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AIT、オズマガジン、三宿のカフェSUNDAY、コラボレーションイベント KIKI写真展 特別トーク『アートと旅』


AIT、オズマガジン、三宿のカフェSUNDAYによるコラボレーションイベント
KIKI写真展 特別トーク『アートと旅』

作品とKIKIさん考案のスウィーツを楽しみながら、トークにゆっくり耳を傾けてみませんか?

日時:2014年1月23日(木)19:00-22:00 *19:30よりトーク
会場:SUNDAY Cafe Art Restaurant
(東京都世田谷区池尻2-7-12 B1F)

KIKI_PRISMA03
KIKI / PRISMA03より

この度、AITでは、「PRISMA03 / KIKI写真展」の特別トーク『アートと旅』を、三宿のカフェSUNDAYにて、2014年1月23日(木)に開催します。同展は、武蔵野美術大学で建築を学び、モデル、女優として活動するほか、山歩きや旅を通して写真制作や執筆活動を行うKIKIさんによる都内で3年ぶりとなる写真展です。フィルムの感光による偶然の色彩や、自然のなかの見えない光をとらえたPrismaシリーズをはじめ、新作も展示されます。また、会期中、カフェではKIKIさん考案のスウィーツもメニューに並び、作品と食の両方を楽しむことができます。

同展は、AITとも親交の深いアートコレクターが運営するギャラリーCAPSULEと、併設のカフェSUNDAYの両会場で開催されます。(*CAPSULEの展示は、1月12日で終了しました)
今回の特別トークは、SUNDAYに加え、毎年精力的にアート特集を組み、KIKIさんが表紙を飾るオズマガジンと、アートの旅や学びの場を創出するAITのコラボレーションにより企画されました。

当日は、美味しい食事とスウィーツを楽しみながら、KIKIさんの作品についてや、旅を通してみるさまざまな光景、行ってみたいアートイベントなどについて、KIKIさんとAITで対談します。トークの後は、ゆっくりと作品鑑賞をしたり、交流を楽しみます。

国内外の教会や建築、山で見る何気ない動植物の姿を温かな視点で切り取るKIKIさんとの時間を通して、一夜の空想の旅に共に出かけませんか。皆さんのご参加をお待ちしています!

2013-12-20

特別ミングリアス「小泉明郎ナイト!感じる作品」


「六本木クロッシング2013展」関連プログラム、AITにて開催!
特別ミングリアス「小泉明郎ナイト!感じる作品」
2013年12月14日(土)18:30-21:30 ※ゲストによるミニ・トークは19:30より予定。

会場:AITルーム(代官山)*入場無料

>>イベントレポートはこちら(Event report)

Death Poem / Meiro Koizumi
小泉明郎 / <最後の詩> / 2013年 / 2チャンネル・ビデオ・インスタレーション / 19分10秒
Courtesy: Annet Gelink Gallery, Amsterdam


2013-11-26

【MAD2013前期小澤ゼミ受講生による企画展】林 加奈子「きみとぼくと街の灯」展


【MAD2013「アートの詩学と存在論」小澤慶介ゼミ前期受講生による企画展】
林 加奈子「きみとぼくと街の灯」展
会期:12月11日(水)-12月21日(土)
14日(土)、17日(火)は、休み
時間:11:00 - 17:00 ※21日(土)は、13:00-17:00(17:30よりアーティストトーク)
会場:AITルーム(代官山)

みの虫 林加奈子
みの虫(2012) ラムダ プリント279×355mm

2013-11-22

【トークセッション】東京事典ラウンドテーブル『Towards a Spectacular Criticality?-東京、ダイジョウブ?-』

AIT Tokyo Jiten
画像:過去の東京事典 公開録画イベント


【トークセッション】東京事典 ラウンドテーブル
『Towards a Spectacular Criticality? - 東京、ダイジョウブ? -』


〜今、トウキョウってどう変わっている?〜

このたび、AITは、12月10日(火)に代官山AITルームにて、一日限りのラウンドテーブル 「Towards a Spectacular Criticality? - 東京、ダイジョウブ?」を行います。

2011年の震災後にはじまった、東京をさまざまな角度から考える、オンライン映像事典『東京事典』。
これまでに50名を超える研究者や芸術家などが、鋭い切り口で「トウキョウ」を語っています。

今秋、2020年の東京オリンピック開催が決まったことを受け、この映像事典をふまえながら、 ゲストに、毛利嘉孝氏(東京芸術大学音楽学部音楽環境創造科准教授/社会学者)、 アンドリュー・マークル氏(エディター)、兼松芽永氏(芸術の人類学)の3名を迎え、 AITのロジャー・マクドナルド、小澤慶介、堀内奈穂子とともに、あらためて来るべき「トウキョウ」像を探ります。

まだ起こりえぬ社会的リスクに怯えるか、祝祭の熱にうなされるか。
この巨大な都市に思いを巡らせてみたい方はぜひ、このスリリングな思考実験にご参加ください。

東京事典のYouTubeチャンネルも新設しました!あわせてご覧下さい。
>>YouTubeチャンネルは、こちら


2013-11-20

AIT+ARCUSナイト「パラレルホーム / Parallel Home」ミニ・トークとラウンジイベント

>>> English

第6回 AIT+ARCUSナイト「パラレルホーム / Parallel Home」
4カ国からのアーティストによるミニ・トークとラウンジ・イベント!

日時|12月7日(土)18:30-21:30 *19:30よりミニ・トークあり
会場|代官山AITルーム

イベントレポートは こちら (ARCUS ブログ)
Event report by ARCUS AIT ARCUS night


AIT + ARCUS Night Part 6 " Parallel Home"
Mini Talk by Artists from Germany, Mexico, India, and Italy

Date and Time: Saturday December 7th, 18:30-21:30
*Mini Talk by ARCUS+AIT artists in residence from 19:30
Venue: AIT room Daikanyama *Free Entry/No booking required

2013-11-19

TARL - プロジェクト構想プログラム ー「光の蘇生」プロジェクトを構想する第5回、第6回公開講座


【参加者募集!】Tokyo Art Research Lab (TARL)
プロジェクト構想プログラム―宮島達男氏 「光の蘇生」プロジェクトを構想する
【第5回:『Counter Void』蘇生のための研究チーム発足へ向けた公開ミーティング】

日時:2013年11月26日(火)19:00 - 20:30(開場18:30)
〈話し手〉宮島達男(美術家)× 森司(東京アートポイント計画ディレクター)

【第6回:研究機関での修復事例 「中原浩大 自己模倣」展から】
日時:2013年12月17日(火)19:00 - 21:00(開場18:30)
〈ゲスト〉高嶋雄一郎(岡山県立美術館学芸員)
〈聞き手〉森司(東京アートポイント計画ディレクター)

会場:東京文化発信プロジェクトROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14-302 [3331 Arts Chiyoda 3F])
料金:無料
定員:各回先着50名程度(事前申込可)

Miyajima_countervoid
宮島達男「Counter Void」2003年/テレビ朝日所蔵作品


【プロジェクト構想プログラム ー「光の蘇生」プロジェクトを構想する】


2011年の3.11直後、宮島達男氏は自ら『Counter Void』(六本木・けやき坂に常設されている光の作品)の灯を消しました。2年が過ぎ、時代に応答した技術と社会性をもって再点灯が必要であると作家は考えています。 本プログラムでは同作品の再点灯の検討を通じて、芸術作品の「所有」「継承」「蘇生」の社会的意義についてゲストとともに探り、考えていきます。

基本情報
日時 : 2013年7月 ~ 2014年3月
会場 : 東京文化発信プロジェクトROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14 [3331 Arts Chiyoda 3F])
主催 : 東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)
    特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]




2013-11-19

11/30(土)-12/1(日)メキシコ、ドイツ、インドのアーティストに会いに行こう!アーカスプロジェクト:オープンスタジオ 

ARCUSオープンスタジオ

メキシコ、ドイツ、インドのアーティストに会いに行こう!
茨城県守谷市の小学校跡地を利用したアーティスト・イン・レジデンス・プログラム
アーカスプロジェクト:オープンスタジオのご案内


日程|2013年11月30日(土)、12月1日(日)
時間|13:00 - 19:00 両日
会場|アーカススタジオ(茨城県守谷市板戸井2418もりや学びの里内)


2013-11-14

おもしろい未来がやってくる!六本木アートカレッジ

六本木アートカレッジ

【AITも参加します!六本木アートカレッジ】

六本木アートカレッジは、11月24日(日)10:00 - 18:30に、アカデミーヒルズで行われる、「自分にとっての"アート"とは何か?」を感じ、考え、こだわりのあるライフスタイルを確立する、刺激的な1DAYカレッジ。今回は、『おもしろい未来がやってくる!』をテーマに、全20講座が開講されます。

AITでは、ロジャー・マクドナルド、塩見有子、堀内奈穂子による2つのレクチャーを開催します。皆さんの参加をお待ちしています。


○11月24日(日) 11:20 - 12:20
「「スロー」になると、アートの未来が見えてくる!? 」

スピーカー:ロジャー・マクドナルド(AIT)

ロジャー・マクドナルド


○11月24日(日) 13:30 - 14:30 
「国際展、マーケット、教育から眺める、アートの「未来年表」」

スピーカー:塩見有子(AIT)、堀内奈穂子(AIT)

塩見有子、堀内奈穂子


2013-11- 6

六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト」 関連プログラム「ディスカーシブ・プラットホーム」

六本木クロッシング2013:アウト・オブ・ダウト

現在、森美術館で開催中の「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト」。
同展覧会の関連プログラム「ディスカーシブ・プラットホーム」では、会期中に、AITのほか、blanClass、CAMPなどの3つのグループが、森美術館内外にて、アートや社会について議論をする場を創出します。

さまざまなアーティストや参加者が集まり、アートについて語り合う3日間をぜひ体験してみませんか?皆さんのご参加をお待ちしています!


