English
Home  >  Future / Archives  >  AIT Podcast はじめます!

AIT Podcast はじめます!


この度、AITでは、不定期で配信する「AIT Podcast」をはじめます。
第1回目は、AITのロジャー・マクドナルドとAIT設立メンバーでありアーツ前橋館長の住友文彦氏によるアート・トークを配信します。

AIT Podcast vol.1「アルテ・ウティル (有用芸術 / Useful Art)| What Can Art Do?: MAD2018」



- アートを生きるためのひとつの「道具(ツール)」としてとらえたとき、アートは社会や個人に対してどのような役割があるのか -

近年、住友氏とロジャー・マクドナルドが注目している「アルテ・ウティル(有用芸術)」(Useful Art) ムーブメントを軸に、その考え方を提示したアーティストのタニア・ブルゲラ(キューバ)によるインタビューなどを紹介しながら、2人の知見や経験をもとに「アルテ・ウティル」の歴史と実践について話しました。

また、マクドナルドがプログラム・ディレクターを務める現代アートの学校MADの新しいシリーズ「What Can Art Do?」もまた「アルテ・ウティル」の考え方に接続しています。トークでは、今年度のMADプログラムの考え方はもちろん、オルタナティヴ・スクールやいまを取り巻く社会やアートについても言及しています。ぜひ、二人の熱い会話を楽しんでいただければと思います。

今後も「AIT Podcast」では、さまざまなゲストとのアート・トークを配信していく予定です。お楽しみに!

ナビゲーター:住友文彦(アーツ前橋館長/東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科准教授)、ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクタ―)



[ キーワードやURL ]

- MAD2018「What Can Art Do?
- アルテ・ウティル|Arte Útil :有用芸術
- アリステア・ハドソン|Alistair Hudson :イギリスのキュレーター
- タニア・ブルゲラ|Tania Bruguera :(1968- ) キューバのアーティスト
- チャールズ・エッシュ|Charles Esche:(1963- )イギリスのキュレーター
- 関係性の美学|Relational Aesthetics
- 民藝運動
- ジャック・ランシエール:(1940- )フランスの哲学者
- プロジェクト「表現の森」について
- 「横堀角次郎と仲間たち 草土社の細密画から、郷里赤城山の風景まで」@アーツ前橋 2018/3/17(土) - 5/29(火)
- 「Art Meets 05 菊池敏正/馬場恵」@アーツ前橋 2018/3/17(土) - 5/29(火)



[ ナビゲーター・プロフィール ]

住友文彦(アーツ前橋館長/東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科准教授)
Smitomo 1971年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修了。金沢21世紀美術館建設事務局、NTTインターコミュニケーションセンター、東京都現代美術館を経て、2013年より現職。「ヨコハマ国際映像祭2009」ディレクター、「メディア・シティ・ソウル2010」共同企画、別府現代芸術フェスティバル2012「混浴温泉世界」共同キュレーター、「あいちトリエンナーレ2013」キュレーターなどを務める。また、2006年にはオーストラリアでおこなわれた「Rapt!:20 comteporary artists from Japan」展、2007年には中国を巡回した「美麗新世界」展では、共同キュレーターとして日本の現代美術を海外へ紹介する。主な共著に、『キュレーターになる!』(フィルムアート社、2009年)、"From Postwar to Postmodern, Art in Japan 1945-1989: Primary Documents"(Museum of Modern Art New York、2012)がある。専門は戦後美術研究、及び美術と社会の関係。http://www.artsmaebashi.jp/


ロジャー・マクドナルド(MADプログラム・ディレクター/AIT 副ディレクタ―)
Roger 東京生まれ。イギリスで教育を受ける。学士では、国際政治学。修士では、神秘宗教学(禅やサイケデリック文化研究)。博士号では、『アウトサイダー・アート』(1972年)の執筆者ロジャー・カーディナルに師事し美術史を学ぶ。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして活動。「横浜トリエンナーレ2001」アシスタント・キュレーター、第一回「シンガポール・ビエンナーレ 2006」キュレーターを務める。2003年より国内外の美術大学にて非常勤講師として教鞭をとる。長野県佐久市に移住後、2013年に実験的なハウスミュージアム「フェンバーガーハウス」をオープン、館長を務める。また、国内初の英国式「チャトニー」(チャツネ)を生産・販売している。興味は美術史、絵画、変性意識状態、オーディオ鑑賞、踊り、山。AIT設立メンバーの一人。 https://www.fenbergerhouse.com




2018-3-16