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雨森 信(あめのもり のぶ)

AIT SLIDE TALK #27 「台湾のアート・プロジェクトにみる新たな実践」
インディペンデント・キュレーター 雨森 信(あめのもり のぶ)氏を迎えて

 

スピーカー:雨森 信

 

日時:2010年11月15日(月)19:00-21:00 
場所:代官山AITルーム
主催:特定非営利活動法人アーツイニシアティヴ トウキョウ[AIT/エイト]
助成:財団法人石橋財団

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台南/成功大学のパブリックアート/作品 Daniel Lee
右:アーティストWei-li Yeh のスタジオ

 

[作家略歴]

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雨森信/Nov Amenomori:フリーランス・キュレーター  
1969大阪生まれremo[NPO法人記録と表現とメディアのための組織]理事。
2002年remoを立ち上げ、企画、運営に携わる。2003年よりブレーカープロジェクトを企
画、実施。実践を通して「芸術と社会の生きた関係」を再構成することを目指し、パブリッ
クなアートを探求する。

【ブレーカープロジェクト】
芸術と社会をつなぎ、まちの中に創造活動の場を開拓していくための アート・プロジェ
クト。現代における「芸術の役割」を再考する場として、既存の美術 空間、既存のシ
ステムにはおさまりきらない独自の表現活動を開拓するアーティスト とともに、地域
に根ざした表現活動を探求する。大阪市の文化事業として2003 年より開始。
http://breakerproject.net/

 

AITでは、11月15日(月)に、大阪よりフリーランス・キュレーターの雨森信氏を
迎え、AIT SLIDE TALK #27 「台湾のアート・プロジェクトにみる新たな実践」を開催
します。

AITは2006年より、公的な助成を受けにくい若手のフリーランス・キュレーター
を海外へ派遣し、その研究と調査を支援するキュレーター・イン・レジデンスプログ
ラムを行っています。2010年は、財団法人石橋財団の助成を受け、関西を中心に活動
を行ってきた雨森氏を、6月から7月まで、台湾に派遣しました。

台湾は、アジア最古参のアートフェア「アート台北」や、1998年に始まった「台北ビエ
ンナーレ」、また、若手のアーティストやキュレーターが手がける地域に根ざした新
たなアート・プロジェクトなど、近年のアジアの現代アート・シーンを牽引する一つの
場として世界から注目を集めています。

雨森氏は、約一ヶ月の滞在において、アーティストやキュレーター、批評家が主体と
なって運営する「台北コンテンポラリー・アート・センター」や、オルタナティブ・
スペースの「バンブー・カーテン・スタジオ」、また、アーティストのスタジオなど、
台北、台中、台南などのまちで新たに立ち上げられたアート・スペースやプロジェク
トを訪れ、そこで活動を行うアーティストやキュレーターと活発な意見交換を行いま
した。

本トークでは、なぜ今そうしたアートの新たな試みがさまざまに行われているの
か、またそれらはどのように地域社会と関わっているのか、さらに、誰がそうした活
動を支援しているのかなど、調査から見えてきた台湾のアート・プロジェクトの「い
ま」をご紹介します。また、先頃、雨森氏がプログラム・ディレクターを務める大阪の
「Breaker Project」にて、台湾のアーティストを招いて行われた帰国後の勉強会の様
子など、台湾と日本における今後のネットワークづくりの可能性などについても語り
ます。

アジアの現代アートのハブとして機能し始めている台湾。
その台湾のアート・シーンのいくつかの動力源を雨森氏とともに探り、これからのア
ジアの現代アートの可能性に思いを巡らせてみませんか? 皆様のお越しをお待ちして
います。

2010-11- 2