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アートや表現を通じた学びと出合いのプロジェクト『dear Me/ディア ミー』



AITでは、さまざまな環境にある子どもたちと色々な価値観をもつ人々が集い、アートや表現を通じた学びと出会いのプロジェクト『dear Me / ディア ミー』を開始しました。dear Meは、これまでにAITが行ってきた教育プログラムやアーティスト・イン・レジデンスの実績を元に表現者、子どもたち、そして大人のサポーターを繋ぐAITの新しいプロジェクトです。

アートの考えやつながりをヒントに、子どもの創造性あふれる未来を想像し、多様な価値観や世界の広がりを感じるきっかけをつくりたい。そんな想いを胸に、過去2年に渡り、児童福祉関係者へのインタビューや施設への訪問、ヒアリングを重ね、子どもや若者が参加できる国内外のアーティストとのワークショップやお出かけプログラム、ラウンドテーブルなどを実施してきました。


立場や分野を超えてみんなで社会を考え、子どもも大人もお互いに学び合えるプラットフォームづくりを目指します。

HisaeMaeda
dear Meのためのドローイング、前田ひさえ、2017年



2018年度は、現代アートの学校MADの一環として、子どもたちを取り巻く環境から今の社会を見つめ直すと同時に、ケアの在り方や福祉、アートが交差する新しい学びの可能性について共に考えるコース「子どもとフクシとアートのラボ」を立ち上げました。

詳細は以下をご覧ください。





現代アートの学校MAD2018「What Can Art Do? 」
誰もがアクセス可能な「場」とは /
子どもとフクシとアートのラボ


カムデン・アーツセンターとAITのレジデンスで招聘したEva MastermanとJackson Spragueによる
ワークショップ「Translating Cities(2017年)」/Photo by Yukiko Koshima



8回のレクチャーシリーズと2回の実践(ワークショップ)を通して、児童福祉のいまについて知る講座のほか、創造的なケアの現場に携わる方、幅広い層の参加者と協働をしながら地域を巻き込む活動をするアーティストのKosuge1-16、「弱さ」についてフィールド・ワークを行った小説家の高橋源一郎さんやオランダの精神科医療施設の敷地内でアーティスト・イン・レジデンスの取り組みをするエスター・フォセンさんらを招き、アートと福祉が融合した新たなアート・エデュケーションの形や、様々な枠組みを溶かし、私たちの思考を揺さぶる取り組みについて学び、共に考えます。

※本講座は、コース(連続講座)のほかにチケット(単発講座)での受講も可能です。

<講師一覧>
・鈴木 秀洋(日本大学危機管理学部准教授)
・土井 香苗(ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表)
・小澤 いぶき(NPO法人PIECES代表理事/児童精神科医)
・土谷 享(美術家ユニット KOSUGE1-16)
・向谷地 生良(浦河べてるの家ソーシャルワーカー/北海道医療大学教授)
・高橋 源一郎(小説家)
・エスター・フォセン(The Fifth Seasonディレクター / Beautiful Distress Art Manifestationキュレーター)
・ウィルコ・タウネブライヤー(Beautiful Distress 設立者&理事長/精神科医)
ほか

<特徴>
・児童福祉とアートをつなぐ活動がわかる
・子どもを囲む環境を創造的に変革する専門家の声が聞ける
・アーティストやキュレーターの活動を通して、新しいアート・エデュケーションの可能性が発見できる
・海外の先駆的な活動を行う実践者との意見交換、ワークショップが体験できる

<こんな方にオススメ>
・福祉、社会、アートに関心がある方
・新たなアート・エデュケーション、学びの場を考えたい方
・子どもと相互に想像力を刺激する活動に触れたい方
・ケアの在り方や子どもとの寄り添い方のヒントを考えたい方

[概要]
日程:2018年4月7日(土)〜9月1日(土)*レクチャー8回+実践2回
時間:木曜日19:00-21:00 /土曜 13:00-15:00
場所:AITルーム(代官山)ほか
定員:25名
主催:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
協力:オランダ王国大使館

詳細はこちら>>


dear Meのこれまでの活動の一部をご紹介

◆プロジェクト紹介ムービー
オープニングアニメーションは、アニメーション作家のひらのりょうさんによる、二葉むさしが丘学園の子どもたちとともに行なったアニメーションワークショップを元に作られました。参加した小学生〜高校生の子どもたちの絵が、ひらのさんが描くアニメーションの中で展開されています。
映像はこちら
ひらのりょうのアニメーション
アニメーション:ひらのりょうと子どもたち/撮影:折笠貴、横山一郎/編集:藤井康之/音楽:江本祐介/ロゴデザイン:KIGI


