AIT ARTIST TALK #80「リミナル ・スペース Liminal Space」
日程:2021年3月26日(金)
時間:19:00-20:00(18:50より入室可)
場所:AIT Zoomルーム
スピーカー:内田聖良、テレサ・フェルドマン
*要事前申込、無料
*通訳補助あり
主催:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]、Baltan Laboratories
助成:令和2年度アーティスト・イン・レジデンス活動支援を通じた国際文化交流促進事業
Image by Seira Uchida, Courtesy of the artist
この度、AIT ARTIST TALK #80「リミナル ・スペース Liminal Space」を3月26日(金)に開催いたします。
AITは、2021年1月より2月まで、日本からアーティストの内田聖良と、オランダを拠点にデザイナーとして活動するテレサ・フェルドマンを迎えて、オンラインとオフラインを掛け合わせたレジデンスプログラム「リミナル ・スペース Liminal Space」を行いました。
アイントホーフェンにある芸術文化団体、バルタン・ラボラトリーズ(Baltan Laboratories)と協働したレジデンスプログラムは、新型コロナウイルス感染症拡大による渡航制限のため、オンラインのアプリケーションを用いてリサーチを重ねました。日本とオランダで活動するアーティストやプログラム・オーガナイザーを迎えたスタディ・セッションを数回行い、両者が共に関心を寄せた「フェミニズム」や「家制度」を柱に、パンデミック・ロックダウン・ステイホームなど、目まぐるしい生活と社会環境の変化を機に露わになった個のストーリーや歴史について考えを深めました。
2/25(木)「一杯のイカから地球の営みを想像すること」
日程:2021年2月25日(木)18:00 -19:00
場所:オンライン(Zoom)
スピーカー:宮内裕賀(本プログラム受賞アーティスト)、成相肇(東京ステーションギャラリー学芸員)
2008年から毎年継続しているART IN THE OFFICE。昨年はこのプログラムも、コロナ禍において大きな影響を受けながらも、オンラインを活用しつつ実施しました。今回初の試みとしまして、多くの方にアーティストに触れ、受賞作品をご覧いただける機会として、オンライントークイベントを開催します。
トークでは、東京のマネックスオフィスと成相氏、鹿児島の宮内氏とをつなぎ、現在、マネックスオフィス内に展示されている作品について紹介するとともに、海生軟体動物である「イカ」を15年以上描き続けている制作の根本にある思考や表現方法について伺います。 「イカの視点で世界をとらえることとは?」「一貫したイカへのこだわりがある宮内氏の強みとは?」など、今回審査員として本プログラムに関わった成相氏との対話を通して、自らを「イカ画家」と名乗る宮内氏のユニークな作品をさまざまな切り口から深堀りします。
宮内氏の活動に興味がある方はもちろん、アーティストの思考を通して現代アートを学びたい方、またオフィス空間に作品を展示することや、企業とアートの関係に関心のある方にもオススメです。
みなさまのご参加お待ちしております。
<概要>
日程:2021年2月25日(木)
時間:18:00-19:00(17:45より入室可)
場所:オンライン(Zoomウェビナー)
スピーカー:宮内裕賀(本プログラム受賞アーティスト)、成相肇(東京ステーションギャラリー学芸員)
モデレーター:塩見有子(NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]理事長)
定員:100名(要事前申込・先着順)
料金:無料
主催:マネックスグループ株式会社
協力:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
▽ご予約はこちら (Peatix)
テート・モダン美術館キュレーターによるオンライン特別講座を開講!アーティスト ザネレ・ムホリの表現に迫る
第13回恵比寿映像祭 YEBIZO MEETS 地域連携プログラム
2/13(土)「アクティヴィズムとしての写真表現 ー ザネレ・ムホリを紐解く」
ゲスト|中森 康文(テート・モダン インターナショナル・アート写真部門シニア・キュレーター)
日時|2021年2月13日(土) 19:00 - 20:30
*1週間のアーカイヴ視聴付き *本イベント参加費の収益の一部は、LGBTQIA+コミュニティ支援に寄付されます
Somnyama Ngonyama, 2012 - ongoing
Gelatin silver prints, installation photographs, Zanele Muholi, Tate Modern
Photograph: Yasufumi Nakamori
AITでは、第13回 恵比寿映像祭地域連携企画として、Total Arts Studies スペシャルトーク「アクティヴィズムとしての写真表現 - ザネレ・ムホリを紐解く」をオンラインで開催します。
映像文化の創造と紹介・体験の場「恵比寿映像祭」は、年に一度、恵比寿の街を舞台に展示や上映、ライヴ・イヴェント、トーク・セッションなどを複合的に行う映像とアートの国際フェスティヴァルです。AITはこれまで、本祭のガイドツアーや関連イベント企画に協力しています。13回目を迎える今回のテーマは「映像の気持ち(E-MOTION GRAPHICS)」。見る人の感情を動かす映像やイメージの力に着目し、改めて映像の歴史や時代とともに変遷してきたメディアと、私たちの関係性について考えます。
AITでは、こうしたテーマに基づき、世界的な現代アートの発信地として知られるロンドンのテート・モダンで展覧会を開催しているヴィジュアル・アクティヴィスト、ザネレ・ムホリについて、その表現に迫る特別トークを、テート・モダン美術館 シニア・キュレーター中森康文氏を招いて2月13日(土)に行います。(2021年1月現在は展覧会クローズ中)
初の試みとしてオンラインでの開催となった「Total Arts Studies2020」は、おかげさまで無事に全プログラムが終了し、幅広い層の方たちとともに、気候危機や精神的ケアと芸術というテーマを通して、私たちが生きる「今」について考えることができました。
また、アーカイヴ視聴について、見逃し配信や再度開催を希望するお問い合わせを多数頂き、大変感謝しております。ありがとうございます!
