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AIT ARTIST TALK #59

ロシア出身アーティスト、クセニア・ガレイヴァによるトークとワークショップのご案内
「写真=フラット・スカルプチャー?ー平面から立体を、立体から平面をつくる写真術」

日時:3月12日(月)19:00-21:00 *要予約 *逐次通訳付き
会場:代官山AITルーム


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"Untitled", 2011, Analogue colour photo



AITでは、ロシア出身でオランダで活動をしているアーティスト、クセニア・ガレイヴァを迎えて、AIT ARTIST TALK #59を開催します。

ガレイヴァはオランダの文化財団FONDS BKVBの助成により、AITのアーティスト・イン・レジデンスプログラムで2012年4月まで東京に滞在します。

トークでは、まずガレイヴァが自身のこれまでの作品を紹介します。
その後、ワークショップにうつり、三次元のものを二次元に写し取る、あるいは二次元のものから三次元を浮かび上がらせる写真の特徴を、実際にカメラを使って考えてみます。
写真は平面的に世界を切り取りますが、実は、目で見たときには気づかなかった質量や空間をそこに読み取ることができたり、写真を折り曲げた瞬間に三次元になるという点で立体的であるといえます。あるいは逆に、どんな立体のものも、撮影された瞬間に平面的なものとして私たちの前に現れる等、写真は二次元と三次元の間を行き来するメディアであるといえるでしょう。

ワークショップの冒頭では、ガブリエル・オロスコ、ヴォルフガング・ティルマンス、アーウィン・ワーム等、他のアーティストの作品も事例として取り上げ、あらゆる写真撮影の方法を探ります。その後、カメラを使って、皆さんの家にあった日用品や思い出のつまったもの、AITルームにある素材(色紙や段ボール等を用意します)でセットを作り、撮影することに挑戦します。
最後は、その場で撮影した写真をもとに、一人一人がどのように世界を見ているのか、みんなで話し合います。
(カメラは、デジカメやiphoneのカメラ機能など、後ほど撮った写真をデータで見せられるものをお持ちください。)

アーティストと共に、写真の認識を変化させる、ちょっとした冒険をしてみませんか?
皆さんのご参加をお待ちしています。


[ 概要 ]
日時:2012年3月12日(月)19:00-21:00
会場:代官山AITルーム [MAP]
主催:NPO法人アーツイニシアティヴ トウキョウ[AIT/エイト]
助成:FONDS BKVB
定員:12名(予約制)
持ち物:デジタルカメラ(携帯のカメラ機能でも可)、作品に使用したいもの
参加費:一般1,500円(税込)、学生・ベースメンバー1,200円(税込)、ハウスメンバー/サポートメンバー無料
*1ドリンク付き *逐次通訳付き


[ お申し込み方法 ]
otoiawase@a-i-t.net 宛てに、タイトルを「AIT ARTIST TALK #59参加希望」とし、お名前、ご連絡先を明記したお申込メールをお送りください。(@を半角にして、お使いください)


[クセニア・ガレイヴァ 略歴]

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1979年、ヌルミヤルヴィ、フィンランド生まれ。ヘルシンキ在住。
1976年、プスコフ、ロシア生まれ。アムステルダム在住。1999年に"Academy for Art and Design, 's-Hertogenbosch"、2000年に"St.-Joost"卒業(いずれもオランダ)。"Gallery Ellen de Bruijne Projects"所属。2010年、ドイツのライプツィヒのアーティスト・イン・レジデンスに参加。作品は"De Nederlandsche Bank" や"Hogeschool 's-Hertogenbosch"といった教育機関に収蔵されている。 http://www.kseniagaliaeva.com/

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"Untitled", 2011, Analogue colour photo
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"Untitled", 2011, Analogue colour photo

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