若手キュレーター対談!「インドネシアの現代アートと<関係性>のいま
スジャッド・ダルタント(インドネシア)とチェ・キョンファ(日本)を迎えて
日時:3月25日(日) 14:00-16:00 *要予約/定員30名
会場:ヒルサイドテラスアネックスB棟(代官山)
*16:00より、会場でバーやインドネシアのスナックを出して懇親会を行います
左:「Immemorial, Reaching Back Beyond Memory」(2009/2011)展示風景
右:「U(dys)topia」(2010) 展示風景
インドネシアと日本の若手キュレーターによるトークと対談!
AITでは、3月25日(日)の14:00より、インドネシアと日本の若手キュレーター2人を迎え、トークと対談を行う「インドネシアの現代アートと<関係性>のいま」を開催します。インドネシア出身のスジャッド・ダルタントは、AITのレジデンス・プログラムにて、3月末まで東京に滞在します。
セラミックを研究し、現在はインドネシア芸術大学付属の「ISI ジョグジャカルタ・ギャラリー」のディレクターを務めるスジャッド・ダルタント(1976年生) は、これまでにインドネシアの国際展「ジョグジャカルタ・ビエンナーレ」(2007) の共同キュレーターとして参画するほか、インドネシアの若手アーティストによるセラミックを紹介する展覧会やプロジェクトを多数手がけています。
チェ・キョンファ(1977年生)は、ロンドンのゴールドスミス大学大学院で美術理論、スウェーデンのマルメ・アート・アカデミーで批評学を学び、ヨーロッパとアジアで展覧会を企画してきました。2005年には、ジャカルタで開催された国際映像祭「OK Video Festival」で共同キュレーターを務め、インドネシアのアーティストやキュレーターとの交流を深めました。
当日は、まず、スジャッドが、フランスの美術批評家のニコラ・ブリオーにより1998年に提唱された「関係性の美学」を出発点に、インドネシアの現代アートに見る身体、空間、記憶/歴史に関する作品など、さまざまな関係性を結節する表現について紹介するトークを行います。
後半は、スジャッドとチェ・キョンファによる対談を行い、トークの内容をさらに掘り下げます。
多様な文化をもち、工芸的な手法や伝統を継承しつつ、近年はアートコレクターを魅了するアート・シーンを築き上げているインドネシア。
若手キュレーターが眺める表現の「いま」とはどのようなものなのでしょうか。
皆様のご参加をお待ちしています。
[ 概要 ]
日時:2012年3月25日(日)14:00-16:00 *逐次通訳:帆足亜紀
会場:ヒルサイドテラスアネックスB棟(東京都渋谷区猿楽町30-2)
主催:特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
定員:30名(予約制)
参加費:一般1,000円、学生・ベースメンバー800円、ハウス/サポートメンバー無料
*16:00より、会場でバーやインドネシアのスナックを出して懇親会を行います。
*バーは有料です。
平成23年度文化庁文化芸術の海外拠点形成事業
ー NPO法人AIT(エイト)は、東京アートウィーク 2012に参加しています
[ お申し込み方法 ]
otoiawase@a-i-t.net(@を半角にして、お使いください)宛てに、タイトルを「若手キュレーター対談参加希望」とし、お名前(ふりがな)、ご連絡先、参加人数を明記したお申込メールをお送りください。
[ キュレーター 略歴 ]
スジャッド・ダルタント/Sudjud Dartanto (1976年生/ジョグジャカルタ出身)
美術大学を卒業後、サナタ・ダルマ大学大学院で宗教学とカルチュラル・スタディーズを学ぶ。現在は、インドネシア芸術大学で教鞭を取るほか、美術雑誌に批評やレビューを寄稿する。これまでに、「South Project, 5th International south-south Gathering」 (ジョグジャカルタ/2009)、「Trajectory 」(オーストラリア/2008)などの共同キュレーターやキュレーターを務めるほか、「Immemorial, Reaching Back Beyond Memory」(オーストラリアとジョグジャカルタ/2009/2011)、「U(dys)topia」(ドレスデンとベルリン/2010) などの国際的なプロジェクトにも参画する。 http://www.isi.ac.id |
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チェ・キョンファ/Che Kyongfa (1977年生/兵庫県出身)
2001年ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジにて美術史論修士課程修了、2006年ルンド大学マルモ・アート・アカデミーの批評学修了。 主な展覧会企画(共同企画含む)に、「OK Video Festival 」(ジャカルタ/2005)、「The Demon of Comparisons」(アムステルダム/2009)、「Fog Dossier」(ソウル/2010)、「The Journey to the West」(ニューデリー/2012)などがある。 |
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2012-3-17