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ローリー・ピルグリム

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ローリー・ピルグリム / Rory Pilgrim
(1988年 イギリス・ブリストル生まれ)




イギリス出身のアーティスト、ローリー・ピルグリムは、「解放」を軸にした作品を制作し、アクテヴィズムやスピリチュアリティ、音楽、コミュニティなどの関係や時間の探求を通して、私的また政治的な問いを表現している。ピルグリムは、アクティヴィストやフェミニスト、またソーシャリー・エンゲージド・アートの起源に強く影響を受け、ライヴ・パフォーマンスや映像、テキスト、ワークショップ、音楽の作曲にいたるまで、幅広いメディアで作品を発表している。特に、人が集う手法として作曲を手掛け、音楽が苦境や祝祭の場面において、または人びとの意志を伝えるため、どのように扱われてきたのかを丁寧に調査している。

ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アーツにて芸術学を学んだのち、オランダのアムステルダムにあるde ateliersにてレジデンス・プログラムに参加。近年の個展に、"THE OPEN SKY" (Flat Time House, ロンドン/Site Gallery, シェフィールド, 2016)、"Violently Speaking" (Andriesse-Eyck Gallery, アムステルダム, 2015)がある。また、映像作品の上映に加え、アムステルダム市立美術館でのパフォーマンスや、2015年には広州トリエンナーレにも参加している。

AITのレジデンス・プログラムでは、"ERASURE"(消去・抹消)と題名付けられた新しい作品制作のためにリサーチを行う。これは、急速に進む環境破壊や、人間と非人間の種の融合、超近代性(ハイパー・モダニティー)と呼ばれる時代における機械などを参照し、行動・実践が行われる私たちの身体に着目している。日本におけるフェミニズム運動やアクテヴィズム、ソーシャリー・エンゲージド・アートに関する実践についてのリサーチや意見交換を通して、振付の方法論や音楽が、環境保護主義者らにどのような社会的、政治的解放の基礎を与えているかを探る。

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滞在期間:2017年1月11日 - 3月31日
助成機関: Mondriaan Fonds
トークイベント:AIT ARTIST TALK #70 「未来の身体を想像すること」
〜オランダよりアーティストのローリー・ピルグリムを招いて〜

日時:2017年3月17日(金)19:00〜21:00(18:30 開場)
会場:代官山AITルーム


Seeds Upon The Dance Floor (2014), Exhibition and Performance, sic! Raum für Kunst, Luzern, Switzerland



Words are not signs they are years (2015), Exhibition and Performance, Site Gallery, Sheffield, UK



Sacred Repository N.3: THE OPEN SKY (2016), Still from HD Film


2017-1-16