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初夏の夜のラウンジ・イベント ミングリアス「ないなら作ろう! 新たなアートの場を立ち上げる方法論」


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初夏の夜のラウンジ・イベント ミングリアス
「ないなら作ろう! 新たなアートの場を立ち上げる方法論」
2014年6月2日(月)19:00-22:00 ※20:00よりゲストによるミニ・トーク

会場:AITルーム(代官山)*入場無料
ミニ・トーク:藤高 晃右(Tokyo Art Beat, NY Art Beat共同設立者)、 ロジャー・マクドナルド(AIT)
*イベントは終了しました、沢山のご来場ありがとうございました。



「アートでこんなことをしたい」、「これがあったらもっと便利」というアイディアを形にする2人による
ミニ・トーク


AITでは、6月2日(月)に、代官山のAITルームにて、ラウンジ・イベント「ミングリアス」を開催します。
ミングリアスとは、「混ざり合う」という意味で、不定期に開催するラウンジ・イベントです。 AITのレジデンス・プログラムで東京に滞在する海外アーティストや、現代アートの学校MADの受講生、アート関係者など、現代アートに関心のある人々が集まり、音楽やドリンクを楽しみながら交流をします。

今回は、「ないなら作ろう! 新たなアートの場を立ち上げる方法論」をテーマに、ミニ・トークを開催します。 ゲストに迎えるのは、日英バイリンガルで東京のアートとデザインの情報発信をしているTokyo Art Beatの共同設立者である藤高晃右氏。

藤高氏は、元々企業で働きながら、2004年にAITが開講する現代アートの学校MAD(Making Art Different)を受講。それを機にアート業界で仕事がしたいと考えていたときに、デザイナーのポール・バロンとプログラマーのオリビエ・テローと出会い、日本のアート情報を世界に発信するTokyo Art Beatを立ち上げます(2004年)。近年は、さらにニューヨークに拠点を移し、新たにNY Art Beatも開設。最新のアートシーンの情報と携帯から見られる気軽さにより、両サイトは、現在では毎日1万人を超える人が利用し、アプリは12万人を超えるユーザーを獲得しています。

ミニ・トークでは、アイディアの源を仲間と共にどのように形にしていったのか、また、苦労話!?や、現在参画しているSmartNewsの活動についても、お聞きします。

当日はさらに、MADのプログラム・ディレクターでキュレーターのロジャー・マクドナルドも、自身が立ち上げたユニークなプロジェクトについて紹介します。長野県佐久市に居住地を移したマクドナルドは、2013年にプライベートミュージアム兼リサーチセンター「フェンバーガーハウス」をオープンしました。ここでは、アートを鑑賞するのみではなく、美味しい手作りの食や学び、デザインやミュージックなどが総合的に体験できます。「アートをどういう状態で鑑賞するのか?」という問いをテーマに、日々、実験的なキュレーティーングとリサーチが繰り返されています。2014年5月から11月にかけては、訪問プログラム「MADフェンバーガー」も実施。MADの長野サテライトキャンパスとして、参加者が日帰り、あるいは宿泊によって、自然の中でアートと学びを存分に体験できる場作りを行っています。

自分の社会人経験を元に、新たなアートの仕事を立ち上げること、あるいはキュレーターとしてこれまでに無い新たな場づくりを行うこと。最初から潤沢な予算や広い空間が無くても、良いアイディアと仲間と出会うことで、身近なところからスタートできるのかもしれません。
アート界で仕事をしてみたいと思う人、面白いアイディアを形にしてみたいという方は、ぜひ、そうしたアイディアやネットワークづくりのヒントを探しに来ませんか。
みなさんのご参加をお待ちしています。

[ 概要 ]
日時:2014年6月2日(月)19:00-22:00 ※20:00よりミニ・トーク
場所:代官山AITルーム [MAP]
主催:NPO法人アーツイニシアティヴ トウキョウ[AIT/エイト]
協力:Tokyo Art Beat
参加費:無料(ドリンクとフードは有料)
*当日のフードには、「フェンバーガーハウス」で手作りされた英国スタイルのチャツネをお出しします。数に限りがありますが、購入も可能です。
* ミングリアスは禁煙のイベントです。
*ご予約は受け付けておりませんので、当日は直接会場にお越しください。会場は混み合う場合がございますが、あらかじめご了承ください。

[ 登壇者略歴 ]
Fujitaka
藤高 晃右(ふじたか こうすけ) Tokyo Art Beat, NY Art Beat共同設立者
現在、NY在住。1978年大阪生まれ。東京大学経済学部卒業。3年間ソニーエリクソン勤務。2004年に日本最大のバイリンガルアート情報サイトTokyo Art Beatをポール・バロン、オリビエ・テローと共同設立。2008年・2009年4月に東京で行われた国際若手アートフェアー101 TOKYOの共同設立者でもある。現在、10年ほど前に人生の重要ないくつかの要素と出会ったNYに帰って、NY Art Beatをスタート。NY Art Beatでは美術館から小さなギャラリーに至るまで1200以上のアートスペースの展覧会を網羅して掲載。TAB/NYABのiPhoneアプリは世界中で6万人もの人々に使われている。IT、ワイン、そしてビールに梃入れされることによって、"アート"は世界をよりよい場所にすることができると考えている。2014年3月からSmartNewsに参画し、アプリのグローバル化を担当。



RogerMcdonald
ロジャー・マクドナルド(AIT)
1971年生まれ。ケント大学にて宗教学修士課程修了後、美術理論にて博士号を取得。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして、国内外で数々の小規模な展覧会を企画。2002年、仲間とともにAITを立ち上げ、現代アートの学校「MAD」のコースディレクターに就任。2006年の第一回「シンガポール・ビエンナーレ」キュレーター。東京造形大学非常勤講師。個人美術館フェンバーガー・ハウス(長野)ディレクター。
MADフェンバーガーハウスの詳細はこちら>>

2014-5-13