つきましては、一部のレクチャーのアーカイヴ(録画映像)を改めてpeatixにてチケット販売いたします。
《販売期間:2020年12月18日(金)〜2021年1月11日(月・祝)まで》
*ご参加いただいた受講生のみなさんは、継続してpeatixの「イベント視聴ページ」より引き続き視聴が可能です。
ぜひこの冬、これからのアートの役割についてじっくり学んでみてはいかがでしょうか。
みなさまのご参加お待ちしております。
好評につき一部、アーカイヴ配信決定!《販売期間:2020年12月18日(金)〜2021年1月11日(月・祝)まで》
詳しくはこちら>>
● これまでとこれからの方向性
AITは、現代アートに興味がある誰もが学び、対話し、思考するプラットフォームとなる場を目指して、2001年に立ち上げた非営利団体です。今では考えられませんが、「エデュケーション」や「アーティスト・イン・レジデンス」、あるいは「プラットフォーム」や「コレクティヴ」という言葉は、当時はまだ聞き慣れない言葉でした。そのような中、現代アートが学べる学校「MAD(Making Art Different)」を立ち上げ、海外からアーティストやキュレーターを受け入れる態勢を整えるなど、率先して新しい場や仕組みを創出してきました。
立ち上げから20年目を迎えようとするとき、私たちが生きる「今」は、はかり知れない危機的な環境問題や緊急性が高い社会的課題など、複雑で困難な状況を一人一人が考えざるを得ない時代を迎えていることに気づきます。特に、地球規模で進行する気候変動は、現実的かつ即時的な影響をともなう事態を生み出し、近い未来、人類はもちろん、地球上の全ての生命が前代未聞の気候や環境の変化の中で生きることを余儀なくされるといわれています。AITはこれから、社会の持続可能性や公正さ、そしてその陰で拡大する不均衡の時代において、芸術が果たすべき役割と未来について思考し、対話を深める場づくりに活動の軸足を移していきます。
● 新しく始まるAIT のスタディ・プログラム
この度AITでは、芸術がより複雑で感覚的で、これからの時代を生きぬく想像力を養う「装置」として捉える教育を、社会にいる誰もが触れることのできるプラットフォームを目指し、芸術家、社会学者、多様なゲストを招いた新たな教育プログラムを、2021年度から実施します。
コロナ禍によりさらに表出化した格差や分断、また近年の大雨や猛暑など自然災害が予見する深刻な気候危機により精神的不安が広がる中、芸術がどのような機能をもたらすか、あるいは装置となって私たちを助けうるのでしょうか。
本年度は、トライアルとして、長野県佐久市と東京を結び、来たるべき困難な時代を見据え、より広い視野で社会を考えるためのオンラインレクチャーを開講するほか、AITが2016年より取り組む、困難を抱える子どもや若者たちとアーティストを繋ぐ学びのプロジェクト「dear Me」の関連講座として、芸術の考えを通じて社会的課題に向き合い、福祉とアートの協働について学ぶオンライン・ワークショップを開講します。
常識にとらわれない思考の発見、また、アートの意味を拡張させ、アートと社会をめぐる活発な議論と対話の場を創出しながら「ホリスティック(よりよく生きる)」のアイディアの種をみなさんと一緒に発見していきます。
[ 概要 ]
開催月:2020年10月-12月
時間:平日19:00-20:30 / 土曜日13:00-14:30(1.5時間)
会場:オンライン(AIT Zoom ルーム)
講師:ロジャー・マクドナルド(AIT、フェンバーガーハウス館長)、堀内奈穂子(AIT、dear Me ディレクター)、エスター・フォセン(フィフス・シーズン ディレクター、キュレーター)、三原聡一郎(アーティスト)
定員:各10名〜100名
受講料:各 1,000円〜1,500円(税別)
申し込み方法:下記、注意事項を必ずお読みいただき、各レクチャーページからお申し込みください。*お申し込みは、外部サイト(Peatix)になります
★ 受講者特典 ★
Total Arts Studies 2020 Thank you Online Party 開催! *要予約 先着100名
プログラム終了後に、ご参加されたみなさんとの交流を広げるオンラインパーティを開催します。講師やスタッフと直接話したい方はぜひご参加下さい!