2013-11- 5

「十和田奥入瀬芸術祭ナイト2」開催


MAD受講生・修了生向けイベント「十和田奥入瀬芸術祭ナイト2」開催!
日時:2013年11月1日(金) 19:00 - 21:00 *事前予約不要 *入場無料
会場:代官山AITルーム
参加費:無料 ※ドリンクは有料となります

十和田奥入瀬芸術祭ナイト




9月21日に開幕した、第一回十和田奥入瀬芸術祭。
AITの小澤慶介も本芸術祭のキュレーターとして関わっています。

美術家のみならず、演出家、音楽家、小説家と多分野に渡る創り手たちが集まり、十和田市現代美術館、奥入瀬渓流近くの遊休施設、そして十和田湖の遊覧船など、十和田奥入瀬を舞台に「時」というテーマを読み解きます。

このたびAITでは、11月1日(金)の19時から、MAD受講生・修了生向けのイベント「十和田奥入瀬芸術祭ナイト2」をAITルームにて開催いたします。


<小澤慶介より一言>

MAD受講生、修了生のみなさん、こんにちは。
僕がキュレーターとして関わっている十和田奥入瀬芸術祭。
会期も半ばを過ぎ、奥入瀬渓流から十和田湖にかけての樹々は日々色づいています。

さて、受講生のみなさんから十和田奥入瀬をどのように周ったらいいのかという声が多く聞こえてくるので、AITにて「十和田奥入瀬芸術祭ナイト2」を開催します。 僕が、芸術祭の見所やおすすめスポットをスライドショー形式で紹介しますので、周り方を知りたい人、一緒に行く人を見つけたい方、あるいは行けないけれど様子が知りたい方は、来てみてはどうでしょうか。もちろん、友達の参加も歓迎です。

また、下記に東京から十和田奥入瀬に行く1泊2日のモデルルートを併せてお知らせします。これから行こうと考えている人は、参考にしてみてください。 晩秋から初冬にかけての十和田奥入瀬、少し寒いですが紅葉から初雪が美しい時節にぜひ出かけてみてください。
11月22日(金)、23日(土)、24日(日)は、僕も十和田にいるし、イベントやトークも開催されます。

では、皆さんと会えるのを楽しみにしています。

小澤慶介

2013-10-23

TARL - プロジェクト構想プログラム ー「光の蘇生」プロジェクト 第4回公開講座


【参加者募集!】Tokyo Art Research Lab (TARL)
プロジェクト構想プログラム―宮島達男氏 「光の蘇生」プロジェクトを構想する
【第4回:国は何を残すのか?ー文化制度から、「修復」「保存」を考える】

日時:2013年10月15日(火)19:00 - 21:00(開場18:30)
〈ゲスト〉青柳正規(文化庁 長官)
〈聞き手〉宮島達男(美術家)

会場:東京文化発信プロジェクトROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14-302 [3331 Arts Chiyoda 3F])
料金:無料
定員:先着50名程度(事前申込可)

Miyajima_countervoid
宮島達男「Counter Void」2003年/テレビ朝日所蔵作品


【プロジェクト構想プログラム ー「光の蘇生」プロジェクトを構想する】


2011年の3.11直後、宮島達男氏は自ら『Counter Void』(六本木・けやき坂に常設されている光の作品)の灯を消しました。2年が過ぎ、時代に応答した技術と社会性をもって再点灯が必要であると作家は考えています。 本プログラムでは同作品の再点灯の検討を通じて、芸術作品の「所有」「継承」「蘇生」の社会的意義についてゲストとともに探り、考えていきます。

基本情報
日時 : 2013年7月 ~ 2014年3月
会場 : 東京文化発信プロジェクトROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14 [3331 Arts Chiyoda 3F])
主催 : 東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)
    特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]




2013-10- 3

AIT ART TOUR 2013 vol.4: 都会に飽きたら、十和田奥入瀬に行こう! 十和田奥入瀬芸術祭と豊かな自然を巡るツアー


【重要:10月ツアー開催中止と特別プログラム開催のお知らせ】
10月12日(土)-13日(日)に開催を予定していた、奈良美智プロデュースの「青い森の ちいさな 音楽会」に行くツアーは、諸事情により開催を見合わせることとなりました。ツアーを楽しみにしてくださっていた方々には、大変に心苦しいお知らせとなりますが、今後このようなことのないよう改善に努めて参りますので、何卒ご理解いただければ幸いです。
なお、ツアーはありませんが、MAD受講生・修了生を対象とした特別プログラム(現地集合・解散)を企画しました。詳細が決定次第、メールにてご案内させていただきます。



Towada_Oirase_logo  [ お申込締切: 9月4日(水) ] ※受付は終了いたしました
十和田奥入瀬芸術祭と豊かな自然を巡るツアー
2013年9月21日(土)、22日(日)1泊2日 *最小催行人数:15名
1)一般 78,000円(税込み)
2)MAD受講生・修了生・AITメンバー、学生 76,000円(税込み)


Towada_Oirase1Towada_Oirase3
Towada_Oirase2Towada_Oirase1
 《写真左上》奥入瀬渓流 《右上》十和田湖 《左下、右下》水産保養所
 撮影:小山田邦哉



[ 主旨 ]
Towada_Oirase_chirashi 十和田市現代美術館の5周年を記念して、「SURVIVE」と題し、「時」をテーマに開催される十和田奥入瀬芸術祭。その舞台となるのは、八甲田山の噴火からはじまり、想像を超えるような時間をかけて複雑で豊かな生態系を育んだ地域。十和田市現代美術館をはじめ、奥入瀬渓流の入口にある重要文化財の住宅や営業を終えたホテル、奥入瀬渓流ホテル、十和田湖の遊覧船などで作品が展開されます。

日々を動かす経済活動の時間感覚、地球の活動周期、放射能の半減期など、「3.11」をきっかけに、私たちは、さまざまな時間の感覚に向き合って生きているということに改めて気づかされたと言ってもいいでしょう。そうしたこの時代の輪郭を、芸術作品や十和田奥入瀬の生態に触れ、またアーティストやディレクター、キュレーターの声に耳を傾けながら、思い描いてみませんか?

水分を豊かに含んだ渓流の大気や地元の新鮮な食材を思い切り吸収し、1分1秒を争う都会の「時」を抜け出してさまざまな「時」に巡り合う1泊2日の旅にNPO法人AIT(エイト)がご案内します。



[ ツアーのポイント ]
十和田奥入瀬芸術祭をいち早く体験!
本芸術祭でキュレーターを務める小澤慶介(AIT)が現地でガイドをし、芸術祭のコンセプトや構造、参加作家などについて制作過程におけるエピソードを交えながら紹介します。

オープニング・プログラムに参加!
水産保養所にて行われるコンタクトゴンゾ、梅田哲也、志賀理江子によるはじめてのコラボレーション・パフォーマンスを鑑賞した後は、詩人、管啓次郎による詩の朗読会に参加します。さらに、星野リゾート 奥入瀬渓流ホテルで行われるオープニングレセプションに参加! 芸術祭の参加作家やキュレーターと交流しながら、楽しいひと時を過ごしましょう。

星野リゾート奥入瀬渓流ホテルに宿泊!
奥入瀬川のほとりに唯一あるホテル。渓流の散策、地元の食材を使った料理などがこの旅を演出します。山本修路や志村信裕による作品のほか、岡本太郎の遺作をぜひお見逃しなく!

参加作家の山本修路とともに十和田湖や奥入瀬渓流を散策!
樹木の生態について詳しい山本修路と自然にあふれる十和田湖や奥入瀬川を歩きます。これまでに「実生」(木が種から芽吹く)などの作品を手掛けている彼の読解力で、目の前に広がる景色をより深く読み込みます。

昼食にも期待!
ツアー1日目は十和田市のB級グルメ「バラ焼き」を、2日目は水産保養所の隣にある森のホテルでイタリアンのランチを予定しています。

「時」をテーマにした芸術祭を堪能するには、プロセスから。
往きは、飛行機であっという間に十和田への玄関口、三沢空港へ。帰りは、真新しい七戸十和田駅から新幹線に乗り、旅の仲間と思い出を語り合いましょう。




< 十和田奥入瀬芸術祭キュレーター、小澤慶介よりみなさまへ >

十和田市現代美術館では、ラグナル・キャルタンソン(アイスランド)やマーカス・コーツ(イギリス)、宮永愛子をはじめ「時」の質感を表す作品が展示され、営業を終えたホテル「水産保養所」では、梅田哲也、コンタクトゴンゾ、志賀理江子がコラボレーションし、そこに流れていた時を経験する状況を生み出し、十和田湖ではmamoruが風景を「聴く」作品を展開するなど、場の特長を生かした芸術祭になりそうです。詩人や小説家が物語で参加するのも特長です!

今、声高に叫ばれる「経済成長」が僕たちの時の感覚を「3.11」以前に戻そうとしていますが、ちょっと立ち止まって、もっと肌触りのいい時の感覚を探してみませんか?

