AIT ARTIST TALK #57
フィンランド出身アーティスト、ユーリ・カーシネンを迎えて
「日常の宝もの=表現者、フィルム、ピクセル、そしてケミカル」
日時:1月16日(月)19:00-21:00 *要予約 *逐次通訳付き
"Stubborn", 2007
AITでは、1月16日(月)の19:00より、フィンランド出身アーティストのユーリ・カーシネンを迎えて、AIT ARTIST TALK #57 を開催します。カーシネンはフィンランドのFRAMEおよびフィンランドセンターの助成により、AITのアーティスト・イン・レジデンスプログラムで2012年1月27日まで東京に滞在します。
主に写真作品を制作し、自身をメディアアーティストと称するカーシネン。彼の関心は、身の回りに偶然立ち現れる詩的な風景に向けられています。上記参考作品の「Stubborn(頑固なもの)」では、映画の一場面のように、凍ったバルト海の上に一台のショッピングカートが静止している、幻想的な光景が写し出されています。ぽつんと置かれたショッピングカートは、偶然そこにいきついたのか、それとも、誰かのいたずらによって置き去りにされたのか、観る者はこうした疑問を持ちながら、しばし作品に目を奪われることになります。また、カーシネンは、10年近くアーティストやミュージシャン、グラフィック・デザイナーなど、自身の周りにいる表現者たちのポートレイトを撮り続けています。彼らの活き活きとした表情やふとした身振りからは、躍動感溢れる「日常」の物語りが見えてくるようです。
トークでは、主にフィンランドで撮影した過去の作品紹介のほか、ゲームボーイやコーヒーを用いた実験的な撮影ツールや現像の手法についても触れます。東京滞在中も、カメラを肌身離さず持ち歩くことで、日常の宝ものー「treasures of everyday life」を切り取るカーシネン。
彼の話しに耳を傾け、独自の視点や考え方を通して見える光景を体験してみませんか?
皆さんのお越しをお待ちしています。
[ 概要 ]
日時:2012年1月16日(月)19:00-21:00
会場:代官山AITルーム [MAP]
主催:NPO法人アーツイニシアティヴ トウキョウ[AIT/エイト]
助成:FRAME/フィンランドセンター
定員:30名(予約制)
参加費:一般1,000円、学生・ベースメンバー800円、ハウス/サポートメンバー無料
*1ドリンク付き *逐次通訳付き
[ お申し込み方法 ]
otoiawase@a-i-t.net 宛てに、タイトルを「AIT ARTIST TALK #57参加希望」とし、お名前、ご連絡先を明記したお申込メールをお送りください。
[ユーリ・カーシネン 略歴]
1979年、ヌルミヤルヴィ、フィンランド生まれ。ヘルシンキ在住。 |
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2011-12-17