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AIT ARTIST TALK #75 「Indefinite ways of actual seeing − 視覚の曖昧な手段」〜オランダよりアーティストのシャルロット・マーカスを迎えて〜

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「第11回恵比寿映像祭」 地域連携プログラム
AIT ARTIST TALK #75
「Indefinite ways of actual seeing − 視覚の曖昧な手段」
〜オランダよりアーティストのシャルロット・マーカスを迎えて〜


日程:2019年2月19日(火)
時間:19:00 - 21:00(18:30 開場)
会場:代官山AITルーム
協力:Mondriaan Fonds
*有料(1ドリンク付き) / 要予約 / 逐次通訳あり


Partnership event of The Yebisu International Festival for Art & Alternative Visions 2019
AIT ARTIST TALK #75
"Indefinite ways of actual seeing"
Artist Talk by Charlott Markus from the Netherlands


Date: Tuesday, February 19, 2019
Time: 19:00 - 21:00 (18:30 Door open)
Venue: Daikanyama AIT Room
Support: Mondriaan Fonds
*All admission with 1 drink / Booking required / Consecutive translation available



Left: Detail of front side of the work 'Partition #3 (Markus&I)', 2018
Right: Detail of backside of the work 'Partition #3 (Markus&I)', 2018


AITでは、2月19日(火)19時より、オランダにある芸術文化機関Mondriaan Fondsとのレジデンスプログラム連携で4月4日まで東京に滞在しているアーティスト、シャルロット・マーカスによるAIT ARTIST TALK #75「Indefinite ways of actual seeing − 視覚の曖昧な手段」を開催します。

スウェーデンに生まれ、アムステルダムを拠点にするマーカスは、これまでスチルライフ写真を表現メディアとして社会の隅々にレンズを向け、人物を被写体とした作品を発表してきました。やがて、マーカスの関心は平面からインスタレーションへ、写真を越えた空間全体と物語の構築に移り、「拡張されたスチルライフ」としてそこに新たな意味と物語を見出す可能性を追求しています。ほかにも、日常生活で使われるカーテンなどのテキスタイルに染み込む生活文化や持ち主の人物像、背景を丹念にリサーチして結実した作品は、折り重なるレイヤーとオブジェクトに富み、時を経た今の私たちの想像力を刺激します。

「見えないもの」や「隠されたもの」を可視化しようとするマーカスの作品の多くは、その裏側や内部も露にして、あらゆる角度から鑑賞できるようにしています。そこに、カーテンや衝立など、生活空間や感情を「分け隔てる」役目を担うオブジェクトが登場するのはユニークなところでしょう。それは、「見よう」とする視覚の能動的側面と、それを意識・無意識に跳ね返しているものや感情とは一体何かを問いています。マーカスの作品から「見える」ものがもうひとつ、そこには存在しているようです。

本トークは、2月8日より15日まで、恵比寿を舞台に行われる「第11回恵比寿映像祭」地域連携プログラムとして行われます。「トランスポジション 変わる術」と題された展覧会・映像上映・シンポジウムなどを複合的に含んだフェスティヴァルと一緒に、現代アートが持つ視点を変えることや意識・感情の再編集について、マーカスのこれまでの活動と日本で現在行っているテキスタイル(ボロ)のリサーチを通して考えてみませんか。

みなさんのお越しをお待ちしています。




[ 概要 ]
日程:2019年2月19日(火)
時間:19:00 - 21:00 (18:30 開場)
会場:代官山AITルーム(東京都渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山B-403)
定員:20名
参加費:一般1,000円/MAD受講・修了生、一般学生、AITベースメンバー 800円/AITハウス・サポートメンバー 無料
その他:1ドリンク付き、要予約、逐次通訳あり
逐次通訳:池田哲
協力:Mondriaan Fonds


[ 予約方法 ]
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[ アーティスト・プロフィール ]


©Marlise Steeman

シャルロット・マーカス / Charlott Markus
(スウェーデン生まれ、アムステルダム、オランダ在住)

マーカスはヘリット・リートフェルト・アカデミーにて写真を学び、卒業後はオランダ国内外で数々の展覧会に参加。これまでの個展に「Markus&I」(Weekender Trailer Show、Unseen Photo Fair、アムステルダム、2014)、「Live at: Matter of Gradation」(Intelligentsia Gallery, 北京、2015)、「Solitaire」(Probe Project Space、アムステルダム、2017)などがある。 >>> 詳しくはこちら


2019-2- 1