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AIT ARTIST TALK #58

第4回恵比寿映像祭地域連携プログラム
「ヂョン・ヨンドゥ、作品を語る ―現実を疑い、『リアル』を探そう!」

日時:2月11日(土)13:00-15:00 会場:代官山AITルーム
*本トークは日本語で行われます


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ヂョン・ヨンドゥ《シックス・ポインツ》 2010/作家蔵 シングルチャンネル・ヴィデオ(HD)
協力:ティナ・キム・ギャラリー、ニューヨーク



ソウルを拠点に世界で活躍するアーティスト、ヂョン・ヨンドゥが、今回の恵比寿映像祭で発表する≪空中庭園≫や≪シックスポインツ≫をはじめ、これまでに手掛けた写真や映像作品について語ります。イメージにおける「リアル」をさまざまに探る彼の仕事をとおして、私たちの時代の「確からしさ」を考えてみませんか?

ヂョン・ヨンドゥの写真や映像作品は、イメージの舞台裏や可塑性(無から作り上げること)に言及することで、イメージの「確からしさ」と「嘘っぽさ」の間に人々の注意を誘います。
それは、ある市井の人物の現在の姿と理想の姿が同じ構図で交互に立ち現れる≪奥様は魔女≫(2001年)であったり、カメラのアングルはそのままに舞台設定が次々と変化しながら85分にわたって次々と入れ替わる6つの場面をワンテイクで撮ってゆくドキュメンタリー作品≪ドキュメンタリー ノスタルジア≫(2008年)であったり、またあるときは、舞台で繰り広げられるマジックを撮影し、それを映像作品として再提示することで映像化したときに見えている部分と隠されている部分に同時に注意を引かせる≪シネ・マジシャン≫(2009年)であったり。

私たちが彼のイメージに「確からしさ」を感じるとしたら、それは表わされたイメージに対してなのでしょうか、それともそのイメージの背後にあるさまざまな装置や設定に対してなのでしょうか、あるいはその組み合わせから生まれる「作品」に対してなのでしょうか、それとも...?

作品作りにおけるコンセプトやそれを具体化する方法論をとおして、目の前の現実と映像が映し出す「リアル」の差を捉えます。


[ 概要 ]
日時:2012年2月11日(土)13:00-15:00
会場:代官山AITルーム [MAP]
主催:NPO法人アーツイニシアティヴ トウキョウ[AIT/エイト]
協力:第4回恵比寿映像祭「映像のフィジカル」(会場:東京都写真美術館
定員:30名(予約制)
参加費:一般1,000円、学生・ベースメンバー800円、ハウス/サポートメンバー無料
*1ドリンク付き

トークの詳細は、こちらから>>


[ お申し込み方法 ]
otoiawase@a-i-t.net (@を半角にして、お使いください)宛てに、タイトルを「AIT ARTIST TALK #58参加希望」とし、お名前(ふりがな)、ご連絡先を明記したお申込メールをお送りください。


[ヂョン・ヨンドゥ 略歴]

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1969年晋州(韓国)生まれ、ソウル在住。
夢や願望を目に見えない現実ととらえ、インタビューなど通してそれらを顕在化し、写真やヴィデオによって視覚化する。大規模な舞台装置を用いた映像作品で は、虚構が作られていく過程をドキュメンタリーとして記録し、虚実の裏腹な関係やその間に存在するファンタジーを描き出す。2007年、韓国国立現代美術 館「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を最年少で受賞、2008年にはニューヨーク近代美術館に映像作品が所蔵されるなど国内外で評価を受けている。


2012-1-31