RagnarContactGonzo
 《参考画像左》Ragnar Kjartansson, "The End - Rocky Mountains" 2009 5-channel full hd video installation, 30 minutes 58 seconds Courtesy of i8 Gallery Reykjavik / Iceland《右》contact Gonzo, expert from video work "yama surfing" courtesy of the artitst 2012


2013-8-22

TARL - プロジェクト構想プログラム ー「光の蘇生」プロジェクト 第2回・第3回公開講座

【参加者募集!】Tokyo Art Research Lab (TARL)
プロジェクト構想プログラム―宮島達男氏 「光の蘇生」プロジェクトを構想する
【第2回:芸術の賞味期限―「修復」や「所有」から考える芸術の存在論】

日時:2013年8月8日(木)19:00 - 21:00(開場18:30)
〈ゲスト〉鷲田清一(せんだいメディアテーク館長/哲学者)
〈聞き手〉宮島達男(美術家)

【第3回:パブリックアートの行方―芸術と社会環境を考える】
〈日時〉2013年8月19日(月)19:00 - 21:00(開場18:30)
〈ゲスト〉北川フラム(瀬戸内国際芸術祭総合ディレクター)
〈聞き手〉宮島達男(美術家)
会場:東京文化発信プロジェクトROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14 [3331 Arts Chiyoda 3F])
料金:無料
定員:先着50名程度(事前申込可)

宮島達男「Counter Void」2003年/テレビ朝日所蔵作品

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【プロジェクト構想プログラム ー「光の蘇生」プロジェクトを構想する】


2011年の3.11直後、宮島達男氏は自ら『Counter Void』(六本木・けやき坂に常設されている光の作品)の灯を消しました。2年が過ぎ、時代に応答した技術と社会性をもって再点灯が必要であると作家は考えています。 本プログラムでは同作品の再点灯の検討を通じて、芸術作品の「所有」「継承」「蘇生」の社会的意義についてゲストとともに探り、考えていきます。

基本情報
日時 : 2013年7月 ~ 2014年3月
会場 : 東京文化発信プロジェクトROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14 [3331 Arts Chiyoda 3F])
主催 : 東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)
    特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]




2013-8- 7

開催決定!真夏のグアテマラ映画上映会+トーク!


>>> English

-開催決定!帰国直前イベント-
AITレジデンスアーティスト アルベルト・ロドリゲス・コジアがおくる
真夏のグアテマラ映画上映会+トーク!

日時:2013年8月4日(日)12:00-18:00 *予約不要 *映画は1本のみの鑑賞可
会場:代官山AITルーム
Guatemala_film
左上、左下:The Devil's Dreamより
右上:Marimbas from Hellより 右下:Distanceより


この度、AITのレジデンスプログラムでこの三ヶ月間東京に滞在している、アルベルト・ロドリゲス・コジア(グアテマラ)が 日本で上映するため特別に選んだ、3本のグアテマラフィルムの上映会を開催します。

「グアテマラ」ときいて、皆さんはなにを思い浮かべるでしょうか?
グアテマラの軍内の親米派と反米派、及び左派勢力などの間で行われた内戦は、1960年代から30年以上続きました。
この間、軍が反対勢力や罪のない人々を弾圧するために関与した事件において、15万人が殺害された他、4万5千人が誘拐され、行方不明となったと言われています。社会的、政治的状況が困難を極めるグアテマラでは、「文化」は評価されにくく、映画上映の機会も非常に限られているとコジアはいいます。

アーティストとしては版画やビデオ作品を手がけるコジアですが、本国では、今回上映する映画の制作者たちと協力し、「自国の歴史や、それにより現代社会が抱える問題から目をそらすべきではない」との強い意志から、数々の上映会を企画してきました。
本上映会では、3本のドキュメンタリー(またはセミドキュメンタリー)を通じて、マリンバ奏者や、内戦により生き別れとなった親子、農民等の人物像をとおして、グアテマラの歴史や社会状況に迫ります。
また、各作品を鑑賞する前に、コジア自身がその内容や歴史的文脈などを解説します。

なお、参加費の半額は、映画活動の支援として、3名の監督へ寄付されます。(通常は、AITメンバーおよびMAD受講生・修了生の割引を設定していますが、今回は適用外となります。何卒ご了承ください)

夏の日曜の午後、アットホームな空間で、フィルムや作家との触れ合いを通じて、「グアテマラ」について知ってみませんか?
休憩タイムには、アーティストと交流しながら、グアテマラの手作りスナックをお楽しみください。

ぜひ、この貴重な機会をお見逃しなく。皆さんのご参加を、お待ちしております。

※映画は、全て英語字幕での上映となります。
※トークは、逐次通訳付で行われます。
※映画は1本のみの鑑賞もできます。


2013-7-30

都会に飽きたら、十和田奥入瀬に行こう! 「十和田奥入瀬芸術祭ナイト」開催


「十和田奥入瀬芸術祭ナイト」開催
日時:8月6日(火) 19:00 - 21:30 *要事前申込 *入場無料
会場:代官山AITルーム

Towada_Oirase1Towada_Oirase3
Towada_Oirase2Towada_Oirase1
 写真:小山田邦哉



今年度から新たに始まる「十和田奥入瀬芸術祭」が、9月21日にいよいよオープニングを迎えます。 AITの小澤慶介がキュレーターとして関わっている本芸術祭ですが、7月2日に記者発表が行われ青写真が公開されました。

今回、会場となるのは十和田市現代美術館、奥入瀬渓流近くの遊休施設、そして十和田湖の遊覧船。 美術家のみならず、演出家、音楽家、小説家と多分野に渡る創り手たちが集まり、十和田奥入瀬を舞台に「時」というテーマを読み解きます。

そうした芸術祭の魅力を、制作秘話を交えながら、アーティスティック・ディレクターの藤浩志とキュレーターの小澤慶介が余すところなくお伝えします。

また、NPO法人AIT(エイト)では、芸術祭開催期間中にツアーを企画していますので、その概要も当日発表いたします。 十和田奥入瀬にみる芸術祭作りの流儀について知りたい方は、ぜひお集まりください!

2013-7-26

夏のミングリアス「夢の中の古代都市と12,350キロ」 和田昌宏とアルベルト・ロドリゲス・コジアによるレジデンス・プログラム滞在報告会!


>>> English

【8/3(土)入場無料のラウンジ・イベント!】
夏のミングリアス「夢の中の古代都市と12,350キロ」
和田昌宏とアルベルト・ロドリゲス・コジアの2名のアーティストによる、レジデンス・プログラム滞在報告会!

日時:8月3日(土)18:30-21:30
*19:30より各アーティストによるミニ・トーク/和田昌宏の作品上映も行います。
会場:代官山AITルーム
Masahiro WadaBeto Collia
Left: One of the images of an architecture in Masahiro Wada's dream
Right: Photo of Tokyo and Guatemala by Alberto Rodríguez Collía


AITでは、8月3日(土)の18:30から21:30まで、夏のミングリアス「夢の中の古代都市、12,350キロ」を開催します。ミングリアスとは、「混ざり合う」という意味。毎回、様々なアーティストやゲスト、アート好きな人々が集まり、ドリンクを片手に交流を楽しむ入場無料のイベントです。

2003年以来、アーティスト・イン・レジデンス・プログラムを行っているAITは、これまでに60名以上のアーティストやキュレーターを招へい、派遣してきました。多くのアーティストが、東京での体験を元に再び日本を訪れ、展覧会への参加や共同プロジェクトを実現しています。 限られた時間を通して異なる世界を切り取るアーティストたちは、どのようにその体験を受け止め、表現へと昇華していくのでしょうか。

今回は、和田昌宏、そして、現在、東京に滞在するアルベルト・ロドリゲス・コジア(グアテマラ)の2名のアーティストをゲストに迎え、このほど、それぞれが体験したレジデンス、またその滞在から浮かんだ作品のアイディアについて、お話しを聞きます。

夢に現れた古代の宮殿を探すべく、メキシコの繁華街で占い師を訪ねた和田。12,350キロという離れた地であり、全く別の歴史や文化を持つグアテマラから一時的に東京で暮らすコジア。アーティストたちは移動し、思いがけないものに出会うことで、私たちが見過ごしてしまうものから豊かな表現を立ち上げていきます。皆さんも、彼らの視点を通して作品「以前」の時間に触れ、想像の旅を楽しんでみませんか?モデレーションはAITの堀内奈穂子が務めます。

皆さんのご参加をお待ちしています!

*和田昌宏は、メキシコのアートスペースSOMAとAITの連携プログラムにより、2013年5月〜6月の一ヶ月半、メキシコへ派遣しました。(文化庁海外発信拠点形成事業を通じて得たネットワークから、立ち上がったものです)
*ベト・コジアは、バッカーズ・ファンデーションとの共催プログラムにより、2013年5~8月の三ヶ月間、東京へ招聘しています。

2013-7-25

TARL - プロジェクト構想プログラム ー「光の蘇生」プロジェクトを構想する

【参加者募集!】Tokyo Art Research Lab (TARL) - プロジェクト構想プログラム
宮島達男氏 「光の蘇生」プロジェクト 第1回公開講座/キックオフ:なぜ、芸術を蘇生するのか?
日時:2013年7月11日(木)19:00 - 21:00 
会場:東京文化発信プロジェクトROOM302
料金:無料/定員:先着50名程度


「光の蘇生」プロジェクトの構想が、いよいよはじまる!

世界的に活躍している美術家、宮島達男氏の作品、『Counter Void』(六本木、けやき坂)再点灯の社会的な意義をさまざまなゲストと語り合いながら、芸術を蘇生する仕組み作りをプロジェクト化する可能性を探ります。

Miyajima_countervoid
宮島達男「Counter Void」2003年/テレビ朝日所蔵作品

「3.11」、宮島達男氏は、 自ら『Counter Void』の灯を消しました。
それは、いまだに消されたままでありながら、消費される電力エネルギーや日々更新される技術などから芸術の存在意義や保存などを考え直すきっかけを投げかけています。

第1回目は、宮島達男氏と森司 (東京アートポイント計画 ディレクター)が、プロジェクトを始めるに至った議論や今後の計画について紹介し、来場者の皆さんとともに本プロジェクトの意義について語り合います。

『Counter Void』 を再点灯させる可能性を探りながら、震災後の芸術が直面する課題について考えはじめてみたいと思っている方は、ぜひご参加ください。

基本情報
日時 : 2013年7月 ~ 2014年3月
会場 : 東京文化発信プロジェクトROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14 [3331 Arts Chiyoda 3F])
主催 : 東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)
    特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]




2013-6-24

The BAR vol.6「ざわめきのあらわれ / Divided Against Ourselves」展

>>> English

The Backers Foundation and AIT residence programme vol. 6
中米からの気鋭のアーティスト、アレグラ・パチェコ(コスタリカ)と アルベルト・ロドリゲス・コジア(グアテマラ)の2名の新作展!