日時:12月17日(木)19:00-20:30(予定)
場所:オンライン(AIT Zoom ルーム)
定員:100名(先着順)
申込み・参加方法:本プログラムお申し込み時に、参加の有無をお知らせください。当日のAIT zoom URLは、別途AITからメールでご案内します。
好評につきアーカイヴ配信決定!《販売期間:2020年12月18日(金)〜2021年1月11日(月・祝)まで》
UBIOS(宇宙美術オンラインシリーズ)「静かになった美術館:パンデミックや気候危機からアートを考える」
開講期間:2020年10月-11月 →1月11日(月・祝)までアーカイヴ配信・販売中
場所:オンライン(AIT Zoom ルーム)
時間:平日19:00-20:30(1.5時間)
定員:各100名
回数:全3回
講師:ロジャー・マクドナルド(AIT、フェンバーガーハウス館長)
受講料:各 1,000円(税別)
特典:【受講生限定】Total Arts Studies 2020 Thank you Online Party!(12/17予定)の参加
[ 講師プロフィール ]
ロジャー・マクドナルド(AIT、フェンバーガーハウス館長)
東京生まれ。イギリスで教育を受ける。学士では、国際政治学。修士では、神秘宗教学(禅やサイケデリック文化研究)。博士号では、『アウトサイダー・アート』(1972年)の執筆者ロジャー・カーディナルに師事し美術史を学ぶ。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして活動。「横浜トリエンナーレ2001」アシスタント・キュレーター、第一回「シンガポール・ビエンナーレ 2006」キュレーターを務める。2003年より国内外の美術大学にて非常勤講師として教鞭をとる。長野県佐久市に移住後、2013年に実験的なハウスミュージアム「フェンバーガーハウス」をオープン、館長を務める。また、国内初の英国式「チャトニー」(チャツネ)を生産・販売している。興味は美術史、絵画、変性意識状態、オーディオ鑑賞、踊り、山。AIT設立メンバーの一人。https://www.fenbergerhouse.com
好評につきアーカイヴ配信決定!《販売期間:2020年12月18日(金)〜2021年1月11日(月・祝)まで》*Workshop For Children 4「アーティストと考える科学と生活の教室」を除く
見えるものと見えないものからアートとココロを考えるオンラインシリーズ
多様な当事者とアートの学び・体験を考察する
開講期間:2020年10月-12月 →一部、1月11日(月・祝)までアーカイヴ配信・販売中
時間:平日19:00-20:30 / 土曜日13:00-14:30(1.5時間)
場所:オンライン(AIT Zoom ルーム)
定員:各10名〜40名
回数:全4回(レクチャー3回、ワークショップ1回)
講師:堀内奈穂子(AIT、dear Me ディレクター)、エスター・フォセン(フィフス・シーズン ディレクター、キュレーター)、三原聡一郎(アーティスト)
受講料:各1,000円〜1,500円(税別)
特典:【受講生限定】Total Arts Studies 2020 Thank you Online Party! (12/17予定)の参加
[ 本プログラム講師・モデレーター プロフィール ]
堀内 奈穂子(AIT、dear Me ディレクター)
エジンバラ・カレッジ・オブ・アート現代美術論修士課程修了。2008年より、AITにてレジデンス・プログラムや展覧会、シンポジウム、企業プログラムの企画に携わる。ドクメンタ12マガジンズ・プロジェクト「メトロノーム11号 何をなすべきか?東京」(2007)アシスタント・キュレーター、「Home Again」(原美術館、2012)アソシエイト・キュレーターを務める。国際交流基金主催による「Shuffling Space」展(タイ、2015) キュレーター、「Invisible Energy」(ST PAUL St Gallery、ニュージーランド、2015)共同キュレーター。アーカスプロジェクト (2013) 、パラダイスエア(2015、2016)、京都府アーティスト・イン・レジデンス事業「大京都in舞鶴」(2017)のゲストキュレーターを務める。 2016年より、AITの新たなプロジェクトとして、複雑な環境下にある子どもたちとアーティストをつなぐ「dear Me」プロジェクトを開始。アートや福祉の考えを通した講座やワークショップ、シンポジウムを企画する。
【緊急開催】
AIT ARTIST TALK #79 〜小泉明郎氏と久門剛史氏を迎えて〜
日程:2020年9月5日(土)
