AIT ARTIST TALK #74 「In Light of Absence」 〜スウェーデンよりアーティストのイルヴァ・カールグレンを迎えて〜
AIT ARTIST TALK #74
「In Light of Absence」
〜スウェーデンよりアーティストのイルヴァ・カールグレンを迎えて〜
日程:2018年12月12日(水)
時間:19:00 - 21:00(18:30 開場)
場所:代官山AITルーム
協力:IASPIS
*有料(1ドリンク付き) / 要予約 / 逐次通訳あり
AIT ARTIST TALK #74
"In Light of Absence"
Artist Talk by Ylva Carlgren from Sweden
Date: Wednesday, December 12, 2018
Time: 19:00 - 21:00 (18:30 Door open)
Venue: Daikanyama AIT Room
Support: IASPIS
*All admission with 1 drink / Booking required / Consecutive translation available
Left: Black square on grey (watercolor on paper, 50 x 50cm, 2017) Right: White square on black (watercolor on paper, 50 x 50cm, 2018)
AITでは、スウェーデンの芸術文化機関IASPISとの連携により、12月15日までレジデンス・プログラムで東京に滞在しているアーティストのイルヴァ・カールグレンによるAIT ARTIST TALK #74「In Light of Absence」を12月12日(水)19時より開催いたします。
イルヴァ・カールグレンは、整然と並ぶ図形を抽象的な水彩の画法で制作しています。単色または限られた色を用いて、細部にまで念入りに塗り重ねられたそのグラデーションは、クリーンな印象をどこまでも残すだけでなく、光によって少しずつ変化し、観る者の知覚を操作します。光を取り込みながら闇を描くことで、その関係性を際立たせています。精細な制作の過程で身体が記憶する反復運動は、時間とともに紙に染み入り、やがて体と精神の限界を越えようとする観念的な領域にまで達します。
スウェーデンの大学で日本語を学び、以前より日本に高い関心を持っていたカールグレンは、この東京滞在中も熱心な日本語習得を介して、制作に通ずる精神や理念を掘り下げるリサーチを行いました。
本トークの開催にあてて、カールグレンは次のように言葉を寄せています。
「私はペインティングの技法を根幹に据えて制作していますが、物質性とある種の帰結は時間をかけて変化していくと考えます。このトークでは、この思考が制作においてどのように生まれたのか、また、膨大な時間を要する制作に自らを注ぐとはどのようなことか、完成と失敗とは何か、作品の構成にも見られる規則について話をします。また、私が関心を寄せている日本語や書道と作品制作の関係性についても共有しながら、最後に簡単なデモンストレーションを行い、制作の様子を紹介します。」
work in progress images
明確な目的を持とうとする現代社会においてカールグレンのこのレジデンス滞在がユニークなのは、漂流するように東京やさまざまな場所を訪れ、研ぎ澄ました自身の身体感覚と記憶の残像を手掛かりに作品に投影させていくことです。
当日は、これまでの作品を紹介しながら、制作のデモンストレーションも交えます。
みなさんのお越しをお待ちしています。
[ 概要 ]
日程:2018年12月12日(水)19:00 - 21:00 (18:30 開場)
場所:AIT代官山ルーム(東京都渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山B-403)
定員:20名
参加費:一般1,000円/MAD受講・修了生、一般学生、AITベースメンバー 800円/AITハウス・サポートメンバー 無料
その他:1ドリンク付き、要予約、逐次通訳あり
逐次通訳:池田哲
協力:IASPIS
[ ご予約方法 ]
タイトルを「AIT ARTIST TALK #74 参加希望」として、お名前(ふりがな)、参加区分(一般、MAD受講生など)、ご連絡先を明記したメールをotoiawase@a-i-t.net宛にお送りください。(@を半角にしてお使いください)
[ アーティスト・プロフィール ]
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イルヴァ・カールグレン / Ylva Carlgren |
2018-11-26