会期:2013年7月13日(土)- 7月27日(土) 会場:山本現代(白金高輪)


AllegraPacheco AlbertoRodriguezcollia
左:アレグラ・パチェコ「Untitled」/ 2013年 (参考作品)  右:アルベルト・ロドリゲス・コジア「No lugar (Non place)」/ 2013年



プレスリリースはこちらDownload(PDF / 954KB)


-- オーナー型経営者とアートNPOが手がけるユニークなアーティスト・イン・レジデンス事業の6回目!--
-- 今年はコスタリカ、グアテマラ、そしてナイロビ出身のアーティストとキュレーターを招へい!--
-- 東京は「快楽抑圧都市」!? 若手アーティスト2名が、3ヶ月の滞在生活から見た「東京」を新作として発表!--


この度、バッカーズ・ファンデーションとNPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]は、7月13日(土)から7月27日(土)まで、「ざわめきのあらわれ/Divided Against Ourselves」展を白金高輪の山本現代にて開催いたします。 本展は、海外のアーティストを東京に招へいするアーティスト・イン・レジデンス・プログラムの成果展となり、本年はアレグラ・パチェコ(コスタリカ)とアルベルト・ロドリゲス・コジア(グアテマラ)の2名が、その3ヶ月の生活から見えた日本の発見、不可思議さ、思いがけぬ出会いなどを新作として発表します。

コスタリカ出身のパチェコは、主に写真やドローイングを制作しています。「Boobs(乳房)」(2012)では、コスタリカのラ・カルピオ地区の女性たちとの共同作業により、乳房の形をしたソフト・スカルプチャーを制作しました。移民女性の労働問題や社会状況を浮き彫りにするこの作品の売り上げは全て、その地区の女性支援に充てられました。本展では、東京の密集する建築や都市構造から見える過剰なまでの秩序や法則、そして人々を飲み込んでいくかのように増殖し続ける街の気味悪さやおかしみを、写真やドローイング、コラージュなどの新作として表現します。

今回、初来日となるロドリゲス・コジアは、インターネットや新聞から集めた画像など、他者の創作物を引用し、映像やドローイングを制作しています。2008年には、グアテマラのアーティストとともに、街で見つけたグラフィティや風刺画など、匿名の表現を集める「La Favorita (みんなの一番)」プロジェクトを行い、社会に溢れる声無き声の集合体を展示しました。今なお政治的に不安定なグアテマラに住むコジアは、氾濫するメディアイメージを巧みに借りながら、社会のあり方を嘲笑することを企みます。本展では、グアテマラと東京の自身の経験をモチーフに、半自叙伝的な物語を、新作の版画作品として発表します。

アートコレクターの台頭やアートマーケットの拡大により、近年、中南米のアートシーンは世界の注目を集めています。その一方で、それを構成する一つひとつの国の複雑な社会情勢や文化、また、創造力を、私たちは知る機会が少ないといえます。 地下鉄の中、ビルの隙間、街を歩くサラリーマンや学生、その出会いや観察の全てが制作のひらめきとなる彼らの体験を通して世界を眺めてみることは、私たちに、「知り得ぬもの」を想像する力を与えてくれるといえるでしょう。
みなさまのお越しをお待ちしております。

テキスト:堀内奈穂子(AIT)


2013-6-19

AIT ART TOUR 2013 vol.3:「第55回ベネチア・ビエンナーレ」へ!- ベネチアとミラノで、最新のアートシーンと私立美術館を巡る8日間

この夏は100年以上の歴史を刻む国際展「第55回ベネチア・ビエンナーレ」へ!

ご旅行期間: 2013年8月24日(土) - 8月31日(土) <6泊8日>
ご旅行代金: MAD受講生・修了生、AITメンバー、学生割引:356,000円 / 一般 :371,000円
最小催行人員: 12名 (定員:16名前後)
定員に達したため、お申込み受付は終了しました。


VeniceBiennale
Venice Biennale イタリア館 外観


☆早期お問い合わせ割引☆
実際にツアーに参加するかに関わらず、7/10(水)までにお問合せをいただき、 お名前を預からせていただいた方には、上記よりツアー代金を1万円割引いたします!


*以下の費用が別途、事前のお支払いとなります(お一人様)
燃油サーチャージ 54,500円(6/1 現在・予定) ・成田空港利用料 2,540円 (旅客保安サービス料込み) ・出国税など 7,800円 (概算) ※ 入場料は現地払いです(旅行代金には含まれません) ※ 一人部屋利用希望・追加料金 63,000円(2名1室(相部屋)が基本です)
  



ツアーチラシDownload(PDF / 190KB)




AIT ART TOUR 2013の第3回目では、最も古い歴史を持つ国際展のベネチア・ビエンナーレと、美しい歴史の街ミラノのアート・スポットを訪れます。

6月1日より幕を開けた「第55回ベネチア・ビエンナーレ」。国別に与えられる賞では日本館が特別表彰を受けるなど、華やかなニュースも聞こえてきました。本ツアーでは、オープニングの混み合う時期を避けて、8月末にベネチアを訪れます。

今回の総合ディレクターは、NYのニューミュージアムのアソシエイトディレクター/展覧会担当ディレクターでもあるマッシミリアーノ・ジオーニ。全体のテーマを『エンサイクロペディック・パレス(Encyclopedic Palace)』とし、現代アート、歴史的な工芸品、アウトサイダー・アートなど様々な表現を組み合わせ、イメージの読み解き方や知を考える野心的な展示に挑みます。

ツアー後半は、ミラノの美術館や歴史的な建築物を見学。さらに、ミニマルアートの収集家で、後世のコレクターにも多くの影響を与えたパンザ伯爵のパンザ・コレクションにも訪れ、イタリアが育んだ豊かな文化史とともに、2010年代における表現や実践を皆さんとともにじっくりと眺めます。
ガイドは、AITのキュレーターの堀内奈穂子が務めます。


<堀内奈穂子より皆さまへ一言!>
マッシミリアーノ・ジオーニの企画に注目が集まる今年のビエンナーレ。日本からは、日本館の田中功起氏の他、大竹伸朗氏、吉行耕平氏、また、ローザンヌのアールブリュット・コレクションに作品が収蔵されている澤田真一氏が企画展に参加します。また、ベネチアではその他、1969年にハラルド・ゼーマンが企画し、コンセプチュアル・アートにおいて伝説的な展覧会となった『態度が形になるとき』と同じ作品、展示空間を創出する『態度が形になるとき:ベルン1969 /ベニス2013』や、世界一のコレクターとも言われるフランソワ・ピノーの現代美術館にも訪れ、多様な展覧会の方法論を比較します。
アートと社会、歴史の関係性を見直すような、教育的意義のあるキュレーションの方法論に注目が集まるベネチア。ミラノにおいては、ルネサンス期における芸術表現や歴史的な建築物を見学します。
この夏、イタリアの壮大な歴史とともに現代のアートの拡張を体験しませんか?




■ベネチア・ビエンナーレとは?
1895年より開始し、最も古い歴史を持つ国際展です。広大な公園に30カ国のパビリオンが並ぶジャルディーニ、元国立造船所のアルセナーレをはじめ、各回、市内各所に新パビリオンが誕生し、拡張を続けています。






[ 5つのツアーポイント ]
○ 学び+トラベルで、出発前に知識をチャージ! (8月9日:特別レクチャー実施予定)
近年の国際展におけるキュレーションの実践、また、それを取り巻くアートのプレイヤーについて、参加者の皆さんに解説します。事前の学びで、現地で出会う作品をより深く楽しみましょう!

○ ベネチアでは、国別パビリオンの斬新な試みにも注目!
ジャルディーニでは、フランスとドイツがパビリオンを交換するという初の試みも。さらに、ドイツ館は、中国のアイ・ウェイウェイほか、4人がドイツ人以外のアーティストとなり、「国別」という概念に問いを投げかけます。その他に、二国が協力して展示を行い、国別参加の特別表彰を受けたキプロスとリトアニア、さらに、日本館の田中功起氏の展示にも注目です。

○ 世界のコレクターの底力に触れる!
安藤忠雄が設計を手がけたフランソワ・ピノーの現代美術館「プンタ・デラ・ドガーナ」、18世紀に建てられたパンザ伯爵の別荘にミニマルアートを展示した「パンザ・コレクション」。トップレベルのコレクターが収集した作品群に加え、展示空間や建築も観察し、美術収集への飽くなき情熱と「本場」のクオリティーを体感しましょう。

○ 歴史の街、食の街、ショッピングの街:ミラノも満喫!
ミラノのフリータイムでは、大聖堂などの歴史的建造物、博物館に行ってもよし、ショッピングを楽しんでもよし、散策を通して歴史と芸術を同時に楽しみましょう。
*サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会のダ・ヴィンチの『最後の晩餐』の見学をご希望の方は、ミラノに延泊する必要があります。(今回の日程では訪問できません)。世界中から見学希望者が殺到するため、お早めの予約が必須ですが、見学人数の制限が厳しいために予約がとれないこともあります。ご希望の方はお早めにワイルドナビゲーションまでお知らせください。費用のほか、注意事項も含めて詳細をご案内します。

