン前の特別プレイベントとなります。)

アーガオは、1月26日から2月6日まで、精神障害等をかかえた当事者の地域活動拠点、 「べてるの家」(北海道浦河町)に滞在し、当事者メンバーやスタッフのソーシャルワーカーと 一緒に生活し、時間を過ごしてきました。
べてるの先鋭的な実践である「当事者研究」に参加しながら、自己の症状や課題を研究する メンバーとの日々の出会いをダンスで表現したり、「子どもの頃に聴いた歌」にのせて、 皆で即興の振り付けを行うワークショップを実施し、本レジデンス・プログラムの主要なテーマである芸術と医療、福祉の相互作用を生み出す試みを行いました。

アーガオはこれまでも、望郷の念や懐かしい想い出を主題に、さまざまな人々にインタビューを行い、子どもの頃に聴いた歌、消えゆく習慣などをダンスとして表現し、即興的な動きに社会的・文化的な背景や規律がいかに表れるか関心を寄せて来ました。「べてるの家」の滞在においても、個性豊かなメンバーと出会い対話を重ね、「身体はさながらカメラのように記憶や物語を映し出すもの」だとアーガオは言います。

本ワークショップでは、「毎日ギターを弾くべてるの家のシンガー」、「毎日贈り物をくれる絵描き」 など、アーガオの記憶に残るべてるの家のメンバーの日々の動きを共有しながら、参加者一人一人の身体の記憶がどのように「自己」を形成しているのか、その発見を楽しむ即興のダンスを一緒に行います。

後半は、レジデンスプログラムを通したアーガオの経験や新しく得た視点、べてるの家での交流の様子をミニトークとして紹介します。
ワークショップは、小学校4年生から大人まで、どなたでも参加可能です。ダンス未経験でも大丈夫です。

アーガオの表現は、どのように福祉の場に新たな創造性をもたらし、アーガオもまた、さまざまな当事者の身体表現から立ち現れる「心の声」や「精神」の表現力にどう突き動かされたのでしょうか。
芸術と福祉の協働が生む新たな生き方の可能性について共に考えてみたい方は、ぜひご参加ください。
みなさんのご参加をお待ちしています。


左:BASECAMPでのダンス・ワークショップの様子 右:浦河べてるの家でのダンス・ワークショップの様子


[ 概要 ]
日時|2020年 2月 24日(月・振休)13:00-16:00(12:30より受付)
会場|PARCO 9F クリエイティブスタジオ GAKU(東京都渋谷区宇田川町 15-1)
参加費|子ども・学生無料/一般大人1,000円(付き添いの保護者を除く)
対象|子ども〜大人(小学4年生以上)
定員|20名
通訳|清水恵美
協力|時代美術館、浦河べてるの家
ワークショップ協力|GAKU
*要事前予約、ソフトドリンクとお菓子付き、逐次通訳あり
助成|平成31年度 文化庁 アーティスト・イン・レジデンス活動支援事業



[ 予約方法 ] *ただいまキャンセル待ちとなります。
フォームメーラーよりお申込ください。自動返信メールの受信をもって予約完了とさせて頂きます。




2020-2- 3