時間:19:00-20:30(18:50より入室可)
場所:AIT Zoomルーム
スピーカー:小泉明郎、久門剛史(敬称略、五十音順)
モデレーター:塩見有子
定員:40名(要事前登録・先着順)
*無料
主催:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
協力:メルセデス・ベンツ日本株式会社、原美術館
この度AITでは、「AIT ARTIST TALK #79 小泉明郎氏と久門剛史氏を迎えて」を9月5日(土)に緊急開催いたします。
AITは、2003年よりメルセデス・ベンツの文化・芸術支援活動「アート・スコープ」の企画運営を行なっています。現在、原美術館において「メルセデス・ベンツ アート・スコープ2018 - 2020」展が開催されており、会期終了間際のタイミングではありますが、本展に参加する久門剛史、小泉明郎を迎えて、会場の展示風景写真も織り交ぜながら、新作を中心にお話を伺います。(同展の参加のハリス・エパミノンダは、残念ながら不参加となります)
今年の春以降、コロナの感染拡大が止まらない中で新作に挑んだお二人が、変わりゆく社会をどのように観察し、それが作品に表れているかをお聞きする機会になれば幸いです。少し長めのQA時間を設けていますので、作家との交流を楽しみたいと思います。
展覧会は今週末(9月6日)に終了ですので、トークの前に作品をご覧いただくのもおすすめです。展覧会のご予約は、原美術館のHPからご予約ください。
皆さんのご参加をお待ちしています。
2020年4月17日(金)にMAD生限定で開催されたイベント「オンライン ミングリアス Mingli-Zoom!」のトークを収録。(1時間29分)
- Art and Lockdown - 日本、ロンドンから「適応」を語ろう
現在、世界中で感染が拡大するCOVID-19の影響を受けて、国内でも外出の自粛が続いています。
そこでAITでは「オンライン ミングリアス Mingli-Zoom - Art and Lockdown - 日本、ロンドンから『適応』を語ろう」を行いました。
この混乱や行動制限の中、あらゆる場面と同様に、美術館の一時閉館や芸術文化事業が延期または中止せざるを得ないなどさまざまな影響が及んでいます。一方で、Google Arts & Cultureや独自のデジタルプラットフォームを活用した展覧会の開催やオンラインマーケットの始動など新たな動きもみられます。
イベントでは、AIT創立メンバーの中森康文と住友文彦、ロジャー・マクドナルドが日本とロンドンを繋ぎ、それぞれが携わる美術館や場の状況を共有、またその応答としての「適応」の工夫、芸術がこうした時にどのような意味を持つのか、今後の芸術・文化はどう変化していくのか、アートとロックダウンについて意見交換を行いました。後半は、刻々と変化する生活環境のそれぞれの場所での体験談をもとに、不安と苦労を乗り越える知恵や思いを参加者とともに共有しました。
スピーカー:中森康文(テート・モダン インターナショナル・アート写真部門シニア・キュレーター)、住友文彦(アーツ前橋館長)、ロジャー・マクドナルド(AIT、フェンバーガーハウス館長)
モデレーター:堀内奈穂子(AIT)
*今回のイベント内では、スピーカーの呼び名として以下を使用しています。
中森 康文(やす)、住友 文彦(ふみ)、ロジャー・マクドナルド(ロジャー)
Hello, and I hope you are staying well in body and spirit.
今、COVID-19によって世界が大きく混乱しています。
特に、社会距離拡大戦略 [ social distancing ] によって人と直接会ったり、ワークショップを共有することがますます難しくなっています。そこで今日は、AITがこれまで手掛けたさまざまなオンラインコンテンツを、いつでもどこからでもアクセス頂けるよう、わかりやすくまとめてご紹介します。
なお、MAD2020/2021は内容を刷新して、秋以降の開講を予定しています。詳細が決まり次第、このメールニュースやSNSでお知らせいたします。
今のような状況の中、アートは頼もしい「友だち」になれます。不安や恐怖を少しほぐしてくれたり、この厳しい状況を開かれた想像力で「見る」ことを手助けしてくれます。今、世界中の人たちが今同じ「ふね」に乗ってつながり、いろいろな形で乗り越えようとしています。
わたしたち、AITから発信できるほんの少しのアートのリソースを、ご興味に合わせてどうぞ楽しんでください。
Please enjoy and use freely. Look after yourself and one another as best you can.