○ フレキシブルなツアー内容
途中離脱や延泊の希望など、皆さんの希望にもできるだけフレキシブルに対応します。 ご希望の参加形態があれば、まずはお早めにご相談ください。 *料金体系については、ワイルドナビゲーションにご相談ください。



2013-6-14

MAD合宿in「フェンバーガー・ハウス」(全2回開催)


※2013年7月26日現在:新情報をアップしました!詳細は【速報】をご覧ください
<MAD生・修了生対象(お友達可) / 各回限定6名>
MAD合宿 in 「フェンバーガー・ハウス」
個人美術館「フェンバーガー・ハウス」オープン記念、特別合宿!(1泊2日)

第1回 2013年8月10日(土)-11日(日)
第2回 2013年10月19日(土)-20日(日)*2回ともに同じ内容です

フェンバーガー・ハウス ロゴ    同館 展示風景(部分)
左:フェンバーガー・ハウス ロゴ/右:同館 展示風景(部分)

MAD合宿でしか体験できない!7つの魅力はこちら!
1) ロジャーのキュレーションによる個人美術館「フェンバーガー・ハウス」(完全予約制)をディープなレクチャーで楽しめる
2) 限定6名、講師と参加者でアートと向き合う一泊二日
3) ガイドツアーやレクチャー、発掘現場探訪等、五感で楽しむ充実の4セッション
4) 長野の雄大や自然に囲まれ、天然温泉でリフレッシュ
5) 手作りのイギリス料理に舌鼓
6) 民芸館やカフェ等、ロジャーのおすすめご当地スポット巡りも
7) 参加者には、ハウスオリジナルのチャツネやティー・タオルを特別割引料金にてご提供



このたび、MADのプログラム・ディレクターでキュレーターであるロジャー・マクドナルドが個人美術館「フェンバーガー・ハウス」(長野県佐久市)を本格的にオープンしたことを記念して、MAD合宿 in「フェンバーガー・ハウス」特別合宿を開催します。

2011年に初めて開催し、好評を博した「MAD合宿 in 長野」。
2013年は MAD合宿 in 「フェンバーガー・ハウス」と名前を改め、さらにパワーアップした内容でお送りします。
合宿では、ハウスが普通の「家」の改装を繰り返して設立されたことを出発点としながら、4つのセッションをとおして、ハウス完成の秘密を解き明かします。これまでの仮オープンからさらに進化したハウスの全貌とその裏にあるロジャーのキュレーション・アイディアや美術館に対する考え方など、アートを巡る思考の変遷と実践を、レクチャー、散歩、音楽、食を通じて体験します。

<4つのセッション>
   ・セッション(1) ガイドツアー:「フェンバーガー・ハウス」ってなぁに?
   ・セッション(2) レクチャー:なぜ「家」で展示は行われないのか?
   ・セッション(3) フォレスト・ウォーク:静けさの中で、身体感覚を高めてみよう!
   ・セッション(4) 発掘現場探訪:アートを「埋めて」、「待つ」こと

<ハウスのコレクション>
ハウスには、フランツ・ウェストやデヴィッド・ホックニー、ピーター・マクドナルドによる現代アート作品のコレクションに加え、イギリス人の父と日本人の母を持つロジャーの「個人史」「家族史」を物語るオブジェクトや貴重な資料も数多く展示されています。 展示には固定のテーマはなく、作品にはキャプションもありません。ロジャーのレクチャーやガイドのもとで、仲間とともにフェンバーガーハウスの空間で非日常の時間を過ごすうちに、これまでとは全く違う美術館体験へと導きます。

<温泉、食、音楽も堪能>
セッションの後や自由時間には、宿泊施設「信州・望月温泉みどりの村」の天然温泉やイギリス料理を満喫。その他、夜はロジャーのセレクションによるLPレコードの音色に耳を傾けたり、 2日目はちょっと不思議なカフェや民芸館等、ご当地スポット巡りも楽しみます。

東京から新幹線で1時間。日常を離れ、長野のゆったりとした時間の中で、他にはないアート体験をしてみませんか?

<速報!>
1)8月合宿限定:合宿中に、「望月芸術祭 ミチルト」を訪れます!
佐久市望月区をアートでもり立てるべく、地元の美術講師が企画した芸術祭が初の試みとして開催されます。
望月商店街の洋品店や喫茶店を舞台に、7名のアーティストによる彫刻、絵画、写真が展示されます。
芸術祭の名前「ミチルト」は、「望月」の地名から「満月のように地域の人の心やまちが満ち足りていてほしい」との願いが込められているとか。
記念すべき第一回を、一緒に巡ってみませんか?

芸術祭のチラシはこちら!>>

2)ロジャーが望月のフリーペーパーに取材されました!
ロジャーも好きでよく訪れるというYUSHI CAFEが発行している「望月人図鑑」にロジャーが取材されました。
彼自身のバックグラウンド、望月での暮らし、美術館を立ち上げた経緯や考えに触れることで、「フェンバーガー・ハウス」の魅力を垣間みることができるでしょう。
ぜひ、ご一読ください。

インタビュー記事はこちら!>>

2013-5-31

東京アートポイント計画 キックオフ会

2013年度東京アートポイント計画アートプログラムとリサーチプログラム(TARL)を一挙紹介!
日時:2013年6月1日(土)14:00-16:00(開場13:30)
会場:東京文化発信プロジェクトROOM302
*入場無料 *予約不要


tarl
TARL「ネットワーキング・ラボvol.2」の様子


昨年度に引き続き、AITでは「東京アートポイント計画」の一環として、東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)とともに「東京事典」を開催予定です。

また、同じく東京文化発信プロジェクト室が主催する「Tokyo Art Research Lab(TARL)」の事務局としても、継続して関わることになりました。

2013年度の始動にあたり、6月1日(土)に「東京アートポイント計画」キックオフ会を開催致します。 当日は、5年目の東京アートポイント計画について、東京文化発信プロジェクト室と共催団体が取り組んでいる様々なアートプログラムと「Tokyo Art Research Lab」を中心にご紹介します。
みなさまのご参加お待ちしております。

2013-5-30

AIT ART TOUR 2013 vol.2:宮城のアートシーンを巡る日帰りアートツアー


*Greenz.jp にイベントレポートが掲載されました。(2013.6.22)
アートがつなぐ、震災の記憶と希望。宮城のアートシーンをめぐる日帰りツアー [イベントレポート]


5月は仙台へ!〜仙台、塩竈、松島、石巻のアート活動・スペースを一挙に訪問〜
2013年5月18日(土)日帰り *最小催行人数:15名
1)一般 31,500円(税込み)
2)MAD受講生・修了生 29,000円(税込み)
3)*早割* 4月17日までにお申し込みの方およびAITハウス・サポートメンバー 28,000円(税込み)
(代金には、新幹線代、バスチャーター費、ガイド代、および保険料が含まれます。詳しくは、旅行条件をご確認ください。)
定員に達したため、お申込み受付は終了しました。


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「ジョルジュ・ルース アートプロジェクト in 宮城」 旧カフェ・ロワン



このたび、AITでは、宮城県塩竈市でアート・スペース「ビルド・フルーガス」を主宰し、MADの修了生でもある高田彩さんとともに、5月に宮城を訪れる日帰りアートツアーを企画しました。訪問地には、このほど高田彩さんが関わった、フランス人アーティスト、ジョルジュ・ルースによる松島のアートプロジェクトをはじめ、塩竈の「ビルド・フルーガス」、石巻の「日和アートセンター」と「石巻工房」、そして「せんだいメディアテーク」と、草の根的に活動をするアート・スペースから、地元の人とともに震災後の未来を考える場を提供している施設を巡ります。

震災後、東北地方にはさまざまなアート・プロジェクトやアーティストによるワークショップが立ち上がり、それらは各地で今も広がりをもって、継続されています。このツアーでは、地震や津波の被害にあい、激変した状況の中でその機能と活動が再構成されたアート・スペースと、震災後に、町の復興やコミュニティーの再生を目指して誕生した施設や活動に携わる人々をたずねます。私たちの目や耳を通じて、東北でいま起こっていることを学び、そこに関わり、暮らす人々の意識にふれることで、私たちが彼らとどのような関わりをもつことができるのか一緒に考えたいと思います。

これまで、東北に行く機会を逃していた方、現地でアートの活動を行う人から直接話を聞きたい方、アートと記憶/記録の関係性、地域とアートプロジェクトの可能性に関心のある方など、より多くの皆様からのご参加をお待ちしています。



[ ツアーのポイント ]
○ 震災後に解体が決まった、松島湾を望む高台にある建物に絵を描く、ジョルジュ・ルースによるアートプロジェクトの全貌を体験。この春だけに出現する、地域のボランティアとアーティストが作り出すアートの現場に立ち会いませんか。ルースは、阪神淡路大震災後、被災地で取り壊されて行く建物に壁画を制作し、写真におさめて、まちや人々の「記憶」を残すプロジェクト『廃墟から光へ』を行いました。

○ 町の復興をめざして、石巻を拠点に建築やデザイン、アートに関わる活動を活動している、「日和アートセンター」と「石巻工房」、「石巻2.0」を訪問。各訪問先では、担当する専門家の方々にお話を伺います。徒歩5分の石ノ森萬画館(入館料:700円)と、震災直後に発行した石巻日日新聞号外の手書き壁新聞など、石巻地域の資料が展示されている「石巻ニューゼ」もオプションで訪問可。

○ 東京からは、AITの塩見有子と堀内奈穂子が、塩竈と松島では、「ジョルジュ・ルース・プロジェクトin 宮城」の企画者の一人でもあり、アート・スペース「ビルド・フルーガス」を運営する高田彩さんがナビゲート。この地域でアートと人が出会う場所として、今やなくてはならない存在となったビルド・フルーガス。その立ち上がりから、地震、津波での施設浸水を経て、今に至るお話を伺います。