◆ラウンドテーブル・勉強会
シアトルを拠点に日米の児童福祉をつなぐIFCAより、アメリカの児童福祉の現場で長年経験を積んだ専門家とユースチームの来日に合わせて都内でラウンドテーブルを開催しました。当事者であるユースの声を中心に活動をしてきたIFCAのメンバー、様々なマイノリティグループやユースと協働をしながら作品を制作しているアーティストのローリー・ピルグリム(イギリス)、LGBTの子ども支援に取り組む一般社団法人レインボーフォスターケアの藤めぐみさんらを迎え、難しさを抱える子どもや若者たちの環境とアートや表現の可能性について話し合いました。
そのほか不定期で勉強会も開催し、子どもの自立支援や精神的なケアについてを考える会を行いました。

ラウンドテーブルの様子/Photo by Takaaki Asai


◆ワークショップ(抜粋)
高知を拠点に活動する美術家ユニットKosuge 1-16の土谷享さんが全国各地で開催している、身長180cmの巨大な力士をダンボールで作って、みんなでたたかう「どんどこ!巨大紙相撲」を2018年1月に赤羽の星美ホームで開催しました。トーナメント中は何度もきわどい試合が続き、物言いでは審判の子どもも大人も真剣に話し合う場面も。


Kosuge1-16によるワークショップ「どんどこ!巨大紙相撲 星美場所(2018年)」より
トーナメント中の物言いの様子/Photo by Yukiko Koshima



アジアや日本各地で幅広く活動する影絵師/音楽家の川村亘平斎さんとヒューマン・ビートボクサーのAFRAさんと一緒に、二葉むさしが丘学園の子どもたちがオリジナルの影絵作品をつくるワークショップを2018年2月に2週に渡り開催し、成果としてパフォーマンス「二葉天狗とおおぐい海獣」の発表を3月に行いました。光と影の幻想的な世界観に、川村さんと子どもたちの演じるキャラクターたちとAFRAさんの声のリズムが加わり、ユニークな物語が繰り広げられました!


川村亘平斎とAFRAによる、影絵と音楽のワークショップ+パフォーマンス「二葉天狗とおおぐい海獣(2018年)」
Photo by Yukiko Koshima



◆メディア掲載情報

漂流物がアート作品に?!500年続く仏教寺に生まれたアーティスト、占部史人さんによるレクチャーと子どもたちとのワークショップの記録。
(CINRA.NET

ワークショップ「空とカタツムリ」Photo by Yukiko Koshima、2017年


◆これまでに協働したアーティストやデザイナー(*敬称略/順不同)

《アーティスト・ワークショップ》占部史人(美術家)、エヴァ・マスターマン(イギリス出身アーティスト)、ジャクソン・スプラーグ(イギリス出身アーティスト)、ひらのりょう(アニメーション作家)、Kosuge1-16(美術家ユニット)、川村亘平斎(影絵師/音楽家)、AFRA(ヒューマン・ビートボクサー)
《ラウンドテーブル》ローリー・ピルグリム(イギリス出身オランダ在住アーティスト)、清水美帆(アーティスト)他
《トーク/リサーチ》サラ・オウハッドゥ(モロッコ出身アーティスト)、ナタリア・ヴァレンシア(コロンビア出身キュレーター)、ハンス・アンダーソン(スウェーデン出身アーティスト)ほか
《デザイン・ワークショップ》N&R foldings 川本尚毅(デザイナー)、會本久美子(イラストレーター)、伊藤史子(デザイナー/アトリエリスタ)
《広報物協力》KIGI (デザイナー)、ピーター・マクドナルド(イギリス出身アーティスト)、前田ひさえ(イラストレーター)、Abake(デザイナー)

◆ご協力いただいた団体(*順不同)
《お出かけ鑑賞ワークショップ》森美術館、NPO法人日向ぼっこ、社会福祉法人 扶助者聖母会 星美ホームほか
《アーティスト・ワークショップ》社会福祉法人 二葉保育園 二葉むさしが丘学園、社会福祉法人 扶助者聖母会 星美ホーム、FOGHORN、星の子キッズ
《ラウンドテーブル、トーク》NPO法人インターナショナル・フォスターケア・アライアンス(IFCA)、一般社団法人レインボーフォスターケア、NPO法人キッズドアほか
《インタビュー》NPO法人日向ぼっこ、NPO法人インターナショナル・フォスターケア・アライアンス(IFCA)、ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本オフィスほか


[概要]
名称:dear Me / ディア ミー
主催:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ [AIT/エイト]
共催:日本財団(H28〜H30)
(H28アーツカウンシル東京 芸術文化による社会支援助成)

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今後のdear Meの活動は、公式ウェブサイト(dearme.a-i-t.net) に随時レポートやお知らせをアップしていきます。
ここでは、子どもや教育の専門家などへのインタビューや映像での記録発信も行ないます。
アートと子どもたちのより豊かな関係性にご関心のある方、子どもたちとアーティストを繋ぐファシリテーターやサポーターとして関わってみたい方は、ぜひご覧ください。
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2018-3-27