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ARTIST TALK #53

「相対を越えて」アーティストの平川典俊氏を迎えて
日時:7月26日(火)19:00-21:00


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平川典俊 In Reminiscence of the Sea ありし日の遠州灘 -Moonlight on Sunset- , 2007, Fuji Crystal Archive (C-print), 25.4 x 38 cm



AITでは、7月26日(火)の19:00より、平川典俊氏を迎えて、ARTIST TALK #53 を開催します。平川典俊氏は、これまでインスタレーション、映像、演劇、パフォーマンスやサウンドなど様々なメディアを複合した作品を発表、社会や文化の規律によって規定されている私たちの知覚を広げ、それらから解放を促す社会システムや制度を提案してきました。身体性やジェンダー、メディア、宗教、政治、現代美術そのものなど、幅広いテーマで時に挑戦的なメッセージを発信している作品を続けている平川氏ですが、その根本には一貫して社会システムと個人、そして個人と自由意志についての真摯な問いかけと提言が見られます。
東日本大震災以降、社会とアートの関係について人々の認識に変化が生じ、アートに何が出来るのか、といった議論が活発になっています。平川氏が2007年に発表した浜岡原発をめぐる写真作品「In Reminiscence of the Sea ありし日の遠州灘 -Moonlight on Sunset-」がにわかに注目を集めているのも、その一端といえます。いま、人は社会にどう問いかけ、どう前進していくべきなのか? 人間の自我、社会システム、自由意志、そしてアートとは何なのか? このように、平川氏は自身の作品をとおして、鑑賞者に絶えず問いかけ、認識の変化を迫ります。
トークでは、平川氏のこれまでの作品についてや、彼が制作する上で大きなテーマとしている「覚道」という概念とアートの関係、そしてこれからの人間の存在とその可能性について話します。


日時:2011年7月26日(火)19:00-21:00
場所:代官山AITルーム
主催:特定非営利活動法人アーツイニシアティヴ トウキョウ[AIT/エイト]
協力:ワコウ・ワークス・オブ・アート
定員:30名(予約制)
参加費:一般¥1000/MADメンバー・学生¥800
*1ドリンク付き


【お申し込み方法】
office@a-i-t.net 宛てに、タイトルを「AIT ARTIST TALK #53参加希望」とし、お名前、メンバーの種別、ご連絡先を明記したお申込メールをお送りください。


[平川典俊 略歴]
1960年福岡県生れ。1993年よりニューヨーク在住。大学で応用社会学を学び、1988年よりアーティスト活動を開始。これまで300回を超える展覧会で作品を発表している(ポンピドーセンター、フランクフルト近代美術館、チューリッヒ・クンストハーレ、ニューヨークPS1美術館、セゾン美術館、横浜美術館、東京都現代美術館、台北市美術館他)。2008年にはアメリカを代表するコンセプチュアルアーティスト、ローレンス・ウェイナーが監督した映像作品「ミルクの中に水が存在する」、2010年には映像作品「ダーティ・アイ」(フランス/アナ・サンダース・フィルム制作)のプロデューサーを務める。現在、山口情報芸術センター[YCAM]にて、ミュージシャンのミヒャエル・ローター、ダンサーの安藤洋子とのコラボレートにより完成した最新のインスタレーション「Beyond the sunbeam through trees―木漏れ日の向こうに」が公開中。


*平川典俊個展「相対を越えて」
会期:2011年7月23日(土)-8月27日(土)
レセプション:2011年7月23日(土) 18:00 - 20:00
会場: WAKO WORKS OF ART (港区六本木6-6-9ピラミデビル3F)  TEL:03-6447-1820
開廊時間:11:00 - 18:00 (日・月・祝日は休廊) *入場無料
展覧会詳細 >>


2011-7-12