○ 伊東豊雄氏の設計による「せんだいメディアテーク」では、企画・ 活動支援室室長の甲斐賢治氏に「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の活動や、震災復興や地域社会、表現活動について考える場である「考えるテーブル」の活動についてお話しをお聞きし、震災以降のメディアテークの取り組みを学びます。

○ 昼は、塩竈漁港でとれた新鮮な水産物や加工品などを取り揃えた卸市場で、地元の恵みを堪能。お味噌汁とご飯のセットに、好きなお刺身をその場で盛ってもらう市場のランチ。お魚が苦手な方は、洋食ランチも選べます。夜は、牛タンディナーで宮城の美味しい食事を堪能(オプション)。


「ジョルジュ・ルース・プロジェクトin 宮城」の高田彩さんよりみなさまへ
ジョルジュ・ルース、美術関係者、そして地域住民と共に、現代アートのふれあいを通して、本プロジェクトが、3.11後の宮城の新たな出発のきっかけとなるよう取り組んでいます。また、ルースの作品やプロジェクトに参加したボランティアとの交流から、18年もの神戸の歩みを再確認します。ぜひ時代の証人として、この復興過程を皆様と共有できれば幸いです。


2013-4-11

AIT ART TOUR 2013 vol.1:バーゼルとローザンヌの2都市で、アートと現代建築をめぐる7日間

世界一のアートバーゼルで、マーケットの源流を目撃しよう!
ご旅行期間: 2013年6月12日(水)- 6月18日(火) <5泊7日>
ご旅行代金: 一般 :304,000円(消費税込み)
      MAD受講生・修了生、AITメンバー割引:299,000円(消費税込み)
最小催行人員: 6名 (定員:10名前後)
定員に達したため、お申込み受付は終了しました。


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Art Basel 2012 外観画像


☆早期お問い合わせ特典☆
3/29(金)までにお問合せをいただき、お名前を預からせていただいた方には、上記よりツアー代金を1万円割引いたします。

*以下の費用が別途、事前のお支払いとなります(お一人様)
 燃油サーチャージ 58,600円 (3/1 現在・予定) ・成田空港利用料 2,540円 (旅客保安サービス料込み) ・出国税など 8,500円 (概算)
*入場料、移動の際の鉄道の費用は現地払いです (旅行代金には含まれません)


チラシはこちら Download(PDF / 908KB)



今回、ヨーロッパが美しい季節を迎える6月に、世界最大規模のアートフェアー「アートバーゼル」へ行くツアーを企画しました。この5月より香港にも進出し、ますます拡大するアートバーゼルは、ヨーロッパ、アメリカ、南米、アジア、アフリカから300以上の主要ギャラリーが参加し、世界中からコレクターが押し寄せます。その他、バーゼル市内の美術館、また、帰路にはローザンヌに立ち寄り、コルビジェの初期の建築群のほか、日本でも関心が高まっているアール・ブリュット・コレクションも訪れ、スイスのアート・シーンをさまざまな角度から眺めます。AITから、キュレーターの堀内奈穂子がガイドとして、みなさまをご案内します。

なお、8月には「第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ」のツアーを企画しています(詳細は5月頃発表予定)。

アート・マーケットが話題を賑わせて来た2000年代。その一方で、昨年の「ドクメンタ13」のように、2010年代は、アートと社会の関係性を再考するような、教育的意義のあるキュレーションの方法論に注目が集まりつつあります。今年こそ、MADのレクチャーでも度々紹介される2つのAIT ART TOURで、最新のアートの流れを自分の目で確かめに行ってみませんか?
さあ、まずは、6月のアートバーゼルから!


堀内奈穂子より皆さまへ一言!
アートシーンのなかでも、揺るぎない地位を確立し続ける「アートバーゼル」。
まさに、一度は行っておきたいアート・イベントと言えるでしょう。
今年は、新進気鋭のアーティストの紹介の場となるStatementsで、MADプログラム・ディレクターのロジャー・マクドナルドの弟、ピーター・マクドナルドの作品がGALLERY SIDE2のブースにて展示されます。このツアーの特長は、アートフェアに限らず、美術館や建築、アール・ブリュットの展示など、さまざまな表現を体験できることです!
ぜひ、この機会にスイスのアートの魅力を一緒に楽しんでみませんか?


■アート・バーゼルって?
毎年、世界中からプライベート・ジェットでコレクターが集まり、4日間で6万5千人以上が訪れる世界最大規模のアートフェアです。主要ギャラリーの数々はもちろん、著名アーティストによるインスタレーションから、若手発掘の場となるサテライト会場、名立たるキュレーターのトークなど、フェアを取り巻く関連イベントの数々も群を抜きます。


■どんな人向き?
「新たなアート・ビジネスを考えたい」、「アートマーケットの潮流を目撃したい」と考えている方には、アートバーゼルの訪問はおススメです。コレクターが注目する作品は?参加ギャラリーの力の入れどころは?協賛企業は?といったアート界のプレーヤーの力関係を眺めるだけで、さまざまな参照点が得られます。
さらに、ツアー前には、参加者に向けた事前レクチャーも開催。学び+旅で、AIT ART TOURならではの豊かなアート体験を楽しんでみませんか?




[ 5つのツアーポイント ]
○ 事前レクチャー実施!初めて訪れる方でも安心です。(事前レクチャーは6月3日(月)に実施予定)
ツアー前には、スイスの現代アートをより楽しむミニ・レクチャーを開催します。出発前に他の参加者と集まり、意見交換ができるのも、このツアーならでは!

○ 注目の美術館と現代建築を一挙に訪問!
アートバーゼル会期中には、周辺の美術館も力の入った展示を実施します。バーゼル市立美術館や現代美術館、ヘルツォーク&ド・ムーロン設計のシャウラガーなど、その建築にも注目が集まる場を訪れます。

○ ローザンヌでは、アール・ブリュット・コレクションを見学!
ツアー後半は、ローザンヌに2泊してフランスの画家、ジャン・デュビュッフェが収集した5000点の作品が寄贈されたアール・ブリュット・コレクションなどを訪れます。
さらに、近郊への小旅行でコルビジエの初期作品郡も訪ねます。

○ 郷土料理を満喫!
スイスは、チーズやソーセージを使った郷土料理が有名。アートを堪能したら、夜はレストランで美味しい料理を楽しみながら、参加者同士でその日の感想を語り合いましょう。

○ お得な料金体系
アートバーゼルの会期中は、市内のホテルは満室状態に・・。金額も高騰します。個人では手配が難しい中、本ツアーでは、主要駅までのアクセス抜群+金額を抑えたおしゃれなホステルに宿泊(2~4名1室)。参加者同士で賑やかに楽しみながら、お得、かつ贅沢なアート体験を楽しみます!
* バーゼルの宿泊先について: 歴史ある工場を改築したおしゃれなホステル。アートバーゼル会期中は、来場者の多くもここに泊まるとか。参加人数、男女比によって2~4名1室となりますが、一度は、バーゼルに行ってみたいという方にとっては、仲間との合宿のように楽しめるのも特長の一つです。ローザンヌでは、市内のホテルに宿泊。2名1室で、ゆったりと過ごせます。

2013-3-18

AIT ARTIST TALK #64

映像作品上映会 & トーク!
オランダ出身アーティスト メルヴィン・モティを迎えて

日時:3月28日(木)19:00-21:00
会場:代官山AITルーム *要予約 *逐次通訳付き *学生・MAD受講生割引有り

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Eigenlicht (The Inner Self in Outer Space), 2012, 35mm film, 18 minutes



AITでは、3月28日(木)にメルヴィン・モティ(オランダ)を迎えて、上映会およびトークを開催します。
モティは、オランダのMondriaan Fonds財団の助成により、AITのアーティスト・イン・レジデンスにて2013年1月から4月上旬まで東京に滞在しています。

モティは、映像作品やアーティスト・ブック、立体、ドローイングなど、多岐に渡る作品を制作しています。
神経学や科学などの学問分野への関心、また、戦時下における美術館の歴史や、オランダ植民地時代のスリナムにおいて契約移民として労働をしていたインド人の歴史など、綿密なリサーチを繰り返しながら立ち表れるモティの映像世界は、詩的でありながら、時に歴史の陰に隠れた出来事や、自然界の構造の不可思議さを映し出します。

今回は、そうしたモティの近作の映像作品の中から、"Eigengrau(The Inner Self in Outer Space-宇宙における、内なる自己)" , "Eigenlicht(左に同じ *関連作品)" および "Dust(塵)"の3作を上映します。その内の一作品である、 "Eigenlicht (Intrinsic light-内に秘めた光)"では、「物質」は自らの性質について語ることができるか、という 作家の関心を起点に制作されました。画面に広がる、魅惑的な蛍光色の物体は、実は紫外線を浴びて発光している、ウランを含む鉱石であることがわかります。
強烈なまでに鮮やかな蛍光グリーンの色をとおして、我々はウランという物質の危険性や猛毒性を感じとることができます。
また、本作品は、こうした映像の他に、広島原爆投下以降の、日本とウランの歴史を紹介したアーティスト・ブックによって構成されています。それにより、私たちは、視覚と言語という異なるアプローチを通し、「ウラン」という物質を体験することになります。

当日は、上映に加え、モティの制作に対する姿勢のほか、江戸小紋や紅型といった日本の伝統的な染めの技法など、東京滞在中に行っているリサーチについて説明します。2008年のベルリン・ビエンナーレに参加した他、海外における名立たる美術館や国際展で作品発表をしている気鋭のアーティスト、モティ。
初の日本滞在となる彼の、最新の映像作品を鑑賞できる貴重な機会となります。
皆さんのお越しを心よりお待ちしています。

