English
Home  >  Future / Archives  >  アリエル・シュレシンガー

アリエル・シュレシンガー

AIT ARTIST TALK #46:「使い方、間違っていますよ!」
イスラエル出身アーティスト、アリエル・シュレシンガーを迎えて

スピーカー:アリエル・シュレシンガー

日時:7月17日(土)14:00?16:00 
場所:代官山AITルーム 
主催:特定非営利活動法人アーツイニシアティヴ トウキョウ[AIT/エイト]
助成:財団法人石橋財団

 

untitled11.bmp

A Car Full of Gas/Mini Cooper, gas tanks/2009

[作家略歴]
1980年エルサレム生まれ。現在は、ベルリンを拠点に活動を行う。2003年スクール・オブ・
ビジュアルアーツ(ニューヨーク)卒業。これまでに、「Reverse Engineering」
Galerija Gregor Podnar (ベルリン/2010年)やDvir GALLERY(テルアビブ/2009年)な
ど、イスラエルやドイツを中心としたギャラリーでの個展の他、2010年4月には、De
Appel Art Center(オランダ)にて、グループ展"I'm Not Here. An Exhibition
Without Francis Alÿs"に参加。また、7月1日から開催されるYvon Lambert New
York(ニューヨーク) でのグループ展"Christmas In July"にも参加している。


アリエル・シュレシンガー(1980年生まれ、イスラエル)は、財団法人石橋財団の助成
により、AITのアーティスト・イン・レジデンスプログラムで6月より3ヶ月間東京に滞
在します。
 
ドイツのベルリンを拠点に活動し、ふだんの生活で手に入る素材と、自ら制作した機
械やからくりを合わせることで、物の機能や用途、意味を豊かに変化させるインスタ
レーションや映像作品を多く手がけています。
車のインスタレーション「A Car Full of Gas」(2009)では、窓の小さな穴から弱いな
がらも絶えず炎が吹き出し続けています。しかし、近づいて中を覗き込んでみると、
助手席にガスボンベが乗っていることに気づきます。このささやかな炎とボンベを結
び合わせることができたとき、観る者は、いつ暴発するかわからないという恐れとそ
れを待ち望む興味が入り混じった不思議な感覚に襲われます。シュレシンガーは、状
況に対する鑑賞者の認識が一変する瞬間を作り出すことに喜びを感じると言います。

こうした作品は、無垢な子どもの遊びのようでもあり、時として自らが生まれ育った
環境を暗に表わそうとする確信犯的な態度から生まれるものとも考えられるでしょう。

トークでは、これまでの作品をスライドで紹介しながら、アイデアを形にするまでの
プロセスを説明します。皆さま、お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

2010-7-17