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守章(もりあきら)『終日中継局』展

小澤慶介(AIT)とMAD2012キュレーティング・コース前期受講生による企画がいよいよスタート!
初日にはアーティスト・トークも!

会期:11月11日(日)-12月11日(火)
オープニングレセプション:11月11日(日)15:00-17:30(15:30から、アーティスト・トークあり)
会場:代官山AITルーム *入場無料
時間:不規則なオープン時間につき、AITのFacebookでお知らせします
必ず、ご確認の上ご来場ください。

 

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プレスリリースはこちら Download(PDF / 112KB)

日本経済新聞(夕刊)に掲載されました!(2012/11/27付 JPG / 1.3MB)

 

このほど、AITの小澤慶介とMADキュレーティング・コース(2012年前期)の受講生は、「震災後」を展覧会ととおして向き合うプロジェクト、守章の『終日中継局』展を、代官山AITルームで開催します。

守章は、東日本大震災以前から、地域の防災放送をモチーフに『終日市町村山口』、『終日23区』などのプロジェクトを手掛けてきました。夕方になるとどこからともなく聞こえてくる「赤とんぼ」や「家路」。遊んでいる子どもたちは、それを合図に家に帰りはじめる、あの音楽。それには、防災放送のテストという、もう一つの目的があります。

4枚の地殻が接合する上に乗っている日本列島では、地震が起こり、山は噴火します。この自然条件と恒常的な非常時という私たちの生存条件の結び目を、守章のプロジェクトは照らし出します。
ふだんレクチャーが行われているAITルームでは、受信される防災無線によって日常と被災地の関係が意識される作品『終日中継局』と、震災直後に被災地で見られた貼紙をモチーフにした『終日貼紙』が展開されます。

この地理的に隔たった日常的な空間から、アートをとおして密やかに「震災後」を見つめる本プロジェクトにご期待ください。

[ 概要 ]
会期:2012年11月11日(日)-12月11日(火) *入場無料
オープニングレセプション:2012年11月11日(日)15:00-17:30(15:30から、アーティスト・トークあり)
会場:代官山AITルーム(東京都渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山 B-403
企画: 小澤慶介(AIT)、2012年度MADキュレーティングコース前期 受講生
主催:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
協力:株式会社エージーエーコーポレーション 、ぺそらデザイン


* MAD(Making Art Different =アートを変えよう、違った角度で見てみよう)は、AITが2001年に開講した現代アートの学校です。
2012年度は、「キュレーティング」、「モダン・アート」、「インダストリー」、「オーディエンス」、「アーティスト」の5コース、合計100のレクチャーを開講しています。


[守章氏 略歴]

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1996年アーティストユニットとして活動開始。現メンバーは守喜章(東京都在住)ビデオ、写真、音楽など様々なメディアを使用したインスタレーション作品を制作。作品において使用する様々なメディアは、それ固有の厚みを持ち、決して''私''と他者とを直接に結びつけることはありません。決して痛みを感じることの出来ないもどかしさせつなさを生む距離。この距離感が作品制作の根本にあります。


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日本経済新聞(夕刊)2012年11月27日(火)

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