2013-3-15

「アートフェア東京2013」ガイドツアー

【新規MAD申込者対象・限定10名】
AITスタッフと巡る!「アートフェア東京2013」ガイドツアー
*1-DAYパスポート(2,000円)付
日時:2013年3月23日(土)16:00-16:45
会場:東京国際フォーラム 展示ホール(千代田区丸の内3-5-1)
参加条件:MAD2013のコース、ゼミ、クーポン(ミニマリスト除く)にお申し込みの方


AFT2013
左:ART FAIR TOKYO LOGO 右:アートフェア東京2012 会場風景/撮影:岩下宗利 © アートフェア東京




AITは、3月22日(金)から始まる日本最大の美術見本市である「アートフェア東京2013」のエデュケーショナル・パートナーとして、各種イベントの企画に携わっています。この度、新しくMADに申し込んだ方を対象とした、特別ツアーを企画しましたので下記にご案内します。

「アートフェアー東京」では、古美術・工芸品から日本画・洋画、そして現代美術まで、時代とジャンルを超えた作品が展示・販売されます。
2013年度は、東アジアの現代アートを紹介する「ディスカバー・アジア」セクション、ファッションやジュエリー、工芸等の作品が集う「トーキョーリミテッド」セクション等、新たな試みや見所が満載です。

ガイドは、AITスタッフでMAD2013 の講師もつとめる塩見有子と堀内奈穂子。今年の「アートフェア東京」の見所を、会場を一緒に回りながらわかりやすくご案内します。参加者には「アートフェア東京2013」の1-DAYパスポート(2,000円 *税込)をお渡ししますので、当日はツアー後にも、自由に会場をまわることができます。

日本とアジアのアートが一同に集まる「アートフェア東京2013」を、AITスタッフと一緒に体験してみませんか? 定員になり次第締め切りますので、参加をご希望の方は、下記の詳細をご覧の上、お早めにお申し込みください!

なお、フェアの会期中、エイトはブースを出展する他、関連イベントの企画も行っていますので、ぜひお運びください。詳細は、こちら>>

会場で皆さんにお会いできますことを、スタッフ一同楽しみにしております。

2013-3- 8

泉太郎「たしかめる」展

現代アートの学校MAD2012「キュレーティング」コース(後期)企画
会期:3月9日(土)-3月17日(日)
会場:代官山AITルーム *入場無料 *パフォーマンスあり。


VisorAndFan    Perth
左:『ひさしと団扇』「リアル・ジャパネスク−世界の中の日本現代美術」展示風景 2012年 国立国際美術館、大阪
右: "浮き輪から入り樽井戸を抜けて胃腸にいたるスカンクトンネル" '"オムニログ:オルタネイティング カレント:3.11以降の日本現代美術 " 展示風景 Perth Institute of Contemporary Arts(PICA), オーストラリア Courtesy of PICA and Japan Foundation


プレスリリースはこちら Download(PDF / 136KB)

 

この度、NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]は、泉太郎による個展「たしかめる」を、AITルーム(レクチャー・ルーム/代官山)にて開催致します。

本展は、ルーレットやすごろくなどの遊びの要素や音を取り入れた可笑しみのある映像やパフォーマンス作品を発表する美術家、泉太郎を迎え、かすかなヒントから他者の存在を探るさまざまな行為を繰り返し行う実験的な展覧会です。初日から、少しずつ作品行為やその結果が足されながら拡張してゆきます。

家族や恋人、友だち、知り合い、またまだ見ぬ未来の何者かに対して確かな手触りを求めようとする行為は、2年前の震災を経てより私たちの日常的な光景の一コマとなりつつあります。動物と目が合う回数を数える映像や、料理の匂いを会場に残すといった泉の「たしかめる」行為を通し、他者の気配を「たしかめる」ことへと鑑賞者を誘うことでしょう。

目の前に見ているものは果たしてどれほど「たしか」なのか、一方で誰かを通して何か知ることにどれほど「たしかさ」はあるか。小学校で手にした計算ドリルのように連鎖的に繰り広げられる行為は、東日本大震災から2年を迎える3月11日を前に、隔たりをかぎりなく失くしながら他者に触れる試み、またそれは、コミュニケーションで抜け落ちていく他者の体温や感情を想像し掬いとる試みとも言えるでしょう。

2013-2-28

アートフェア東京2013関連イベント

日本最大のアートフェアに行こう!エデュケーショナルパートナーAIT企画協力
トークイベント、ガイドツアー、ビデオプログラムなどのご案内

日時:3月21日(木)-3月24日(日)
会場:東京国際フォーラム 地下2階 展示ホール


AFT2013
左:アートフェア東京ロゴ 右:アートフェア東京2012 会場風景/撮影:岩下宗利 © アートフェア東京




この度AITは、「アートフェア東京2013」のエデュケーショナルパートナーとして、ブースの出展の他、トークイベント、ビデオプログラムなどを企画、開催致します。

皆様お誘い合わせの上ぜひ、ご参加下さい。


*「アートフェア東京」とは?
国内外から100以上のギャラリーが集まり、古美術・工芸から、日本画・洋画、現代美術まで、幅広いジャンルの作品数千点を展示販売する、日本最大の美術見本市。http://artfairtokyo.com/

<アートフェア東京2013開催概要>
オープニングプレビュー:3月21日(木)18:00-21:00 *招待状が必要です
一般公開:3月22日(金)11:00-21:00
     3月23日(土)11:00-20:00
     3月24日(日)10:30-17:00
*各回入場は終了30分前まで
会場:東京国際フォーラム 地下2階 展示ホール(東京都千代田区丸の内3-5-1
入場料:1-DAYパスポート 2,000円(税込)
*1-DAY パスポートで一般会期中の1日に限り自由に入退場が出来ます。



出展ブースでのイベントシンポジウム&トークガイドツアースペシャル・ビデオプログラムNIKKEI アート・プロジェクト



◆ 出展ブースでのイベント

ミニトーク開催決定!
*予約は不要ですので、直接会場へお越しください。

3月22日(金)18:00-19:00 「ヴィヴィアンとナオコのアート談義1」
美術家のヴィヴィアン佐藤氏を迎え、その多様な活動や表現についてお聞きします。ミニ・トーク(20分程度)の後は、ブースに訪れる人のオーラを見抜いて描く「オ〜ラ似顔絵」タイムもあります。
スピーカー:ヴィヴィアン佐藤(非建築家/美術家/ドラァグクイーン)、堀内奈穂子(AIT)

3月23日(土)14:00-14:30 「Talk by Rudy Tseng (Art Collector / Taipei ) and Roger McDonald (AIT) 」
台湾のアートコレクターのルディー・ツェン氏を迎え、中国、日本を含むアジアをはじめ、ヨーロッパ、アメリカまで、幅広い国々を網羅するアートコレクションの数々についてお聞きします。
スピーカー:ルディー・ツェン(曾文泉)、ロジャー・マクドナルド(AIT)

3月23日(土)19:00-20:00 「ヴィヴィアンとナオコのアート談義2」
スピーカー:ヴィヴィアン佐藤(非建築家/美術家/ドラァグクイーン)、堀内奈穂子(AIT)

3月24日(日)13:15-13:45 「Talk by Revital Gal (Inga Gallery / Israel) and Roger McDonald (AIT) 」
今年、初出展となるイスラエルのインガギャラリーよりRevital Gal氏を迎え、イスラエルの現代アート・シーンや文化をめぐる状況について、話を伺います。
スピーカー:Revital Gal(Inga Gallery)、ロジャー・マクドナルド(AIT)

3月24日(日)15:00-15:30 「アートな仕事、アートな旅」
アートの仕事の魅力とは?「アートが好き」から一歩踏み込んだ世界について、AITスタッフと、アートの現場で活躍しているスペシャルゲストを迎えてミニトークを開催します。本トークは、MADの受講を考えている方にもオススメです。
スピーカー:塩見有子(AIT)、堀内奈穂子(AIT)、ほかスペシャルゲスト予定





◆ シンポジウム&トーク

<概要>
日程:2013年3月23日(土)-3月24日(土)
会場:アートフェア東京2013内トーク・シリーズ会場
参加費:無料(アートフェア東京2013 1DAYパスポートを提示)
定員:各回100名(要事前予約。残席がある場合のみ、会場にて受付)
主催:アートフェア東京実行委員会
企画協力:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
協力:有限会社ルフトツーク

<お申込み方法>
webでのご予約は終了致しました。全てのトークは、残席僅かとなっております。
ご予約は、トーク開催の当日11時より、アートフェア東京2013会場内の「トークシリーズ会場」にてご予約を承ります。(先着順)
メールおよびお電話でのお問合せは受付けておりませんので、何卒ご了承下さい。

<プログラム内容>
1. 「アート・コレクション今昔物語」 3月23日(土)13:00-14:30(開場12:45)
芸術をコレクションするとは、社会的にどのような意味があるのでしょうか?今春、三菱一号館美術館で開催される「奇跡のクラーク・コレクション-ルノワールとフランス絵画の傑作」展において、個人のアート・コレクションが、時代と文化を超えて伝えられてゆくのを知ると、この現代からはどのようなアート・コレクションが後世に残されるのかを考えざるをえません。アートのコレクションの熟成法について考えてみましょう。

登壇者:高橋明也(三菱一号館美術館館長)、塩原将志(アート・オフィス・シオバラ代表取締役)
モデレーター:岩渕潤子(アグロスパシア株式会社取締役/AGROSPACIA編集長)

2. 「今、『アート』ではないアートが熱い!?」 3月23日(土)15:30-17:30(開場15:15)
山下清やヘンリー・ダーガーなど、その名を知っている人たちも少なくないはず。今また、日本各地で障がいをもつ人々の表現活動が注目されつつあります。美大などで専門的にアートを学んだことがない人々による表現が、私たちが慣れ親しんでいる「アート」に与えるインパクト、またそうした活動の支援のあり方やアートとして評価する方法などについて、有識者や現場で携わる方々を交え自由に話し合います。

登壇者:櫛野展正(鞆の津ミュージアムアート・ディレクター)、立花文穂(美術家/グラフィックデザイナー)、保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員)
モデレーター:ロジャー・マクドナルド(AIT)
協力:日本財団

3. 「これから一万年の私たちの創造のために」 3月24日(日)11:30-13:00(開場11:15)
地球の運動、文化の成り立ち、人類の本性や存在理由、そして幸せの意味など多くのことを考えながら、日々多くの人々が生きていると思われるこの2013年春。その中でアートがどのように私たちの意識と交流し、それらの意味を掘り下げ、また新たなインスピレーションを生み出しているのでしょうか?またそれによって、よりよき人類の集合意識をもたらし、これから先の一万年にどのように寄与していくことができるのでしょうか?3人のゲストが、世界のビジョンと創造について語り合います。

登壇者:平川典俊(美術家)、リュック・タイマンス(美術家)、千賀一生(『わの舞』主宰/作家)
モデレーター:岡部あおみ(キュレーター)
通訳:ポリーン・ボールドウィン
主催:『TODAY IS THE DAY』財団

4. 「装うこと、身に着けることの文化人類学」 3月24日(日)14:00-16:00(開場13:45)
人は、なぜ衣服やアクセサリーを身に着け、自分の身体以上の何かを表現するのでしょうか?他者との違いを趣味によって出すため?他の文化を取り入れて疑似的に生まれ変わるため?社会的なステータスや力を顕示するため?服飾や宝飾の領域では、今、私たちの身体や欲望について何が語られているのでしょうか?今どきの装いの背後にある力学をのぞいてみましょう。

登壇者:シムラブロス(美術家)、山縣良和(リトゥンアフターワーズ代表)、ニリス・ネルソン(キュレーター)
モデレーター: 椿玲子(森美術館アソシエイト・キュレーター)

*プログラムの内容は、変更する場合がございます。予めご了承下さい。


2013-2-21

第5回恵比寿映像祭「パブリックダイアリー」地域連携プログラム

「内部被ばくを生き抜く」上映会
日時:2月18日(月)19:15-21:15(開場 18:45/上映開始 19:15-)*上映時間80分
*上映後、ディスカッションの時間を設けます。
会場:代官山AITルーム


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この度AITは、第5回恵比寿映像祭の地域連携プログラムの一環として、「内部被ばくを生き抜く」の上映会を開催いたします。

もうすぐ「3.11」から2年が経ちますが、あの震災は終わったのでしょうか。放射能は、あの日、町や県を超え、確実に飛散しました。

私たちがふだん目にする映像の多くからは、震災と放射能の影は消えつつあるように見えます。
しかしながら、それとともに生きる人の心には、日々の工夫や苦悩、葛藤、喜びが深く刻まれていることでしょう。

今、原発事故後の日本で、命を守りながら前向きに生きていきたい 全ての人たちへ。
鎌仲ひとみ監督の最新ドキュメンタリー「内部被ばくを生き抜く」から、この時代を生きることについて思いを巡らせてみませんか?


◆「内部被ばくを生き抜く」とは?
原発・放射能問題について撮り続けてきた鎌仲ひとみ監督が、広島、チェルノブイリ、イラク、福島という放射能汚染地域での臨床経験が豊富な4人の医師に、「内部被ばく」にどう対処していけばいいのかを取材したドキュメンタリー。
放射能に汚染された現場では、データにはならないが確実に被害を受け苦しんでいる人々がいる。医師の他にも、福島・二本松に生き続けることを決めた一家等、今まさに進行している過酷な状況におかれている人々の声を集めた本編をとおして、私たち一人ひとりに、この問題に対する「自らの立ち位置」を見定める契機を与えてくれる。

2013-2- 4

六本木アートカレッジ・セミナー

【いよいよシリーズ最終回・参加者募集!】
六本木アートカレッジ・セミナー
第3回開催『エイト・リンク・ラボ/ AIT LINK LABO』アートだからできる、記憶の質感

日時:2013年2月7日(木) 19:00-20:30 *要事前申込
会場:アカデミーヒルズ(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)
ナビゲーター:ロジャー・マクドナルド、小澤慶介(AIT)
受講料:3,000円(税込)*申込者には「会田誠:天才でごめんなさい」展チケットを進呈


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キーワードは、「記憶」。
・取り上げるアーティストや運動など:ウジェーヌ・アジェ、フューチャリズム、クリスチャン・ボルタンスキー、比嘉豊光、マルティプリシティー、ジョルジュ・アデアグボ...

AITは、六本木アートカレッジ・セミナーにて、トークセッション「エイト・リンク・ラボ/ AIT LINK LABO」を開催します。
アートは、私たちが生きている世界をさまざまに映し出す鏡といえるでしょう。『エイト・リンク・ラボ/ AIT LINK LABO』は、今世界がどうなっているのかを、過去200年のアートをとおして眺める試みです。
2012年度は、「ミックス」「マネー」「記憶」という3つのキーワードを軸に3回のレクチャーを開催。時代を色濃く映し出す作品や伝統を打ち壊す芸術運動や展覧会などを縦横無尽に駆け巡り、アートと世界の深い関係を描き出します。各レクチャーは、アートの歴史や話題の展覧会を取り上げながら行われます。アートに関する新しい発見と楽しさに満ち溢れた90分の「エイト・ リンク・ラボ/ AIT LINK LABO」にぜひ参加してみませんか?

ナビゲーターは、キュレーターでAITの教育プログラムのディレクターのロジャー・マクドナルドと小澤慶介が務めます。

第3回目のキーワードは「記憶」。古今東西のアーティストたちは、どのように記憶や時間、場、歴史といったテーマに挑み、どのように時代の表情を描き出しているのでしょうか?スピードとテクノロジーが私たちの世界に変化を生むとすれば、記憶や想像力は私たちの人生や社会により豊かな見通しを与えてくれるとは考えられないでしょうか。
19世紀末の写真家、ウジェーヌ・アジェは抜け道や裏道を彷徨いながら撮り続けたことで、彼の時代のパリを鮮やかに表わしました。また、2000年代に入り、ミラノを拠点に活動を展開するアーティストや社会学者、経済学者などの集団「マルティプリシティー」が扱う個人の密やかで儚い記憶の集積が、意外にも今どきの社会と集合的な記憶の関係を鮮やかに映しだすこともあります。
ほかにも、クリスチャン・ボルタンスキーは「生と死」「記憶」をテーマとした作品を世界各国で発表し続けており、日本国内では香川県豊島で、人々の心臓音を恒久的に保存、聞くことができる「心臓音のアーカイブ」や、越後妻有アートトリエンナーレ2012では古着を大量に使ったインスタレーション作品「No Man's Land」で話題を呼んでいます。
本レクチャーでは、人々に共有される記憶と消えてゆく記憶の間で揺れ動くアートの姿を紹介します。

また、参加者には森美術館で開催中の「会田誠:天才でごめんなさい」展のチケットを進呈します(お一人様一枚)!
この機会に、セミナーと併せてぜひ展覧会もお楽しみください。

2013-1-20

Tokyo Art Research Lab (TARL) ネットワーキング・ラボ vol.8

今年度最後!「TARLと『三宅島大学』の活動報告/アートプロジェクトと学びの場のこれから」
日時:2013年2月3日(日)14:00-16:00(13:30受付開始)、16:00-17:00 交流会
会場:東京文化発信プロジェクトROOM302
*入場無料 *交流会あり(参加費500円)
*最終回につき、いつもより30分程度時間を延長して開催します。


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ネットワーキング・ラボvol.3の様子


第8回本年度の最終回となる「TARLネットワーキング・ラボ」は、伊豆諸島のひとつである三宅島全体を舞台に、様々な学びの場を提供する「三宅島大学」の関係者をゲストプレゼンテーターにお招きします。また、TARL事務局やリサーチャー、各講座のコーディネーターによるこれまでの振り返り報告とディスカッションも行い、アートプロジェクトと学びの場のこれからについて考えます。

交流会では、三宅島に関するケータリングを予定しています。ゲストや参加者とのコミュニケーションをお楽しみください。
みなさまのご参加、お待ちしております!

2013-1-10

追加決定!第5・6回「東京事典」公開録画

参加無料!申込受付中!
多彩なゲストが「東京」について15分間語るプレゼンテーションイベント!

日程:第5回 :2013年1月24日(木)/第6回 :2013年2月21日(木)
時間:18:30-21:00(休憩含む)
会場:代官山AITルーム *見学無料 *要事前申込
http://tokyojiten.net facebook



第5回「東京事典」公開録画風景 プレゼンター:泉太郎(美術家)Photo by Yukiko Koshima



「東京」から、わたしたちの時代や社会を考えるための映像事典。
2012年度「東京事典」プレゼンテーション公開録画の追加開催が決定しましたので、お知らせいたします。



☆ 第5回 ゲストプレゼンター(1/24)
毛利嘉孝(社会学者)
臼井隆志(アーティスト・イン・児童館 プログラム・ディレクター)
吉川晃司(Tokyo Art Research Labリサーチャー)


☆ 第6回 ゲストプレゼンター (2/21)
毛原大樹(美術家)*再録画
吉田真理子
澤田サンダー(映画監督)
佐藤慎也(建築家/日本大学理工学部建築学科准教授)



当日は、プレゼンテーションのほか、プレゼンターを交えたディスカッションを行います。また、バーも出しますので、くつろいだ雰囲気でお楽しみください。
お誘い合わせの上、ぜひご来場ください。
*本プログラムは東京アートポイント計画の一環としておこなっています。

2013-1- 4